博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

H27.9月定例会行政報告その10

2015-09-26 18:16:37 | 日記

一昨日の続きです。

 

 

〇次に、教育行政について、ご報告いたします。

 学校教育関連では、8月25日は二本松市において再開している浪江及び津島小学校、浪江中学校の第二学期の始業日でしたが、今年は避難先での5回目の夏休みとなり、この休みも子どもたちは学校での各種行事等に参加しながら有意義な時間を過ごしました。

 次に、毎月開催しております小中学校長会議に併せまして、教育委員会事務局と町立小中学校長会で構成する、学校再開準備会の活動を6月から再開いたしました。今年度この会議では、浪江町への帰還による学校再開の構想、学校教育関連施設整備の在り方などの基本的な事柄について検討することとしております。

 次に、文化財調査委員会による文化財調査活動を6月から7月にかけて、県、福島大学、関係区長の協力のもと行いました。調査では、指定文化財の状況やその対応の検討、町史編纂関係書類等の確認、物品、資料の搬出、回収などを実施し、回収した資料については、県や福島大学、関係機関のアドバイスを受けて対応することとしております。

 次に、生涯学習関連では、双葉郡8町村が集うスポーツ交流会が7月12日に開催されました。開会式場の広野町中央体育館では各町村からの参加者や関係者が和やかに言葉を交わし、久し振りの大会開催を喜ぶ姿がありました。浪江町からは、野球に出場し県内外から駆け付けたメンバーで広野町と対戦しましたが、一進一退の打激戦の末惜しくも初戦敗退となりました。8月2日には、第68回県総体県民スポーツ大会相双地区大会が南相馬市を会場に開催され、浪江町からは壮年ソフトボールと9人制バレーボールに出場いたしました。この夏の猛暑という厳しいコンディションの中で両種目の選手たちは善戦しましたが、避難中の練習不足もあり初戦敗退と残念な結果となりましたが、両大会共に出場された選手たちは久し振りの再会に親交を深め、絆をさらに強めておりました。

 次に、子育て支援関連では、いわき市において未就学児の保護者を対象とした子育てサロン「ぽかぽかテラス」を開催しております。講師による子育てに関するアドバイスや母親同士の交流の時間を通して、子育ての不安や悩みの解消に役立てられており、子育てサロンは今後も随時開催していくこととしております。

 

 

今日で、9月定例会初日に町長からあった行政報告を終了します。

それでは、しばらくお休みなさい


H27.9月定例会行政報告その9

2015-09-24 18:30:17 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○次に、災害関連死について、ご報告いたします。 

 災害関連死につきましては、現在、双葉地方災害弔慰金審査委員会において、関連死の可否について審査をお願いしているところでありまして、8月20日現在、申出受理件数が446件、うち審査件数が421件、うち認定件数が368件、支払済み件数が366件となっております。

 

○次に、町民交流事業について、ご報告いたします。 

 県外に避難されている町民の方々の交流会を、関西地方では、8月2日「大阪市総合生涯学習センター」で、関東地方では、8月29日に、「TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター」で開催いたしました。

 県内では、7月5日に、「南相馬市ひばり生涯学習センター」を会場に、近郊に避難されている町民の方を対象とした交流会を開催いたしました。

それぞれの交流会では、現在の町の復旧・復興状況を報告した後、参加された町民の方々と懇談してまいりました。

 また、7月16日には、いわき市、福島市に次ぐ交流館「コスモスふれあいセンター」を郡山市に開設いたしました。

 

○次に、応急仮設住宅の入居状況について、ご報告いたします。 

 8月末日現在、建設戸数2,893戸に対して入居戸数が1,826戸、入居人数は3,320人、入居率は63.1%となっております。

 県内の特例借上げ住宅の状況につきましては、会津地方が87戸201人、中通り地方が1,666戸3,494人、浜通り地方が1,133戸2,094人、合計2,886戸5,789人となっております。

 また、平成26年6月17日に東日本大震災に係る応急仮設住宅の供与期間が、平成29年3月31日まで延長となることが決定されました。

 

○次に、避難指示区域への立ち入りについて、ご報告いたします。 

 8月末日現在、浪江町通行証10,687件、浪江町臨時通行証2,593件、公益立入り通行証2,355件を発行しております。

 また、8月1日から、帰還困難区域の住民の方が、避難指示解除準備区域、及び居住制限区域内のお墓や、親戚宅に立入るための浪江町通行証を201件発行しています。

 

 

 

今日は、ここまで

 

 


H27.9月定例会行政報告その8

2015-09-23 19:01:25 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○次に、内部被ばく検査について、ご報告いたします。 

 内部被ばく検査につきましては、7月末現在で延べ27,981名、うち本年度1,286名の方が検査を受診しており、昨年度以降検査された方全員が、預託実効線量1mSv(1ミリシーベルト)未満となっております。

 

○次に、甲状せん検査について、ご報告いたします。 

 8月31日に福島県の第20回県民健康調査検討委員会が開催され、福島県の子どもの甲状腺検査の1巡目検査で112人、2巡目検査で25人、合計で137人が甲状腺がん及び甲状腺がんの疑いと報告されました。

 当町の甲状せん検査の受診状況につきましては、7月末現在で延べ7,289人、うち本年度6人の方が検査を受診されており、昨年5月に1人の甲状腺がんの発症が県より報告されましたが、それ以降、新たな発症例は報告されておりません。

 町では、震災当時19歳以上40歳以下の方で、検査を受けたことがない方と震災当時18歳以下で、平成26年度に福島県立医科大学で実施した検査を受けている方を対象に、町独自で甲状腺検査を実施しており、対象町民へのお知らせを広報等で周知しているところでございます。

 

○次に、浪江町総合医療センター(仮称)について、ご報告いたします。 

 この事業は、復興公営住宅建設に合わせ、現在の安達運動場仮設住宅敷地内の仮設津島診療所を、二本松市油井の石倉地区に整備されます、復興公営住宅の集会所との合築により移設するものでございます。

 また、現在の仮設津島診療所は手狭となっていることから、町民の利便性の向上を図ることを目的に、併せて、ホールボディカウンターの移設も実施するものでございます。

 現在の状況は、診療所の骨組み、構造体及び内部の設備並びに内装部分の年度内実施設計に向け、実施主体である県の担当部局と協議を行っているところでございます。

 

○次に、町民の健康管理について、ご報告いたします。 

 震災後、避難生活が長期化するにつれて、運動不足、食生活の変化、ストレスの増大等により、生活習慣病の増加が懸念されております。

 町の総合健診や県民健康管理調査の分析結果においても、震災前との比較で、肥満・高血圧・脂質代謝異常等の割合が高い傾向を示しております。

 今後とも、適度な運動、規則正しい食生活などの健康指導や啓発活動により、町民の生活不活発病の予防に努めてまいります。

 次に、現在、行っております健康診査や検査の実施状況についてご報告いたします。

 町の総合健診については、9月18日から11月21日まで、延べ20日間、県内各会場で実施いたします。

 9月から11月にかけて実施する、町の総合健診を受診できない方については、相馬市、南相馬市及び福島市内の医療機関で個別に受診できるよう対策を講じております。

 また、県外に避難している方の総合健診については、町が公益財団法人結核予防会に委託して実施いたします。これは、県民健康調査を兼ねているため、福島県立医科大学から水色の封筒で別にご案内をしております。

 

 

今日は、ここまで


H27.9月定例会行政報告その7

2015-09-22 18:00:22 | 日記

昨日の続きです。

 

○次に、町道改良事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

町道改良事業は、浪江高校西側の町道川原沢田線とJR常磐線との交差部にある、酒田橋りょう改良工事にともなう概略・詳細設計の協定を6月18日に締結いたしました。

また、浪江駅西側の上柳町線とJR常磐線交差部の川添街道踏切の拡幅工事についても、今後、関係機関との協議を進めてまいります。

 

○次に、農業用施設等の災害復旧事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

 今月9日、10日の両日、南棚塩地区の農地と、丈六ため池及び小高瀬ため池の災害査定を予定しております。また、藤橋用水路及び掃部関用水路につきましても、災害査定を受けるために準備を進めております。

 

○次に、農業集落排水施設復旧事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

高瀬地区農業集落排水施設につきましては、平成26年度末に、浄化センターの復旧工事が完了しており、本年度は、排水管渠復旧工事を6月17日に契約し、年度内完成に向け工事を進めております。

 

○次に、水道施設の災害復旧事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

現在、配水管は約5割まで復旧しており通水が可能となっております。今後も全体復旧に向け、作業を推進してまいります。

 

○次に、国道114号線の拡幅事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

福島県事業ではございますが、国道114号線の権現堂地内 浪江拡幅1工区の700mが完了いたしました。連続する2工区の460mについても、本年度事業着手しており、一日も早い完了を目指してまいります。

 

○次に、応急仮設診療所の利用状況について、ご報告いたします。 

浪江町の本庁舎内に、平成25年5月から応急仮設診療所を開設しておりますが、7月末現在で延べ352名、うち本年度98名の方が受診しております。

 先日は、一時帰宅者の方が草刈り中に蜂に刺され、6名の方が応急処置を受けられ、うち1名が「息苦しさ」や「血圧低下」などのアナフィラキシーの症状が見られたため、応急処置後、救急車により搬送されております。また、熱中症により6名の方が応急処置を受けられ、うち1名が救急車により搬送されております。応急仮設診療所での迅速な応急処置により、事なきを得ましたが、町内で仮設診療所を開設することは、一時帰宅者等の安心・安全の確保に重要な役割を果たしております。

 

 

今日は、ここまで

 


H27.9月定例会行政報告その6

2015-09-21 22:56:45 | 日記

一昨々日の続きです。

 

〇次に、浪江町内の除染に係る仮置場の確保状況について、ご報告いたします。 

 今年度、施工開始される「浪江町除染等工事(その4)」の対象となる「権現堂1~8区及び佐屋前」、「川添北・南、上ノ原」、「加倉」、「小野田」、「立野上・中」それぞれの行政区の仮置場の契約が完了し、仮置場が確保されました。

 現在、先に確保となりました「牛渡・樋渡」、「苅宿」と「加倉」行政区につきましては、既に仮置場の造成に入っており、準備が整い次第それぞれの地区の除染作業に入ることとなっております。

 また、未だ仮置場が確保されていない行政区につきましても、引き続き仮置場の確保にむけ、行政区と相談しながら進めてまいります。今後とも、住民の皆様へ丁寧な説明をし、「仮置場の確保」及び「除染作業」へのご理解、ご協力をお願いしたいと考えております。

 

〇次に、被災家屋の解体・撤去の進捗状況について、ご報告いたします。 

 今年度、第1回目の発注については、6月17日に業者が決定し、三者立会などの事前業務を経て8月に解体に着手いたしました。引き続き解体を進め、11月までに70件を解体する予定で、今年度中に第2回、第3回と発注する予定となっております。

 また解体の受付につきましても、二本松事務所に隣接しております解体申請の受付センターにて、引き続き受付を行っているところでございます。

 

○次に、津波被災地の復興事業について、ご報告いたします。 

 津波被災者の生活再建のため、防災集団移転促進事業により、移転促進区域内の宅地等の買い取りを進めておりますが、現在まで、契約手続き中を含め、約450件、面積にして約75%の契約となっております。また、議会の議決が必要となる5千平方メートル以上の契約につきましては、41件の契約となっております。

 移転先住宅団地の整備につきましては、幾世橋地区に23戸、請戸地区に42戸を整備する計画であり、現在、用地の取得と埋蔵文化財の調査を実施しているところでございます。

 次に、町営大平山霊園につきましては、移転希望者による移転が進んでおり、現在、約150基の墓石が建立されております。

 次に、浜街道西側の農地で実施を検討しておりました、太陽光発電事業につきましては、調査・検討の結果、事業の採算が見込めず、やむなく実施を見送ることといたしました。今後、引き続き、農地の有効活用・営農再開等について、関係者の方々と協議してまいります。

 

○次に、町道災害復旧事業の進捗状況について、ご報告いたします。

 本年度の災害査定を受けるため、請戸・棚塩地区3路線5箇所の測量設計業務委託を7月13日に発注いたしました。

 また、平成26年度に災害査定を受けました、町道加倉柴田線ほか4箇所と、酒井橋・小野田橋の橋梁2箇所については、8月26日に入札を執行したところでございます。

 

 

今日は、ここまで

おやすみなさい