観光通訳ガイドの行く末、9月開講・「医療通訳士マスター」コースを新設!

2011-07-16 13:40:21 | Weblog
(観光)通訳案内士の行く末

9月開講、医療通訳士に「マスター・コース」を新設!

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、観光ガイドを主要な仕事とする(国家資格)通訳案内士という業種の盛衰は、第二次世界大戦後の我が国の経済成長の軌跡と一致しているかの如くであり、上り坂と頂点そして下り坂とを辿り、60有余年のサイクルを経て今まさに終焉を迎えようとしています。これは、一般的な人生や企業の盛衰の期間サイクルに一致しているかの如くです。
とはいえ、観光そのものが我が国から消え去るわけではなく、特異な歴史と文化にはぐくまれてきた我が国には、欧米社会には見られない独特の伝統や生活習慣が色濃く残り、四季の変化も豊かな自然景観と共に、これらを楽しもうとする訪日外国人もなくなることはないでしょう。
しかし、東日本大震災・原発事故での風評被害の悪影響は一口では言えない大きな傷跡を多方面にわたって残していて、訪日観光客数が昨年レベルに戻ることさえ容易ではなく、それを越えて1000万人や2000万人等にまで増えることは極めて予想しにくくなっています。
そこで、この現実を直視し、冷静に「(国家資格)通訳案内士」業務の将来を見据えることが今ほど必要なことはないでしょう。
私は、今回の自然現象的・社会的・環境的要因による壊滅的打撃から立ち直り、いくらかでも(国家資格)通訳案内士の優秀な語学力や接遇力を始め、外国人観光客おもてなしへの高い意欲や情熱を活用する道としては、次のように考えます。
即ち、我が国にやって来なければ、他の国では体験できない、受けられないサービスや楽しみを徹底的に掘り起こし、そういった特異性が際立つ特殊な分野に限って訪日を促進する営業作戦に出なければ、もはや外国人への魅力づけはできないでしょう。
言い換えれば、従来の歴史や文化、自然景観や厚い人情と言った国民性の良さなどを主な内容とする「旧来型の観光資源」観を脱皮し、むしろ日進月歩の科学技術や生活革命に対して多くの外国の人たちが感じ、あこがれている魅力=時代の最先端をゆく先進文化性や世界一の都市力・効率的な工業生産力などをとりわけ強調し、組み入れた内容の「新・観光資源」観への転身を強く勧めます。
ただ単に歴史や文化が古いこと、異質なことを強調するだけでは、エジプトやギリシャ、中国などには大きく引けを取る上に、そのような古典的・歴史的価値には、もはや考古学や歴史学の対象としての意味しかなく、一般大衆への魅力づけは不可能です。
一般大衆は、その国の産業技術的先進性の度合い総合的生産力・貿易高、国際性の豊かな都市性などに大きな興味を持って、それらの面で卓越している国をあこがれの目で見ているのであって、古さや社会の後進性などに対しては、とりわけ若者は、それほどには強い興味を持たないのです。このことは、パソコンや携帯電話、そしてiPhoneの隆盛を見れば明らかです。今更論ずることもない程に明らかな事実です。
以上の考えを基に、「観光資源」観を根本から構築し直さなければ、訪日客を誘いこむことで生活の糧を稼ごうと言う業種や企業の将来はないと言えるでしょう。
そこで、我が国が世界をリードしていると思われる先進的技術力や産業力の一群の中で、医療分野はとりわけ関連業種の裾野が、()医療施設やサービス、()医療人材の専門的育成機関、()製薬・()医療機器などに及んで実に幅広く、かつ治療法の先進的研究や応用力のレベルの高さが大きくその集客効果に影響する分野です。
戦後の日本人の世界最長寿に貢献してきたこの医療分野こそが、世界と言う広い舞台でも多くの国々から大きな注目を浴び、潜在的な吸引力をもつ最高の分野と言いきって良いでしょう。
今まで、我が国の医療分野は、専ら国民福祉のために、国内ベースでのみ成長し維持されれば良いと言った観点から運営されてきましたが、これだけ国際化が進んできた時代に於いて、また我が国の外国人への魅力度が、東日本大震災・原発事故での風評被害を機に致命的な傷を負ったことを鑑みれば、この医療分野への考え方を根幹から見直し、単なる日本人向け・国内向けの福祉政策から大きく転換し、世界中の人々向けの健康増進政策へと進めていく必要が不可欠です。
人口減と少子・高齢化が現実に襲ってきている国内のマイナス要因の大きさを考えれば尚更のことです。
そこで、私は、外国人を日本に呼びこむ魅力づけは、医療分野で行うのが最も良いと考えます。なぜなら、(1)人々の健康と命や長寿に関わる最たる平和産業であり、(2)世界に対して我が国の人道主義・博愛精神とその実践力を広くPRできるからです。

以上の観点から、(観光)通訳案内士は、東日本大震災・原発事故での風評被害で大方の仕事を失ったこの機会に、外国人顧客・患者と病院の言葉の橋渡し役である医療通訳士の資格取得に全力を挙げるべきだと思います。
現在は民間資格ですが、その重要性につての認識が広まれば、いつ国家資格に格上げされるかもしれません。将来に向けてとりわけ有望なこの資格取得に向けて、東京通訳アカデミーは様々にご支援をさせていただきます。
下記の通り、9月開講の講座も豊富に用意しています。
お問合せをお待ちしています。Email Address: okamura3@oksemi.co.jp

≪資料≫
9月開講≪医療通訳士講座≫
名称:東京通訳アカデミー
住所:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp

★英語クラス・土曜講座【9月3日開講】
(1) ≪昼間講座≫「医療通訳士1級取得コース」
① 午前10時~午後4時(5時間授業・昼食休憩含む)
② 20回・5ヵ月間(毎週5時間×4週×5カ月=100時間)
③ 講師予定:Y.I.先生:英語・通訳案内士、医療通訳士1級
④ 受講資格:できれば、TOEIC900点以上又はそれと同等の実力の方

(2) ≪夜間講座≫「医療通訳士マスター・コース」
① 午後4時~9時(4時間授業・夕食休憩含む)
② 25回・6ヶ月と1週間(毎週4回×4時間×25回=100時間)
③ 講師予定:H.N.先生:医学博士、通訳案内士、臨床検査技師、衛生管理者、国立病院臨床検査技師長
④ 受講資格:できれば、医療スタッフ経験者でTOEIC700点以上又はそれと同等の実力の方

★ロシア語クラス・日曜講座・9月4日開講《昼間コース》
()午前10時~午後4時(5時間授業・昼食休憩含む)
()20回・5ヵ月間(毎週5時間×4週×5カ月=100時間)
()講師予定:T.K.先生(ロシア語・通訳案内士)、エカテリーナK.先生
()受講資格:ロシア語に練達された方

★中国語クラス・日曜講座【9月4日開講】
《昼間コース》
()午前10時~午後4時(5時間授業・昼食休憩含む)
()20回・5ヵ月間(毎週5時間×4週×5カ月=100時間)
()講師予定:国立大学医学部博士課程・中国の医師
()受講資格:日本語試験1級又はそれと同等の実力の方

≪夜間コース≫
⑤ 午後4時~9時(4時間授業・夕食休憩含む)
⑥ 25回・6ヶ月と1週間(毎週4回×4時間×25回=100時間)
⑦ 講師予定:国立大学医学部博士課程・中国の医師
⑧ 受講資格:日本語試験1級又はそれと同等の実力の
 
★≪入学要綱≫受講生が2名以上で開講いたします。
(a)≪お申込み≫先ず、下記事項をEmail でお知らせください。
宛先:学院長・岡村寛三郎Email Address: okamura3@oksemi.co.jp
①名前 ②〒と住所 ③連絡電話番号 ④メールアドレス ⑤主な所属先
(b)受講申し込み者数が2名以上となり開講が決定すればご連絡いたします。
(c)主要教材
()各言語共通:医療通訳入門、体の仕組みと病気が分かる事典、検査のすべて、
()英語クラス:そのまま使える医療英会話、そのまま使える病院英語表現
()ロシア語クラス:講師自らが著作・編集の≪資料≫集
()中国語クラス:病院で困らないための中国語と英語
(d)開講1週間前までに学費25万円の一括前納をよろしくお願いします(やむを得ない
場合には、初回(開講前に)15万円+2回目(開講2カ月以内に)10万円を分割で納入
ください)。
(e)中途退学の場合 返金額=25万円-(入学金&教材費:5万円+月額4万円×在籍月数)
以上

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