はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

洗脳せんのぅ?

2009年03月31日 18時56分15秒 | 会社天国編・地獄編
時は遡る事数日前の水曜日
僕は広島にいた。

仕事もとりあえずは終わり
見たいお店があった為路面電車で『袋町』へ。
下車し携帯を見る。
気付かぬうちに東京のペットショップのお取引先さんから着信があったようだ。
すぐさまリダイアル。
担当さんがおっしゃるには
無事荷物が届いたのだが僕が根回しして出してくれたのか?との事。
はい?
僕は今広島ですが。
荷物、出せませんが。
ちょっとちんぷんかんぷんな内容だなと思い詳しくきいてみる。

商品という物は新しい物が出る度に当然改良されてゆく。
いわゆる微調整だ。
お取引先さんやお客さんの声をききながらの機能面での改良は欠かせない。
当社今春の新商品も犬具の金具を少々改良。
より安心しての使用が可能となった。

実は今回のその金具変更決定を
僕は全く知らされていなかった。
当然何も知らずに先日お取引先さんへ新商品のご紹介に伺いご注文をいただく。
出荷し先方に荷物が届く。
中の一部は金具が改良された新商品だ。
お、何だか良くなってる。
お取引先さんはお客さんに薦め購入していただいたらしい。
後日そのお客さんが来店し
やっぱり以前の金具のが良いとおっしゃったので
当社に問い合わせの電話を入れたそうだ。

その様な経緯なのですが
金具を取り替えて頂くか
も1つ下の違うサイズの商品と変更しては頂けないものかと告げる。
すると当社の電話に出た人間に
逆ギレ気味に酷い対応されたようで
言い合いになってしまったらしい。

あ…対応したの社長だな…

とすぐ思った。
とりあえず僕も知らなかった事でして
全くなってなくてすみませんと謝罪をする。
逆に謝られ荷物の早期対応を感謝された。
電話をかけたのは担当さんではなかったようだ。
別のスタッフさんがうちの社長とやりあったのだな。
お互い謝り合いながらゲラゲラ笑って電話を切った。

がしかし
何にせよ先方の気分を害したり
逆撫でしてはならない。
マイナスな問い合わせはプラスに答えて差し上げなければと
基本的に僕は思う訳で
無理なものは無理で仕方ないのだが
今回の場合、たかだか金具の問題なんだから
淡々と処理してさしあげれば済むものを
きっと余計な事をグチグチ言ったのだろう。

はぁ~。
まったく嫌気がさす。
とりあえず、どのみち本日の報告をせねばならんので
会社に電話をかけた。

恐ろしい程のスピードで社長が出る。
お疲れさまですと報告を済ませ
さて本題に。
先程の電話の件を告げると一瞬社長が口ごもった。
おかしな空気。
すぐさま本人はそんな酷い言い方はしていないと怒鳴り出した。
ヒステリー!
しかし

ぬぬ?
何か完璧おかしい。
こりゃ“黒”だな。

まるで自分のした事を隠そう隠そうと必死な子供みたいに
まくし立てるかの如く僕への罵声が飛びまくる。
金具の件を聞いていなかった事も告げると
またまた罵声。
これまた逆ギレか。
何故僕が怒られる。
話しても話してもどこまでいっても平行線だ。
仕舞いにはそのお取引先さんが余計な事を僕に“チクった”と言う始末。
おいおい“チクった”て
“自分は黒だ”って言ってるようなもんでっせ。
先方は謝罪と感謝を込めてしてきた電話なのに
僕はただその事実をきいただけなのに
とんでもない大事になり
頭ガッチガチの糞頑固婆さんは
まっっったく聞く耳持たず。

最終的には営業のぶんざいでと罵られ
私に従う人間にするべく
東京に帰って来たらあなたを“洗脳”しなくちゃねっ!
とかなんとかわけわからん事言われる始末。
20分にも渡るバトル電話を一方的に切られた後
そんな会話を横で聞いていたのであろうスタッフから届いたメールには
『ウソつき社長ですよ!取引先さんにグチグチ言ってましたよ!』
との文字が。
にょにょっ!

広島の透き通った春空のもとで
僕は1人地団駄を踏んだのだった。

そして今日。
久々の会社出勤。
以前、演劇のセミナーだと騙されて受けさせられた
ハードな『自己啓発セミナー』ですら“洗脳”される事の無かった僕を
果たしてうちの社長はどう“洗脳”してくれるのか楽しみに出社するも
そんな“儀式”も“説法”もないまんま
今日が…終わった…。

今日社長とした会話は
北朝鮮は貧乏で技術も無いから
ミサイルが急に進路を曲げて
東京に飛んで来るかもしれない。
あ~怖いわ~。
っちゅうんと
『フランダースの犬』は泣ける!
っちゅう所を社長間違えて
『フラダンスの犬』は泣ける!
と何度も繰り返しほざいてたのと
僕が『桃太郎』は本当は桃から生まれたんじゃなく
きちんとお爺さんお婆さんから生まれたんですよ
2人が神様からもらった桃を食べたら若返り…
と言った瞬間
「何それ!“バイアグラ”!?」
とのたまわったのと
それくらい。

何だそりゃっ!
アホかっ!
アホばばあかっ!

まてよ。
この“アホ話”が“洗脳”だったりして。
僕をアホにしようと!?
大丈夫。
もうアホですから。

そして多分
社長は痴呆ですから。

めけめけ~。

写真。お土産の『讃岐うどん』&『ハタダの栗タルト』
このタルト、美味いんです!

ドッグカフェで“馬”?

2009年03月30日 19時38分11秒 | 出張中の日常シリーズ
毎日毎日うどんばかり食べている。

四国だからとりあえずうどんっつう浅はかな発想と
なおかつたまたまうどん屋ばかりが目につく為
一昨日も昨日も今日も
うどんをすする日々だ。
ここ愛媛県は松山のスッキリ晴れた空のもと
今日もうどんをすすった。

かき揚げ温ぶっかけうどん、玉子入り。
玉子をくずして温い麺とからめ
ズズズ…っとすする。
讃岐うどんならではのコシのある麺に
玉子がトロ~リからまって
ネギと生姜がピリリアクセントできいて
揚げたてかき揚げがサクサクと風味良く
クセの無いダシ醤油が嫌味無く全てを包んで喉を滑り落ちる。
美味いっ!
ワカメも良い!

秋田の稲庭うどんも好きだが讃岐うどんもなかなか格別だ。
東京でもいくらだって食べられるのだが
やっぱり本場ですすると気分が違う。
より美味しく感じられちゃうから不思議だ。
ズルズル…、ズルズル…
四国へ来たらうどんをすすろう。

ズルズル続いた山陽、四国出張も本日最終日。
愛媛県松山市は桜もすっかり満開だ。
ぽかぽかし過ぎて頭ん中までぽかぽかで
バスの中でついウトウト。
乗りなれてない行き先のバスだから
しっかり起きてないと乗り越したり
降りる停留所間違えたりしちゃう。
だから必死で
シュワシュワする目を無理矢理開いて
何だかクシャミを堪えているよな
森進一のものまねをしているかのよな
可笑しな顔になりながらバスに揺られてお取引先さんへ。

山と緑に囲まれた中にある
ドッグカフェレストラン&ペットグッズのお店だ。
広々したドッグランが敷地内に3つもある。
建物はかなりの工夫を凝らしているようで
床は犬に優しい材質で滑りにくくなっていたり
室内の素材も脱臭効果のあるものを使用して
かなり衛生面に気を使った店となっていた。
確かに全く臭ワンッ!
凄いもんだニャーッ!

ここは千葉のお取引先さんから紹介していただき
先日お取引開始していただいたお店の為
お邪魔したのは初めてだったが
松山から車で約40分のほどよい奥地といった
自然にまみれた環境で
ロケーション抜群のとても感じの良い所だった。
東京にもこんな店があったら
きっと流行るだろうにな~と思いつつ
そんな土地は無いっ!
と想像を断念し商談へ。
話を進めるうちに何故か“馬”の話になる。

東京にはオーナーさんの“馬”がいるそうで
ちょくちょく出向いているらしい。
“馬”関係で“馬”友達がたくさんいて
“馬”友達には金持ちが多く
金銭感覚が半端なく凄いそうだ。

「ご紹介していただいた千葉の○○さんは?」
「彼女も“馬”繋がり」

ここ四国にも
“馬”の知り合いがたくさんいるらしい。

オーナーさんはある程度資産を持っていて
趣味か何かで“乗馬”をされており
その繋がりがあちこちにいらっしゃるという内容の話題だったらしいが
話していてあまりにも会話の隙間に
“馬”、“馬”関係、“馬”繋がり、“馬”友達
みたいに“馬”が“人”と結びついて出て来る為
僕の頭ん中で悪い癖が始まってしまう。

脳内にポワ~ンと擬人化された“馬”が現れ
オーナーさんの話に出てくる方々が皆“馬人間”になってしまい
とっちらかり出したのだ。
あっちゃ~。
商談中失礼だとは思いつつ
もう止まらん。

「“馬”友達にはバン○イの社長の娘さんや
○○建設の娘さんやらがいてね」
“お嬢馬”?
「それが凄く美人でさ~」
“美人お嬢馬”?
「頭も切れるのよ~」
“頭脳明晰美人お嬢馬”?
「この間“馬友達ら皆”で食事したんだけど」
“頭脳明晰美人お嬢馬軍団”?
「青山の超一流レストランで彼女ら
飲むわ食べるわで
なんと夕食だけで1人67万円も使ってさ~」
“頭脳明晰美人大金持ち暴飲暴食お嬢馬軍団”?
「金銭感覚おかしいのよ~」
“頭脳明晰美人大金持ち暴飲暴食変金使いお嬢馬軍団”!?

もう頭ん中
スタイル抜群でキラキラドレス着た美的な“馬軍団”が
エンドレスで円周率を叫びながら
エスカルゴを数十万匹たいらげ
高級ワインをらっぱ飲みしつつ
バシバシとゴールドカード切る姿でいっぱいとなり
笑いを堪えるのに必死!

想像を止める事もできず
もう駄目だと
愛想笑いのついでに紛れて本気笑いして
変な目で見られてしまった…。
なんて失礼な奴だ!
あぁこりゃこりゃ。

反省しつつ全ての仕事を終え
飛行機に乗り込み
松山空港より羽田空港到着。

久々の東京は
“馬”だらけだった!

んな訳あるかいっ!

めけめけ~。

写真。その店の入口に飾ってあった巨大大根。
花が咲いてます。

何のこっちゃ阿波おどり徳島県。

2009年03月29日 18時01分37秒 | 出張中の日常シリーズ
昨日は香川県高松回り。
久しぶりに仕事が早めに終わり
解放感から飲み過ぎてしまい
朝起きたら二日酔い。
あぁ、頭痛いっ!
体重いっ!
気持ち悪いっ!
顔醜いっ!それは元々!
しかしっ!
容赦なく仕事は続く。

AM6時起床。
良い天気だが強風だ。
フラフラしながら高松から徳島へ向かう。

久々にiPodで『少年ナイフ』を聴く。
♪何億もの中国人が 自転車に乗ってやって来た。
何億もの中国人が 人民服を着て歩いてる。
混乱混乱混乱 混乱混乱混乱
混乱混乱混乱 混乱混乱混乱♪
何のこっちゃ。
何億もの中国人が…♪
想像してたら余計頭痛くなってきた。

徳島到着。
電車乗り継ぎ時間を利用して
とにかく何か胃に入れる事に。
目についた所で手っ取り早くロッテリアへ入る。
仰天!
お客の半分が爺婆で
もう半分がヤンキーだ!
「ぎょっ!」
と少々引いてしまったが
食わねばならんので入店して『エビバーガーセット』をオーダーし席に着く。

それにしてもうるさい。
爺婆連が
「ジィージィーバッバッのチィパッパ!」
と大声で盛り上がっており
ヤンキー連が
「ブンブンブブブンブンブブン!」
とこれまた盛り上がっており
年齢の新旧入り交じった攻防戦といった感じだ。
いや、別にバトルしとる訳ではないか。
あはは。

爺婆は耳が遠いから自然と声がでかくなる。
ヤンキーは常に気勢を張っとるから声も態度もでかくなる。
そんで僕は、またまた頭が痛くなる。
何のこっちゃ。

『エビバーガーセット』を食べ終え退店。
電車に乗り込み『阿南』方面へ。
無人駅下車。
そこからタクシーでペットショップのお取引先さんへ。

お伺い早々二日酔い話で盛り上がり
1人で二日酔いになるまで飲むっちゅうんは凄いとか何とか言われる。
っちゅう訳で酒臭いかもしれませんから
あんまし近寄らないで下さいねなんて言ってたら
熱いカプチーノを煎れて下さった。
がっついて飲んで
「熱っ!」
喉をやけどした。
この営業、何のこっちゃ。

さて商談
と思った矢先にお取引先さんから
「○○さん(当社の社名)の商品て有名なんですね!
びっくりしちゃった!
この間来たお客さんが
うわぁ徳島に○○の商品売ってた!
って言って感激して仰山買って行ったんですよ!
そしたらまた数日後、別なお客さんが
このメーカーの商品て東京にしかないのかと思ったら
ここにもあったのね!
旅行行った時買ったんだけど
あぁもっと色々買っておけば良かったと
後悔していたトコだったの!
良かったわ~ってまたまた仰山買って行かれたんです!
びっくりしちゃいました!」
と、文字にしたら“!”の多そうなテンションで
そんな話をいただき恐縮する。
なんつうか、とても嬉しい。
そう。うちの商品、全国どこでもあるのです。

そんな喜んでいただいた商品は
代表取締役が糞鬼ばばあで
上司もしょうもなく
極めつけしょっちゅう二日酔いのダメ営業が働く会社の商品だ。
中身が酷くても商品は良いっちゅう事か。
糞鬼しょうもな二日酔いダメ商品だったら売れてないだろう。
商品に罪は無し。
何のこっちゃ。

そんな有難い話を聞きつつ喜んでいると
ヤーさんみたいなおっさん2人が犬を連れて店に入って来た。
白くて巨体の柴犬風な犬だ。
仰天!
首輪にリードでなく
ぶっとい荒縄でくくって引っ張っている。
ご、豪快だ。

その店の店長さんと知り合いらしく
「おー!」
「やー!」
とか言って話し込み
犬はスタッフに連れられ店の裏へと連れられていった。
何だったんだろう。
交配でもさせるんかな。

商談終わり、タクシーで先程の無人駅へ。
誰もいない。
客もいない。
あと40分、電車も来ない。
空はスカーッと晴れているのに
風がものすごく強く
無人のホームを駆け抜けてゆく。
ビューッ!ビューッ!と。

あぁ、頭痛い。
寒いのでホームの待合室で待つ事に。
デカいガラガラキャリーバッグを外に置いて
扉を開け中へ。
勿論、誰もいない。
強風で窓がバタバタ言っている。
凄い風だ。

ベンチの上に茶色いペラペラした塊を発見。
何だありゃ?
近づいて見ると
焼き芋の皮だ。
キレイにむいて置かれている。
まるでナイフか何かでむかれたように
そう、
リンゴの皮のように
キレイにむかれてベンチにきちんと置かれている。
焼き芋のキャトルミューティレーション?
何のこっちゃ。

とりあえず別のベンチに腰掛けようと思ったらば
背もたれに落書き発見。
ナニナニ?
『ぴ(ヒヨコ)生文(ハート)きてぃたそ(ハート)XJAPANすぅき』
???
何のこっちゃ。

良く分からんが写メでも撮っとこ。
え~と、よし。
“パシャ”
撮れた写メを確認。
『ぴ(ヒヨコ)生文(ハート)きてぃたそ(ハート)XJAPANすぅき』
やはり何のこっちゃよく分からん。

“ビューッ!ドガッ!”

え!?
何事!?
待合室から外へ出る。
あれ?
僕のガラガラキャリーバッグが無い!?
どこいった!
なんと強風に飛ばされて
線路へ落下していた!
カバン、かなり重いんすよ。
それが飛ばされるなんて
どんだけ強い風だ。
強風、恐怖。
何のこっちゃ。

線路に降りてガラガラ拾い上げ
電車に乗り込み徳島駅へリターンズ。
昼飯にうどん屋入ると
またまたここも
店内、爺婆連とヤンキー風の家族連で
溢れてかえっておりまして
ヤンキー風家族の子供の後ろ髪襟足が
皆そろってどの子供もこの子供も
すげー長くて気になる今日この頃でございました。

徳島県、恐るべし。
二日酔い、耐えるべし。

何のこっちゃ。

めけめけ~。

写真。『ぴ(ヒヨコ)生文(ハート)きてぃたそ(ハート)XJAPANすぅき』

『らーめん放浪記』麺19 本目。

2009年03月28日 17時44分23秒 | 連載書き物シリーズ
『らーめん放浪記』

〈1-(18)・沖縄〉


吾輩は猫である。
名前は『カエダマ』
どこで生まれたかとんと検討がつかぬが
何でも薄暗いじめじめしたらーめん屋台の裏でニャーニャー鳴いていたことだけは記憶している。

吾輩はここではじめて人間というものを見た。
吾輩とそっくりな“猫顔”の兄ちゃんで
飢えてた吾輩にらーめんを恵んでくれた。
腹ペコ故にペロリたいらげる。
食い足りぬ。
ひと鳴きしてみよう。
「ニャーッ!」
兄ちゃんおかわりをくれた。
再びペロリ。
「ニャーッ!」
おかわりくれた。
ペロリ。
「ニャーッ!」
くれた。
繰り返しているうちにいつの間にやら吾輩は
『カエダマ』と呼ばれる様になり
“猫顔”兄ちゃんのパートナーとなっていた。

“猫顔”兄ちゃんの名前は『猫田麺吉』
『猫田しゃん』と呼んでいる。
吾輩がニャーニャー鳴いていた、らーめん屋台『黒猫』の店主である。
吾輩は“沖縄”っちゅうトコの“西表島”っちゅう島で猫田しゃんと出会い
そこから人間時間で数年程を屋台『黒猫』と共に転々と過ごしてきた。
猫田しゃん曰く“準備の旅”だそうだ。

その間猫田しゃんはハードスケジュール。
昼間は『らーめん放浪記』っちゅう“レシピ”を書き
それに基づき“罠”を仕掛け
上質な“材料”を集め
次々“料理”を完成させてゆく。
合間にまた次のレシピの準備をと日々それの繰り返し。
猫田しゃんは究極何をしようとしているのか
真の目的、狙いは何なのか
そこらへん正直付き合いの浅い吾輩には計り知れない。
が、猫田しゃんが吾輩に寄せる信頼のあつさと
『黒猫』らーめんの感動的美味さは
神の領域に値するだろう。

猫田しゃんには壮大な夢があるようだ。
夢を実現させる事が宿命らしい。
その夢を吾輩は知らない。
具体的に語ってくれるまでには
まだも少し時間が必要なのだろう。
いや。
時間の問題ではない。
吾輩の修行が足りんのだなこりゃ。
吾輩よ!日々精進すべし!
気合いを込めて

「ニャーッ!」

「お、カエダマ。
もうそんな時間か。
じゃ、今日もいつものお使い頼もうかな」
ガッテン承知の助!
リュックを背負い、いつもの“店”までお使いに出掛ける。

そろそろ夕暮れ時だ。
まだまだ人は疎らだが
お日様が沈むのと同時に那覇の街は活気に満ち溢れ出す。
そうなる頃には『黒猫』も大賑わいだ。
血に飢えたゾンビどもが
らーめん求めてワラワラと集まりだす。
屋台『黒猫』はここに来て大繁盛。
そりゃそうだ。
上質の獲物が上手い事罠にはまり
極上の材料が次々と手に入り出しているもんな。
猫田しゃんのレシピによると
今後益々『黒猫』らーめんの美味さは増してゆくだろうとのコト。
さてさて、お使いだ。
先を急ごう。

「ニャーッ!」

公園を横切り路地裏を抜け
民家をすり抜けシーサーを蹴り倒し
木によじ登り枝を揺らし
桜を散らして飛び降り進む。
坂を上って上って
ブタ?
ブタが道に溢れとる?
一体どうした?
ナニナニ?
人間なんかに食われてたまるかブヒ?
“ブタ神様”が我らを解き放ってくれたブヒ?
我らの“ブタ神様”?
なんのこっちゃ分からんが良い心がけだ。
人間に食われる前に人間を食っちまえば良い。
おっと、先を急ごう。

「ニャーッ!」

到着。
ここは『ヤンバル病院』という“店名”の“肉屋さん”だ。
早速店内へ。
お~い。
おっちゃ~ん。
お使いに来たよ~。
いつもの肉くれ~。

「ニャーッ!」

おや?
今日はヤケに静かだな。
いつも出迎えてくれるおばちゃんもいない。
仕方ない。
寒くて痛いからあんまし入りたくないのだが
“貯蔵庫”に下るとするか。
廊下をツルツル滑りながら進み
階段をピョンピョン2段飛ばしで駆け下りて
扉をグイグイ引き開ける。
う~寒っ。
真っ白い部屋を進みもう1つの重たくてなかなか開かない嫌いな扉を…
はて?
開いとるわ。
こりゃ好都合。
お~い、おっちゃ~ん。
お肉く~ださ~いな。

“「ギャーーーーーーッ!!!」”

「ニャッ!?」
うるさいなぁ、どうした?
何事?
女の子が今日仕入れる商品“ムネ彦・頭部”を前に
プルプル震えて立ち尽くしとる?
貯蔵庫内のこの寒さだ
そりゃ震えるのも無理はない。
それにまぁ、いくら冷凍保存で原形を留めていても
人間の頭部のみがドガッと置いてあったら
グロいっちゃグロい
ギャーッのひとつも叫んじまうわな。
それにしてもまぁいつ来てもここは気味悪いわ。
人間の“肉”がわんさか並んどるからな。
ズラリ取り揃えて迫力はあるけども
こうも“人肉”が積んである世界っちゅうんも
猫である吾輩でさえ寒気が止まらんわ。
実際ここ寒いけどな。
品揃えが良いっちゅうのは喜ばしい事だが。

「…ムネムネムネムネ…」
女の子が何か言っとるわ。
何?
「…ムネムネ…ひっ!…彦…さん…」
ムネムネひっ彦さん?
おぉ、白目むいて倒れる?お、片足で踏み留まった。
キッと
“ムネ彦・頭部”を見据えて、今度ははっきりと
「ムネ彦さん」
あぁ、どこかで見かけた事ある娘だなぁ思ったら
『黒猫』向かいの店
ソーキそば屋『ガジュマル』の娘さんではないか。
おいおい娘さん。
吾輩だ、よく鰹節貰ったカエダマだよ。
お~い。

「ニャーッ!」

無視かい。
忘れたんか。
んな訳なかろう。
あんた吾輩を可愛がってくれてたがな。
あんたんトコのおやっさんは恐ろしかったケドな。
“肉”になっちゃったケド。
「!?…ギュウ…太郎…?」
ほう、この“新生児”は『ギュウ太郎』というのか。
成る程。
その“ムネ彦・頭部”があんたの旦那で
この“新生児”があんたの子供って訳かい。
どちらも“肉”になってしもて
哀れよのぅ。
心中お察し申…
お、ちょちょちょい。
娘さん、へたりこんでしまいよったがな。
ありゃりゃ。

「ようこそ、ベ子さん!
“ヤンバル肉市場”へ!」
あっ。
陽罵琉のおっちゃんだ。
こりゃなんだ?
トン吉しゃん、チン平しゃん、カン太しゃん勢揃いとキタではないか。
また珍しい。
しかもあんな高い窓からマイク使って話しちゃって。
ベタベタの“悪”って感じでカッコイイぞ。
お~い、お~い。
おっち~ゃん。
陽罵琉のおっちゃん達~。
毎度のお使いに来たよ~。
“肉”おくれよぉ~。

「ニャーッ!」

「よくここまで辿り着いたよねぇ~。
鼻の利いた良い娘だコト。
ハッハッ!」
無視かい。
「そうだよ。
そこに“ある”のは君のフィアンセ『ムネ彦』君と
可愛いベイビー『ギュウ太郎』ちゃんさ。
懐かしいだろ?
頬擦りしちゃえば~。
ハッハッ」
お~い。
トン吉しゃんてば~。

「ニャーッ!」

「…あゎ…あゎ…」
「何だい?
完全に放心状態か~い?
おや?失禁しちゃった?
いいよいいよ、全然オ~ケ~。
放尿大歓迎!
“ヤンバル肉市場”をどうぞトイレにも使って下さ~い!
ここは君の“トイレ”でもあり
そして“墓場”でもあるんだから。
ハッハッ」
無視しっぱなしだな。
無視っちゅうか気づかれてない?
「なかなか若い女子の放尿なんて見れないからね。
嬉しいな~。
興奮してきちゃったぞ~。
よし。
放尿のお礼と言っちゃなんだが君にプレゼントをあげちゃおう!
カン太、良い娘なベ子さんに“例の物”差し上げちゃって~。
ハッハッ」
「ほいさ~」
お?プレゼント?
おっちゃんら気前良いな。
何だろな。
“ぽ~い”ってカン太しゃんが投げ入れて

“かつんびちゃぐちゃ”

おっほぉ~う。
『ガジュマル』のおやっさんの首上頭部じゃないかい。
「!!!!!!!!!?」
「頭にリボン付けてあげたらさ~
ハチマキみたいになっちゃたさ~。
あははは!」
「ぎっっっ!」
わ?わわわぁお。
娘さん立ち上がりよったわ。
スクッと無機質コンクリの床にしっかり両足で根を張って
生気に満ち満ちた鋭い目線の刃をおっちゃん達に向けて
しっかり立ち上がりよったわ。
凄いわ。普通じゃ考えられんわ。
こんなむごたらしい状況目の当たりにし良く立ち直れるわ。
「ぶっ殺す…」
「はぁ?」
「ぶっ殺すさぁーーーっ!!!」
「“ぶっ殺す”はこっちの台詞じゃーーーっ!!!
チン平!」
「おう!お前ら、小娘取り押さえろっ!」
何だかゾロゾロ兄ちゃんらが出て来たぞい。
「がぁっ!」

“ブシッ!”

おっ。娘さんの拳がクリーンヒット。
結構やるねぇ。

“ゴボッ!”

今度は兄ちゃんAの木刀の先端が娘さんの溝内をえぐる様にヒット。
「!?ゲボッ!」
ありゃま。
娘さんゲボ吐いて膝をつき兄ちゃんB.C.D.Eらに
寄ってたかって羽交い締めにされちゃった。
「離せーッ!」
「ハッハッ!
おとなしくしちゃいな。
さぁてベ子さん。
自分どう料理してもらいたい?」
「うっせぇっ!キモいさ糞ハゲデブオヤジッ!
てめえのケツでもなめていなっ!」

“ズボッ!”

またまた木刀。
「ぬぐっ!」
「チッ。もういいや。
何でも良いから殺しちゃって~。
ハッハッ」
南無阿弥陀仏。
娘さんもご臨終かいな。
残念、無念、しょうがねん。
これもまた定めなり。
供養のひと鳴き。

「ニャーッ!」

「その殺し!待ったっ!」
なぬ?
「ぎゃはっ!
スクープいただきっ!」
“パシャッパシャッ”
うわっまぶしい。
目眩ましか?
「全て見させてもらったわっ!」
「何だぁ?」
何だ?
「あんたらの腐った悪行を
バッサバッサと切りまくり
バッサバッサと暴きまくる!
『スポコン』新聞記者!
都会のハイエナ白烏の顔を忘れたとは言わせないわよ!
ぎゃはっ!」

何だか凄いの登場だなぁ、おい。
「ちっ、糞新聞記者め」
「ついでに刑事もいっしょよ!みたいなっ!」
「え、あ、警察だぁ!」
ほほぅ。
へっぴり腰な警察まで来よったか。
「さぁ、その娘を離しなさい!
ダーリン行きなさいよ!」
「ご、ごめんなさ~い!」
刑事、何故謝る?
お、刑事がお兄ちゃん達に突進?
「うわぁ!」

“ズデーン”

コケよった。
あ、吾輩のお使い品“ムネ彦・頭部”でコケよった。
あ~あ、何てこっちゃ。
せっかくの上物に傷が付いたらどうしてくれんだい。
「ひっ?これ…ム、ムネ彦兄さん!?ぽぽぽっ!
ムネ!はうっ!」
ありゃ?
“ムネ彦・頭部”見て気絶してもうたわ。
何故?
「ぎゃはっ…役立たず。
仕方ない、アタシが行くしかなさそうね。
覚悟しなさい、アタシはね、こう見えて…
!?」
「こう見えて何なの?新聞記者さん。
ハッハッ」
あちゃ~、知らぬ間に凄いおばちゃん
お兄ちゃんFに背後を取られ後頭部にライフル突き付けられちゃった。
「ウケる…」
「なかなかの材料が揃ったんじゃな~い?
さて、解体ショーの始まりといきましょか!
ハッハッ」

“ドド…”

「ん?何だ?」
わっ。地震かい?

“ドドド…”

地響きが

“ドドドド…”

近づいて来よる?

“ドガーン!”
「ソワカーーーッ!」

何だ何だ?
パンツ1丁の汚い兄さんとブタ軍団?
「鉛筆銀!」
「キチガイ!」
「ぎゃはっ!ゆたか君!」
お。こりゃ『黒猫』常連客の医者兄さん。
「ウケる!
ジーザス・クライスト・スーパースター!」
成る程。“ブタ神様”
「ひゃっほーっ!
人殺し!人殺し!お前ら皆人殺し!
人殺しはいらない!いらない!
いらないソワカーッ!
ブタどもよ!人殺しを喰い尽くせ!」
“ブッヒヒーッ!”
ありゃりゃこりゃりゃ。
あちこちブタらが“肉”を食い散らかしとるわ。
「ざまぁみろソワカッ!」
「痛っ!やめろ!」
「鉛筆銀、きさま!」
“バキュバキューン”
わぁ。ハチャメチャになってきよった。
とりあえず“ムネ彦・頭部”をリュックに入れて
どさくさ紛れに退散だ。

「ニャーッ!」

『黒猫』戻れど日は暮れて
「遅い!」
と猫田しゃんに叱られる吾輩。
出直すつもりで顔洗うと

“ザァーーー”

雨が降り出した…

♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。

『らーめん放浪記』つづく。

この物語はフィクションです。

写真。ニャーッ!。

おっさん!しっかりしろっ!

2009年03月27日 21時04分21秒 | 出張中の日常シリーズ
昨晩は岡山泊。
ホテルの部屋でくつろいでいると
廊下がどうも騒がしい。
ホテル施設のサウナ大浴場へ向かうついでに様子を伺うと
どうやら学生連中が騒いでいるようだ。
ジャージ姿の男子、女子。
どこかの高校の運動部だろう。
大会でもあるに違いない。

成る程と思いサウナ大浴場へ。
これで風呂にも学生連中がいたら
騒ぎよってうるさくてたまらんわな~と不安になりつつも
安心。
誰もおらずゆっくりくつろぐ。

サウナ大浴場より出て
フロント前を通りエレベーターへ。
するとホテル入り口より
ジャージ姿の男女がロビーへ入って来た。

手を繋いでイチャイチャベチョベチョしている。
あぁ、若いって良いね
って、んなアホなっ!
“大人”だ!
おっさんと、比較的若めな女性だ!
あのジャージ…どっかで見た様な。
あぁ!
さっきの学生連中の!
こりゃ“教師”だな。
さっきの学生連中の“顧問”だな。
しかも!
こりゃ“不倫”だな。
大人の時間を楽しむ
大人の怪しい臭いがプンプンする。
なんつうか、なまめかしくて
“キモい”!
しかしなんだ、
教師と生徒でジャージお揃いにせんでも良いものを。
アホか。

なんて勝手に想像して
関係性を決めつけつつ
おいおい、でもマズイだろう。
おっさん教師に女教授よ。
生徒もいるんだぞ。
おっさん教師は見た目『This is the 鬼コーチ』っちゅう感じ。
それが若い女教師のフレッシュフェロモンにやられ
鼻の下のばしてヘラヘラヘロヘロ状態みたいな。
これが現代の教育現場か!
しっかりしろっ!

なんて2人を眺めている間にエレベーターが1階へ来たので乗り込む。
顧問カップルはロビーのソファーに腰をおろし
もうしばらく余韻を楽しむようだ。
デレデレと。

部屋に入りテレビをつけてコンビニ弁当にビールでくつろぎ体制へ。
『とんねるず』の番組のコーナー『食わず嫌い』。
ゲストは『北野たけし』と『所ジョージ』。
たけし&所おもろっ!
それに比べてとんねるずのヒドイことヒドイこと。
芸人でもお笑いタレントでもない。
こりゃただのおっさんだわ。
2人に飲まれてネタフリも出来なければ
突っ込む事も出来てない。気を使ったり
ヘラヘラヘロヘロしているだけの
若作りした駄目オヤジだ。
とんねるずも、ついに駄目になったか。
なんて思いながらビールをグビッといった時
またまた廊下で騒ぎが始まった。

ギャーッ!
ギャーッ!
アイス買って来いーッ!

先程の数倍うるさい。
はぁ。
あの教師に、この生徒あり!
みたいな。
僕も学生時代はうるさかったし
今この場でも
実際テレビのボリュームうるさくしとるし
何も言えんのだが
しかしこの騒ぎは度を越えている。
もし明日が大会なのであるならば
お前ら!早よ寝ろ!
お前らなんか
ぜってー負ける!

すると、静かになった。
おぉ!念が通じたか!
なんて思った瞬間

“♪おしりかじりむしぃ~~~!
おしりかじりむしぃ~~~!♪”

なにぃ!

“♪おしりかじりむしぃ~~~!♪”
“や~め~ろ~よ~!”
“ぎゃははぎゃはは!”

……こりゃ確実にお尻をかじりあってるな。
しかも廊下で。
ここはお前らの家じゃないんだぞ!
ホテルだ、ホテル!
お尻のかじりあいは
各々の部屋でしろ!
部屋で!
あとエロ教師どもよ!
ここはラブホテルじゃないんだぞ!
ビジネスホテルだ、ビジネスホテル!
お尻のかじりあいは
生徒のいない時に他でしろ!
他で!
ビール、グビッグビッ!
弁当パクパクッ!
はぁ~。
良くないが
ま、良いか。

そんなこんなの夜が明けて
本日は岡山県回り。
朝1番、路上でタクシー捕まえ乗車。
おっさん運転手がしきりに
「急いでますか?急いでますか?」
ときいてくる。
一体なんで?と思ったら
新人らしく、全く道が分からないとの事。
おどおどしながら地図を見て必死に車を走らせる。

ナビ付けてもらったらいいのに。
ナビに頼って道を覚えなくなるからと
本社がつけてくれないらしい。
分からんでもないが
厳しいな~。
でも、お客からしたら
新人だろうがベテランだろうが
スムーズに早く目的地へ運んでくれた方が良いに決まってる。

オロオロしながら目的地へ到着。
このおっさん大丈夫なんだろうか。
おっさん、しっかり頑張れ!

1店目の雑貨屋さん商談終わり次のお取引先さんへ。
続いてはペットショップだ。
車を呼んでもらい
また別のタクシーに乗り込む。
今度はベテランドライバーのようだ。

目的地の住所と店名を伝え出発。
しかし、運転手はその店が分からないと言う。
無線で問い合わせ。
本部からすぐに返答が。
しかし、会話がちぐはぐだ。

“三浜町のマクドナルドの交差点を左折。
2つ目信号の足立クリニックを左折。
3軒目右手が目的地です”
「三浜町のマクドナルドは元ユニクロだった所じゃろ?」
“は?”
「で、足立クリニックは元トマト銀行だった所じゃろ?」
“…………………”
「もしもし?
ちゃんと案内してくれや!」
“ですから!
三浜町のマクドナルドを左折!
足立クリニックを左折!
3軒目です!”
「じゃから元ユニクロと
元トマト銀行じゃろ?と
きいとるがなっ!」
“元で言わないで下さいよ!”
「あんたの説明が分かりにくいんじゃ!」
“……………”
「もういい!
足立クリニック左折!
3軒目!
着いたわ!
お客さん、すんませんでしたねぇ」

なんじゃそりゃっ!
頼むよ、おっさん!

まぁこうも店の入れ替わりが激しい現代。
仕方ない揉め事なのか。
しかし知らなさすぎるってのも何だが
知りすぎるってのも考えもんだな。
ややこしや~。

そして
ここにいる“僕”というおっさんはと言うと
さっきコンビニで雑誌『スピリッツ』を購入。
何だかこの表紙、見た事あるな~思いつつ
ホテルに帰り
「はっ!」
と気付く!
同じ雑誌、月曜日に買ってたわ…。
ガラガラキャリーのカバンを開けると
中に今週号の同じ『スピリッツ』が
しっかり入っておりました。
大丈夫か!?自分!
ボケとるわっ!

世のおっさん達!
しっかりしろっ!

あははは…。

めけめけ~。

写真。岡山は桃太郎。

『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディIN 広島』・にじゅうさん

2009年03月26日 17時25分13秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
ザッ
キュイ~ン
…道路は『もみじ饅頭』の大洪水により
“あんこ”でぐちゃぐちゃ。
通行止めになっております。
“うんこ”じゃなくて良かったね。
次の交通情報は6時50分からです。
ありがとうございましたぁ。
さぁ時刻は間もなく5時になります。
ここからは私『ばんぱく』がお送りします。

ノンフィクションCM
♪うちの会社の社長さん
この頃少し変よ どうしたのかな?
態度ヤバいぞ糞社長!
高飛車態度で上から目線
誰彼構わず見下す始末
対応悪いと問題多発
苦情が僕の携帯に
デンジャ~!デンジャ~!
こりゃヤバいと意見をしたら
会社がヤバいと意見をしたら
いつも答えは同じ♪
チャララ~♪
(必殺シリーズテーマ)
あなたランクの腐れ社員に言われたくないわよ!
どいつもこいつも糞面倒くさい奴ら!
偉い私が注意してやってるのに!
有難いと思って欲しいくらいだわ!
何よあなた営業の分際で
糞生意気な!
わ!た!し!が!
法律よっ!
あぁもうあなたは駄目だわ!
“黙っ、と、れ”
♪困っちゃうな♪
あぁ!大人にそんな事言われたの初めてよ~!
♪赤ちゃん夜泣きで困ったな~
婆さん切れ過ぎ困ったな~♪
レスキュー、レスキュー
出張中でも駆けつけマッスル!
転職は計画的に
♪フリーダイヤルOH!人事
王!ちんちん♪
ちょっぴりブログで愚痴り気味。

5時です!

モッコリもくもく木曜日
『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディ』

〈Music・IN〉
ど~も
やぁバードマンだよ!
パーマンの正体がばれたら脳細胞破壊銃でクルクルパーにするぞ!
もしくは動物にしちゃうぞ!
今週もクソみたいな時間がやってまいりました。
嫌がらせの様に毎週毎週きっちりとやってまいりますが
どうか皆さん影の薄いパーマン5号パー坊の気持ちで
聴いてやってくださいね。
聴いててイラッとくる方は
今すぐ周波数を変えて!
急いでFMに変えて!
まあ聴いていても頭痛と吐き気をもよおすくらいで
別に害はありませんから。
今日も最後までゲロッてお付き合いくださ~い!
カバ夫君、お父さんの入れ歯めっかった?

この放送は『広島カープ』の提供で
新しい広島球場のマウンド地下にはびこる『牡蛎の養殖ラジオ放送局』より
エリアを絞ってローカルにショボ~くお送り致します。
なかなか見つからないからな、新しい入れ歯買ったよ!

さて最近めっきりモッコリ桜も次々開花してまいりました!
ここ広島の桜も
3割2分5厘ホームラン10本とそこそこな成績。
気分良く
♪さ~く~ら~ティンティンティンさ~く~ら~♪
と歌ってたら若者男子が
「おっさん、ちげーよ!」
と割り込んで来て
♪桜の花びら散るたびに届かぬ想いがまたひとつ♪
てな具合に『タマブクロ』の曲を歌い出す。
そしたら若者女子が
「そのタマブクロ待った!」
とまた割り込んで来て
♪ウ~イエイ愛は今も愛のままで♪
なんて『ちいにいちゃん福山雅治』の曲を熱唱。
そしたらおばさんが
「その桜坂、またれぃ!」
とまたまた割り込んで来て
♪ぶぉくらはぁ~きっとぅお~むあってるぅ~♪
っちゅう感じに『直太郎』を気味悪くママさんコーラスハーモニー。
そしたらそしたら
何処からともなく赤ん坊が
「あぶばぶばー」
とまたまたまた割り込んで来て
♪ありがとうの涙が今 この胸に溢れてるよ
じゅっとじゅっと あぶばぶばー♪
なんつって『ファンキーモンキー赤ん坊の群』曲をたどたどしく歌う。
うざってぇな~なんて思った矢先に
女子プロゴルファー『横峯さくら』が沸いて出て来て
若者男子&若者女子&おばさん&赤ん坊&僕を
ドライバーでボッコボコに飛ばしちゃって
んで僕だけバンカー入っちまい
バンカーショットで『腐れさくらパパ』がしゃしゃり出て来て
政界スキャンダルバンカーショット!
見事にGカップインの巨乳アイドルでございます!
♪桜~桜~花吹雪ぃ~♪
『坂本冬美』でございます!
もう、気分は錯乱状態であります。

そこで!
みんなの桜歌を大募集いたします!
FAX番号は
『082の(211)の1192』
『082(211)1192』
『おや?ニャンニャンワンワン良い国造ろう鎌倉幕府』
まで、どしどしFAXお待ちしております!
え~メールでも受け付けております。
アドレスは
『@oiumikarakita-coo.kageyamakita!.ne.jp』
『あっとおい海から来たクゥーどっと景山来た!
ドットエヌイージェーピー』
です!ヨロシク!

では本日の1曲目まいりましょうか。
西条市ラジオネーム
『徳川埋蔵菌』さんからのリクエスト。
広島出身『浜田省吾』さんで
『悲しみは雪のように』

〈Music・IN〉
♪君の肩に悲しみが
雪のように積もる夜には
誰もが~
おぉおぉおえ~ぉ~~~
吐いてる
……♪
〈Music・END〉

『ハマショー!ハラショー!』で
『肩に積もったのは悲しみの雪かと思ったらフケだった』
聴いていただきました。
さて先程募集いたしました
『みんなの桜歌』ですが!
早速FAXが殺到!
メールもじゃんじゃん届いております!
ありがとう!
このままでは回線パンクしちゃいますので
ここで締め切らせていただきます!
まず1つ紹介しちゃおうかな。
尾道市ラジオネーム『おならプゥ~さん蜂蜜好き』さん。
♪月の~砂漠を~はるばると~♪
“さくら”じゃなくて“らくだ”じゃん!
全然ちげーよっ!
こんなもんボーンッ!

さてここでお便り紹介しちゃおうかな。
え~ラジオネーム
『出歯』さんから。
「ウッキィーッ!」
ブービー!?
「ウッキィーッ!ウッキィーッ!
ウキャキャキャッ!」
パーマン2号!
「ウッキィーウキャキャッ!
ウィウィーウッキィーウッキィーッ!」
分かる分かる。
「ウィウィーウッキィーッ!
ウキョキョウッキキウィーッ!」
そんな『衣笠』に対抗意識燃やさんでも。
「ウッキキウッキキウィウィウッキィーッ!
ウッキィーッ!
ウッキィーッ!
ウキョキョウィーッ!」
『出歯』さんありがとう!
成る程。
広島カープは弱過ぎると。
でもど~でも良い事だよね!
金積んで選手補給すりゃ良いんじゃね~の?
って言ってやれ!
えっと、カープに!
ではそんなブタ野郎…
いやサル野郎からのリクエスト。
私ばんぱくの新曲!
『アイ・ラブ・ユーOK』
矢沢永吉の名曲のコピーです。
ディズニーパレードバージョンでお送りいたします。
もっち発売早々、廃盤決定のNEWシングルだぜOK!
どうぞ!

〈Music・IN〉
♪アイラブユー
アイラブユー
アイラブユー
OKマウス!
OKダッグ!
YAZAWA!永吉ランド!
ラドン健康浴場!OK!
ピカピカ
踊って
練り歩け!
……♪
〈Music・END〉

皆さん買ってね!
売ってね~よ!
それでは続きましてはこのコーナー
『めけめけ!そっくりさん』!
有名人のそっくりさんに来てもらい
本人登場でどんだけ似てるかを確かめ
審査しようっちゅうコーナーDEATH!
さて本日の一発目!
福山市ラジオネーム
『ビニールホワイトハウス』さんの登場!
痛い名前のビッチ野郎ですね。
どうぞ!

♪パーマンマントでパーチャクすれば~♪

おぉ!スーパーアイドル『星野スミレ』ちゃん!
そっくりくりそつですね!
ご本人登場!

♪パーマンマントでパーチャクすれば~♪

おぉ!
本人目の前に
そっくりのくりそつっ!

「それ、不正やで」
パ、パーやんっ!
「それ、コピーロボットやで」
な、なぬ!?
「それ、鼻が赤いやろ」
あ、本当だ!
「それ、押してみぃ」
ポチッとな。
おお!人形になった!
「それ、も1回押してみぃ」
ポチッ!
うわぁ!僕になった!
「それ、ここに5万体あるで。
皆押してみぃ」
えっ!
これ全部っ!
「それ、それ、それ、それ
ソレソレ~ッ!
ソレソレ~ッ!
どうせこんな糞ラジオ、誰も聴いちゃおらへんわ。
ソレソレ~ッ!
剃れ反れ~っ!」

ポチッ!ポチッ!ポチッ!ポチッ!
ポチッ!ポチッ!ポチッ!ポチッ!
1人が2人、2人が4人
4人が8人、8人が16人
16人が32人、32人が……
5万人!

5万人の僕がっ!

一斉に、5万おならっ!

“ばっぷーーーッ!”

広島は沈没した…。

めけめけ~!

写真。お土産もの屋の広島カープ人形。

老若男女WBC!

2009年03月25日 18時50分30秒 | スポーツの巻
WBC!WBC!
WBC!WBC!
WBC!
WBC!
WBC!
WBC!
W!
B!
C!

昨夕から今朝まで
猫もWBC!
しゃくしもWBC!
当然朝のテレビ『特ダネ』司会者『小倉智昭』の挨拶も
「おはようございます!」
じゃなくて
「おめでとうございます!WBC凄かったねぇ!
あまりの興奮に
ズラ飛んじゃうかと思ったよ!」
と言ったとか、言わずとか。
ズラ、飛んだとか、飛ばずとか。
とにかく朝からWBC!

今朝もホテルのサウナ大浴場にてのんびり朝風呂つかってると
おっさん2人がサウナから出て来て
また太っちゃったよと落胆の表情。
でも大丈夫!
おっさん達にもWBC!
WBCにあやかって俺らも脱メタボ!

しかしすぐに表情が曇る。
でもまた今日も接待だよ。
明日も接待だぜ。
接待、接待の毎日で
食って飲んでぶよぶよさ。
『ワールドベースボールクラシック』なら聞こえ良いけど
『我ら接待苦しっく』じゃどうしようもねぇや。
なんておっさんギャグも飛び出したり。

いやいや、おっさん達
あんたらも立派な『侍ジャパン』だ!
肝臓と言う名のバットを左に構え
逆転のセンター前ヒットだ!
イチロー見習って
イチキロー減らすダイエット!
これもまたWBC!

時間はさかのぼり
昨日の事。
普段と何も変わらずぐるぐると営業回り。
WBCの事などすっかり忘れていた。
効率良くとんとん回れ、売り上げもそこそこ。
最後のお取引先さんへ向かうべくタクシーに乗り込む。

聞こえてきたラジオ放送でWBCを思い出す。
あぁ、今日だったっけ。
ラジオDJの疲れきった声。
何だかどんよりした暗い空気。
僕は思う。
“日本、負けたのね”

DJは言う。
本来ならば皆さんからの『侍ジャパン』おめでとうメールやFAXを
バシバシ紹介しちゃって大いに盛り上がろうと思ってましたが
いや~何と言うか
もうヘトヘトです!

またまた僕は思う。
まぁ良いんじゃねぇの?
どっちかが勝てばどっちかが負ける訳だし。
良いお祭り騒ぎだったよ。
経済効果もあったり。
頑張ったねと讃えよう。

またまたDJ。
でもやっぱりイチローは凄いっ!
やってくれたねぇ!

僕思う。
イチローは打ったんだ。
最後で不調脱出か。

DJ吠える。
いやぁ!でも本当良かったっ!
おめでとう『侍ジャパン』っ!

何!?

すると運転手が
「勝ったねぇ」
思わず
「えぇ!?」
とツッコミ混じりでコケつつ驚く僕。
あまりのどんでん返しDJに
してやられてしまい
ちょっぴりオーバーに驚いてしまう。
ほほぅ。
日本勝ったのね。
WBC優勝したのね。
凄い!

仕事を終え、会社に電話をかける。
早いとこホテルでゆっくりしたかったため
電話も早めに切り上げ
電車に乗り込む予定だったのに
『妖怪べらべら鬼社長』が
これまたべらべらべらべらべらべらべらべら。
話切り上げ電話切ろうとしても
次々話題を変えてべらべら。
いつの間にやらWBCの話題に。

結果知ってる?
と言われ、タクシーのラジオで聞いた事を伝えると
「凄かったのよ!
興奮しちゃった!
イチローが“カツン”て打ってね!
今晩スポーツニュースで見るといいわ!
私達は最後まで見たんだけどね!」
えぇ!?
仕事しろっ!
「あまりにも嬉しくって
興奮しちゃって
思わず駅前でケーキ買って来て
みんなにご馳走しちゃったわ!
WBC勝って
私ケーキ買って
景気良いでしょ!
出張から帰ったら
あなたにもご馳走するわね!」
何じゃそりゃ!
いらねぇーよ!
買ったケーキを来週まで取っておく気か!?
腐るわ!
ってまぁそんなわけないだろうが
社長、野球嫌いじゃなかったでしたっけ?
もっぱらラグビーかサッカー専門だったハズですが。
まぁ若いスポーツメンズなら
ラグビーもサッカーも野球も同じっちゅう事か。

で、
結局15分も電話で話し込まれヘトヘトに。
何の為の電話だか。

本日も広島回り。
行くお店行くお店
WBC!WBC!
それだけ盛り上がったという事だ。

こんなご時世だもん
何でも良い
明るい話題が欲しい。
そんな『侍ジャパン』の勝利が
暗い世の中をこの先明るく変えるきっかけになってくれたら
どんなにか素晴らしい事だろうか。

今朝1番に広島県は三次という所に行った。
三次市は霧の街で有名な土地だ。
「年中霧がかかって
天気悪くて大変すね」
とお取引先さんに言うと
「霧は晴れの日にしかかからんのよ」

晴れた日は夜と朝の気温差が激しくなり
湿気が蒸発し霧になるという。
なんだかちぐはぐで不思議な現象だ。

昨晩から今朝のニュース番組は
WBC侍ジャパン優勝での『イチロー』の笑顔と
民主党『小沢一郎』会見の涙顔が交互に流されていた。
同じ『イチロー』でも
こうも対照的かと思うと
なんだかちぐはぐで不思議な現象だ。

めけめけ~。

写真。広島路面電車。

マッサージカル・ミステリー・ツアー・プラン。

2009年03月24日 19時21分08秒 | 出張中の日常シリーズ
出張でよく利用するチェーンホテルがある。
札幌、苫小牧、弘前、秋田、仙台、新潟、高松、熊本と
そして今いるここ広島は
そのチェーンホテルに宿泊する事にしている。

このホテルの宿泊料金は
僕が泊まる他のビジネスより少々高い。
しかしそれ以上に
気取らない雰囲気と接客の丁寧さが心地よく
仕事疲れが癒される快適さを考えれば安いくらいだ。

部屋が広かったりベッドがデカかったり備品が豊富だったり
設備的サービスの良さは多々あるのだが
僕がこのホテルで最も気に入っている点は
全国全施設“サウナ大浴場付き”というトコ。
これはサウナ好きの僕にとっては
かなりかなりポイントが高い。

日々の過酷なセールスと
当社“閻魔社長”や“糞鬼上司”による尋常極まるムチ打ちで
身心共に傷ついたへなちょこ営業戦士な僕の体を
ゆっくりゆったりほぐしてくれる
有難~い癒しの湯のある宿といった所か。

昨晩より広島入りし
そのチェーンホテルに今回は3泊する。
事前にインターネットで予約してゆくのだが
今回は一般的な格安プランが満室だった為
しかたなしに
胡散臭い『ミステリーツアープラン』とかいうので申し込んだ。

このネーミングセンスまるで無しなプランはというと
事前に部屋を選ぶ事ができないタイプのもので
どんな部屋かは当日チェックインするまで分からないっちゅう
まさに文字通り
謎謎?ミステリーな仕組みになっている。
狭~い部屋かもしれないし
はたまた1人でデラックスに泊まれるかもしれない。
♪何がでるかな、何がでるかな♪みたいに
一見愉快な感じだが
要するにフロントの奴の都合さじ加減で
有無も言わさずどうとでもされちゃう
残り物残飯方式っちゅう訳だ。

まぁ安けりゃ何だって良い訳なのだが
困った事にこのネーミング
チェックイン時フロントがやたら連呼するのだ。
センス悪いネーミングなもんで
以前フロントにて
たまたま横にいたこのプランを知らない他の客に
クスクス笑われた事があった。
大体そんな事は全く平気な性格なのだが
何故だか無性に恥ずかしい様な思いをした事がある。

まったくもう。
何が“ミステリー”じゃ。
ヤバい部屋泊まらせられて
本物の“ミステリー”にならなきゃいいが。
暗い!狭い!裏飯屋~!
みたいな。

さて、昨晩
夜も10時を過ぎた頃
山口県からヘロヘロになり広島に到着。
市内電車にチンチン揺られ
ホテル最寄り駅へ。
コンビニで買い物を済ませ
あぁ!やっとこさ長い1日も終わり!
サウナ大浴場に入ってちょいと一杯飲んでくつろぐぞーーーっ!
と、喜び勇んでホテルの自動ドアを
“ウィーン”
とくぐり
フロントに名前を告げる。
予約をパソコンでチェックし
フロントが勢い良く言い放った。

「本日より3泊。
“ミステリーツアープラン”にてご予約頂いております○○様ですね!
お帰りなさいませ!
“ミステリーツアープラン”ご用意し
お待ちしておりました!
3泊とも“ミステリーツアープラン”にてのご予約でよろしかったでしょうか!」

出た!
分かった!
分かったから!
そんなに何度も“ミステリーツアープラン”を強調して言うなっ!
他の客に聞こえるだろがっ!
ちょっとちょっと
何このおっさん。
“ミステリーツアープラン”だって。
ぷぷぷ。
とか思われたら、ぷち恥ずかしいだろが!

運悪く隣に外人カップルが!
案の定、その外人カップルが
“ミステリーツアープラン”
に反応してしまい
僕に向かって

「ワオッ!」

おわっ!
そんなに反応して!
大事になっちゃうよ外人さん!
ほらみてみぃ。
“ミステリーツアープラン”で
“ワオッ!”言われちゃったじゃないか。
だいたい何が“ワオッ!”よ、外人さん。
一体、このホテルの割引プランのネーミングに
何を思ったのよ。
『ビートルズ』の『マジカル・ミステリー・ツアー』でもよぎったか。
♪みんな寄っといで ミステリーツアーに出掛けようよ♪
みたいな
♪お客様のご予約は ミステリーツアーになっとりまっせ♪
か。
そいつは良いプランをゲットしたな、ボーイ!
ヘイッ!イカした夜になりそうだなっ!ハハン!?
イカれた夜にならなきゃ良いがね、ブラザー!
か。

まぁ良い。
確かに僕は“ミステリーツアープラン”を申し込んだし
そのプランで3泊させてもらうおっさんさ。
さあてフロントよ。
今晩から僕が泊まる部屋は
一体どんな部屋なのかな?

♪何がでるかな 何がでるかな♪

「今回お客様には
あ!…」
何!?
どうした!?
「お客様!
良かったですね!
今回お客様にご用意出来るお部屋は
なんと
“マッサージチェア付きルーム”
ですよ!」

…………
はぁ?

「良かったですねぇ」
…何?
それって良いの?
「“ミステリーツアープラン”では
なかなか泊まれませんよ!」


普通の狭いシングルルームに
デカい“マッサージ機”が置いてあるだけの部屋でした。
マッサージ機、邪魔!

要するに
“ハズレ”です。

もったいないので使ってみたら
変なツボ押されちゃったのか
気持ち悪くなり
今日1日、調子が悪くてたまりませんでしたとさ。

めけめけ~。

写真。これがありました…。

野生の河豚になれっ!

2009年03月23日 18時06分25秒 | 出張中の日常シリーズ
強風吹きすさぶ中
3時間程の睡眠で
朝も早よからヘアーの乱れを
せっせとせっせと整え♪て
なんて坊主だからその必要もなく
電車に揺られて羽田空港へ。
またまた本日より完全無欠の山陽&四国出張。
帰って来たばかりなのにね。
フンガーッ!
寝不足で辛いっ!
『ガキの使い』見ずに早いトコ寝りゃ良かった。
ギャフンッ!

そんな僅かな睡眠の中
猫を飼う“夢”をみた。
ペット事業を手掛ける会社が経営するレストランで
僕はあれやこれやと食べ物を選んでいた。
ショーケース中の料理で欲しいものを欲しいだけ取るといった
バイキングセルフサービス方式の店だ。

何故だかずっと
僕は猫を抱えていた。
ロシアンブルーの様な子猫。
この店から譲り受けたようだ。
食べたい物を見つけては
その都度清算せねばならないシステムの為
いちいちレジに並ぶ。
面倒くせーったらありゃしねぇ。

するとレジの女性
つまりはペット事業を手掛ける会社のスタッフが
並んでいる僕に向かってか
抱えられてる猫に向かってか
とにかくこちらへ向けて
大声でこう言い放った。

「この子は出来損ないのクズよ!
クズ猫よ!
私達人間にコントロールされきれてないの。
みててごらんなさい。
じきここでオシッコしちゃうから!」

何だこいつ!?

それを聞いたそこの会社スタッフ連中が騒ぎ出す。
なんちゅう猫を譲ってしまったんだっ!
不良品と分かって譲ったのかっ!
会社の恥だっ!
我らメンツに関わる!
クズ猫を回収せよっ!
補習をし、再テストをし
改善されなくば即、処分だっ!

何だこいつら!?

しかし別の若いスタッフがそれに対し反論。
上の人間は結果や数字で物事をすぐ決めつけ
それしか見ようとしない。
この子が今までどう歩んで来て
今どう考えていて
これからどういう結果を出してゆくだろうかなんて
全く見ようとしないのよっ!
ほら、ごらんなさいよ!
この子、今必死で耐えている!
もう既にオシッコの限界を通り越しちゃってるハズなのに
私達に恥かかせまいと
必死で堪えているのよ!
この子が我慢している様に
私達にも多少辛抱する義務があると思うし
それくらい寛大でなければ
この会社の未来は明るくないわ。
出そう!
出そうなのに頑張ってるのよ!

確かに頑張っていた。
水の入ったスポイトを軽~く摘まんだら
先っちょに微量な水滴の玉が出来るあんな状態で
チンチンの先にオシッコの粒が
『いなかっぺ大将』大左衛門のアメリカンクラッカー涙の様に
今か今かとデンジャラス体制だ。

プルプルと震える小さな体。
やっちまえ!
ここにぶちまけちまえ!
こんなクソ店、クソ会社、クソ人間など
お前のオシッコで汚してしまえ!
ほら、大丈夫!
全責任は僕がとるぞ!
やっちまえ!

しかし律義に堪える子猫。
仕方がないので外へ連れ出すと
気持ち良さそうに
アスファルトの上でオシッコ垂れていた。
僕は思う。

“イクジナシッ!”

アラームが鳴るより先に目が覚めた。
汗びっしょりだった。
おねしょじゃないよ
あしからず。

ベッドの中で猫の様な伸びをして
野生の頭に切り替えて
ビジネスという名のジャングルに
またまた今日から飛び込んでゆく。

電車内で久々に『ゆらゆら帝国』っちゅうバンドを聴く。
♪人間やめときな 野生の石になれ
人間やめときな 野生の泥になれ
人間やめときな 野生のオスになれ
人間やめときな 野生のメスになれ♪
ほぅ~。
なんかタイムリー。

山口宇部空港到着。
連絡バスで下関へ。
下関から長府
長府から宇部
宇部から下松と
お取引先さんを点々と回る。

しかし
どこもかしこも駅前の薄ら寂しい事。
ギャングに荒らされた後の様な
巨神兵の大群が通り過ぎた後の様な
そんな廃虚と化した駅前商店街が
切な気にそこにあった。
かつてはあちらこちらから人々が集まり
賑わいを見せていたのだろう。
そんな情景が浮かんでくるくらいの
小さくとも立派な商店街だ。
今では殆どの店に
『貸店舗』
の貼り紙が貼られていた。
まるでギャングの
『WANTED』
写真が貼られているかの様に。

去年まではどこも
こんな状態になってはいなかった。
という事は年跨ぎのここ数ヶ月で
あっちゅう間に駅前商店街は
荒れ果ててしまった事になる。

うちのお取引先さんは皆
郊外型の路面ショップだ。
以前にも書かせて頂いた事があるかもしれないが
当社は今、雑貨部門とペット部門の2本柱で経営を行っている。
営業は僕しかいない訳だから
その2つを同時に1人で回らねばならない。
今日も雑貨、ペット半々。
どちらも山口県内に数店舗展開しているお店だ。

この不況な状況の中
なんとどちらの会社のどの店も
かなりの売り上げを上げている様子。
店を開けているだけでお客が集まる程
単純な時代ではない。
その売り上げの裏には緻密な戦略とかなりの努力
そして少しばかりの運が必要だろう。

雑貨の方のお取引先会社さんはシステムの大幅見直しをはかったそうで
無駄が無くなり効率が上がり
売り上げがのび太…
いや伸びたそうだ。
以前より度々にわたり
色々と仕掛けて出てた結果が
ここにきて大きく現れ始めたのだろう。
常に“攻める”店だ。

もう一方ペットのお取引先会社さんは
今回全店大幅にリニューアルをしていた。

ここの店の名前はちょっと変わってて
以前にも書いたが
ペットショップ『あつまれ!』
という。
犬やら猫やら鳥やら爬虫類やら
みんな、集まれーっ!
ってな具合だろう。
各店横に併設された動物病院の名前が
『よくなれ!』
みんなよくなりに集まれ!なのだ。
いや、病気になったら集まった末によくなれ!か。
どっちでもよろしわ。

とにかくその『あつまれ!』が
『劇的ビフォアーアフター』じゃないが
壁やら天井やらぶち抜いて
全面改装工事をしていたのだ。

この厳しい時期におもいきりますねぇと言うと
この厳しい時期だからこそ打って出るんだ!
攻めるんだ!
との事。
『あつまれ!』が生まれ変わって
今までに増してより一層
あつまりやすくなりました!
みたいな事か。

ともすればどうすりゃ良いものかとふさぎ込みがちな世知辛い世の中で
山口県は山口県らしく
まるで“河豚”の底力を見せつけてくれた様な気がした。

こんなクソみたいな時代に
怒ってんだぞ!
的に“ぷくぅ”と頬をふくらまし
“河豚”の猛毒ぶちまけてやれっ!

養殖やめときな 野生の“河豚”になれ!
人間やめときな 野生の“河豚”になれ!
野生の毒を吐け!

ぬぬ…
なんだか怖ぁぁぁ…

めけめけ~。

写真。こちらは可愛い河豚提灯。
親河豚、子河豚と連なります。

キビシィーッ!自分マラソン!

2009年03月22日 18時14分32秒 | スポーツの巻
久しぶりの楽しい楽しい3連休も
「あ」
と言う間もなく終わり
結局
「あ」

そして当然
「い」
だって言えぬ程のスピードで過ぎてゆく。

3連休最後の今日はあいにくな悪天候。
桜の開花も宣言されたっちゅうのに
これまたビュービュー強風で
時折雨もちらつく東京。
そんな中
また今年もビッグなイベント的都市型市民マラソンが行われた。
そう。
『東京マラソン』だ。

老若男女入り交じり
人や物やビルや車
ゴミやチリやホコリやガスが溢れかえった
マッドシティ東京を
42.195キロ
フルマラソンでかけめくる。
なんと!
そんな『東京マラソン』に
僕も参加したのだ!

うっそ~。

する訳ないだろうがっ!
っちゅうか
出来る訳なかろう!
酒!煙草!ジャンクフード!
そんなもんで構成された僕の体だ!
42.195キロはおろか
小数点以下の
“.195”走っただけで死んでまうわっ!
たかだか駆け込み乗車しただけで死にそうになっちまう人間だ。
スタート早々、病院にゴールイン!
みたいな事になるに違いない。

なもんで
ぬくぬく部屋にて
『東京マラソン』をテレビ観走。
なんじゃ“観走”て。

フジテレビのスポルト&ジャンクスポーツなもんで
バラエティ的なノリの中継だったが
まぁそれはそれとして
本編マラソンでの
当の市民ランナー方々は皆とても清々しく楽しそうで
見ていてちょっぴり羨ましく感じた。

42.195キロなんて
走った事無い僕からしたら想像もつかぬ過酷な世界なのだろう。
きっちり準備せずふざけて挑もうものなら
必ず痛いしっぺ返しをくらうに違いない。
ペースを保つのも
調整するのも
スパート仕掛けるのも
考え実行するのは全て自分自身。
誰が指示してくれる訳でもない
誰が助けてくれる訳でもない
挑むも止めるもやり抜くも
全部自分次第だ。
そうした事への責任も全て自分なのだから
始まりから終わり
そしてまたの始まりまで
なにもかもが我が采配のもとである。

マラソンは人生そのものとよく言われるが
今日の『東京マラソン』をテレビで見ていて
あらためてそう感じ
同時に僕の糞人間ぷりも再確認させられた。

“辛いの嫌だよぉ~
楽したいよぉ~
ダルいよぉ~
ま、いいかぁ~”
この時点で『人生マラソン』
脱落しとります。
“それで悪いかっ!”
「悪くはありませんよ
それで良いと
あなたが決めた事ですから」
キビシィーーーッ!

一昨日
『ドラえもん』のスペシャル番組を見た。
総集編のような内容の番組を改めて見ていて
あぁ『ドラえもん』に歴史あり!
と思う。

物心ついた頃には既に『ドラえもん』があり
おっさんになった今日に至っても
『ドラえもん』がある。
『サザエさん』同様、こういった長寿番組には
やはり自分とオーバーラップさせた歴史を感じる。
見る度にその時その時の当時を思い出したり。
そして、今も変わらぬ内容のあたたかさに感動し
汚れた今の自分から
今よりは少しだけ純な当時の自分に
ほんのつかの間、一時だけでも戻れたり。
あらためて良いアニメなんだなぁなんて
今更ながらに思った。

総集編ダイジェストで見ていると
おもろさ、凄さ、感動が
ビシビシ伝わって来る。
それが世界レベルで現代も衰える事無く
子供達に受け入れられてるのだと思うと
今も昔も何も変わっちゃいないんだと
ちょっぴり安心したりもする。
現代の若者や子供を異性人の様に見たりするおっさん的な自分を恥じたりね。

アニメ『ドラえもん』は声優さんが入れ替えされ
当時はどうなる事かと思ったが
今や『ニュードラえもん』はお茶の間に完全定着した。
良いものは良い形で残る。
それはマンガやアニメもそうだが
テレビや映画、音楽や演劇
お笑いや絵画や物や言葉
ファッションや食べ物等々
ありとあらゆるものがそうだろう。

団塊の世代がビジネス社会から撤退してゆく昨今
そしてゆとり世代が社会にお目見えして来る昨今
次の世代である僕らは
はてさてこの現代を
どういう世の中にしてゆけばよいのだろう。

古きを捨て新たな発想でゆくのか
古きを残し新たにアレンジしてゆくのか
古きをそのまま引き継いでゆくのか
さてどうするべきか。
古かろうが新しかろうが
良いものは良い。
何がベストかなんてのは
常に分からぬ事。
僕らは僕らで
迷ったり決めたりしながら
責任を取りつつも
前へ前へ進んでゆかねばなるまい。

ただ
これだけは忘れてはならないだろう。
戦争、オイルショック、高度経済成長期、バブル…
僕らが想像もつかぬ程の
テレビの中でしか知らぬ程の
凄い時代を走り抜いて来たランナーが
今もなおそばにいるという事を。

うるせえな~と
古いんだよと
ダルいんだよと
頑なにならず
気取らず
気負いせず
ちょっと尋ねてみても良いカモね。
それくらいの柔軟さが僕らに持てたら
そんな“凄い”世代の要素を少しでもゲット出来るのだとしたならば
もしかしてこれからの時代
“凄い時代”
になるカモよ。

それを活かすも殺すも
僕ら次第なんだけどね。

なんて
出来ない自分に言いきかせつつ。

キビシィーーーッ!

めけめけ~。

写真。ずっと欲しかった『バナナマン』のDVDを
まとめ買い!

『らーめん放浪記』麺18 本目。

2009年03月21日 12時05分45秒 | 連載書き物シリーズ
『らーめん放浪記』

〈1-(17)・沖縄〉


“ぶっ殺す”

「!?……」
ベ子は何故だか寒気を感じた。
南国沖縄の初春は暖かいイメージだが
時折冷たい風が吹く。
ベ子はそんな冷たい風を
世間の風当りと比較して
まだまだこんなの生ぬるいと
よく自分で自分に気合をいれていた。
辺りをうかがい、ゆっくりと階段を下る。
階下一般病室の入院患者達。
この部屋は子供が多い。
腕に点滴をしながらはしゃぐ子供
パジャマ姿で走り回り付き添いのママに注意されている子供
友達がお見舞いに来てくれたのか
ワイワイと賑やかだ。
こんな病院に入れられた、そんな子供達が
なんとも不憫でならない。
ベッドを囲み何かで夢中になっている。
ポータブルゲーム機か?
いや、『ルービックキューブ』だ。
誰かが入院中退屈しないようにと持ってきてくれたのか
今時ルービックキューブとは珍しい。
手の平の中でカチャカチャと回転を繰り返すルービックキューブ。
赤、青、黄、緑、白、橙
混じり合って重なりあって
揃っていってるのか、はたまた散らばっていっちゃってるのか
見ていて方向性の収拾がつかない。
めまぐるしいスピードで細かなキューブの細かな色が入れ替わり立ち代わり。

“カチ、カチ、カチ、カチ”

子供の手の中で回転を繰り返す四角い塊に
いつのまにか見入っていたベ子である。

“カチ、カチ”

うるさいガキどもだ。
と、思ってしまった瞬間
犬山は自分の感情に寒気を感じた。
ワシってこんな男だったか?
比較的子供は好きな方で
わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい的発想の持ち主だった筈が
一瞬、無邪気な子供達が餓鬼に見え自分の中に邪気を感じ殺気が芽生えてしまっていた。
この病院に来て以来どうもおかしい。
いかんいかん。
しっかりせねば。
おや?
おやおや?
あの子、どこかで見た……ああ!
ソーキそば屋のお嬢さん!
何故病院なんかに?
誰かの見舞い?
まさか『ウシ男』氏?
ワシとはぐれた後、何かあったのか?
しかしお嬢さん、そんな所で何やっとるんだ?
ぼーっと何つっ立って見とるんだ?

“カチ、カチ”

ほっほ~!ルービックキューブ!
ワシそれ結構得意なんだな。
どれどれ、貸してみぃ。
爺さんが6面揃えて進ぜよう。
お嬢さんもそんな所でつっ立っとらんと
中に入った入った!
と言ってのけた筈だったのに
犬山の口から出た言葉は
「あ~~~う~~~かしてうぇぇぇ~入ったらぁぁぁ…」
まったく生気がなかった。

“カチ、カチ”

レンタカーを借りるよりモノレールで来ちゃった方が便が良いと白烏に教えられ
すぐさま沖縄都市モノレール『ゆいレール』の
『那覇空港駅』へ向かった鳩山豆郎刑事であったが
もう何が何やらパニックで、足元フラフラ汗ダクダク。
やっとの思いで駅に到着し、切符を買ってモノレールに乗り込む。
暑い!
なんじゃこの暑さは!
脱いだジャケットは汗が染みてすっかりビチョビチョだった。
沖縄入りして間もないのにこれじゃ
先が思いやられるな。
「ああ、痒い痒い!」
汗ばんだ体をかきむしる。
『那覇空港駅』よりおおよそ16分で『牧志駅』到着。
ここは国際通りの北側入り口にあたり
観光客でごった返していた。
「あいつ南国沖縄にそんな厚着で来てアホか?」
って思われてんじゃなかろうか。
そう思うとまた汗が吹き出てくる。
実際は鳩山の事なんて誰も見ちゃいないのに。
とりあえず目に付いたショップに入り
アロハシャツを購入。
その場で急いで着替え、懲りずに機内でもらった“レイ”を首にかけ直し
すっかり観光客ルック。
まんざらでもない。
鳩山刑事は鏡にうつった自分の姿を見て
ポーズを決めニヤリ微笑んだ。
横の店員が「ぷっ」と吹き出していた事にも気づかずに。

“カチ、カチ”

プー!ププーーーッ!
トマトの様な赤い車『パッソ』の中で
白烏はイラついていた。
何ゆえ今日にかぎって混む!
『ヤンバル病院』はもうすぐそこだというのに
渋滞の列はまるっきし動く気配を見せない。
「ちょっと、何待ち?これ!」
イライラな白烏の目の前を数匹のブタが駆け抜けた。
「え!?何!?」
窓を全開。
「ちょっとーーー!何よこの状況!」
慌て勇んでブタを追いかけるおじさんが叫ぶ。
「すまんさ~!“アグー”がトラックから脱走しちまったもんだからっさ~!」
“ぶひぶひ”言うブタを追い回すおじさん。
「こりゃ!またんかさっ!」
「ぎゃはっ!
ちょーウケるんですけど」
白烏は、あれあれといったポーズで窓を閉め
ハザード点灯で車を路肩に寄せ駐車。
手帳に何かを書き書きし、破り
ワイパーでそのメモを固定して
歩いて『ヤンバル病院』へ向かうことに。
沖縄高級ブタ“アグー”が『パッソ』の車体下に潜り込む。
「こりゃ!出てこんかいさ~!」
と叫ぶおじさんの目に
白烏のメモが。
『只今この車は、ブタちゃんのお家になってます。
駐禁切らないでね。ハートマーク』
「何さこりゃ」
“ブヒブヒヒヒ”
と、ただただブタだけが笑っていた。

“カチ、カチ”

『陽罵琉3兄弟・集結メール』が
『トン吉』から『チン平』『カン太』それぞれの元へと届く。
沖縄ヤクザ『みたらし組』組長、次男の『陽罵琉チン平』は
若い衆連中を引き連れ
肉屋店主、三男の『陽罵琉カン太』は
幅の広いデカめの『牛刀』を握り締め
それぞれ急ぎ足で長男『トン吉』が院長を務める『ヤンバル病院』へと向かっていた。
“どいつもこいつもぶっ殺す!
きっと極上の美味いダシが揃うゼ!ブラザー!”
そうメールに記した『陽罵琉トン吉』も
鉛筆銀のアパートを後にし
黒塗りベンツで病院へと突っ走ってゆく。

“カチ、カチ、カチ、カチ”

あまりの巧みな手さばきに見とれてしまっていたベ子は
「はっ!」
と我に返ってまた歩きだす。
ルービックキューブの点と辺と線とが回転するかの様に
病院の螺旋状の階段を
下へ下へとくだって行く。
目指すべき場所は地下1階の『分娩室』
そこに何があるかは分からない。
しかし、全ての不幸はそこから始まった気がする。
『ムネ彦さん』…
『ギュウ太郎』…
放牧牛の様にのっそりと
しかし闘牛の様に勇ましく
ベ子の足は先の見えぬ未来へと進む。

“カチ、カチ”

「お客さんどちらまで?」
「あ、えっと、その」
タクシーに乗り込んだ鳩山刑事はしどろもどろになっていた。
目的地の病院名を忘れてしまったのだ。
「病院なんですが」
「病院て言ってもさ~、色々あっからね~」
「えっと、うんと、あーもうここまで出てるんだけどなー!」
アゴの上部を手でトントンと叩く。
「何だっけ、何だっけ」
「まーまーお客さん落ち着いて。これでも食いな」
沖縄黒糖のど飴。
「お!ありがとうございまっす!」
「いっぱいあっから、食いな、食いな」
「食いな?…クイナ…ヤンバルクイナ!」
「はぁ?」
「ヤンバルクイナ病院!」
「あ~!はっはっは!ヤンバル病院ね~!了解、了解!」
「ぽぽぽぽぽ」
「ほいさ~しゅっぱーつ!」
メーター入れてタクシーは、いざ『ヤンバル病院』へと走り出す。
暫くして渋滞。
「…なんすかこれ」
「何だろね~。
ちょっくら見てくるさ~」
運転手はメーターを止めて車を降り前方へと走って行くも
すぐさまブーメランの如く戻って来て
「お客さん、こりゃダメだ。
ブタが逃げたんだってさ~。
ブタ渋滞。
赤い車にうじゃうじゃ隠れてんの!
わっはっはっは!」
「ええ!何それ!困ったなぁ」
「ヤンバル病院すぐそこだから
歩いたほうが早いさ。
ほいさ1060円ね」
鳩山は2000円渡し
領収書、お釣りといっしょに沖縄黒糖のど飴を7粒受け取る。
「これあげっからさ。
急いだってロクな事ないさ。
ロクな事がないからナナっつあげる。
ラッキーセブン!
食いなっ!わっはっは!」
「あ、ありがとうございます…ぽぽぽ」
さっきもらった飴もあっという間になめちゃっていたので
鳩山刑事はもう1個
ぽーいと口のなかに飴を放り込んだ。
甘い風味が口いっぱいに広がって何だか優しい気分になった。

“カチ、カチ”

鳩山の到着を
遅い遅い!待ちきれないとばかりに
『ヤンバル病院』の裏口からこっそり1人先に潜入した白烏は
カバンからコンパクトなデジカメを取り出し準備万端。
潜入取材はこのくらいコンパクトなカメラが丁度良い。
デカいと身動きとりにくいしね。
さてさて、産婦人科はどこかいな。
「さても、さぁてぇもぉ~」
とお能の真似してふざけつつ
壁に貼ってあった案内を指差し
「あ、ちゅうちゅう~たこかいなぁ~。
ぎゃはっ。地下1階」
お忍び取材だから階段を…使えば良いのに
何故かエレベーターに乗り込むオマヌケ白烏。
このエレベーター、下へくだらず、上へまいりま~す。

“カチ、カチ”

病院へ向かう坂道を
そっくりな3人のおっさんと
ガラの悪いヤーさん軍団が
ブタを蹴散らしズンズン上っていた。
強風にあおられ、桜の花びらが吹雪の様に舞い散る。
トン吉が婦長へ電話をかけ
“ウシの生き残り”と“迷い込んだイヌ”
の抹殺準備を行えと指示。
今後現れる全ての邪魔者も殺せと伝える。

“カチ、カチ”

婦長が院内放送を流す。
♪ピンポンパン♪
「ワクチンが届いております。
ワクチンが届いております。
至急ナースセンターへお集まり下さい」
緊急事態をしらせる暗号だ。

“カチ、カチ”

病院内が慌しい。
看護師連中がバタバタと走り回っている。
そんな様子をポッカーンと見つめる犬山。
すると階段横のエレベーターの扉が開き
中からおかしな女、白烏が現れた!
「ぎゃはっ!上行っちゃったわ」
「フガッ!?」
「え?えええええ!?」
「フガガガッ!」
「ワンちゃん!!!いたーーー!!!」
猛烈な勢いで犬山へ駆け寄る白烏。
「ぬぁ…ぬぁにやってんだ、お前…!」
驚きつつ、蚊の鳴く様な声の犬山。
「ちょーウケる!ワンちゃん入院!?みたいな!」
「ぬぁんでお前がここにいるんだぁ~…」
「そう!大変な事がわかっちゃったの!」
周囲を見回し
「あのね…」

“カチ、カチ”

何だこの病院。
受付にもどこにも、誰もいないじゃないか。
『ヤンバル病院』に到着した鳩山。
来いと言われて来たものの
一体ここから先をどうしたものか途方に暮れていた。
とりあえず白烏に電話をかける。

“カチ、カチ”

ベ子は階段の影に隠れながら
慌しく通り過ぎる看護師連中や医師の姿を見送っていた。
何があった?
嫌な予感がする。
誰もいなくなったフロアー。
それは今のベ子にとって好都合な状況の何物でもない訳だが
何だか事の流れに気味の悪さを感じる。
しかし
道は前にしかない。
進むべき道は1つだけ。
意を決して再び『ヤンバル病院』の
奥の奥、闇の闇へと歩を進める。

“カチ、カチ”

「むむむむむむむむむう…!!!」
数々の真実を聞かされた犬山は噴火寸前となった!
サウナで耳にした話の全てがここで繋がった!
体内の獣の血がガンガンと駆け回り
興奮のお祭り騒ぎと化す!
「むわおーーーーーん!!!」
“ブッチーン”
と点滴の管を引き抜き、
「わんわんわんわん!!」
めちゃくちゃに引きちぎる!
「ぎゃはっはっ!出たっ!ワンちゃんのオタケビ!」
周りの入院患者がびっくりした目で犬山をみつめる。
まるで動物を見たかのようにはしゃぎまわる子供達!
そこへ
「源さ~ん!!!」
今にも泣きそうな顔で鳩山が病室へ飛び込んできた!
「源さん!心配したんすよ!」
「ダーリンちょー遅い!
ぎゃはっ!何それダーリン!」
「何だ!お前その格好!」
アロハにレイにまるでイカれた観光客だ。
「ちょーウケるんですけど!」
「えぇ!ご、ごめんなさ~い!痒い痒い!」
「ワンちゃんどうする?」
「屋台だ!」
「え?」
「『黒猫』の屋台だ!」
「屋台?」
「ちっきしょー、ひでーやっちゃ!
こてんぱんにやっつけたる!」

“カチ、カチ”

最上階の個室。
ベ子が寝ているハズの部屋に婦長がたたずむ。
さっきまでおとなしくここにいた“良い娘”の姿が消えていた。
「悪い娘…お仕置きね」

“カチ、カチ”

ベッドを抜け出し身支度を始める犬山。
「『ガジュマル』そば屋のお嬢さんもいるんだ」
「ここに?」
「さっき見かけた。
下におりてった」
「ウケる…。
そりゃまずいわ」
「何?何?痒い痒い!」
「とりあえずワシは『黒猫』へ急ぐ!
お前さん達はお嬢さんの安全を最優先に…」
「あなた達!何やってるの?」
そこへ婦長登場。
「犬山さんは安静にしていていただかないと
治るものも治りませんよ」
「心配ご無用。
あいにくワシの体は頑丈に出来ているんでね」
婦長が胸元からナイフを取り出す。
「聞き分けの悪い頑固爺さんには
強めのお灸をすえないとね」
ナイフ振り回しながら突進して来る婦長!
「何何何!??これ、どーなってんの!?」
わけもわからず怯えるヘタレ刑事鳩山を
「ダーリン!行きなさい!」
“ドンッ”と突き飛ばす白烏!
「うわっ!」
反動で躓きコケた鳩山に、これまた躓きコケる婦長!
「ふぐ!」
強か頭部を強打して意識を失う。
「ちょー弱っ!」
足元で鳩山が泣きべそ。
「痛っ!な、なにすんのぉ~!」
「ぎゃはっ!ヘタレダーリンにしちゃ上出来!みたいな!
こんな部下だけど、後はまかせてワンちゃん行って。」
「毎度の事ながら、まったくお前は情けないな」
「ごごごめんなさ~い!」
「よし、行くわ!」
颯爽と立ち去る老いぼれ爺さん犬山が
ちょっぴりカッコよく見えた。

“カチ、カチ”

陽罵琉3兄弟が病院に到着。
すぐさま院長室へ。

“カチリ…”

ルービックキューブ全ての面が揃った。
窓から差し込む夕日の灯りが
少年の手の中の
カラフルな立方体のキューブを
オレンジ1色に染め上げ
奇妙に色あせたセピアの世界へと変えていたのだった。

ベ子が
分娩室の重い扉を開ける。
誰もいない。
冷たい空気。
1歩、1歩
歩を進める。
何かに吸い寄せられる様に
1歩、1歩。
奥にあるもう1つの扉を開く。
“ギギギ…”
!!
寒い!
痛い!
冷たい!
ここは…どこ…?
明かりが
灯った。
“カッ”
一瞬視界が真っ白に。
徐々に
徐々に
影が現れ
白がセピアに変わり
セピアが色を成し
形が姿を成す。

“「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」”

懐かしく愛おしい姿達が
そこにあった。

そんな頃。

らーめん屋台『黒猫』では
陽罵琉トン吉より
“極上の材料を大量に納品しまっせ!ブラザー!”
と書き記されたメールを受け取った猫田が
ニヤ~~~っと
気味の悪い笑みを浮かべていたのだった。


♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。


『らーめん放浪記』つづく。

(注)この物語はフィクションです。
登場する人物、建物、団体名等はすべて
架空のものです。

写真。来週は、僕の出番にゃりん!

忘れ去られた『お気に入り』

2009年03月20日 18時18分55秒 | 雑貨・メーカーシリーズ
皆さん人それぞれ『お気に入り』を持っていると思う。

例えばそれはシャツだったりワンピだったり
バッグや時計、帽子、靴だったり
食器やティーカップ、ベッドや机
自転車にバイクに自動車だったり。

場所ってのもあるか。
デパートや喫茶店や公園とか。
芸能人や政治家、友人などの人物もあるかも。
食べ物、飲み物、音楽、テレビ番組、芸術等も。
セリフ、ニュアンス、匂い、感情、感覚なんてのも含み
ありとあらゆるものに『お気に入り』は存在する。

かくゆう僕も色々『お気に入り』は持っている。
というか、とかく『物』に対しては
ある程度気に入ったものしか買わないようにしている為
部屋にあるものや身につけいるものは
消耗品や下着類以外全てが『お気に入り』だ。

僕には
妥協した物を購入し、それを部屋に置いたり
身につけたりしようものなら
すぐイライラしてしまい
結局それを捨ててしまうという
ちょいと狂った性質があったりする。
困ったものだが無駄に変な物を買い込んだりしないから
かえって経済的か。
いや、気に入ったものなら何でも買ってしまうからかえって不経済だ。
トホホ。

今朝、キッチンを片付けていてあるものを発見した。
冒頭写真の湯飲みだ。
以前、北海道出張時にお得意先さんで見つけたものである。
当時、僕も多少健康に気を使おうかなと思い
カテキンブームもあって
習慣的にお茶を飲もうと考え
湯飲みを探していた。
気に入ったものしか嫌なので当然なかなか見つからない。
諦めていた頃、こいつと出会った。

発見した瞬間
“なんじゃこりゃ!”
と思った。
ビーバーみたいのがダサい格好でゴルフしとる!?
しかも“どや顔”でナイスショット!みたいな!
んでもって横にはモグラみたいのが
「社長!さすがっ!」
バリな勢いで喜び勇んでジャンピング!?
ありえない。
今時こんなんありえない。
『ケンちゃんチャコちゃん』&『クロネコのタンゴ』的感覚。
時代錯誤だ。
また、これを作っちゃった窯元も凄い。
売れるっ!イケるっ!と思ったんか。
こんなん買う奴いるんか?
いるんか?

いた。

ここにいた!
まさに“ビビビ”と電流が走った!
こんなセンス良い湯飲みは他にない!
「これだっ!」
と思った瞬間、僕はそいつを掴んでいた。
後方から声がする。
「何?それ欲しいの?」
お得意先さんだ。
売ってくれぇ!
こいつを僕に売ってくれぇ!
ゾンビの様にすがる僕へ1言。
「そんなもん、あげるよ」
え、いや、悪いすよ!
「いいよ。ほらそこ見てみぃ。いっぱいあるし」
別な棚に目を移すと
『ビーバーゴルフ、ごますりモグラ湯飲み』が山ほど並んでいた。

そんなこんなで頂いた『お気に入り』の湯飲み。
健康に気を使うのもすぐに飽き
棚の奥にしまい込み
今日まで忘れ去られていた可哀想なやつ。
『お気に入り』のくせに忘れられ
さぞかし惨めだった事だろう。

そんな『ビーバーゴルフ、ごますりモグラ湯飲み』に謝罪の意を込めて写メをパシャリ。
ついでに供養ブログを書きり。
供養って…。
『お気に入り』は使ってあげなくちゃね。
ごめリンコでぷぅ~。

今日は朝方雨降りも
昼にはすっかり上がり晴れ間が覗いた。
祝日なので久々にのんびり過ごす。

ある方に頼まれていたコラムを書きメールにて送信。
午後、ダラダラと外出。
お気に入りの『B+C』のパンダTシャツを着て
お気に入りのハンチングをかぶり
お気に入りのチャリンコ『プジョー』に乗り
お気に入りの街のお気に入りの銭湯へ。

お気に入りのサウナに入りお気に入りのジュースを飲んで
お気に入りの店でお気に入りを買って
お気に入りの喫茶店で今このブログを書いている。

春分の日。
自然、生き物をたたえ慈しむ日。
さてさて今晩は久しぶりに
忘れ去られたお気に入り
『ビーバーゴルフ、ごますりモグラ湯飲み』の
ビーバー&モグラを慈しみながら
かつての『お気に入り』にお茶を注いで
飲んでみるとするかなぁ。

べらんめい!
こちとらお茶よりお酒が『お気に入り』じゃいっ!

不健康でございます。

めけめけ~。

写真。その『ビーバーゴルフ、ごますりモグラ湯飲み』

『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディIN 会社』・にじゅうに

2009年03月19日 18時44分03秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
ザッ
キュイ~ン
…環八道路は
「貫八だけ道になってズルいぞコラァ!」
という金八のデモ行進により流れが悪くなっております。
次の交通情報は6時50分からです。

『環八』は『貫八』違うけん。
読み方同じでも書き方違うとよ!
鉄矢!なんばしよっと!
ありがとうございましたぁ。
さぁ時刻は間もなく5時になります。

CM
“カキーン”
打ったっ!
大きいぞっ!
大きいぞっ!
大きいぞっ!
大きくって
入ら…ない…?
大きすぎるのはイヤ!
丁度良い大きさ
グリコジャイアントコ~ン♪

♪シモ・ネタ♪
5時です!

モッコリもくもく木曜日
『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディ』

〈Music・IN〉
リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール…ラピュタァァァ!
ど~も
僕の石頭は親方の拳より堅いんだ!
今週もクソみたいな時間がやってまいりました。
嫌がらせの様に毎週毎週きっちりとやってまいりますが
どうか皆さん切ないラピュタのロボット兵な気持ちになって
聴いてやってくださいね。
聴いててイラッとくる方は
今すぐ周波数を変えて!
急いでFMに変えて!
まあ聴いていても頭痛と吐き気をもよおすくらいで
別に害はありませんから。
今日も最後までゲロッてお付き合いくださ~い!
マ~マァ、女の子だぁ!

この放送は『JR中央線』の提供で
当社社長の鼻毛にぶら下がった『ロマンチック&エレガンスラジオ放送局』より
エリアを絞ってローカルにショボ~くお送り致します。
おい小僧。それをこっちによこせ!

さて最近めっきりモッコリ春になってまいりました。
こうもぽかぽかしてくると
頭もぽかぽかしたキ○ガイ、ガイ○チが増えてまいります。
パッと見すぐ狂ってると分かる奴なら近寄り避ければ済むのですが
見た目分からぬナイスガイなキ○ガイは危険DEATH!
懐かし『ジェリー藤尾』顔で近寄って来るため
女性ならばメロメロ!
メロメロになった後ボロボロにされちまうでしょう。
常日頃から
“『ジェリー藤尾』的ナイスガイなキチガイは結婚詐欺師のハートキラー”
と呪文の様に唱えときましょう。
ん?“キチガイ”て“○”伏せ字取ってもーた。
どーでもいいDEATHよ!
“『菅井きん』似のナイスガイなキチガイの聞き違いの履き違い基地!”
こちらも同時に注意ヨロシク!
しかし春のぽかぽかは誰しもの頭脳回路を狂わせる!
本人気付かぬうちに常識人から立派なキチガイに変化していたり。
まぁ何が常識で何が非常識なのか
そんなもんは幻想で紙一重。
貴方も貴女もあなたもあなたもあなたもあなたもあなたMOREーあなたMOREー
モア~モア~とキチガイに早変わり!
電車ん中の隣の奴や会社の部長
コンビニバイトや行きつけのママ
病院の医師や隣近所の挨拶交わす住民
そして、貴方と貴女
まさか僕が!?まさか私が!?
うちの子にかぎって!
ツチノコに古切手!
なんて思ってるうちにいつの間にやらキチガイに!
「明るくて優しくて仕事熱心な良い人でしたよ。
まさか、まさかあの人がねぇ」
なんて言われるようになるのDEATH!
っちゅうかそう言ってる奴も立派なキチガイ!
そうならぬよう自分の身は自分で守らねば
なんてあまいあまい!
名古屋のジャンボチョコレートパフェよりあまい!
我先にと先回りして
堂々とキチガイになっちゃいましょう!
先に酔っ払ったもん勝ち!みたいな!
目には目を!
ハニワ土偶!
レッツ狂い!

そこで!
キチガイなりたて初心者なあなたの
ちょっぴりおっちょこちょいキチガイエピソードを大募集いたします!
FAX番号は
『0422の(10)の8879』
『0422(10)8879』
『オヨー!にゃんにゃんとばばあ鳴く』
まで、どしどしFAXお待ちしております!
え~メールでも受け付けております。
アドレスは
『busu!busu!to@randamuni.babaaga-sashichigae.ne.jp』
『ブスッ!ブスッ!とアットランダムにドッとばばあが刺し違え
ドットエヌイージェーピー』
です!ヨロシク!

では本日の1曲目まいりましょうか。
杉並区ラジオネーム
『ワールドベースボールプラスチック』さんからのリクエスト。
うちの社長がカラオケでよく歌う『中島みゆき』さんで
『悪女』

〈Music・IN〉
♪悪女になるなら 月夜はおよしよ
素直になりすぎる
……♪
〈Music・END〉

『中島みゆき真似て歌声がウネウネしてる社長』で
『お前だ!悪女!』
聴いていただきました。
さて先程募集いたしました
『キチガイなりたて初心者なあなたの
ちょっぴりおっちょこちょいキチガイエピソード』ですが!
早速FAXが殺到!
メールもじゃんじゃん届いております!
ありがとう!
このままでは回線パンクしちゃいますので
ここで締め切らせていただきます!
でもどれもこれも内容が激ヤバで
しかも頭狂ってっから理解不能なものばかり!
文字ですらないものもあったりでとても放送出来ません!
どうかキチガイの皆さん
なるべく人間に分かる文字を使い
内容ソフトにお願いしま~す。
っつっても、もう締め切っちゃったんだけどね。

さてここでお便り紹介しちゃおうかな。
え~ラジオネーム
『紀香、藤原にリターンズ』さんから。
「その石の光はワシには強すぎる」
ポムじいさん!
「私は中央線沿線に住む主婦です。
男の子だろっ!しっかりつかまってなっ!」
ドーラ!
「海外旅行が趣味の私は
より一層旅を楽しむ為にと
小さな英会話教室に通っているのですが
最近そこに、雑貨メーカーの社長だというお婆さんが入校してきました。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…」
ゴリアテの飛行音!?
「彼女は不慣れな英語を
オーバーなボディランゲージでカバーしようと必死。
そんな姿にとても好感が持てました。
いやっ!やめてっ!」
シータ!!
「どうやら仕事の目を海外にも向けていらっしゃる様で
勉強熱心にされてるそうですが
お話すると、昔から勉強が好きだったご様子。
あなたは?と聞かれたので
私は学生時代は勉強が好きでも嫌いでもなく
義務的に学んでまして
とかく学生なんてそんなもんでしょうと答えると
そんな精神は許せない!
何それ!バカじゃないの!?
と言われてしまいました。
そのお婆さんとはまるで世間話もロクに出来ません。
そんなニクったらしいお婆さんをギャフンと言わせたいのですが
一体どうすればいいのでしょう。
ばんぱくさん、教えろ!
復活の呪文をおしえろ!」
『紀香、藤原にリターンズ』さんありがとう!
成る程、ギャフンとね。
んなもんど~でも良い事だよね!
ぶっとばしちゃえば良いんじゃねぇの?
それか「ギャフンて言ってくださる?」って頼んでみたら?
ではそんなブタ野郎からのリクエスト。
私ばんぱくの新曲!
『会社の歌』
サラリーマンの切実な気持ちを歌ったボサノバDEATH!
もちろん発売早々、廃盤決定!
どうぞ!

〈Music・IN〉
♪会社はッサ~
給料発生するから行くけどもっさ~
仕事はッサ~
できたらしたくないのッサ~
誰かッサ~
知らないうちにッサ~
俺の銀行口座にッサ~
ドッサ~っと金
振り込んどいてくんないかなボッサ~
ノバ~
……♪
〈Music・END〉

皆さん買ってね!
売ってね~よ!
それでは続きましてはこのコーナー
『めけめけ!ものまね当てクイズ』!
わたくしばんぱくがするものまねを聞いて
一体何の真似をしているのかを当ててもらおうといったコーナーDEATH!
さて本日の一発目!
杉並区ラジオネーム
『100円竜雷太ァジッポ雷太ァ』さんからの投稿!
痛い名前のビッチ野郎ですね。
もしもし~!
「あなた何やってんのよ!」
しゃ、社長!?
「マイネームイズシャッチョウ!
アイキャンスピーク
“バルス!”」
え!?

“ゴゴゴゴゴゴゴゴ!”

うわぁ!
スタジオが崩れてく!
何故そんな滅びの呪文を!
「こんな糞ラジオ誰も聞いちゃいないわよ!」
なにぃ!
このキチガイ社長がっ!
「言わせてもらうけど
そう言うあなたが1番キチガイよ!」
武田鉄矢のものまねしようと思ってたのにぃ!
腐ったミカンは放り出せと言うんですかっ!

“ドガ~~~ン!”

ギャフンッ!

♪あの地平線 輝くのは
どこかに君をかくしているから
父さんが残した 熱い思い
母さんがくれた あのまなざし♪

めけめけ~!

写真。中央線。

口裂けぺらぺらお婆。

2009年03月18日 20時54分56秒 | 会社天国編・地獄編
いきなり
お土産『大分だんご汁』です。

『だんご汁』とは
太い太い麺のような『だんご』を
人参や里芋、大根や椎茸等々と一緒に味噌のダシで煮込んだものです。
大分県の郷土料理の1つですが、これが美味い。
本当は現地で食べるんが1番良いのですが
まぁ自宅ならね、
貝…
じゃなくて具
入れたい物を入れたい放題だしね。
今週中には食べようと思います。

ちなみに『だんご汁』と並び、もひとつ好きな大分の郷土料理に
『やせうま』っつうのがあります。
これは、簡単に言えば
『だんご汁』の『だんご』に、甘いきな粉等かけたお菓子。
単純ですが美味い。
しかもきな粉をスーパーで買って来りゃ
このお土産『だんご汁』から
『汁』&『やせうま』の2つを生み出す事が出来
一粒で二度美味しい訳。
画期的!
まず夕飯に『だんご汁』を食べ
デザートにスイーツとして『やせうま』を食す。
美味いものは上手い事できております。

そんなお土産引っさげて
久しぶりの東京です。
九州暑かったけど
東京もなかなかどうして
暑いではないかっ!
も少し涼しかったハズだぞ東京!
「暫く見ぬ間に大きくなったねぇ」
じゃないが
「暫く居ぬ間に暑くなったねぇ」
だ。
朝夕はまだ多少冷え込んでますが
まぁそれでも暑がりな僕からしたら温いくらいです。

土日も休み無く働き
体も脳も疲れも溜まっており
今朝
良く分からんが大きめの“カマ”で脳天かち割られる
…う~む、いや、自らかち割られに行く夢を見ちゃいました。
なんじゃそりゃ?

コンビニバイトの面接で
そこの店長と抗論になり
その場で不採用を言い渡された帰り
そこへ押し掛けて来たコンビニ強盗を
何故だか取り押さえてしまう。
そんな糞コンビニ放って置きゃいいのにね。
ただ捕らえるだけでは警察も動かんだろうと
意味不明な事考えて
強盗の持っていた“カマ”に自ら頭で突っ込む。
“カマ”に頭突き。
“カマ”にヘディング。
んなもん勝ち目無し。
肉がえぐれ、づ骸骨砕け
“カマ”の先端に脳味噌っぽい物が付着していた。
僕の体を張った捨て身の行動によって
コンビニ強盗は無事逮捕。
しかし店を救った僕は結局不採用。
損ばかり。

そんな夢を見た為に起きるのが辛い辛い。
しかし無理矢理に必死でベッドから這い出して
こちらも久しぶりの会社へ出社である。

出張後の会社はウザい。
何がって勿論仕事が溜まっているからなのだが
そんな事より何よりも
“社長”だ。
そして社長をとりまく空間と
繰り広げられるダルい会議。
たまらない。

本日も朝っぱらから会議。
いきなり社長VS上司連中で内紛勃発。
バトルの火花が散る。
“バーチバチバチバチバチィーッ!”
まるで懐かし『バクさんのカバン』の
“バークバクバクバクバクゥーッ!”
みたいな。
ビーバーが出てくるゾ!

僕は小さくなって触らぬ神に丹波哲郎。
ネタが古いっ!
お互い譲らず話まとまらず
結局社長が強引グマイウェイで押しきる形に。
だから古いって!

全体会議も終わり
続いて営業会議。
それにしても社長、よく喋る。
ぺらぺらぺらと
話があっち行ったり戻って来たり
飛んでったり落ちて来たり。
口に何かいるんじゃねえか?
又は
背後から『いっこく堂』が操ってんじゃねえか?
又は
ヨウシャベル星から来たペラペラ星人だったり。
うちの社長の事だ。
それらどれであっても不思議でないだろう。
人の話も聞かずぺらぺら
きっと耳が退化しているんだろう。

昼飯時。
またぺらぺら。
ここまで来たらもう得意技だ。
“キン肉マン・得意技 キン肉バスター”
的な
“ぺらぺら社長・得意技 ぺらぺら”
みたいな。
『パタパタママ』の“パタパタ”と
『ぺらぺら社長』の“ぺらぺら”で
是非対決してもらいたいものだ。

とにもかくにも飯食べてるハズなのだが
横から常にぺらぺら聞こえて来る。
もしかして話に夢中で食べる事を忘れているとか?
しっかしまぁ、いくらなんでも喋り過ぎなんじゃねぇの?
早く食わないと昼休み終わってしまいますよ社長。
ってな具合で横目でちらり見てみると
あらまぁびっくり!
食べながら喋ってる!?
いや、
喋りながら食べている!?
つまりは
“ぺらぱく、ぱくぺら”
だ!

喋りつつ次々と食べ物を口に投入!
勿論、投入動作中もお喋り。
喋り、ぱくぱく
ぱくぱく、喋り。
喋りにより動くアゴの反動を利用して
食べ物を噛み砕いている!
2つの動作を1度にこなしている!
“口を動かす”という動作により
“喋る”と“食べる”を生み出す
まさにお土産『即席だんご汁』から
『汁』と『やせうま』を生み出すみたいな!

長い年月をかけて編み出した技なのか
それともDNAに組み込まれ
先天的に持ってうまれた知恵なのか
そこらへんは謎なのだが
とにかく天才的な
“喋食べり”婆さんだ!

そんな姿を観察していたら
いつか僕や上司達まで“喋食べられ”てしまうのではないかと
なんだか恐ろしい気分になり
食欲が失せてご飯を少々残してしまった。
あぁ、ぺらぺら。

夕方、糸やリボン等扱う関西の素材屋さんが営業に来た。
営業で売り込みに来ている訳だから
先方はそりゃ必死に喋るだろう。
それも関西人の営業マンとなればなおさらだ。
しかし!
いくら関西人といえども
うちの“ぺらぺら社長”には勝てない!
売り込みに来ている側より
売り込まれている側のが喋り倒すといった
不思議な現象が巻き起こっていた。

まるで飢えた獣の如く相手を喋り倒し
喋噛み付き
喋引きちぎり
喋噛み砕いき
骨の髄まで喋吸いとって
へろへろ脱け殻になった営業マンを送り出す。

営業マン退散後
“ぺらぺら社長”は吐き捨てる様に一言。

「まったく、早く帰って欲しいのに
ぺらぺらと良く喋る関西営業マンだったわ!」

えぇ!?
どの口がそんな事言うかっ!

“私のこの“ぺらぺら口”よ!
私きれいぃっ!”

出たぁっ!
妖怪『口裂けぺらぺらお婆』!
恐ろしやっ!

そんな“ぺらぺら社長”から貰う
僕の給料袋は
まさに“ぺらぺら”です。

“カマ”で脳天かち割ったろかっ!
逆にかち割られまんがな。

めけめけ~。

なにぬね飲みすぎ、SAYONARA! 九州!

2009年03月17日 16時00分37秒 | 食にまつわるシリーズ
携帯電話のボタンに亀裂が走り
押し続けたら粉々に砕けた!

数字の“5”
文字の“な行”
英文字の“JKL”
ボタンだ。

押しすぎだ。
押しすぎて割れるなんて
あ…ありえん
が、ありえちゃったのね。
「なんてこった」
の頭の“な”が今まさに押しにくい。
「今まさ“に”押し“に”くい」
の“に”も同様に。
「同様“に”」
の“に”も……
きりがない。

出張中や外出中は
ブログを携帯電話で書いている。
しょっちゅうボタンをバシバシ押して
くだらない内容物をダラダラ数千文字も書いているから
こんな事になるのだ。
まるでボタンが
「お前のブログが長いからだっ!
もっと俺を労って短くせいっ!」
と僕に苦情を言っているかのよう。
ボタンの奴の
体を張った捨て身なクレームだ。
受け止めよう。
とりあえず聞くだけは聞いておこう。
「短かめにします」
と言ったって
どうせ舌の根乾かぬうちから「長く」なっちまうんだ。
出来ぬ約束はせんよ
ボタン君。

しかし何故砕けたのが“な行”ボタンなんだ?
他のボタンも均等に押していると思うのだが。
ブログやメールに“な行”って
そんな頻繁に使ってるか?
う~む。

「なまこ」「にら」「ぬらりひょん」「念力」「野沢直子」
……使わんなぁ。

「何」とか「臭い」とか「脱ぐ」とか「猫」とか「飲む」とか
まあまあ使ってるかも。

押す力も強すぎるんだろう。
少しは手加減ならぬ指加減せねばなるまい。
とりあえずは割れているものの
なんとかかろうじて下半分でぶらんぶらんと繋がっている“な行”ボタンで
このブログはしのいで書いている。

「なにぬねの」の“の”の“飲む”。
昨晩、北九州のお取引先さんと食事でもといった流れになり
行橋の小料理屋さんでちょいと一杯いきながら食事をいただいた。
前回出張時では焼き鳥屋にご一緒させていただいたお取引先さんだ。

行橋は海山の幸が豊富な為、美味しいお店が意外と多い。
そんな行橋を東京もんに味わせてあげたいという
お取引先オーナーさんのご好意という名目の
本当は飲みたさ一心な酒好きオーナーが
怖い奥様の目を掻い潜るひとつの口実ご接待といった感じ。
嘘か真か理由はともあれ
出張中はろくなもん食べていない僕からしたら
とっても嬉しく有難いお食事会だ。

昨晩は和食屋さんだった。
手始めは新鮮な刺身とビールで乾杯!
同席していたスタッフさんはウーロン茶。
料理が来る。
シンプルだけども濃厚な茶碗蒸しや
野菜とホルモンを上品に炒めた鉄板もの
あさりとはまぐりのバター
ごぼうを香ばしく揚げたもの
煮魚
海鮮サラダ的なもの
鶏肉を表面カリカリに焼いた焼き物
新鮮なネタのお寿司
などなど
などなど
次々に運ばれる料理はどれもこれも美味い!
美味いと酒もすすむ。
いつの間にやらオーナーさんが
芋焼酎のボトルを入れていた。

一昨日晩のカプセルホテルに引き続き
またまた
“焼酎のボトル”だ!
ロックグラスに並々と
芋焼酎をドボドボつがれる。
僕もドボドボつぎかえす。乾杯!
“カチーン”
グラスが良い音を弾く。
その
“カチーン”
でスイッチが入った!
昨日のブログを書き終えた後
胃腸の調子も良好となり
体調も快復していた!
よしっ!
飯も美味いし
酒も美味い!
飲むか!
くいっとひとくち。
美味っ!
甘い香りが口の中にふんわり広がり
飲み口も後味も優しく上品だ。
女性が好みそうなとろける味わいといった所か。
そんな『品』を感じる美味しいお酒を
酒飲みのおっさん2人が『品無く』ガバガバ飲み干してゆく。

飲んだくれてブログの事をすっかり忘れていた為
ついでに焼酎の銘柄を控える事をもうっかり忘れてしもた。
あんなに美味かったのにぃ!
しかもブログネタになるのにぃ!
確か『紅芋』っぽい名前で黒麹だったと思う。
酔っ払ってたもんで定かではないが。
僕は芋焼酎好きなもんで
色々な銘柄を過去飲んで来たが
その焼酎は初めて見るラベルだった。
まぁ美味けりゃ名前なんて良いのだ。

やいのやいのと言いながら
『料理やお酒』の話から
『物の価値』についてへと話題が移る。

そのお取引先さんは
自分の店の『色』と『姿勢』を頑なに貫き
ポリシー持ってぶれずに20年やってきたそうだ。
どんなに流行っていようが、これは売れると言われようが
店の『色』に合った『良い物』を仕入れ販売するよう貫いている。
今の不景気な時代
とかく価格競争に走りがちだが
長年ポリシーを貫き通すと
お客さんも物の価値を熟知して下さるようになり
お店を理解して下さるから
『価格』でなく『価値』で買いに来られるようだ。

良い物は『高い』。
良い物ばかり取り揃える店は『高い店』とイメージ付けられてしまう。
でも物の高い安いにはきっちりした理由があり
その辺を知った上で
ぶれずにお客さんに提案し続けていれば
その店は『高い店』でなく『良い店』となる。
店もお客も共に育っていってるのだなと思う。
水準の高さを感じた訳だ。

『癖がある』と言われたらそうなのだろうが
それも今の時代、良い方向に左右しているようだ。
儲かって仕方ないという事もなければ
ヤバいくらい落ち込むといった事もない
安定した感じでずっと来ているらしい。
それってこの時代
凄い事なんじゃなかろうか。

なんてベロベロなおっさん2人が
ベラベラ話しているうちに
先方が先に潰れて寝てしまった。
お酒を飲めないスタッフさんと暫く話をし
寝てたオーナーさんを起こしまして
宴会、お開き。

ホテルに帰りジュースガバ飲みし就寝。
今朝目覚めると
しっかり胃腸がもたれておりました。

胃薬飲んで飯食って仕事して
九州出張も本日で
お開き。

東京に帰ります。

「なななにねねぬぬぬぬののぉ~!
やっぱしお前のブログは長い!
俺の事連打し過ぎ!」

と、
“な行”ボタンが言ったか言わずか。

ぬぬぬ…

めけめけ~。

写真。北九州の不思議な遊園地
『スペースワールド』のチラシ。
宇宙人がスケートをっ!