TPP交渉は難航しているようですが 各国とも自国内の獲得選挙票を考慮しながら
妥協案を検討し 交渉の譲歩案を出して話し合いを進めているようです。
日本政府も方針変更で失う選挙票 新たに獲得できそうな選挙票を読みつつ検討
が進んでいます。
先日の新聞記事では 日本の主食である 「米」の値段が下がることになりそうです。
米の価格は 政府の減反政策により一定の価格を維持されていますが どうやら
5年後の2018年をメドに廃止されることになりそうです。
政府は1970年代の減反政策導入以来 約40年間で7~8兆円規模の国費を
投入してきました。
自由に米を栽培させると米の増産で値段が下がってしまい 農家の生活が苦しく
なり 結果として農協をリーダーとする多数の選挙票を失いかねません。
多数の選挙票を 押さえて置くには 「あめ玉」 が必要だったのです。
国民から集めた税金を 「米を栽培しなければお金をあげるよ!」 との政策で
ばらまき 高値の米を国民に負担させていました。
今回TPPの交渉において いままでの米価維持政策では 他国の承諾を得ら
れないとの判断で減反政策の維持をあきらめたようです。
私たちにとっては 自由競争で美味しい米が安く買えるのは喜ばしいことです。
TPP効果はより良い生活につながるかもしれません。
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