■花冠月例句会■

俳句雑誌「花冠」の月例ネット句会のためのブログ 管理 高橋信之

◆ご挨拶/7月ネット句会◆

2014-07-13 23:54:21 | 日記
◆7月ネット句会◆
ご挨拶(高橋正子/主宰)
梅雨明けが待たれますが、今日も台風の後の暑い一日でした。今年は台風8号や大雨の被害が至るところにありましたが、皆様のところは被害はありませんでしたか。入賞の皆さまおめでとうございます。今月は添削教室から新しく福田ひろしさんがご参加くださいました。ご参加の皆さまには、選と丁寧なコメントをいただき、ありがとうございました。句会の運営や集計で信之先生、洋子さんお世話になりありがとうございました。
今夜のラジオを聞くともなく聞いておりましたら、「財政政策効果」と「金融政策効果」について新米でもなく、中堅でもないビジネスマン向けの話が耳に入りました。それら以外にも「幸福効果」というのがあって、実際幸福な人のそばにいると幸福感が増すそうです。そうなれば、私たちのネット句会も「俳句効果」が必ずあって、良い句の隣にいて、良い句ができたり、よい心境を伝播してもらったりできると確信しました。不順な天候ですが、ご体調に気をつけて、ご健吟ください。これで7月ネット句会を終わります。
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◆7月ネット句会入賞発表◆

2014-07-13 23:31:14 | 日記
◆7月ネット句会◆
◆入賞発表/2014年7月13日◆

【金賞】
★水辺より生れて蜻蛉日に透ける/藤田洋子
水辺から生まれた蜻蛉の羽が日に透けている。透明な水から生まれたものが、日にも透明である。造化の不思議。(高橋正子)

【銀賞2句】
★捕虫網立て分け進む草いきれ/小西 宏
草いきれのする草を掻き分けて、捕虫網が突っ立たたまま進んでいる。虫や蝶を探す子どもの勢いが見えて微笑ましい。(高橋正子)

★草原の青さにまぎれ捩り花/小川和子
現実は草原の青に紛れた捩り花の桃色であるが、句の表現上では、草原の青色と捩り花の対比が鮮明ですっきりとした句。(高橋正子)

【銅賞3句】
★夏野菜売る声高く女の子/内山富佐子
トマトや茄子、胡瓜などの夏野菜は、露けくていかにも新鮮だ。それを売る女の子の声も溌剌と輝いている。眼にも、耳にも涼しい句だ。(高橋正子)

★初蝉の聞いてほどなく止みにけり/桑本栄太郎
初蝉の声を聞いた。鳴き続けるかと耳を傾けていたが、ほどなくして鳴き止んでしまった。始めは慎重な試し鳴き。本格的に鳴くのも、まもなくだ。(高橋正子)

★仙石原の原っぱ明るくノハナショウブ/高橋句美子
箱根の仙石原は薄で有名だが、湿原となっている原っぱは、花菖蒲の野生種であるノハナショウブが明るく彩る。よい情景だ。ノハナショウブは仙石原湿原の特徴的な花。(高橋正子)

【高橋信之特選/7句】
★塩さらさらと四万十の鮎にふる/藤田洋子
鮎にふる塩、焼ける香ばしいにおいまでしてくるようです。四万十がきいています。(祝 恵子)

★大西日連れて豆腐屋ラッパ吹く/古賀一弘
見事な夕日に照らされながら、自転車に乗ってラッパを吹く豆腐屋の姿が、色鮮やかに描かれています。赤々とした絵画的な美しさが句に凝縮されていりように思います。(福田ひろし)

★夏野菜売る声高く女の子/内山富佐子
★百合咲けりリュックの子より高い花/祝 恵子
★捕虫網立て分け進む草いきれ/小西 宏
★水辺より生れて蜻蛉日に透ける/藤田洋子
★仙石原の原っぱ明るくノハナショウブ/高橋句美子

【高橋正子特選/7句】
★夏潮を越えて島並みサイクリング/河野啓一
瀬戸内海の島々をサイクリングで巡っておられるのでしょう。橋で繋がれた街道をゆくのは、まさに夏潮を越えてゆく感じそのものだと思います。 (高橋秀之)

★初蝉の聞いてほどなく止みにけり/桑本栄太郎
★捕虫網立て分け進む草いきれ/小西 宏
★涼風に賽銭箱と吹かれけり/福田ひろし
★草原の青さにまぎれ捩り花/小川和子
★水辺より生れて蜻蛉日に透ける/藤田洋子
★ひと雨のあとの夕映え夏祓/藤田洋子

【入選/10句】
★いつまでもあの日に帰る原爆忌/迫田和代
私達にとってけっして忘れることのできないあの日。平和の祈りをさらりと明快に詠まれれた印象深い御句です。 (河野啓一)

★畦道の乾く暇なし半夏生/福田ひろし
半夏生は水辺や畦道などの湿地に生え、黄白色の穂状の花をつけ、葉の一部分が真っ白に変化して浮き出ています。その白い葉はじめじめとした梅雨の時期にはとても爽やかさを感じさせます。湿地に生える半夏生を見事に表現された御句です。(佃 康水)

★砂浜を蟹横走り児らの声/河野啓一
砂浜で遊ぶ子ども達の声が明るく響き、蟹もはさみを振り上げて走り、嬉しそうな様子が目に浮かびます。 (井上治代)

★古代蓮今日を咲く花よごれなき/小川和子
二千年の時を超えて開花する古代蓮。そのよごれなき姿に、悠久の時を経て今日を咲く、命の崇高さを見る思いがいたします。(藤田洋子)
今朝、咲き始めたばかりの蓮の汚れのないきれいな花を見ていると、希望に満ちた気持ちが高まります。(高橋秀之)

★梅雨晴れて遠くに連なる白き雲/高橋秀之
うんざりする梅雨の空に変わり空には明るい白い雲が連なっている。ホッとして嬉しい気持ちですね。迫田和代)

★紫陽花は線路に沿って旅人に/高橋句美子
ゴトゴトと線路は登り、紫陽花は旅人を楽しませるために色を添えて待っていてくれています。自然への感謝、出会いへの共感にあふれた作品だと思います。 (小西 宏)

★梅雨晴れの空の青さに未来あり/井上治代
雨の続く梅雨の時期のひとときの晴れ間。その晴れ間に垣間見える青空は、これから訪れるであろう夏本番、ひいては楽しいの未来の訪れを予感させてくれます。 (高橋秀之)

★靄晴れて睡蓮浮かぶ森の湖/佃 康水
★ばらの香と雫を共にきりにけり/小口泰與
★アセチレンランプの夜店なつかしき/矢野文彦

◆選者詠/高橋信之
★森に出会う山百合の大きな花よ
★池に近く野かんぞうの散らばり咲く
★梅雨まだ去らぬ森に散りばめ白花を

◆選者詠/高橋正子
★山百合に雨粒一つ二つ落つ
高さ一メートル4、5センチにもなり、清楚な白色で、内側に紅色の斑点を持つ大輪の香り高い美しい花に雨粒が一つ二つと落ちて続いて雨脚が強くなり、素晴らしい花を困らせる。(小口泰與)

★溝萩をはなれぬ沼の蝶なりき
★夏鶯外輪山に声長く


◆互選高点句
●最高点(5点/同点2句)
★紫陽花は線路に沿って旅人に/高橋句美子
★塩さらさらと四万十の鮎にふる/藤田洋子

※集計は、互選句をすべて一点としています。選者特選句も加算されています。
(集計/藤田洋子)


※コメントのない句にコメントをお願いします。
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◆7月ネット句会清記◆

2014-07-13 16:22:18 | 日記
◆7月ネット句会◆
■清記/18名54句

01.七月の老木樹液光れるよ  
02.夏野菜売る声高く女の子
03.一面の蓮の葉揺れて花現われ
04.幼子のゑくぼ晴れやか柿若葉
05.大西日連れて豆腐屋ラッパ吹く
06.利根川の流れ蕩々麦の秋
07.靄晴れて睡蓮浮かぶ森の湖
08.樹々茂り古寺の大屋根埋もるる
09.夢乗せて行き交う電車二星号
10.熟梅の香りにひかれテントまで

11.ひまわりや二階より顔覗くかな
12.百合咲けりリュックの子より高い花
13.初蝉の聞いてほどなく止みにけり
14.つれづれと云う幸せよ梅雨きのこ
15.梅雨夕焼け青き空あり夕餉の香
16.老鶯や分校つとに廃校に
17.ばらの香と雫を共にきりにけり
18.萱草の群咲く畦や雨ざんざ
19.捕虫網立て分け進む草いきれ
20.夏蝶のキリキリ昇る日の柱

21.炎天の暮れ西空に深き紅
22.いつまでもあの日に帰る原爆忌
23.新緑が燃える道ありビル並木
24.峠駅雨にけぶって咲く合歓や
25.五月雨の雨だれ激し大仏殿
26.涼風に賽銭箱と吹かれけり
27.畦道の乾く暇なし半夏生
28.砂浜を蟹横走り児らの声
29.夏潮を越えて島並みサイクリング
30.台風の去りて森の辺静まれる

31.古代蓮今日を咲く花よごれなき
32.古墳へと登る草原野萱草
33.草原の青さにまぎれ捩り花
34.雨の中家族総出の田植終え
35.梅雨晴れの空の青さに未来あり
36.夏の蝶光をまとい流れゆく
37.塩さらさらと四万十の鮎にふる
38.水辺より生れて蜻蛉日に透ける
39.ひと雨のあとの夕映え夏祓
40.雨がやみ始まる蝉の大合唱

41.夏木立の下で一息雨宿り
42.梅雨晴れて遠くに連なる白き雲
43.アセチレンランプの夜店なつかしき
44.新しき義歯の重たしわらびもち
45.効きますか土用やいとは効きますよ
46.森に出会う山百合の大きな花よ
47.池に近く野かんぞうの散らばり咲く
48.梅雨まだ去らぬ森に散りばめ白花を
49.山百合に雨粒一つ二つ落つ
50.溝萩をはなれぬ沼の蝶なりき

51.夏鶯外輪山に声長く
52.紫陽花は線路に沿って旅人に
53.木下影ひつじ草の白ひとつ
54.仙石原の原っぱ明るくノハナショウブ

※選句を開始してください。

◆互選のご案内◆
①選句は、清記の中から5句を選び、その番号のみをお書きください。なお、その中の1句にコメントを付けてください。
②選句は、7月13日(日)午後6時から始め、同日(7月13日)午後10時までに済ませてください。
③選句の投稿は、下のコメント欄にご投稿ください。
※1) 入賞発表は、7月14日(月)午前10時です。
※2) 伝言・お礼等の投稿は、7月14日(月)午前10時~7月15日(火)午後6時です。



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◆7月ネット句会のご案内◆

2014-07-06 12:05:07 | 日記
◆7月ネット句会のご案内◆
①花冠会員・同人であれば、どなたでも投句が許されます。花冠会員・同人以外の方は花冠IDをお申し込みの上、取得してください。
②当季雑詠(夏の句)計3句を下の<コメント欄>にお書き込みください。
③投句期間:2014年7月6日(日)午後6時~7月13日(日)午後6時
④選句期間:7月13日(日)午後6時~午後9時
⑤入賞発表:7月13日(月)午前10時
※投句を受け付けています。
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