瀬戸内寂聴さんは、第39回泉鏡花文学賞を受賞され、何かと当地でも新聞紙上でお見かけしたりいたしますが、今東北を中心に積極的に皆さんに法話を聞かせていらっしゃいます。
何しろ圧迫骨折でベッドで動くこともできずにいらっしたのが、3月11日以来こうしてはいられないという強い思いに駆られて奇跡の復活をされ、今は本当に精力的に動いていらっしゃいます。今最も輝いている89歳だと思います。
その法話の中に”和顔施”という言葉がありました。
思わずその言葉に惹かれてメモしました。そして、「私には何も施すものがないとは思はないで。にっこりと笑うそのことだけでも周りを明るくしていく、それがあなたのできることなのですから。」
「あ。これなら私にも少しはできるかもしれない。」そう心に誓ったのです。
でもここの所そう笑顔を作る機会がない。
だから、病院の中でも少し顔なじみになった方にはなるべく笑顔で挨拶をする様にしているつもりだが・・・
和顔施
仏教用語の無財の七施のうちの1つ。人に対して笑顔で優しく接すること。
相田みつおさんの詩にも…
あなたがそこに ただ いるだけで
なんとなくその場の空気があかるくなる
あなたがそこに ただ いるだけで
みんなのこころがやすらぐ
そんなあなたに わたしもなりたい