温故知新 人の温かみを感じ取れた一日

１１月１２日（晴れ）雲は見えるが青空がキレイ　冷たい風
早朝に眼を覚まして東の障子を開けると、曇り日のようにガラスに水滴が・・・
リビングに行くと愛息Ｓａｌａは“ＭＹ温室”と云うように、障子とガラスの僅かな隙間に入り込んでいる。
冬場の朝の定位置になっている。
室温は薪ストーブのお陰で２０℃もあるに・・・・

昼前は午後に打ち合わせがある「たてしな歴史研究会」の定例会の資料を再確認した。
ＰＣに向かっていると窓をたたく音がするので「小鳥かと思ってそ～と振り向く」とＭがガラスをたたいている。
東のドッグランの入り口に不気味な物があると言う。

１時半に会長と待ち合わせがあるので、図書室へ寄ってこの町の貴重本で気になるところを確認した。
『信陽佐久立科高井飯盛山領麓・蘆田八ケ略史』『立科町地史』の二冊、これらは町内での現存は僅かで貴重な本として図書室の持出し禁止本となっている。
図書室のＨ女史の手厚い管理によってコピー本が残されつつあるが町民の財産として大切にしたいものだ。

次回の定例会は「町内の地名の謂われ」と云うテーマで、展開することになっている。
メインの講師は会員のＹＹさんで彼の資料収集と木訥とした中にも繊細な話術を楽しみにしているのは俺だけではないだろう。

打ち合わせは３時前に終わり、次には『いろんな人のいろいろ話』の“話し手”を古町のＴＴさんにお願いするために、先輩のＩＴさんと彼の畑に向かった。
既に３時というと山襞に挟まれた畑には日射しはなく、蓼科山へ向う谷を昇る冷たい風が吹いていた。
彼はこちらの申し出を聴きながジッと遠くをみる観る眼を細めた。
彼の話を聞いているとさながら、今様五無齋に匹敵するように思えた。