定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

真面目人間の凄味

2016年07月13日 19時45分16秒 | 日記

久しぶりの新宿ピカデリーで、小池真理子原作の映像化『二重生活』を観た。菅田将暉、リリー・フランキー、旬な映画人が共演。

しかし、見どころは門脇麦である。
大竹しのぶの、若い頃を彷彿とさせる体当たりの役者です。
2014年の『愛の渦』でもそうだったように、演ずる役は、真面目女子。
真面目さの方向が、微妙にズレ始めた時の凄味が怖く、それを出せる門脇麦もまた、凄い。
菅田将暉、門脇麦の20代前半世代が、日本映画を変えていくことを実感できる。

先の同じ原作者の『無伴奏』も同様、卑怯さは男の専売特許であることが、グイグイ描かれている。