絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2017年9月20日(水)絵本わくわくコース・tupera tupera 亀山達矢さんの授業内容

2017-09-21 15:29:13 | 絵本わくわく塾
本日はツペラ ツペラ 亀山達矢さんの授業です。
初回の授業ですのでどんな経緯で絵本を作るようになったのか、絵本の出版までの苦労やアイデアなど、いろんな話をお聞きしました。

tupera tupera は亀山達矢さんと中川敦子さん二人によるユニット名です。
2002年に活動を開始し、2017年で結成15周年を迎えられます。
この15年間の活動をまとめて観れる展覧会「ぼくとわたしとみんなのtupera tupera 絵本の世界展」を
横須加美術館で11月5日まで開催されています。
まず始めにその展覧会のお話を少し。



チラシは大人用、子ども用の二種類あるのだそう。
図録はご本人がデザインしたので、こだわりのある一冊に仕上がっていました。
美術館でしか購入出来ませんので、ぜひ観に行っていただきたいです。
来年三月には、三重県立美術館に巡回されます。お見逃しないようにね!

みんなで記念撮影をして和やかなムードに。



では、今まで出版した絵本のお話です。
最初に出版したのは2004年『木がずらり』こちらは自費出版で限定1000部制作され半年間で売り切れたそうです。
現在はブロンズ新社から販売されています。



その後『しましまじま』ブロンズ新社(2006年)『12の星のものがたり』ヴィレッジブックス(2007年)を出版。
制作に苦労した話をいろいろお聞きしました。
2008年にコクヨから出版した『かおノート』が大ヒットします!
『かおノート2』が出版されるころ(2010年)学研から『やさいさん』『くだものさん』続けて『ぼうしをとったら』のフリップブックが出版されます。
『やさいさん』の読み聞かせで「すっぽーん」と、みんなで掛け声をすると楽しいですよね。
ではみんな大きな声で「すっぽーん!」



2012年に『しろくまのパンツ』ブロンズ新社、2013年に『パンダ銭湯』絵本館から出版され、ことらも大ヒット!!

亀山さん、なにやら小道具を取り出し『パンダ銭湯』の読み聞かせです。芸が細かいですね。



最後に『うんこしりとり』をみんなでリズミカルに読んでストレス発散し、楽しい授業でした。
その後『うんこしりとり』のうんこを即席で描いていただきました。



tupera tuperaとしての活動は、絵本という太い木から、
イラスト・ワークショップ・雑貨デザイン・舞台美術・テレビのアートデザインという枝葉が分かれていろいろな分野で制作し成り立っている。
絵本でも作ったら終わりではなく、そこからどういう人に出会い、どう展開していくのかを楽しみながら活動を続けている。と亀山さんはおっしゃっていました。

次回の授業は12月6日(水)この日は何かワークショップをします。


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2017年9月17日(日)絵本ゆっくりコース(Aクラス)太田朋先生の授業内容

2017-09-18 18:09:51 | 絵本ゆっくり塾
絵本ゆっくりコースは太田朋先生の第2回目です。
「しりとり絵本」の発表です。
今回初めて8ページのミニ絵本に挑戦してもらいました。

・りすを主役にしたもの
・人生しりとり
・デートしりとり
・ことりとキリンが出会うしりとり
・ずっとつづくしりとり
などでした。

8ページの小さな世界が生き生きと
描かれていて、楽しく拝見しました。
8ページのものが作れたら、それをふくらませて
24,32ページのお話にもつなげていけそうですね。
この調子で頑張っていってくださいね!



後半は、「プラ版画」制作です。
こちらも初めての経験です。
透明のプラスチック板に、釘などの鋭利なもので引っ掻いて絵にします。
絵は、反転するので、予めコピー紙でそのまま写しとり、反対を向けて
なぞれば大丈夫です。
引っ掻くのもなかなか力がいって大変ですので、なるべく線画などの
シンプルな絵がおすすめです。



教室にあるプレス機を使います。
回すハンドルが航海中の船乗りみたい!
楽しみながら制作できました。
藍色で刷りました。素敵な作品の完成!



台風で足元の悪い中、参加いただきありがとうございました。
今回、あいにく参加できなかった方は、
同じ内容を10月15日(日)18〜20時に行いますので
ぜひお越しください。

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2017年9月16日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2017-09-18 17:20:13 | イラストじっくり塾
寺門孝之先生の今期最初の授業です。
「皆さん、始めましてこんにちは」

まずは寺門先生がどこでどんなふうに絵を学ばれてきたかを
お話いただきました。
先生は美大ではなく、セツ・モードセミナーで絵について勉強されました。
資料をもらいに行かれた時の受付の方の対応にびっくりされ、逆に興味を持ち
よし、ここにしようと思われたとか。まるで小説の中のようなエピソードです。

質問コーナーを告げると何人もの挙手が。

普段使っている画材や最近お気に入りのグッズは何か等、天使の絵の誕生秘話に至るまで
皆熱心に質問、聞き入っていました。





時間もあっという間に過ぎ、後半は寸画(すんが)を描きました。
約10〜15分で仕上げて集め、先生が一枚ずつ手にとり講評。
テーマは今近づいている台風について、先生からある言葉のお題をいただき
それに沿って描いてもらいました。
講評では、言葉に添い過ぎてもだめ、とのコメント。
見た人が想像する余地を持たせて描けると良いですね、と。



今回はスマホで調べないで描いていただきました。
ダイブして絵を描くところにエイ!と飛び込んでいくしかない、勇気を出すこと、と話されていました。

次回は11月25日です。
課題は「Over the Rainbow」というタイトルの絵を2点描いてくることです。
オズの魔法使いと限定せずにイラストでも絵でも自由制作です。
2点というのは、1点を自分の得意な描き方や自由に描き、2点目は1点目と異なる描き方で描いてくるということです。
使い慣れている・慣れていないは自由に、画材も自由に組み合わせて描いて良いとのこと。
サイズも自由です。
皆さんの作品を楽しみにしています!ファイトー、オー!!


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本日のBクラス・市居みか先生の授業は休講です

2017-09-17 12:51:15 | 絵話塾総合
本日(9/17)のBクラス・市居みか先生の授業は、
台風で休講とさせていただきます。
尚、Aクラスの太田朋先生は予定通り開講します。
よろしくお願いします。

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2017年9月13日(水)イラストベーシックコースの授業内容

2017-09-14 16:01:49 | イラストベーシックコース
夏休み明けの久しぶりの授業です。みなさんお元気でしたか?
夏休みの課題が「一日一絵」
毎日、スケッチや線や丸だけでもいいので、何か描いてきたでしょうか?
授業の始めにみなさんが描いた「一日一絵」を見せていただきました。






新聞の切り抜きを貼って分かりやすくされている方もいましたね。

 

本日の授業は絵の具(アクリルガッシュ)で、色を作って着色してみました。

色を作る前に筆の説明を聞きました。



イヌイ先生のオススメ
◎平筆・・・ナイロン毛
◎丸筆・・・イタチ毛

では、シアン・マゼンタ・イエローの3色を使って、12色の色相環を実際に描いてみましょう。



印刷の場合は、シアン・マゼンダ・イエローにブラックが入り4色を使います。

12色相環のシアン・マゼンダ・イエローの位置にまず何も混ぜずにそのままの色を塗ります。
あとは2色を少しずつ混ぜで色を作ってみてください。





みなさん上手く色を作れているようですね。

3色が混ざると濁って彩度が低くなりますが、
2色だけの混色だときれいな色が塗れますね。

12色相環の近い色同士だと落ち着いて見えるが、補色になる色同士の場合は目立ちます。
隣り合う色が変わると、見え方が違ってきますね。

配色の違いでどう見えるか、家のモチーフでいろんな色で描いてみました。







沢山のカラフルな家が完成して、今日の授業は終わりです。

次回の授業9月27日(水)は水張りをします。



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