トランプ氏は米国の赤字貿易削減と自国産業防衛と言う事でまず鉄鋼・アルミ輸入に25%
と言う高い関税を課すと、輸入制限措置を一方的に宣言した。
是に世界中が驚き大騒動となり、中国はこれ反応し米国からの輸入する農産物に負けない位
の高い報復関税を課す事を明言。
するとトランプ氏は知的財産権侵害を理由に中国から輸入の中国車に制裁関税発動を示唆。
泥沼の貿易戦争が始まった。
これは中国だけに留まらず、EUにも飛び火しEUも米国のバーボンウイスキー・ハレー
ビットソン等に対抗措置の報復課税を実施した。
米国は早速EUからの輸入自動車に高い関税を課すとした。
此方もお互い損する貿易戦争が開始された。
処がこう言った貿易紛争を裁定するWTOが全く機能して居ません。
米国に対して報復関税が出来ない弱い立場の日本はWTOが頼りですがこれが機能してない
となると日本はどうすればよいのか?
現在WTOは紛争処理に当たる上級委員会の委員選考に米国が反発し本来7人の委員が現在
4人で、9月には任期切れで委員は3名になると言う緊急事態です。
これではWTOは満足に動けません。
経済大国の米国が保護貿易政策を打ち出して居るので、流石のWTOも動けません。
お互いがお互いの首を絞めて決して良い事は起きません。
貧すれば鈍するとはよく言ったものです。
其処に早く気ずいて、無益な貿易戦争は一刻も早く止めて欲しいですね。
諸悪の根源はトランプ氏の独りよがりの暴走にある様に思えてならぬ。
ただ世界が持てる国の米国を食い物にして居ると言うのも的を射て居るとも言える。