統計データの分析や解析のご依頼は「情報統計研究所」にお問合せ下さい。
情報統計研究所で使っている統計ソフトは何ですか・・、Stat View ですか? などと聞かれます。いいえ・・、「R」ですと答えますと、怪訝な困ったような表情をします。医学統計の分野ではあまり「R」は知られていないようです。情報統計研究所では、その時々で統計ソフト使い分けています。しかし、「R」や「S」は統計分析で欠かせないツールです。「R」はすべて英語ですので、統計の初心者にはとっつき難いかも知れません。しかし、多少の統計学の知識で十分に理解できます。全世界に蓄積された「R」ライブラリーが無償で使えるだけでなく、次々と新しいライブラリーや、問題点が世界中の統計学者やSAによって公開されます。
「R」以外にも対話型の商用統計ソフトも使います。「S-Plus」や「JMP」ですが、「S-Plus」は「S」言語の対話型ですが「S」のプログラムをほぼそのまま「R」で使用することも出来ます。SPSSも有名なソフトですが「S-Plus」か「JMP」があればSPSSを使う機会はあまりありません。しかし、共分散構造分析で有名なAMOSがSPSSとなったので、これに関してはSPSSの使い勝手が良いと言わざるを得ません。20年前だったら、まだFORTRANやBASICの統計ソフトが手軽に使われていました。これらの膨大な財産があったから、そして、PCの発展と普及で、今では何処でも誰でも簡単に統計ソフトを使える様になったと思います。
商用統計ソフトでは用意されたデータテーブルにデータを入力すれば、簡単に統計結果や図表が出力される様になったなっています。それでも統計は難しいと言われます。書店ではやたら「すぐわかる・・・」とか「本当にやさしい・・・」とか「誰でもわかる・・・」とか言った統計の本が沢山並んでいます。どれも、良く似た内容であり「SPSSによる・・・」とか「エクセルによる・・・」とか「JMPによる・・・」とか言った商用統計ソフトの使い方を解説した本も沢山並んでいます。
それでも、情報統計研究所には統計的問題の相談が寄せられます。