いつの間にやらボジョレー・ヌーボーってやつが解禁とやらになっていた。
全世界共通で毎年11月第3木曜日に解禁となるらしい。
今年は先日の11月18日(木)だったようだ。
その日僕は秋田にいた。
そういやお取引先さんが
ボジョレー買ったのヌーボー買わんの騒いでいたっけ。
「良ぃっすねぇ」程度で大した盛り上がりもみせずに話題を流してしまった。
興味が無いとまるで食い付かん情報の為
その日から既にかなりの日数が経過した先日
近所のスーパーで剥がし忘れ気味なポスター『解禁!』っちゅうのを見て
「あぁ」と改めて思い出した次第だ。
『ボジョレー・ヌーボー』
正直良く分からんうちに世に言葉が定着していたような気がする。
知らぬ間にその名前は浸透し
言葉が世の中で独り立ちしているような気もする。
『ボジョレー・ヌーボー』
僕だって何の違和感も無く
「ぼじょれーっ!ぬぅぼーっ!」と今日まで言い放って来たが
そもそもボジョレーのヌーボーとは何ぞや?
なんてふと思ってしまった訳だ。
携帯でちゃちゃっと調べてみる。
なになに?
ボジョレー・ヌーボーとは収穫したぶどうを早々醸造してボトル詰めし
同年11月に各国へ即出荷される
フランスのボジョレーで生産された試飲用新酒(ヌーボー)の事。
成る程、要するに初々しいワインて事なのね。
「初々しい」「初」って響き、僕ら皆好きだもんねぇ。
ワイン大好き新しモノ好きな方々にゃたまらないモノなんだろうな。
ヌーボーから寝かしていくとまた味も変化してゆくのだろう。
その寝かす作業もまた楽しいのかな。
っつうかボジョレー・ヌーボーは寝かさないか。
直ぐ飲むか。
寝かしたらその時点でボジョレーのヌーボーじゃなくなるわな。
樽元で寝かすのかしれないが
それは多分普通にワインとして出荷されるんだろうな
う~ん、多分。
しかし「試飲程度にたしなむ」なら良いが
「たしなみ過ぎる」と大変な事になるのがワイン。
ボジョレー・ヌーボーだって同じ事。
とかく「初々しさ」にはトゲがあるもの。
その荒らさ加減がまたワイン好きをうならすのかもしれんが
若さ故の荒いモノって扱いにくかったりするから厄介だ。
クセがあったり無かったり?
クイクイいけちゃったり?
初モノはフタを開けてみないと分からない。
どちらにせよ僕ん中でワインは全般的に恐ろしいモノで
故に現在興味薄なお酒なのだ。
むかし演劇に携わっていた頃
芝居公演の打ち上げでワインをたらふく飲んだ事があった。
「初モノだよ」と差し入れて頂いたワインだ。
当時日本でボジョレー・ヌーボーという言葉が浸透していたかどうかは定かでないが
初モノってんだから多分頂いたワインはそうだったんだろう。
その他ご存知『メル○ャン』やら『ア○ダマワイン』やら
安めのワインも一緒に飲みまくった。
それにあれだ、ビール日本酒等もちゃんぽんした。
公演を終えた解放感から
とにかく飲んで飲みまくった。
その結果、翌朝強烈な二日酔いに襲われた。
そりゃかつてないくらいな過去1番の辛さだった。
奥田民生の曲の『ワインのばか』の
♪頭ひび割れそうだ ユウウツだな
何を飲んだんだ ワイン飲んだんだあ♪
まさにそんな感じだ。
いや「ユウウツだな」と思える余裕すらなかった。
もはや頭はひび割れ、何も考えられんような状態だった。
普段の二日酔いは
大量に水分をとりたくさん食べれば大抵昼には和らいでいる。
それでも引きずる時は寝れば治る。
しかしその日のワインによる二日酔いは
そう易々と僕を許しちゃくれなかった。
二日酔い、軽く3日は引きずった。
三日酔い、四日酔いだ。
症状は地獄だった。
目に見る世界が高速回転していたのだ。
当然立ち上がれない。
よしんば立ち上がれたとしても
今度は高速回転にあわせて高速で倒れてしまう。
そしてあちこちを強打。
傷アザだらけ。
しかし痛さより辛さが勝っている為それどころではない。
吐く!下痢!吐く!下痢!大パレードだ。
身体はダルいし胃痛いし
斧で何度も脳天かち割られているかくらい頭に激痛走りっぱだし
口もお尻も爛れちゃうし
辛過ぎて眠れないしもう最悪。
まさにアルコール恐怖体験実習だった。
そんなひどい辛さを味わって以来
僕は軽いワイン恐怖症にかかってしまった。
付き合いでたしなむ程度なら飲むけれど
自らすすんでパァっとワインは絶対に飲まん。
それに安ワインも飲まん。
安いモノは悪酔いする。
日本酒もそうだ。
焼酎やビールは安かろうがなんだろうが酷くはならないんだけど
マジ、ワインや日本酒はヤバい。
身をもって体験済みである。
多分体質もあるだろう。
身体に「合う・合わない」ってやつ。
「ワインは私の血液よ」みたいな程飲んで大丈夫な方もいるからして。
遺伝的にダメとか
昔はガンガンいけた口だったけど体質が変わったのかダメになったとか
ダメだけど飲みまくっちゃうとか人それぞれだろうな。
とか何とか
僕はお酒でそんな辛い思いをしてるのに
数日後にゃ「飲むぞー!」とか言っちゃってたんだもの。
さすがにワインは飲まねども
飲んべえってこりないやっちゃなぁと我ながら思ったり。
「酒の強さは孫に出る」とよく言われるが
確かに僕の爺さんは飲んべえだった。
そう、酒で死んじまったんだもの
熟成された飲んべえだ。
『ボジョレー・ヌーボー』
そりゃ爺さん知らなかったろう。
知っていたら
「解禁じゃー!」
ってこじつけに
飲んだくれていた事だろうな。
飲めりゃ何だって良い!
それが飲んべえの証!
飲んべえはワインの辛さの“向こう側”を知っているのかも。
そこはお花畑かアル中病棟か
どちらにせよ恐ろしや~だが
プロ飲んべえにとったら
ある意味どちらも命を考えた上での“パラダイス”なのカモ。
僕の場合
ワインと日本酒はたしなむ程度で!
爺さんに比べて
お酒にゃまだまだひよっこの
『飲んべえ・ヌーボー』だな。
そんなんで良い。
めけめけ~。
写真。スーパーにて。
全世界共通で毎年11月第3木曜日に解禁となるらしい。
今年は先日の11月18日(木)だったようだ。
その日僕は秋田にいた。
そういやお取引先さんが
ボジョレー買ったのヌーボー買わんの騒いでいたっけ。
「良ぃっすねぇ」程度で大した盛り上がりもみせずに話題を流してしまった。
興味が無いとまるで食い付かん情報の為
その日から既にかなりの日数が経過した先日
近所のスーパーで剥がし忘れ気味なポスター『解禁!』っちゅうのを見て
「あぁ」と改めて思い出した次第だ。
『ボジョレー・ヌーボー』
正直良く分からんうちに世に言葉が定着していたような気がする。
知らぬ間にその名前は浸透し
言葉が世の中で独り立ちしているような気もする。
『ボジョレー・ヌーボー』
僕だって何の違和感も無く
「ぼじょれーっ!ぬぅぼーっ!」と今日まで言い放って来たが
そもそもボジョレーのヌーボーとは何ぞや?
なんてふと思ってしまった訳だ。
携帯でちゃちゃっと調べてみる。
なになに?
ボジョレー・ヌーボーとは収穫したぶどうを早々醸造してボトル詰めし
同年11月に各国へ即出荷される
フランスのボジョレーで生産された試飲用新酒(ヌーボー)の事。
成る程、要するに初々しいワインて事なのね。
「初々しい」「初」って響き、僕ら皆好きだもんねぇ。
ワイン大好き新しモノ好きな方々にゃたまらないモノなんだろうな。
ヌーボーから寝かしていくとまた味も変化してゆくのだろう。
その寝かす作業もまた楽しいのかな。
っつうかボジョレー・ヌーボーは寝かさないか。
直ぐ飲むか。
寝かしたらその時点でボジョレーのヌーボーじゃなくなるわな。
樽元で寝かすのかしれないが
それは多分普通にワインとして出荷されるんだろうな
う~ん、多分。
しかし「試飲程度にたしなむ」なら良いが
「たしなみ過ぎる」と大変な事になるのがワイン。
ボジョレー・ヌーボーだって同じ事。
とかく「初々しさ」にはトゲがあるもの。
その荒らさ加減がまたワイン好きをうならすのかもしれんが
若さ故の荒いモノって扱いにくかったりするから厄介だ。
クセがあったり無かったり?
クイクイいけちゃったり?
初モノはフタを開けてみないと分からない。
どちらにせよ僕ん中でワインは全般的に恐ろしいモノで
故に現在興味薄なお酒なのだ。
むかし演劇に携わっていた頃
芝居公演の打ち上げでワインをたらふく飲んだ事があった。
「初モノだよ」と差し入れて頂いたワインだ。
当時日本でボジョレー・ヌーボーという言葉が浸透していたかどうかは定かでないが
初モノってんだから多分頂いたワインはそうだったんだろう。
その他ご存知『メル○ャン』やら『ア○ダマワイン』やら
安めのワインも一緒に飲みまくった。
それにあれだ、ビール日本酒等もちゃんぽんした。
公演を終えた解放感から
とにかく飲んで飲みまくった。
その結果、翌朝強烈な二日酔いに襲われた。
そりゃかつてないくらいな過去1番の辛さだった。
奥田民生の曲の『ワインのばか』の
♪頭ひび割れそうだ ユウウツだな
何を飲んだんだ ワイン飲んだんだあ♪
まさにそんな感じだ。
いや「ユウウツだな」と思える余裕すらなかった。
もはや頭はひび割れ、何も考えられんような状態だった。
普段の二日酔いは
大量に水分をとりたくさん食べれば大抵昼には和らいでいる。
それでも引きずる時は寝れば治る。
しかしその日のワインによる二日酔いは
そう易々と僕を許しちゃくれなかった。
二日酔い、軽く3日は引きずった。
三日酔い、四日酔いだ。
症状は地獄だった。
目に見る世界が高速回転していたのだ。
当然立ち上がれない。
よしんば立ち上がれたとしても
今度は高速回転にあわせて高速で倒れてしまう。
そしてあちこちを強打。
傷アザだらけ。
しかし痛さより辛さが勝っている為それどころではない。
吐く!下痢!吐く!下痢!大パレードだ。
身体はダルいし胃痛いし
斧で何度も脳天かち割られているかくらい頭に激痛走りっぱだし
口もお尻も爛れちゃうし
辛過ぎて眠れないしもう最悪。
まさにアルコール恐怖体験実習だった。
そんなひどい辛さを味わって以来
僕は軽いワイン恐怖症にかかってしまった。
付き合いでたしなむ程度なら飲むけれど
自らすすんでパァっとワインは絶対に飲まん。
それに安ワインも飲まん。
安いモノは悪酔いする。
日本酒もそうだ。
焼酎やビールは安かろうがなんだろうが酷くはならないんだけど
マジ、ワインや日本酒はヤバい。
身をもって体験済みである。
多分体質もあるだろう。
身体に「合う・合わない」ってやつ。
「ワインは私の血液よ」みたいな程飲んで大丈夫な方もいるからして。
遺伝的にダメとか
昔はガンガンいけた口だったけど体質が変わったのかダメになったとか
ダメだけど飲みまくっちゃうとか人それぞれだろうな。
とか何とか
僕はお酒でそんな辛い思いをしてるのに
数日後にゃ「飲むぞー!」とか言っちゃってたんだもの。
さすがにワインは飲まねども
飲んべえってこりないやっちゃなぁと我ながら思ったり。
「酒の強さは孫に出る」とよく言われるが
確かに僕の爺さんは飲んべえだった。
そう、酒で死んじまったんだもの
熟成された飲んべえだ。
『ボジョレー・ヌーボー』
そりゃ爺さん知らなかったろう。
知っていたら
「解禁じゃー!」
ってこじつけに
飲んだくれていた事だろうな。
飲めりゃ何だって良い!
それが飲んべえの証!
飲んべえはワインの辛さの“向こう側”を知っているのかも。
そこはお花畑かアル中病棟か
どちらにせよ恐ろしや~だが
プロ飲んべえにとったら
ある意味どちらも命を考えた上での“パラダイス”なのカモ。
僕の場合
ワインと日本酒はたしなむ程度で!
爺さんに比べて
お酒にゃまだまだひよっこの
『飲んべえ・ヌーボー』だな。
そんなんで良い。
めけめけ~。
写真。スーパーにて。