先週は東京出張などもあり5日ほど京都にいました。
約束の鉄道博物館行きも孫が少し調子悪くて中止になり、実は自分の方が楽しみにしていたんですがね、まぁ残念で予定が狂ってしまい、街に出かけて映画を観たり自転車でぶらぶらしたりと何となく過ごしてしまいましたが、気付くとどこにいても京都は綺麗なんですよね。
別段特別なお寺や神社などに人混みを覚悟で行かなくとも、とにかくいたるところで紅葉や楓、桜、イチョウやポプラと云った木々が赤や黄色に色づいていて、ただバスに乗っていても自転車こぎ漕ぎしていてもそれはそれは綺麗なもんです。
やっぱり人出も多いですがまぁさもあらんですね。
前日の金曜に自転車で一乗寺から修学院あたりを曼殊院、圓光寺、狸山不動尊等々散策しましたが、とにかくいたるところが色付いて綺麗でしたよ。
圓光寺の拝観でもと思いましたが、やっぱり行列ができていました。
入口横には「拝観はネットで予約してください」ですって(>_<)
と云うことで、やっぱりこの時期の京都は最高ですね。
桜の季節も若葉の季節もそれは良いものですが、うーんやっぱりこの紅葉のシーズンが一番かな・・・。
僕はこの一乗寺(町側には大好きな本屋の「惠文社」もあるし)から修学院近辺の風景が好きで、たまに自転車で走るのですが、ただ坂道がきつくてね、最近では時に自転車引っ張って登っております(>_<)
この辺は国の「歴史的景観保存地域」にも指定されていて、手つかずの昔ながらの風景が残っていますからね。
まぁのんびりとした畑のような所から少し行けば曼殊院や修学院離宮、ちょっと中に入れば圓光寺等の有名なお寺、それ以外にも名も知らぬような小さなお寺や神社が至る所に静かにたたずんでいて、なんせ風情があるのですよ。
喧騒と云うほどでもないですが、多くの車が行き交う白川通から少し山側に入っていくだけでまるで遠い昔の風景に出会えます。
奥手にはこれも手つかずの、東山連峰の北のはずれになるのかなぁ、比叡山の麓あたりと云った方がよいのかも・・これも綺麗に色付いた山々がまるで借景のごとく地域に溶け込んでいて、まぁそんな風景の中に歴史的な建造物が何気なく佇んでいたりしてね。
のんびりとしたいい所ですが逆に一瞬の緊張感も垣間見えるんですよね。
京都に行く機会があれば是非ともお奨めしたい場所ですね。
曼殊院は皇族の方々の宿坊のような面もあるようで、この辺りは宮内庁の管轄らしく、何だか手つかずと云うより自然と管理も行き届いているのでしょうね。
ここにはマンションは元より新しい民家も立てることができないらしいです。
だから、ほとんど昔そのままです・・。
表題の街紅葉と云う言葉は僕の造語?ですが、先回紹介した雄大な大台ケ原の山紅葉とはうって変わって「街紅葉」。
寺紅葉もも神社紅葉も素晴らしいのでしょうが、京都ではやっぱりこれもまたいいのですよね。