相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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彦山自跋に「蹴飛ばし」…

2024-07-02 21:41:17 | 日記
 超剛横綱力士太刀山の決り手附星取表に
おいて「つきとばし」なる“珍手”は、老眼
の身に小文字で記入されて…ずっと気が
つかなかった。
 それで彦山光三の名著『橫綱傳』の「自
跋」から想い出した一節をどうぞ読んで…。

〔前略〕私は生きてゐるうちに私を蹴とばし・
蹈みにじり・乗りこえてゆく俊英があまた
あらはれることを切念してやまない。勿論
私自身そのあまたのなかの一人であることを
さまたげないつもり。

 ちと残念だったね。「突き飛ばし」ならぬ
「蹴飛ばし」と表現していた。
 尚、明治四十四年当時の相撲記者の“主観”
で考案した決り手の名称を当時18歳の彦山翁
も想定外だったにちがいあるまい。
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