■花冠月例句会■

俳句雑誌「花冠」の月例ネット句会のためのブログ 管理 高橋句美子・西村友宏

■8月月例ネット句会清記■

2024-08-11 17:27:54 | 日記
■8月月例ネット句会清記■
2024年8月11日
36句(12名)

01.鵜がもぐる蒼き水輪の海は秋
02.茄子の葉へ軽い音してにわか雨
03.好物の甘き西瓜を買いもどる
04.かなかなや峡の村なる母のさと
05.抜駆けのように鳴き居り法師蝉
06.勇気とて暑さにしぼむ草田男忌
07.朝涼や一湖と吾のほかになし
08.動かざる嶺より来る大暑かな
09.大西日犬にホースの水しぶき
10.隠沼の川蝉自由奔放に

11.老鶯の声の整う沼の木木
12.鮎提げ駆け来る園児顔さやか
13.立秋や青空見上げて深呼吸
14.母がむく桃を頬張る帰省の子
15.機上から青き山頂夏の富士
16.山の日や湯煙高く露天風呂
17.秋天にしかと掴みし金メダル
18.秋の蝉命の限り鳴き続け
19.草照らす手花火窓より愛猫も
20.浄瑠璃の語りに凉し人形の所作

21.朝影の田に濃きみどり秋立てり
22.白壁を朝顔の紺のぼりきる
23.晩夏光褪せし色して足もとに
24.新涼やけさ心地好き朝寝坊
25.夕焼けの窓を連ねて東横線
26.秋蝉の螺子のゆるみて鳴き終わる
27.溝萩のすっくと立ちて風のなか
28.昼寝より覚めれば法師蝉の声
29.夕刻や秋をすすめる驟雨来る
30.赤とんぼおのおの翅をきらめかせ

31.いかづちや東京の夜を真っ二つ
32.一瞬に夜空彩る大花火
33,ビル抜けて仕事終わりの盆の月
34.色とりどり浴衣に埋まる河川敷
35.夏晴れる瀬戸内海の田舎町
36.花火の輪枝垂れ落ちて輝き散る

※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
コメント (10)
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