博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

H28.9月定例会行政報告 その7

2016-09-17 17:11:47 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○町民交流事業について、ご報告いたします。 

 みんなの連絡帳を作成するため、8月1日発行の町広報誌にて周知し、掲載希望者の承諾書を8月末締め切りで回収いたしました。この連絡帳については、今年度中に町民の皆さまに配布できるよう作成を進めております。

また、仮設住宅座談会を8月19日の南相馬市八方内仮設住宅を皮切りに、6カ所の仮設住宅で行い、入居者の皆さまと意見交換をして参りました。

 

○応急仮設住宅について、ご報告いたします。 

8月末現在の仮設住宅の入居状況は、建設戸数2,763戸に対して入居戸数が1,589戸、入居者数は2,846人、入居率は57.5%となっております。

 

○町外の復興公営住宅について、ご報告いたします。 

8月末で締め切りをした第5期募集の応募状況は、募集戸数229戸に対し応募戸数は、112戸となっております。その他の応募状況は、募集戸数258戸に対し、応募戸数114戸となっております。

また、入居状況につきましては、8月末現在、1,418世帯の入居が決定し、そのうち384世帯で入居が開始されております。

なお、今後の募集につきましても、広報、ホームページ等を利用し周知を図って参ります。

 

〇教育行政について、ご報告いたします。 

学校教育関連では、7月14日に文部科学大臣が浪江中学校を視察訪問しました。学習環境を視察した後、職員室で代表生徒や教職員と意見交換などを行いました。

生涯学習関連では、双葉郡スポーツ交流大会が7月18日に広野町で開催され、浪江町からは野球と剣道の2種目に出場し、野球が3年ぶりに優勝いたしました。

次に、県総体県民スポーツ大会相双地域大会が8月7日に南相馬市で開催され、浪江町からは壮年ソフトボールと9人制バレーボールに出場し、壮年ソフトボールが8年ぶりに優勝いたしました。

子育て支援関連では、福島市の「アオウゼ」で未就学児の保護者を対象に子育てサロン「ぽかぽかテラス」を開催いたしました。母4名、子ども4名の参加があり、サロンでは親子一緒に「触育」による遊びを楽しみました。今後も継続して開催して参ります。

 

 

今日で行政報告は、終わりです。

9月定例会などの詳細をまとめた、10月15日発行の博文通信(紙ベース)を現在作成中です。出来上がりましたらお知らせします

H28.9月定例会行政報告 その6

2016-09-16 17:20:10 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○町民の健康管理について、ご報告いたします。 

 震災後、避難生活が長期化するにつれて、運動不足、食生活の変化、ストレスの増大等により、生活習慣病の増加が懸念されております。

 町の総合健診や県民健康管理調査の分析結果においても、震災前との比較で、肥満・高血圧・脂質代謝異常等の割合が高い傾向を示しております。

 今後とも、適度な運動、規則正しい食生活などの健康指導や啓発活動により、町民の生活不活発病の予防に努めて参ります。

 次に、現在、行っております健康診査や検査の実施状況についてご報告いたします。

 町の総合健診については、受診機会の確保のため前年度より日数を増やし8月26日から11月17日までの延べ21日間とし、県内各会場で実施しております。

 町の総合健診を受診できない方については、相馬市、南相馬市及び福島市内の医療機関で個別に受診できるよう対策を講じるとともに、郡山市、いわき市の医療機関では、がん検診のみとなりますが、個別に受診できるよう対策を講じております。

 また、県外に避難している方の総合健診については、町が公益財団法人結核予防会に委託して実施します。これは、県民健康調査を兼ねているため、福島県立医科大学から別にご案内をしておりますが、今年度からは、国保の特定健診及び後期高齢者医療の健診については、町からご案内をしております。

 

○町内での内部被ばく検査について、ご報告いたします。 

 町内での内部被ばく検査体制については、県の協力により9月から第2・第4金曜日に役場本庁舎敷地内駐車場に車載型バスが設置され検査体制が整います。

 なお、原則として予約制となりますので、ご利用の際は、事前に電話予約をお願いいたします。

 

○放射線相談員の配置について、ご報告いたします。 

 原子力安全研究協会より、放射線相談員として1名の方の派遣をいただき、9月1日から役場本庁舎、帰町準備室内に配置いたしました。

 主な業務内容としましては、Dシャトルの窓口での配付・使用説明・回収・データの説明及び放射線に関する相談等を行うこととなります。

 町民の放射線に対する不安が解消できるよう丁寧に対応して参ります。

 

○浪江診療所新築工事及び仮設津島診療所新築工事の進捗状況について、ご報告いたします。 

浪江診療所につきましては、現在、鉄筋及び型枠組立てを施工中で、8月末現在の進捗率は16%となっております。

また、仮設津島診療所につきましては、現在、基礎配筋工を施工中で、8月末現在の進捗率は建築工事5%、電気工事5%、機械工事3%となっております。  

いずれも、来年の1月の完成に向け工事が進められております。

 

○災害関連死について、ご報告いたします。 

 災害関連死につきましては、現在、双葉地方災害弔慰金審査委員会において、関連死の可否について審査をお願いしているところでありまして、8月末現在、申出受理件数が474件、うち審査済件数が450件、うち認定済件数が391件であります。

 

○高齢者向け臨時福祉給付金について、ご報告いたします。 

 5月から受付を開始し、8月中旬に終了した当該事業は、8月末日現在3,543世帯4,987人に総額1億4,961万円を支給いたしました。

 

 

今日はここまで。

 


H28.9月定例会行政報告 その5

2016-09-15 15:30:41 | 日記

今日で、9月定例会が閉会しました。いつものように、詳細はまとまり次第お知らせします。

それでは、昨日の続きです。

 

 

○観光、産品振興について、ご報告いたします。 

 相馬野馬追が7月23日から25日の3日間開催され、各郷から約440騎、そのうち標葉郷からは38騎が出陣し、勇壮な姿に全国から集まったみなさんから惜しみない拍手が送られました。

 また、浪江ブランド品の風評被害払拭のため、各事業所が浪江町ブランド・イメージ回復支援事業を活用し、全国各所において物産展や復興イベントに参加しております。

 今後も産品のPRと共に浪江町の情報発信を継続的に実施して参ります。

 

〇農地保全の取り組みについて、ご報告いたします。 

除染後の農地を地域で保全していくための復興組合については、8月末までに累計で18行政区12組合が設立されたところです。

さらには、水路の泥上げや農道の管理など、農業・農村の有する多面的機能の維持を図る共同活動のための、多面的機能支払組合も酒田地区・立野地区・藤橋地区・西台地区の4団体6行政区において設立されたところであります。

今後も復興組合や多面的支払組合の設立を支援して参ります。

 

〇水産業の復旧・復興についての取り組みについて、ご報告いたします。 

 請戸漁港の水産業共同利用施設整備につきましては、平成25年度から昨年度までの3ヶ年、関係者による議論がなされた、新しい水産業デザイン実現化事業の成果をもとに、衛生管理型の施設整備にむけ、管理運営体制整備事業、さらには施設整備に係る実施設計の業務委託を発注したところであります。

 また、水産業の加工団地整備計画の作成にも着手するなど、町の基幹産業の一つであった水産業の復旧・復興を着実に進めて参ります。

 

〇上下水道の復旧状況について、ご報告いたします。 

高瀬地区の農業集落排水復旧工事が6月30日に竣工し、7月から供用を開始したところであります。

 また、上水道は7月より高瀬地区、8月より権現堂・樋渡・牛渡・川添地区に供給を開始いたしました。これで、避難指示解除準備区域と居住制限区域全域に水道が供給されました。

 上水道の開栓状況ですが、8月末現在、411件を開栓しております。



今日はここまで。


H28.9月定例会行政報告 その4

2016-09-14 17:12:57 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○交流・情報発信拠点施設整備事業について、ご報告いたします。 

施設整備に係る基本計画に基づき、造成・建築基本設計並びに地質調査に着手しております。

また、9月5日には、磐城国道事務所と事業の推進に向け「道の駅の設置に関する協定」を締結したところでございます。

 

〇町内の公営住宅整備について、ご報告いたします。 

幾世橋地区に災害公営住宅85戸の整備を進めておりますが、現在1工区22戸の造成工事を行うとともに、建築事業者の公募をしております。また、2工区63戸につきましては、工事の発注準備をしているところであります。

旧雇用促進住宅2棟、80戸の改修工事につきましては、8月25日に工事入札を行ったところであり、来年7月の完成を予定しております。

 

○津波被災地の復興事業について、ご報告いたします。 

津波被災地における防災集団移転促進事業による宅地等の買い取りにつきましては、現在まで、契約手続き中を含め約560件、面積にして約86%の契約となっております。

また、移転先住宅団地の整備につきましては、幾世橋地区に23戸、請戸地区に42戸の整備を計画しており、幾世橋地区については造成工事に、請戸地区については埋蔵文化財の調査を行っているところであります。 

 

○浪江町内での事業再開・新規事業の状況・支援について、ご報告いたします。

 8月末現在、再開・新規あわせて、22事業者26事業所となっております。町としては町内で事業を再開した事業所に対し電気料金を補助するなど、引き続き町内事業再開への支援を実施すると共に、官民合同チームと連携を図り、更なる事業再開につなげて参ります。

 

○雇用の場の創出・企業誘致の取り組みについて、ご報告いたします。 

 雇用の場の創出のため、大平山の南産業団地と北幾世橋地区の北産業団地の整備に伴う用地測量並びに地質調査事業を進めております。

 さらには、早期に進出を希望される企業へ提供する用地として、7月に浪江日本ブレーキ株式会社の用地等を取得したところであり、今後は既存施設の解体や敷地整備を進め、進出希望の企業が早期に操業できるよう調整を図って参ります。

 

○町内仮設商業施設整備について、ご報告いたします。 

一時帰宅する町民や今後の避難指示解除に伴う帰還町民の生活環境整備のため、仮設商業施設整備を進めております。飲食業や小売業など10店舗の出店が決まり、去る8月27日に協定式を執り行いました。

 また、施設の愛称について町民の皆さまに広く募ったところ、23件の応募があり、タブレットによる人気投票を経て8月27日の愛称審査会での審議により、権現堂地区の遠藤順子さんが応募された「まち・なみ・まるしぇ」に決定いたしました。

町復興のシンボル的存在として、皆様に親しまれる施設になるよう期待をしているところであります。

 

 

今日はここまで。


H28.9月定例会行政報告 その3

2016-09-13 18:11:56 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○特例宿泊について、ご報告いたします。              

 9月1日から26日の期間で実施している特例宿泊については、

8月末現在で、申込者が307人126世帯となっております。

 また、帰還支援一時宿泊所として9月1日にオープンしたホテルなみえについては、40人の申込みとなっております。

 

○浪江町内の防犯体制について、ご報告いたします。 

町民の皆さまの財産を守るために、防犯カメラの追加設置やパトロール強化といった追加防犯対策も実施するなか、7月27日には、現在町内でパトロールをしている警察、消防、除染事業者などの関係機関、町が主体となる見守り隊や消防団、警備会社や行政区長会を構成員とする第2回の浪江町防犯防火対策連絡協議会を開催いたしました。お互いの活動報告から有意義な情報交換の場となりました。

また、今回の協議会においては特例宿泊への対策を中心に意見交換を実施しました。引き続き回を重ね、更なる連携強化を図ってまいります。

なお、7月までの刑法犯認知件数は16件であり、昨年比では7件の増となっております。

 

○消防団活動について、ご報告いたします。 

浪江町消防団においては、現在、全国に分散避難しているなか、献身的に町内でパトロールを実施していただいているところです。そういったなか、帰町後には町内での消防活動を再開すべく、

6月26日には第2回、8月28日は第3回の浪江町消防団将来像内部検討会を開催しました。年度内に5回の開催を予定しており、帰町する町民の皆さまが安心して戻れますよう、今後の消防団の活動について検討を進めて参ります。

 

〇地域防災計画の改訂状況について、ご報告いたします。 

帰町後の町民の皆さまの安全や安心のため、昨年度より地域防災計画の改訂作業に着手して参りました。

 素案として取りまとめた計画について、その実効性を確認するための防災訓練を10月に実施する予定です。

 また、議会をはじめ、関係機関に協力要請やご意見をいただき、さらにはパブリックコメントも実施し、今年度中の改訂を目指して、検討を進めて参ります。

 

○東京電力ホールディングス株式会社との安全確保協定の締結について、ご報告いたします。 

 9月1日に福島県庁において、福島県、東京電力、そして私自らも立会いのもと、「福島第一原子力発電所の廃炉等に係る周辺市町村の安全確保に関する協定」を締結いたしました。

 今回締結いたしました安全確保協定は、施設の新増設に伴う事前説明、現地確認、立入調査、適切な措置要求など、立地町が締結している協定と同等のものとなっております。

 この協定が住民のみなさまの安心安全に寄与できるよう、県、周辺市町村一丸となって、今後の福島第一原子力発電所の廃炉に対し取り組んで参ります。

また、協定締結以前に7月の廃炉安全監視協議会において、炉心溶融隠ぺい問題について、東京電力から説明がありました。当町だけではなく県や周辺市町村と連携しながら、東京電力の体質改善や情報公開の透明性確保について、継続して求めて参りたいと考えております。

 なお、廃炉安全監視協議会だけでなく、炉心溶融隠ぺい問題が明るみになった際に町として東京電力に対し、謝罪の言葉だけではなく、事故の究明、復興への取り組み、賠償への対応について、今後の具体的な行動で示すよう強く申し入れております。




今日はここまで。