かづの駄日記  ~ kadzuno・da・nikki ~

秋田県鹿角市から気ままに綴る、名も無き田舎者の喜怒哀楽、一期一会。

廃油キャンドルを作ってみました

2009-11-23 19:21:16 | 環境・エコ

廃油石鹸の材料にむかないキャノーラ廃油でキャンドルを作ってみました。

いい感じで完成しました・・・外で冷やし、固めているところです。

30分くらいで完成しましたので、早速火を付けてみました・・・

カップの方にも点灯・・・

もっと黒いすすが立ち上るかと思っていましたが全然大丈夫ですね・・・

寒い日にチョッとだけ暖かい気分になりました・・・

 


尾去沢小学校と大館釈迦内長面へ行ってきました

2009-11-23 10:56:00 | 鹿角(かづの)

鹿角は寒い日が続いています。先週金曜日に秋田八幡平スキー場が営業を開始しました。昨日はお天気も良かったので初滑りを楽しまれた方もおられるでしょうね・・

三連休も最終日、今朝もお天気は落ち着かずで雨・小雨に加えて寒気に包まれています。山は雪でしょう。

名の無き田舎者は金曜日と昨日、かづの21プランの用事で尾去沢小学校(金曜日)と大館の釈迦内長面地区会館へ行ってきました。

尾去沢小学校へは経済産業省の「社会人講師活用型教育支援プロジェクト」で行う6年生への授業を参観するためです。

今回の講師は三菱マテリアル澄川地熱発電所と東北電力の方が「大地のつくりと変化」の授業をスライドや実験、クイズを交えて「大地の熱でエコ発電、火山活動と地熱の利用について」と題して行いました。

電気の発生する仕組みを手回し小型モーターを使っての実験

地層の説明をした後の実験装置で地熱発電の仕組みを再現しているところです

このプロジェクトは今年度大館地区で「大館ときめきサイエンスプロジェクト」として大館市内の小学校を対象に実施されています。来年度プロジェクトを鹿角地区でも行う計画があり9月に花輪北小学校今回と試行的な取り組みとして実施されました。

かづの21プランはその次年度実施に伴う「企業」と「学校」の間を取り持つコーディネート(コーディネーター)役をとのお話がありメンバーのせっけん小母さんと二人で聴講・参観させていただき、引き受けるかの参考とするためでした。

昨日は大館市の釈迦内地区長面婦人会様からの「環境学習と廃油せっけん作り」への実施依頼で出向いてきました。

名も無き田舎者は今までこの学習講座はサポートの立場でお手伝いをしてはいたのですが、昨日は講師のお役でえらく緊張してしまいました。出来は60点くらいかな?・・・

心配されたお天気もほぼ快晴で環境学習が終わり、体験EM廃油せっけん作りは会館前で行うことができました。

参加いただいた15名のご婦人の皆様からは沢山の質問や「こうゆう環境の話は若い人たちにもっと聞かせたい」などのご意見をいただきました。まったくその通りですね・・・是非またお声掛けいただければと思います。

参加された皆さん、ありがとうございました。

 


省エネ投資は回収可能か?(4)~最終です。

2009-11-21 13:55:14 | 環境・エコ

我が家が3年前に投じた省エネ投資ははたして回収可能なのか?・・・

一般的には10年で回収できたら達成とか?誰が決めたのか分かりませんが一説にはメーカーの保障期間やメンテナンス期間(部品保有期間)がそうだとか・・・使う側の立場とか言っていますが、早く回収できるにこしたことはなくその為にはやはり価格・工事費などがより安くならなければと感じます。お求め安くね(なんかデフレとかお国が言い始めていますが・・・)。
 
ではその一般的な計算方法で、イニシャルコストをランニングコスト(太陽光は稼ぎ高)で割算をしてみたのですが、エコキューとは4.5年、IHクッキングヒータは16.6年そして太陽光発電はなんと余剰電力の買取価格が改定ならなければ21年(改定されても後11年)・・・設備毎に見るとエコキュート以外はとても元など取れないという結果が出ました。

ところが53.7万円も支出していた光熱費が設置後3年間の平均で約20万円までに減少しています。灯油代の大幅な削減と時間帯別電灯契約(東北電力ではやりくりナイト10)の効果によるものでしょうがそれでも単純に投資額を差額で割れば12.2年で回収となります(410÷(53.7-20)=12.2)。

来月から余剰電力の買取価格が約倍の48円になり、今後もこの3年間と比べて人・設備・価格に変化のない暮らし方ならば、もう7.5万円売電額が増えるので今から7.5年((410-33.7×3)÷(53.7-12.5)=7.49)で回収が出来ることになります。
 
それでも、今までの3年と合わせて10.5年ですので「10年での回収」には残念ながら僅かに及びません。

11月15日のさきがけ新聞記事には「・・・各家庭が省エネ家電、ハイブリッド車や太陽光発電などを2010年~2015年までに段階的に買替えや導入をすれば・・(中略)・各家庭が負担する投資も2019年には光熱費の削減効果などで回収出来き、その後は利益が出ると・・・(国立環境研究所による試算)」ありました。

私自身がエコを考えるときの基本は「もったいない」使える・壊れなければ買換えないですが、我が家で2015年までの6年間で買替えが必要となりそうな家電を考えてみました。

まずは間違いなく買替えるのは、11/10の「脱石油燃料の越冬はどうなる?」で書いた灯油を燃焼させて暖房能力をアップさせる機能が付いた「石油ハイブリットエアコン(メーカー表示名称)」でしょう。購入から7~8年経過してますし修理履歴2回、今回家計が許せば既に取り替えていたものです。それと寝室、子供部屋のこちらもエアコン、2台とも購入(製造)から10年以上、子供部屋のものは15年前のものです。

取り替えるとどれだけ光熱費削減に効果があるかといいますと、ハッキリしているのは灯油代が半分以下になることでしょう。ここ3年間の灯油代は平均で約7万円でしたので、これがお役ごめんとなれば灯油が必要なのは補助暖房のファンヒーターのみとなりますのでもしかしたらもっと安く済むかもしれません。


加えて電気代ですね・・・なにしろ最近のエアコンは各メーカーとも省エネ度と性能の両立を備えた製品を次から次へと送り出していますので、性能機能そのままで、消費電力量は間違いなく減ります。なんと1/3に近いというのも有るらしいです。あと5年の内にと考えると・・・しいて言えば照明器具かな?これも交換したら消費電力量は減ると思います。ではエアコンは居間と寝室のものを買替え(子供部屋は現在は主がいないのでそのまま)、照明はまぁそのままということで話を進めます。

寒がりの家族のことを思い、居間には大型高性能のエアコンを25万円で購入し、寝室にはシンプルな廉価モデルで5万円のものとします。導入の資金(コスト)は30万円です。

省エネ効果?として先ずは灯油代(年)3万円ほど減、電気代は3年平均で18.5万から約15%減る・・カタログデータとか店頭での年間電気料金とかを見るともっと25%位は減りそうなのですが、我が家の場合エアコンは暖房利用が多いのでそうは行かないだろうとしての数値です。年間電気料金の削減額は約2.7万円(18.5×0.15=2.7)。

投資額30万円を導入効果の5.7万円で割ると5.3年で回収できることになります(20÷5.3=5.26)。今は投資が後7.5年で回収可能ですからそれより短い5.3年で回収できる設備をしても平均したら6.4年となると考えますよね・・・では我が家が新しい省エネ家電を購入(投資増)したとして回収年数はどうなったか・・結果は残念ながら約7.2年となりここでも「10年での回収」にはなりませんでした。計算式は((410-(33.7×3)+30)÷(53.7-(12.5-5.7))=7.22)となります。カタログデータ等により算出すると回収は可能でした。

このことから、さきがけ新聞に載っていた国立環境研究所試算は雪国秋田の鹿角でも当てはまるのではと考えます。


今回こうして振り返りや推測をしてみましたが、書かなかったことの中にも伝えたいことが沢山あります。例えば何故太陽光発電を始めたか?とか苦労したこと?とか特に失敗した事等は是非と考えました。カタログや販売店では聞けない話や実際に住んでいる所で使用してみての意見、それが少しでも興味のある方のお役に立つと思うからです。

本当は顔を見ながらとか、お茶を飲みながら出来たらと・・・そんな機会があることを願って終わりにします。

長々と書いた文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回で4回目の「省エネ投資は回収可能か?」ですが以前の投稿を含め、カテゴリーを「みちのく号の車窓から」から「環境・エコ」に変更しました。よろしくお願いします。


省エネ投資は回収可能か?(3)

2009-11-19 08:00:43 | 環境・エコ

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太陽光発電を初めてから記録し続け3年になったExcelです。

さて今朝は太陽光発電設置への投資は回収できるか?・・ですね はじめに少し整理と言いますか、私の考え方を申します。

電力会社への売電額で投資額を割る方法「今月は幾らで年間なんぼ・・・だから何年で元が取れる」という捉え方をされている方が多くいます。

確かに目に見えて「稼いでいる」と実感できるのは毎月一回の検針日に届けられる売電伝票を手にしたときだけと言ってもよいです。 ですがあの金額は余剰電力を売った額です。太陽光発電と環境問題を考えると自分で作った電力でどれくらい賄えたか「自家消費」がどれくらいかが重要になります。しかもその金額は後で申しますが今回の「投資回収」に大きなウエイトを占めています。

それでは何から?・・・愚痴からでも・・・

太陽光発電の投資額は310万円(プリウス1台位?)でした。まったく補助制度の無い時に設置しましたのでいつも損した気分が続いています(冗談です)。でもこんなに環境・カンキョウとお国を上げて騒ぎ立てるのに公的な恩恵が全くないのは不満なことは事実です。補助無しで設置している家庭にも減税(消費税分返還とか)や何かしらが有ってもいいと思っている人は沢山いるはずです。

本題にもどして・・・ 設置費用はキロワット単価は約6.89万円(310万÷4.5kw)、最初に除いた架台の分が入ると約7.33万円(330万÷4.5kw)と3年前にしては破格?に近い条件での取付でした。それでも平サラリーマンが右から左へ出せる金額ではなく、家族を説得するのにはとても苦労しました。苦労話は後日談ででも紹介しますね・・・

設置費用をこれもよく言われる「10年での回収」となれば年に単純に31万円、月約2.58万の見返り?が必要となります。設置前の1年間(H17/10~H18/09)で電気代は年に16.5万(月約1.38万)これが設置後は年間で約18.5万(月約1.54万)、約19.4万円(月約1.62万)となり、昨年は約24万(月約2万)へ・・・ただし昨年分は、家族が仕事を辞めて在宅となったり、年明けに床暖房の導入の為に電力契約変更で基本料アップ(年18900円増)したりがありましたので20万円を超えたのは致し方なしと思っています。

エコキュートやIHクッキングヒータと給湯・炊事を電化したのに電気料金が2割増しでとどまっているのはやはり時間帯別電灯契約(東北電力ではやりくりナイト10)にしたことも大きいですが、発電した電気を自家消費しているからです。

次に余剰電力の売電額はというと年額で8.3万円、8.9万円、7.3万円となっています。 自家消費額はといいますと算出の仕方は、総発電量から余剰分を差し引いたものに電力会社の昼間キロワットの単価を掛けて出します。(総発電量-余剰電量)× 27円 こんな感じです。

 我が家の自家消費分はどれ位かといいますと今までの記録から年間でほぼ余剰電力(売電)と同じ位かやや少ない位です。余剰電力分を年間7万円として合わせると3年平均で年15.1万となりますので31万にはほど遠い約半分ですね。

我が家の場合は太陽光発電設置の費用回収にかかる年数は単純に割算すれば約21年(310÷15.1)となりますね・・・気の長い話です。ただしですが、これは我が家の場合で最近県からの補助と国からの両方が対象となって同じ条件で4.5kwの設備を設置したとすれば補助金58万円が支給されますので設置費用は252万となり回収には、5年短いほぼ17年となります。(国だけだと278万円で18.4年)それでも長すぎませんか・・・

補助制度に加えて12月から余剰分の買取価格が約倍の48円になります。そうすると国・県補助を受けた場合回収は約11年、国だけでも12年となり「10年での回収」は異常気象(極端な日照不足)でもなければほぼ達成の範囲?となります。 ちなみにですが、余剰分の買取価格が約倍になれば我が家の場合は後ほぼ11年((310-54.3)÷23.2)で回収ですますので、今までの3年経過を足して14年で費用が回収できることになります。

 我が家にとって買取価格の値上げによって回収期間が7年も短くなったのは非常にうれしいですが。この買取り価格は来年3月までに設置した家庭だけ、しかも10年間の期限付きですので、これも早い者勝ち的制度ですね・・・

太陽光発電の投資を発電と消費、売電だけにより早く回収しようと考えるならば、多分7kw以上の大型の設備をより早い時期に良い条件で設置しないといけない事になります。

省エネ投資は回収可能か?・・次は今までの事からトータルで我が家の場合はどうか?です。又覗いて下さい。


省エネ投資は回収可能か?(2)

2009-11-18 08:07:29 | 環境・エコ

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鹿角は今朝、昨夜からの雪で木々がクリスマスツリーのようになっています。綺麗です。

昨日の「省エネ投資は回収可能か?」の続きです。

設備毎にみてみます。 平成18年10月に太陽光発電を設置同時に、石油式ボイラーをエコキュート、LPガス台をIHクッキングヒータに変更しました。

その1年前平成17年10月から翌年9月までの光熱費(電気、ガス、灯油)を領収書を探し出したりしながら出してみました。 先ず電気代は16.5万円、ガス代4.6万円、灯油代32.6万円でトータル53.7万円(月平均4.47万円)でした。 やはり灯油代金が突出しています。

年間を通してお湯や暖房が灯油に頼っていたことが良く分かりますし、その設備を運転させる為に電気代も使っていました。

 それが設備の変更後の1年間(H18/10~H19/09)では電気代は18.5万円、ガス代0円、灯油代9.4万円でトータル19.6万円(月平均1.63万円)へと年間34万円の減へ・・・ その後の2年でも年間で19.8万(H19/10~H20/09)、20.6万(H20/10~H21/09)とほぼ同額で推移しています。

もう少し詳しく設備毎にみてみます。先ずは給湯です。石油式のボイラーを電気のエコキュートに変更してどう変わったか? お湯の作り方が大きく変わりました。ほぼ直噴式(お湯を使うときに作る)から作り置く(タンク式)へ、熱源は電気ですので電気契約はお決まりの深夜電力使用へ変更しました。

大ざっぱですが、冬期間の灯油代の内、暖房には翌年(H18/10~H19/09)の額に近い10万円とするとして給湯に使った灯油代は年間(H17/10~H18/09)で約22.6万円だったのが翌年から0円。灯油から電気に変わったので当たり前ですが・・・

エコキュート設置費用は工事費等で約75万程でした。カタログとか設置時の説明ではエコキュートの電気代は月額約4000円位とのことでしたし、何回か日中に沸き増しもしますので年間6万円とします。 燃費の差額は年間16.6万となりますので約4.5年使用したら費用は回収できる事になります。差額にはボイラーの電気代を含んでいませんので、回収期間はもう少し短いでしょう。

 IHクッキングヒータの場合は平均的な家庭では月の電気代が1300円ほど(参考http://www.dennka.com/ih.htm)とか、我が家の場合は多分もっと使っているはずですので思い切って倍の月額2600円として年間3.1万円の電気代ですから、ガス代との差額は1.5万ですね。 設置に約25万円として費用回収には16.6年かかることになります(実際はもう少し短いでしょう)。ちなみに平均的な家庭の場合では8.3年で回収です。

エコキュートとIHクッキングヒータで省エネ投資額100万円としていましたので、設置前と設置後の燃料費用差額年間約18.1万円で、設置後約5.5年で回収となります。 暖房にかかる灯油代金を年間約10万円としていましたので、給湯、炊事、暖房にかかる燃費はおよそ19万円、変更前には灯油とガスで約37万円でしたのでほぼ半額になっています。 ・・・

次は太陽光発電と電気代の事ですが、明日以降にとします。また覗いて下さい。