ブログの前に【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)8月の日程】をお知らせします!
・ 24日(土) 11:00~ 14:00~
・ 25日(日) 11:00~ 14:00~
・ 31日(土) 11:00~ 14:00~
入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
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今日はイラストレベルアップコースの今期最後で、朝野ペコ先生の授業です。
今回の授業は、「本の表紙(装画)」の仕上げの発表です。
前回の授業では、装画のラフを3点以上発表しました。その時に1人1人、ペコ先生からアドバイスやコメントをもらったので、それを踏まえて仕上げた作品を発表してもらいます。
課題図書は、映画でも話題になった『怪物』です。
それでは発表です。
「カオスな状態を表現したくて、いろいろなモチーフを詰め込み、デザイン性のある表紙を目指した」
「イラストをモノクロで仕上げて、帯を真っ赤にしたら伝わりやすいかなと思った」
「描いてみて、そもそも『怪物』というタイトルに合っているか、ニュアンスが伝わるか、ということが気になって、違う視点から複数案仕上げてみた」
「本の中に出てきたモチーフを散りばめ、アナログ原画で制作した」
「小学生が出てくるので、サクラ水彩の絵具セットにある色に限定して色を塗った」
「同じ構図で、紙を変えて水彩ver.・色鉛筆ver.・線画ver.で描いた。帯を取った時に、モチーフが現れる形にしたら良かったかもしれない」
「装画を担当することが夢なので、文庫版、単行本版、帯を制作し、イラストにテクスチャーをかけて雰囲気を出した」
「小説の中に出てくる場面から発想を飛ばし、カードから『怪物』が出てくるイメージで描いた」
「小説内にあるモチーフのことを夢占いで調べたら、ぴったりの意味合いになったので、それを表現して描いた。イラストに合うよう、題字も自分で描いた」
「PhotoshopとiPadを行ったり来たりして制作し、自分の思った色を表現するため、いつもと印刷方法を変えた」
1人ずつの発表に、ペコ先生からアドバイスやコメントが伝えられます。
そして、ペコ先生も今回の課題を複数案制作されたので、どういう意図でそのイラストになったのか、という解説も授業内で聞かせて頂きました。
ペコ先生「装画のお仕事の時は、著者の方、編集者さん、デザイナーさんが何を求めているかというのを何案か提案し、方向性を探るようにしています。本を読んだり、関連する記事を見たりして、資料を集めながら進めています。表紙で目に留めてもらえるよう、絵として面白いかというところも大事です」
ペコ先生が実際にお仕事で描かれたラフも見せて頂きましたよ。
さて、今期の授業はこれでおしまいです。
イラストレベルアップコースの講師を務められた朝野ペコ先生は今回が最後の授業でした。2年間、ありがとうございました。
来期の授業は11/23(土)から新しい先生、おかやまたかとしさん、yamyamさんにきていただきスタートです。
説明会(ガイダンス)を行っていますので、入塾をお考えの方は、お気軽にお問い合わせくださいね。