介護の黒と白

（※この計算は極単純なものなので鵜呑みにはしないこと）

と、書いたものの書くことは単純にシンプルなもので
介護施設が何故ブラックが横行しているのかというものは非常に簡単な問題だ
ブラックというのは例えば異常に給料が安いというものがまず出てくる

介護施設というのはデイケアの様に住むタイプでないのを除く全てが当然24時間になる
つまり8時間勤務で1日をカバーしようとすると1日で最低3人いるのだ
この時点で入居者一人当たり（国からの補助含む）の利益と社員の給料が同じ場合、社員に対し3倍の入居者が必要となる
しかし、これだけでは人件費しかまかなえていないので会社としては当然赤字となる
更にいえばボーナスをつけるとなると3倍では済まなくなる
この辺を計算に入れると、まともに給料を払いつつ諸経費を払うのに必要な入居者と社員の割合が5対1程度になるのだ

そして祝日、週休2日、ＧＷ、正月、盆等にちゃんと休暇を出すとなると更に会社に負担が増えることになる
休みの分の社員をカバーする社員がいるので先ほどの5対1が7対1となる

こう考えていくと介護施設でホワイト企業を成功させるのが非常にむずかしいということが簡単に分かっていただけるだろう
そして今の現状、年金は減らされ、介護保険も減らされていっているのだ
もはや普通のやり方では不可能の域にまで達している
お金持しか介護施設に入れない時代はもう既にやってきている

かといってそれをよしとするならば、自分でやる意味がない
介護ブラック企業など探さずともそこらへんに腐るほどあるのだ、それにブラック企業など言語道断である

課題は山積みだが挑戦する価値はあるが、不可能に近いことへの挑戦、そそるね！