12月20日(月) 晴れ 強い風 午後からは穏やかな気候
春に集めたストーブ用のリンゴの木、9月末までには全ての長さを45cmに切り分け、割ってマキとすることを俺なりに誓っていた。しかし、9月が過ぎ、10月もイソガシイから11月にと、それも、遅れて今日は絶対にマキにすると意気込んだ。
絶対に今日の仕事だと言い切って9時には支度を調えて、チェンソーの燃料とオイルを満タンにした。一抱えもある太い木は運び込んだころよりも大分軽くなっていた。チェンーは12時半まで休みなく稼働し、途中燃料を入れ、M刃を研いだ時だけエンジンを止めた。
昼飯の声がかかる前にチェンソーを使う作業は終えたが、腰を落としてチェンソーを使ったので腰を伸ばすとギシギシ音がする。昼飯を摂ってから直ぐに割る作業を始めた。この作業は丸太をスツール代わりに使っているので午前中より少しは楽だ。3時半には殆どのマキ割を済ませた。
朝から3時半まででの作業、手がているが、これまでの作業で疲れたというのは申し訳ないほど機械が全てやってくれている。切る作業はチェンソー、割るのはマキ割機だ。リンゴの木を手で割ると云うことは誰もが首を振るほどのものだ。
割った薪を積み上げる作業は全て手作業になる。手作業と云うよりも腰作業と云っても過言ではない。マキを掴むときは必ず膝を曲げて腰を落とす。俺は今までに何度か腰痛を経験しているので、これだけは無意識に膝を落とす。両手で一本ずつ掴んだマキは結構重たくそれを積み上げるところまで運び今度は腕だけの力で上にあげる。
三分の二が済んだところで西の雲は夕日に染まった。今日中には終わらせようと云う意気込みが失せるようにズンズンと辺りが暗くなる。
全てを積み上げとところで小休止、浅間の頂上だけに淡く夕日が当たり月の明るさが際立っている。今日は十四夜なのだろうか?
機械を片付けて家に入るとストーブの横にはマキが山と積んであった。白く見える細い木は裏山のニセアカシア。この木は実生なのだが、乾燥すると軽く、マキとしては火力は強いが直ぐに燃え尽きてしまうが、山のように積んであるの見ると安心する。
今日でマキの作業は終わりとするところだが、まだ少し ・ ・ ・ 少々残っているのは明日の作業としたい。
Salaはこのストーブがないと、信州の寒むい、冬を過ごすことは出来ないだろう。