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各専門分野の統計技術、方法、テクニックなどを気ままに分かり易く例題をもとに解説します。

統計技術 第Ⅲ部:第2章 多変量記述統計(5)

2022-06-03 18:20:14 | 日記・エッセイ・コラム

統計技術 第Ⅲ部:第2章 多変量記述統計(5)
第2章-4 Multivariate Descriptive Statistics (多変量記述統計)

ここでは、複数変量(多変量)におけるケンドールのタウ順位相関、スピアマンの順位相関、ピアソン相関などを一括して求めることが出来る.
ただし、多変量回帰分析、すなわち、従属変数(目的変数)に対する複数の独立変数(説明変数)の関係をみるものではない.
それでは、
Wessa.net 事例集から下記について紹介する.
 (1)Kendall tau Correlation Matrix
 (2)Notched Boxplots

● Free Statistics Software (Calculator) - Web-enabled scientific services & applications 
 https://www.wessa.net

「Wessa.net」のTop ページから、
 Descritive Statistisc を選択

下方にスクロースして、
Multivariate Descriptive Statistics 

Kendall tau Correlation を選択

図1 データ入力画面


図2 出力結果:相関関係(Pearson r)

Excel では、CORREL()関数で求めることが出来る.

図3 出力結果:相関関係(p-value)

ここでは、ピアソン相関、ケンドールのタウ順位相関、スピアマンの順位相関.

図3 出力結果:相関関係(Scatter Plots)

表記の数値は相関係数ではな(p-value).

データ解析環境「R」では、Excel に入力されたデータ(図4)をコピー・ペーストし下記の「R」コマンドを実行すれば良い.

図4 Excel に入力されたデータ形式の場合

図4の列名を含むデータをすべて選択しコピーして「R」に読み込む.
-------------------------------------------
# コピーしたデータの読み込み
 dat<- read.delim("clipboard", header=T)
 dat

 x<-dat$Cons
 y<- dat$Inc
 z<- dat$Price
# ピアソン相関
 cor(x, y, metho="pearson")
 cor(x, z, metho="pearson")
 cor(y, z, metho="pearson")
# スピアマンの順位相関
 cor(x, y, metho="spearman")
 cor(x, z, metho="spearman")
 cor(y, z, metho="spearman")
# ケンドールのタウ順位相関
 cor(x, y, metho="kendal")
 cor(x, z, metho="kendal")
 cor(y, z, metho="kendal")
------------------------------------------
同じ結果がえられる.

次回の(2)Notched Boxplots に続く・・.