統計ブログはじめました!

各専門分野の統計技術、方法、テクニックなどを気ままに分かり易く例題をもとに解説します。

新・医学と統計(24)

2019-01-24 13:22:34 | 日記・エッセイ・コラム
JASPでベイズ統計のほんの一端を経験され如何だったでしょうか。
まだ、
馴染めないかもしれませんが、いわゆる母集団仮説検定のp値を超えてベイズ統計の時代が来るかも知れません・・?!
それはさておき、
JASPのご紹介も最後の「Factor」を残すのみとなりました。
では、いつもの様に、
JASPを立ち上げ「Factor」を経験して見ましょう。
 
「Factor」の簡単な例題として下記URLより、
 
「PCAdata.csv」をダウンロードしてお使いください。
 
注意:
*****
Windows10のブラウザ(MicrosoftEdge)で「.csv」ファイルがダウンロードできないようであれば、次の方法を試して下さい。
設定[・・・]→閲覧データのクリアー[クリアーするデータの選択]→
☑Cookieと保存済みのWebサイトデータ、☑キャッシュされたデータとファイル→クリア
 
それでもダメなときは、
設定[・・・]→Internet Explorerで開く
 
・・としてやってみて下さい。
 
「Google / Crome」は大丈夫かと思います。
*****
 
本ファイルの内容は、「すぐに役立つ統計のコツ」(オーム社刊、金関正弘 著)の主成分分析(124ページ)と同じ内容です。
では、
いつものようにJASPを実行します。
 
JASP→File→Open→Computer→Browse(保存したホルダー)

PCAdata.csv を開く

すべての変数の尺度をScaleにする。
図1 変数尺度の確認 
 
 

Facter→Principal Compornent Analysis

図2 変数の選択 
 
 
 

図3 回転法・ファクター数の設定 
 
ここでは、回転法を[varimax]、因子数を[2]とします。

図4 主成分分析の結果 
 
「すぐに役立つ統計のコツ」(127ページ)の結果とほぼ一致します。

図5 Optionの設定 
 
 
赤矢印の☑Path diagram にチェックを入れるてみましょう。

図6 Path diagram の表示 
 
 
赤と緑の矢印は主成分負荷量との関係(正と負)の強さを線の太さで表しています。
主成分散布図でデータの特徴を視覚的に捉えるには「すぐに役立つ統計のコツ」(128ページ)のフリーオンラインソフト(下記URL)の利用も検討して下さい。
https://www.wessa.net/stat.wasp
 
次回に続く!
 
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参照先:
初めての統計-blog
basicstat.sblo.jp/