いつものように二日に一回の新聞が届きました。
筋向いさんの娘さんも一日おきに朝刊を届けて下さるので代わりばんこに読んでいます。
何しろ暇ですから文芸欄の投稿欄もしっかり見ます。
時には知人の俳句が載っていたりしますので楽しいのです。
今朝はとても楽しい、ある意味しんみりした投稿がありました。
思わず”いただきぃ”で書いて見ます。
北国新聞文芸投稿欄
「歌壇」 佐伯裕子選
2位 石川県能都町宇出津 真岸米子さんの短歌ですが…
{徘徊と 見えるだろうよ 白髪で 目的もなく 歩き回れば}
選者の評
(心外な思いをしたのだろうか。好きに散歩もできない憤りとユーモアと二つながら読み取れる。投げ出したような言い回しが効いていて、勢いのいい老いの歌である。)
以上この日記を読まれた方はどんな感想を持たれるでしょうか?
今よく似た期間入院している者同士の悩みは”髪型”です。
殆どが2~3か月の入院ですので白髪染めは落ちてくるし、髪型はぼうぼうになるし、トテモみんなが気にしているのです。
≪草笛光子さんみたいにきれいな白髪に突然なってくれればいいのにねぇ≫なんて嘆いたり、≪かといって白髪の鬘を病院で被るわけにもいかないしね。≫
耳は遠くてあまり話の中には入れないが、身じまいをいつも気にしている方が、先日散髪屋さんに短く刈ってもらいましたら、周り中から”すっきりしたね”と言われてにこにこしていたり、やっとピックアップウオーカーでの外出許可をもらった筋向いさんは早速娘さんに電話してパーマやさんの予約をしてもらっています。
とたんに元気になって「トイレに行く車椅子の移動も早くなったみたい。」と笑われています。
私も耳にかかってくる短い毛がうるさいと言うよりもチクチクかゆくなってきます。このままもっと長くなればこんなこともできるのにね…?
昨日の≪いや子さん≫は今日はしっかり上も下もいっぱい着込んでリハ室に来ましたが、平行棒の前で「車椅子からの立ち座り運動」をしましょうと先生に言われても”イヤ”が始まって先生を困らせていました。(@_@)