絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2017年10月8日(日)絵本ゆっくりコース・土井章史さんの授業内容

2017-10-13 21:51:15 | 絵本ゆっくり塾
編集者の土井章史さんの初回です。
土井さんは、故・井上洋介さん、バムとケロのシリーズや、酒井駒子さんなど、300冊以上の数多くの方の編集を手がけてこられました。
年に2度の授業で貴重な機会です。

まずは絵本についてのお話。
0〜2歳の赤ちゃん絵本、3〜4歳の幼児絵本、4〜6歳のストーリー絵本、6歳以降…と分類されました。
需要が一番あるのが◎◎◎絵本の分野です。

子どもは嘘がなく、泣きたい時に泣き、笑いたい時に笑う。その存在に我々大人は癒されます。
そんな相手に向かって作るのが「絵本」と土井さん。

どういうものを扱えば、子どもが実感として見てもらえるのか素材も考えると良いでしょう。
例えば、男の子はどうして「乗り物」が好きなのか?
乗り物絵本もたくさんありますね。安西水丸さんの有名な『がたんごとん』は汽車がスプーンやフォークを乗せて
進む絵本です。どうして子どもたちに受けるのでしょうか?汽車も見たことがないだろうになぜ?
そういったところも考えていきます。

また、絵本は眠る前の空間を埋めたい子どもにとって最適なツールです。
昔なら、おじいちゃんやおばあちゃんの昔話だったでしょう。
お父さんお母さんの作り話でも良いですね。
盛り上がり過ぎてしまうと子どもは興奮して眠れない、とも。

後半は、
編集者ならではの視点で皆さんの作品を見て頂きました。



・急いで描かない、作らないこと。打算の世界になってしまう。
・一つの絵本に、エピソードは一つで充分。
・絵は見開き全部を使って描いてほしい。



最後に『さるのせんせいとへびのかんごふさん』の絵本を土井さん自ら読み聞かせしてくださいました!
お話の合間にもクスクス漏れる笑い声…大人の私たちも楽しくなります。絵本はすごい!
皆さんがいま、そうして笑った時の身体の感覚を覚えていてください、と土井さん。
ほら、身体が浮くような気分になりませんでしたか?
その時間をなるべく長く身体に留めておき、その感覚を身体で知っていてほしい。
これが子どもの気分です。
作る前にまずこの気分を、絵本をたくさん読み味わってほしい。
絵本を好きになること、好きでいること。

ラフを完成させることだけを目標とするのではなく、どうしようと考えることを楽しんで作っていってください。

次回は来年2月11日です。
この日までに15見開き32ページで、ひらがなか、カタカナ、分かち書きで
文章を書き、出来れば4〜6歳対象の絵本のラフを作ってきて下さい。

よろしくお願いいたします。






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2017年10月15日(日)絵本ゆっくり(A)市居みか先生/(B)太田朋先生の授業持ち物

2017-10-13 21:36:54 | 絵本ゆっくり塾
絵本ゆっくりコース
●10/15(日)A・市居みか先生(2〜5時※3時間)B・太田朋先生(6〜8時)
A・市居みか先生…「ダミー本」の発表
*持ち物
・ダミー本(できれば15見開きのもの※難しければ10でも20見開きでも可)
・ダミー本は発表時、皆に見えやすいよう黒い太めのペンで描くこと
・全てモノクロのラフな絵で良い(描き直しても苦ではない程度)
・描きためた手帳やノート

B・太田朋先生
「しりとり絵本」の発表と、プラ版画制作のワークショップを行います
*持ち物
・しりとり絵本
・プラ版画にしたい絵
(ポストカードサイズの紙に刷るので、なるべく簡単なシンプルな絵が望ましい)
・汚れるのでエプロン、または汚れても平気な服装(※リトグラフのインクを使用しますので汚れます)
・材料費500円程度(プラ版、インク、ポストカード等のお代)
・プラスチックの透明の板に絵を削りますので、先のとがった物(コンパスやキリ、彫刻刀など)があればお持ち下さい。
 なければ代用できる物をお貸しします。刷る紙もこちらで準備します。
以上です。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。

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Gallery Vie 絵話塾(かいわじゅく)
E-mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
〒 650-0022神戸市中央区元町通3-2-15
セントラルビル元町5F
TEL:078-332-5808  FAX:078-332-5807
URL:http://galleryvie.jp/kaiwajuku/k-info.html 
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2017年10月14日(土)イラストじっくりコース・イナキヨシコ先生の授業持ち物

2017-10-13 21:26:44 | イラストじっくり塾
イラストじっくりコース
●10/14(土)イナキヨシコ 先生
「転写シートを切って陶器に貼り付けます」
*持ち物
・無地の白い陶器製の物なら何でも。(例)マグカップ、皿、灰皿、タイル、ペン立てなど。
(※最後に各自の自宅でオーブンで温めて定着させる為、100均の物でも良いがオーブンの使用可能なもの)
・ボロ布、いらないハンカチ(水気の拭き取り用。薄いものが使いやすい)
・ピンセット
・小皿(水入れとして使う。浅めのもの)
・はさみ、カッター、カッターマット
・新聞紙
・デザイン画(複雑なものよりシンプルな切り絵しやすい形)
・材料費…約500円
※デザイン画サイズは、各自作りたい陶器の大きさによります。
 転写シートの全体サイズは105×210mmでVieで用意します。
以上です。

よろしくお願いいたします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。

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2017年10月7日(土)イラストじっくりコース・安齋肇先生の授業内容

2017-10-13 13:33:46 | イラストじっくり塾
イラストじっくりコース・安齋肇先生の授業です。
「皆さん、こんにちはー」
今期、初回です。
安齋先生はグラフィックデザイナーの出なので、デザイン的に見られます。
イラストレーターの目と少し、異なるそうです。

「このクラスでプロのイラストレーターになりたい人は?」
何人かの方が挙手されました。
この一年はイラストレーターとして生活してみましょう、と先生。
ご飯の食べ方、食べ残し方(!)まで、イラストレーターの目で物を見てみよう。



今日はその場で絵を描きました。
1.まずは、利き手で、利き手ではない方の自分の手を30秒で描きます。
2.今度は、反対に、利き手ではない方の手で、利き手を30秒で描きます。
3.再度、1.を30秒で描きます。
4.別で、正円を30秒で描きます。(逆さにしても正円かな?)
5.3.で描いた手の中にどこでも良いので円を描き入れます。
6.2.で描いた手に水平線を描き入れます。
7.10分で手をモデルに描きます。何枚も描き、これぞ!というものを発表しました。






描いた中で、今まで自分が感じたものとは違う、第三者的距離感でイラストレーションは生まれるのだ、と安齋先生。
また、友達を作ることは大事とのこと。
そういう人間関係があることで自分の不得意を誰かに手伝ってもらう。

安齋先生の授業は年に4回で、あと3回行います。

次回11/18の課題は「自画像」です。
・自分の顔を鏡で見て描く
・横顔でも良い
・自分が自分らしく人に伝わる絵になるように
・自分がこんな感じになりたいというところも含めて描く
・サイズ・画材自由
以上です。
よろしくお願いします。

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