先日 また新たな欠陥マンション問題記事が紹介されていました。
「フオレスト東山パークハウス」
販売 : 三菱地所
施工 : 安藤・ハザマ建設共同企業体
新築引き渡し時は施工関係業者による厳格な検査により問題ない建物として
認識されていました。
その後定期修繕工事で建築図面記載の耐震スリットが106ケ所も無いことが
解ったそうです。
三菱地所はこの問題を施工不良として認め 手直し工事をしているそうです。
今回は 横浜市内の連続マンション建て替え話の様な事にはならず 技術的
検討の元 手直し工事で済むようです。
「大手デベロパーの分譲マンションだから安心」 とは言えない世の中になって
きたようです。
大手デベロッパーは問題発生時の補償は安心ですが 建築物のチェック能力は
外注任せが多くなり問題が有りそうです。
このマンション工事関係者の何人が耐震スリットがないことに気づいていたか
気になります。
気づいても 「報告しにくい」 「報告しても仕方がない」 との考え方が建築業者
や大手デベロッパー組織内に生まれているのかもしれません。
多重下請け制度は利益の源泉ですが 問題発生の温床にもつながると思います。
多重下請け制度が成り立たない世の中になってもらいたいものです。