何処吹く風・笛ふけども踊らずの「…禁煙デー」

　今日は、22乃至23回めの「世界禁煙デー」だとか━
それに因んで林盈六氏著『力士100年の診断書』(昭59
ベースホール・マガジン社)の「４章　力士とタバコ」より

118頁　一般に、喫煙者は自己主義者が多いそうだ。他人を
思いやる気持があれば、場所や出席している人々を考えて、
そう気ままに喫煙はできないはずである。
138頁　…タバコを喫うのは個人の好みであり、自由である。
喫ってはいけないという権利は誰にもない。〔中略〕しかし、
煙を吹きかけられるのを拒否する権利もある。健康悪の根源
「タバコ」が地球上から消滅するのは、はたしていつ頃に
なるのだろうか。
━と、結んでいる。

　煙草は「合法麻薬」であり、喫煙者は“禁断症状”のために
禁煙するのは困難━でも、喫煙→非喫煙者に大物がいる。
双葉山定次〔数場所祖父「定兵衛」を名乗った〕である。尚、
彼の場合、蓄膿症の手術と関係がありそう……。
　有名人では長嶋茂雄か王貞治のどっちだったか失念したが
喫煙中にカメラを向けたら“待った”をかけたと云う━こんなの
を偽善者と称するのだろう━少年ファンに喫煙を知られたくない
なら双葉山の如く断乎禁煙すべし。でも、小生なんか当時アイドル
のⅠ若乃花幹士や石原裕次郎が煙草を吸うのを知っていたって
全然「影響」されない。
　まあ…昔の映画など観ていると「喫煙」場面が頻繁に出てくる。
“紫煙”の害を周囲が全く気にしていないから摩訶不思議なほど。
敢えて云う。「悪魔の煙」が受動喫煙━喫煙者が非喫煙者の前で
10本吸うと非喫煙者も一本吸ったことになるから始末に悪い。まさに
非喫煙者こそいい迷惑━。