日々好日

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普天間基地移設問題

2009-10-05 09:53:28 | Weblog
米軍再編問題と絡み1996年普天間飛行場移設に日米両政府が合意成立しました。
その後2006年名護市沿岸部辺野古湾周辺のキャンプシュワブに変更になりました。

この辺りはジュゴンの生息地でもあり海岸埋め立てには、色々問題が多くて仲々 
工事が進まず、日米両国の懸案事項でありました。

今回沖縄北方担当相でもある前原国交相が沖縄訪問でキャンプシュワブ沿岸部を
視察し「移設が本当に進むのか疑問に思う。鳩山政権の下で新たな移設先の検討が
必要ではないか」との日米合意見直しを示唆しました。
米国クリントン国務長官はあくまで日米合意実現が絶対条件との立場を崩して居ない。

この計画は沿岸部を埋め立てて、1600メートルのV字型の2本の滑走路と及び
100メートルのオーバーランを持つ飛行場を作る事です。
海岸に突き出た1800メートルの施設建設の予定です。
地元では絶対反対の態度を崩していません。
またもし建設が決まったら出来るだけ湾内に突き出して、珊瑚礁等海岸部の環境に
配意して欲しいとの要望が出ています。

兎に角工事費総額は200億ドル2兆円の予定です。
日本の国家防衛予算が約5兆円足らずですので、この金額が如何に大きいか判り
ます。

現在の移設計画は2014年を予定して居ますが、未だ工事未着工で大幅にズレ
込む事は確実です。
ましてや移設先の変更ともなれば、大変な事態になり兼ねない。
今の処、岡田外相・北沢防衛相が米側と折衝中で、その結果がどの様になるかは全く不透明です。

日米安保体制に揺るぎがこないベストな解決法を望みます。