博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

H27.3月定例会行政報告その1

2015-03-16 17:34:36 | 日記

 今日から数回に分け、今定例回の初日に町長から行われた行政報告をお知らせします。なお行政報告は、前定例会(12月)閉会後から今定例会(3月)開会までの行政に関する報告となります。

 

 

 平成27年浪江町議会3月定例会の開会にあたり、行政報告を申し上げます。

 

 東日本大震災、原子力発電所事故の発生から4年が経過し、今議会中に4回目の震災の日を迎えようとしております。改めてこの震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対し、深く哀悼の意を表します。

 

 また、この原子力災害による全町避難により、取る物も取り敢えず故郷を追われ、今もなお、つらく悔しい生活を強いられている町民の皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。

 

 このような中、震災発生から4年の節目となる3月11日に、町主催による「浪江町東日本大震災追悼式」を、二本松市内で挙行することといたしました。お亡くなりになられた方々のご冥福と、いまだに消息が明らかになっていない方々が1日も早くご家族のもとへ帰られることをお祈りするとともに、町民が一丸となって震災からの復興に取り組むことを誓うために執り行うものであります。

 

 さて、昨年は、「町民一人ひとりの選択を可能とするために復興の動きを見える形にする」ことを目標に、県内外に避難されている町民の方々の生活再建・生活支援に力点を置きながら、町の再生に向けて道路、上下水道のインフラ復旧や津波被災地のガレキ分別、被災船舶・車両の解体撤去等を行い、ようやく復旧への第一歩を踏み出したと実感しております。

 

 新年度においては、復興の加速化に向けて「町民それぞれの選択が可能となるよう、町の復興する姿を具体的に示し、町内外に発信する。」ことを行政経営方針に掲げ、町外コミュニティ、賠償や健康管理、絆の維持等の避難生活を支え、生活再建の一助となる施策についての具体的な取組や今後の展望などを町民全体が共有できるよう、情報発信を強化するとともに、除染やインフラ復旧、産業基盤の再生等の本格実施や、町内事業再開の推進などにより、ふるさとの再生していく姿を可視化してまいります。

 

今日は、ここまで