アスクル物流倉庫火災がまだ鎮火していないそうです。
16日(木)AM9:15 「ダンボールが燃えている」 の一報
から4日以上燃え続けていることになります。
スプリンクラー設備が有っても火災の延焼が止まらず燃え続けた
原因を解明して頂きたいものです。
「可燃物は条件が揃えば燃え続ける」 と思い知らされた火災です。
現在 消火作業が全力で行われていると思いますが 「条件」 を
取り除くまでに至っていないようです。
何重にも検討された防火設備も 一端火災になると延焼を止められず
想定外の新たな事実が報告され 法改正へとなる流れです。
タワーリング・インヘエルノで消防士が呟いた言葉を思い出します。
「消火作業が困難な高層建物を設計する時は事前に相談してくれ」
今回は 「消火活動が困難な巨大倉庫を設計する時は事前に相談
してくれ」 との呟きが聞こえます。
設計担当者が問い詰められ 青ざめている姿が目に浮かびます。
今回の火災で 最高燃焼温度が何度まで上がったのか検証できれば
巨大倉庫の設計基準の改善につながると思われます。
一定以上の熱のかたまりにしてしまうと 放水で消火できる仕組み
が成立しないのかもしれません。
消防士さんに消火できる規模を聞いて設計したほうが良さそうです。