ウツミ
金持ちのセガレ。セト以外の人とは交わらない。放課後から予備校に行くまでの1時間半、時間潰しにセトと語り合う。シニカルな男。家庭環境は冷たいものがあることが、会話の端から判る。
セト
真面目に生きるってダルい、を体現する男。しかし、遊びを生み出す発想の半端なさは、将来性を感じさせる。虫嫌いの猫好き。両親は離婚寸前、が口癖だが、それはウツミの手前の気遣いに思える。
樫村いちご(一期)
寺の長女。ウツミのことが好き。だがウツミは、全くいちごに興味を示さず。一方、セトは彼女が好き。セトウツミの一時間半に、彼女は入り込めず苦悩する。因みに妹は、いちえ(一会)。
ウツミは1年中、黒の革靴を履く高校生。セトはローカットのコンバース一辺倒だが、時々色が変わる。
これだけネタバラシをしても、この会話劇の可笑しみは、観てみないとわからない。