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漏れ続ける汚染水

2013年12月23日 | 何とかならないかな・・・・

新聞には繰り返し福島原発汚染水貯蔵タンクがらみの漏水発生事故の

記事が載っています。

そしていつも原因は不明とのことです。

 

漏水の原因は水が通る隙間や穴があることは明らかです。

でも点検が必要な不安工事が膨大すぎて探せないだけだと思います。

これからも漏水事故は続き 更に拡大する可能性 「大」 です。

 

毎日新聞の記事によると 「さび止め不十分、基礎でこぼこ」 と工事内容が

ずさんで耐用年数も不安との記事が載っています。

 

直接作業した人の話では とにかく工期が短く手直し作業も認めてもらえない

状況下でどんどん汚染水タンクが組み立てられたようです。

 

工事は大手の大成建設が請負、一定の利益を引いて下請けに発注、更に

下請けが一定の利益を引いて孫請けに発注とのいつもの流れ・・・・・・・。

作業着には大成建設のマークが付くが 働いている人は孫請の作業員。

事故現場から遠く離れた沖縄県在住・・・・・「縁あって福島へ」 となります。

 

作業員が手に入れる賃金は2度のピンハネで並みよりチョット美味しい程度。

デスクワークの元請・下請けは放射能の不安に身をさらすことなく しっかり

美味しいところを手に入れています。

 

この環境下では いい仕事は望めず 孫請の作業員が工事内容の不備を

報告しても 工事監督からは 「どうせ上は聞いてくれないから・・・」と取り

合ってもらえなかったそうです。

「工事が終われば現場を離れので 俺には関係ない!」 との考えでしょう。

 

現場での作業内容はかなりずさんで懸念 「大」 の世界だったそうです。

 

水漏れしたタンクの土台は 仕上げ面を平らにするため 通常は大型の

定規を使うべきですが 工事時間が少なく 小型のテコでならしただけで

凸凹の出来ることが多かったそうです。

その上にタンクを組み上げると 土台の足元には指が入るくらいの隙間

が散見されたそうです。・・・・・・これでも現場では問題なしの判断・・・・・・

隙間は安易な詰め物で何とかしのぐ方法なので何年持つことやら・・・・・

 

タンクの組み立てはもっと心配です。

フランジ型と呼ばれる工法は 鋼材に樹脂製の止水材を塗りながらボルトで

組み上げる簡易タイプ

鋼材の接合部にサビが発生すると止水材がはがれて漏水の原因となるため

サビ止め処理が必要ですが サビを落とさないまま組み立てる作業員がいたり

サビ止めが雨や雪で溶けてながれてしまってもそのまま組み立て作業が続いた

状況が散見されたそうです。

 

当然工事監督は作業内容を認識していますが工期が最優先され黙認されます。

作業報告書は 「問題なし」で作成され 孫請→下請け→元請へと報告されます。

そして 東電は 「事前に水張りをして漏れがないか確認している」 大成建設は

「施工および施工管理については適正に行っている」 となります。

 

残念ながら・・・・・・・・・・・・これからも漏水事故は続くと思われます。


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