相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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理事長と審判部の齟齬が…

2023-03-10 21:32:15 | 日記
 嘗て、日本相撲協会の内部において、
当時の北の湖理事長(元横綱…)と審判部
長とのあいだで横綱推薦基準・条件を
めぐって「齟齬」が表面化していた。

 理事長は、準優勝とか優勝とか━殊に、
「連覇に準ずる」成績が曖昧模糊として、
具体的“数字”を推薦ライン━最低線が13
勝ならば、準優勝でも第3位だってOKと
解釈されていた━と、思える。いや、解釈
の“幅”を狭めるならば、2場所連続13勝以
上の場合、準優勝じゃぁなくったってOK
と云う感じではなかったか。

 ところが、当時の審判部の陣容が誰だっ
たか失念したが、横審の内規をほぼ尊重す
る姿勢だった。「準ずる成績」がいくらでも
「拡大解釈」できるので、横綱の“安売り”に
なってしまうのだ。

 北の湖説は、「相撲内容」よりも「数字
至上主義」に陥りやすいのが難点・問題だ。
 大関以下ならば、相対的な星の優劣で
査定しても宜しい。
 横綱力士には、「絶対的強味」が要求
されなければ、その“格あげ”━「権威向上」
は不可能なのである。
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関脇 北の洋━小結 清水川の間隔対戦

2023-03-10 13:54:11 | 日記
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 「間隔対戦」の事例をひとつ…。
 昭和十八年夏場所 九日目
東幕下40●北ノ洋( ? )鉾 錦〇東幕下44
 その11年10箇月後の同三十年春場所 七日目
西前頭六〇北ノ洋(打棄り)清水川●東前頭九

 尚、拙作『相撲史発掘』では原則的に
「幕内記録」を主体にしているので、採り
あげない所存。
【追記】
 北の洋━清水川は、幕内取組で9回対戦し
北の洋5勝、清水川4勝と記録されている。
 前者が井筒を除く時津風系との顔合せが
なかったのに対して、後者は実質「個人別」
総当りの孤軍奮闘だった。
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