博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

12月定例会行政報告その6

2017-12-17 18:35:18 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○次に、町外の復興公営住宅について、ご報告いたします。 

町外の復興公営住宅の入居状況につきましては、11月1日現在で1,604世帯、2,808名の入居が決定し、1,488世帯、2,613名が入居を開始しております。

また、県は、11月20日開始の定期募集から、相双およびいわき地区の一部の復興公営住宅の空き住戸について、避難指示が解除された区域の住民についても募集対象とされたところでありますが、中通りや会津地方も含めた空き住戸がある全ての団地についても、入居意向のある町民が応募できるよう、引き続き、県に対して求めてまいります。

 

○次に、教育行政について、ご報告いたします。 

子育て支援関連では、町立幼保連携型認定こども園「浪江にじいろこども園」が完成し、9月29日に落成式を行いました。

その後、11月から一時預かり保育を開始したところ、11月末までに延べ33名の子どもの利用をいただいております。

今月からは平成30年4月の本格開園に向け、園児の募集を開始したところであります。

また、通算で7回目となる「こどもの笑顔フォトコンテスト」の表彰式を、10月2日に開催いたしました。今年のコンテストには、71作品の応募があり、最優秀賞を含む15点を選定いたしました。

町本庁舎で行われた表彰式には、受賞者の家族など8組が出席し、賞状と記念品を贈呈いたしました。 

学校教育関連では、福島民報社主催コンクール「かなえよう こどもたちの夢プロジェクト」で浪江小学校、津島小学校が、応募があった県内217校の中から学校賞を受賞しました。両校では「なりたい自分に向かって生き生きと学ぶ子ども」という重点目標を掲げており、日頃の学校生活が受賞に結びつきました。 

生涯学習関連では、10月7日に二本松市、日山パークゴルフ場で町長杯秋季パークゴルフ大会、10月14日に地域スポーツセンターで町長杯家庭婦人バレーボール大会、10月21日に二本松市、郭内ゲートボール場で町長杯ゲートボール大会、10月26日には幾世橋小学校グラウンドで町長杯グラウンドゴルフ大会を開催いたしました。

限られた種目ではありますが、町内でこのように大会が開催されますことは、非常に喜ばしいことであり、まだまだ多くの困難がある中、大会の開催にご尽力いただきました関係者の方々に感謝申し上げます。 

11月19日には第29回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会が開催され、沿道では多くの方が声援を送る中、総合26位、町の部9位入賞というすばらしい成績をおさめました。

11月25、26日には十日市祭と同時開催で、浜通りを中心とした県内外の民俗芸能継承団体が一堂に会し「ふるさとの祭り2017」が開催されました。

浪江町からは大堀芸能保存会、川添芸能保存会、浪江町相馬流れ山踊り保存会、標葉神社浦安の舞保存会、南津島郷土芸術保存会、室原郷土芸能保存会の6団体が参加し、地域で受け継がれてきた伝統芸能を披露し、ふるさととのつながりを改めて感じるものとなりました。

 

以上、9月定例会以降、現在までの取り組みについて報告いたしました。



今日で12月定例会の行政報告は、終わりになります。

次の更新は、12月定例会の詳細報告を予定しています。まとまり次第お伝えします。



12月定例会行政報告その5

2017-12-16 15:50:48 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○次に、秋の農業体験イベントについて、ご報告いたします。 

10月7日、福島大学、東京大学、早稲田大学、新潟大学の学生を中心に、県内外から約50名の学生が「浪江町 秋の農業体験イベント」に参加しました。

当日はあいにくの雨となり、当初予定していた稲刈りは実施できませんでしたが、ほ場の様子や乾燥機の仕組みを見学した後、今年収穫したての浪江の新米をはじめ、浪江町産の素材を使った手作りの弁当を食べていただきました。

そののちに、「どうすれば浪江町で新規就農者を呼び込めるか」をテーマに、地元農家の方々といっしょにワークショップを行いました。その中で出た意見も踏まえ、今後の町の農業再生に取り組んでまいります。

 

○次に、水産業の再生について、ご報告いたします。 

現在復旧工事中の請戸漁港内に、仮設集荷所の設置工事を行っております。これにより、試験操業で水揚げされた魚介類の集出荷作業時に、雨風がしのげるようになります。

このほかに、泉田川鮭ふ化施設の整備を検討する上で基本となる「ふ化施設整備基本計画」の策定業務委託の発注や、請戸漁港荷捌き場などの建設、水産加工団地造成工事の準備をするなど、浪江町の水産業の再生に向け準備を進めているところであります。

 

○次に、総合健診について、ご報告いたします。 

 9月9日より浪江町地域スポーツセンターを皮切りに、県内10地区において11月7日までの22日間にわたり、総合健診を実施し、3,531人の方が受診されました。

 また、10月10日から12月25日の18日間にわたり、福島県医師会、相双保健福祉事務所等にご協力をいただき、健診結果の返却会を実施し、「健診結果の説明」並びに「保健指導」を行っているところであり、11月末現在で、233人の方にご参加いただいております。

 引き続き、町民の健康維持増進に積極的に取り組んでまいります。

 

○次に、東電賠償請求の訪問支援事業について、ご報告いたします。 

75歳以上の単身世帯など、高齢者996世帯を対象に、意向調査で支援希望のありました442世帯に対し、平成27年度から請求支援を実施しております。

このうち、実際に訪問支援希望の申し出がありました世帯は、9月末現在184世帯で、これらの方々に対し、訪問支援を行い、未請求損害の解消に努めているところであります。

今後も引き続き、対象者への支援を継続し、未請求損害の解消に努めてまいります。

 

○次に、ADR集団申立てについて、ご報告いたします。 

9月20日、仲介委員が東京電力に対し、平成26年3月20日に提示しました和解案の内容で、高齢者1名に係る和解契約書の調印を求めました。

しかしながら、東京電力はこれを拒否し、町としても、この和解案どおりの内容でなければ、個別の和解には応じないとの方針を示しましたことから、協議が決裂の状態にあります。

 したがいまして、現在、今後の仲介委員の対応を注視しているところであり、状況によっては、改めてご報告、ご説明の機会を設けさせていただきたいと考えております。

 

○次に、応急仮設住宅について、ご報告いたします。 

11月20日現在の仮設住宅の入居状況は、供与戸数2,445戸に対し、入居戸数350戸、入居者数601名、入居率14.3パーセントとなっております。

各仮設住宅における入居者数が極めて少数となっておりますので、入居者の安全・安心を確保するため、今後も、仮設住宅の集約を進めるとともに、住宅確保の見通しを立てられずにいる方に対しては、できる限り懇切丁寧な支援を続けてまいります。



今日はここまで。


12月定例会行政報告その4

2017-12-15 07:27:36 | 日記

昨日の続きです。


〇次に、町内イベント事業について、ご報告いたします。

 仮設商業施設「まち・なみ・まるしぇ」では、毎月第2土日を「まるしぇの日」とし、町に賑わいをもたらすイベントを定期的に開催するなど、町民に親しまれる施設としての取り組みを継続的に実施しております。

 10月14、15日には、なみえの秋祭り「浪江音楽祭」を開催し、多くの方にご来場いただきました。

また、11月12日には、日本郵便との共催事業「地方創造シンポジウムin浪江」を開催し、まるしぇイベントと連携した取り組みを実施いたしました。

 さらに11月25、26日には、7年ぶりとなる町内での「十日市祭」が県主催の「ふるさとの祭り」「ロボットフェスタ」とともに開催され、2日間で3万人の方にご来場いただき、以前の十日市のような賑わいあふれるイベントとなりました。

 特に印象的だったのは、多くの子供たちが震災以前のように、祭りを楽しむ姿が見られたことでした。その姿を拝見し、町が再生していることを改めて実感いたしました。

今後も引き続き、町民が集い、町民同士、また町と町民の絆が深まるよう、町内イベントを積極的に実施してまいります。

 

○次に、「いこいの村なみえ」の整備状況について、ご報告いたします。 

 一時帰宅をされる町民や事業者の休憩所や滞在施設、また町に来訪される町外の方々の宿泊場所として、いこいの村なみえの施設整備を行っております。

現在はログハウスタイプの仮設住宅の移築が完了し、いこいの村本館や浴室の改修工事を年度内完成に向け整備をしております。

早期再開できるよう、管理運用面の構築も含めて早急に準備を進めてまいります。

 

〇次に、町内での営農状況について、ご報告いたします。 

9月27日に開催しました浪江町地域農業再生協議会において、第二次浪江町農業再生プログラムを策定しました。

本プログラムでは、これまでの農業再生への取り組みを踏まえ、今年度より3か年で実施する農業施策や目標を掲げております。

 また10月30日には、認定農業者の経営計画の審査を行う、浪江町農業者経営改善審査会を震災後初めて開催しました。

震災以降は、認定が切れた認定農業者の方から、制度資金の利用などの目的で再認定の申請がある都度、書面による決議を行っておりました。このたびの認定を含めましても、現在の認定農業者は13名にとどまり、震災前の91名からはだいぶ減少しております。

今後、認定農業者の増加につながるよう、農業再生施策を推進してまいります。

 さらに11月13、14日には、酒田・藤橋・西台の3地区において、今後の営農に向けた地域での座談会を初めて開催しました。

これまでの町内での農業活動は、農地の保全が主でありましたが、来年度から本格的な水利の復旧が見込まれる地区において、営農再開ビジョンを策定するためのモデル事業として、地域との話し合いを進めております。

営農再開ビジョンとは、その地域の営農の将来像であり、具体的には、誰がどこでどのような営農をするのかを取りまとめるものです。

来年度は、農事復興組合が設立されている全ての地区において、営農再開ビジョンを策定する予定で、農業者の方々とともに、浪江町全体での営農再開に向け尽力してまいります。



今日はここまで。


12月定例会行政報告その3

2017-12-14 18:51:26 | 日記

昨日の続きです。

 

○次に、道路橋梁等災害復旧事業について、ご報告いたします。 

11月末現在で、町道等14路線19件の災害復旧工事を発注し、工事を進めております。

今後も橋梁や町道の災害復旧を進め、生活インフラの回復に努めてまいります。

 

次に、町内での事業活動状況・支援について、ご報告いたします。 

 11月末現在の町内での事業者の活動状況については、再開・新規あわせて、76事業所となっております。また、再開には至っておりませんが、事業再開等の相談件数は85件となっております。

町としましては、事業再開の相談支援を行っていくとともに、町内で再開した事業所に対し電気料金や上・下水道料金などの光熱水費を補助するなど、事業再開支援を実施してまいります。

 

○次に、帰還促進・事業再開支援事業について、ご報告いたします。

町内での需要喚起・地域経済活性化により町内再開事業者や町民双方の帰還促進に資することを目的に、7月1日より販売しておりますプレミアム付商品券につきましては、購入者1,473人となり、昨日現在の販売額は8千万円を超え、50%のプレミア率を含めた額は、およそ1億2千万円に達しております。

さらなる地域経済活性化のため、事業の周知を進めてまいります。

 

○次に、雇用の場の創出・企業誘致の取り組みについて、ご報告いたします。 

 雇用の場創出のため、北・南産業団地整備の基本設計、地権者へ事業説明が完了しており、現在は北産業団地の用地買収を進めております。今後は実施設計、造成工事を計画的に行ってまいります。

 また、早期に進出を希望される企業へ提供する用地として、昨年度取得した浪江日本ブレーキ株式会社の既存建屋の解体工事や敷地整備工事を進めており、年度内には新たな企業へ提供ができるように進めております。

 さらには、大規模水素製造拠点及びロボットテストフィールドの誘致箇所として整備を進めている棚塩産業団地においても、イノベーション・コースト構想関連産業の誘致を目指し整備を進めております。

誘致活動については、10月25日に震災後初となる産業団地への進出事業者としてフォーアールエナジー株式会社と「工場立地に関する基本協定」を締結し、来春の操業開始を目指し準備を進めているところであります。町としても、立地が決定した事業者との連携・協力・フォローアップ等を行っていくとともに、進出希望のある事業者と第2、第3の誘致に向け、話し合いを進めてまいります。

 

○次に、大規模水素製造拠点誘致の取り組みについて、ご報告いたします。 

 東京オリンピック・パラリンピックに水素エネルギーを活用することを目指して、NEDO(ネド)が実施する大規模水素製造拠点の整備事業について、8月の当町立地の決定を受けて、棚塩産業団地の用地取得や調査・設計を鋭意進め、11月29日の復興整備協議会において各種許認可の手続きを終えたところであります。

引き続き、平成30年3月までに造成工事に着手し、平成30年半ばの水素製造プラント建設着工までに事業用地を提供できるよう、計画的に事業を進めてまいります。



今日はここまで。


12月定例会行政報告その2

2017-12-13 15:01:17 | 日記

昨日の続きです。


○次に、浪江町消防団の活動状況について、ご報告いたします。

10月1日、浪江町地域スポーツセンターにおいて、浪江町消防団秋季検閲式が開催されました。

検閲式には、135名の団員が参集し、功績章8名、精勤章18名の表彰や分列行進・閲団などが行われ、改めて消防団の士気の高さを実感することができました。

また、震災前に実施しておりました町内での夜警活動が、少しずつではありますが再開しております。

引き続き、町民の皆様が安心できる防火防災体制の再構築に向け、消防団活動の一層の支援に努めてまいります。

 

○次に、福島県原子力防災訓練について、ご報告いたします。

10月28日、福島県との共催により、原子力防災訓練を実施いたしました。

議員の皆様にもご参加をいただきましたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。

 訓練では、町内に居住する64名の町民の皆様に参加をいただき、浪江町地域スポーツセンターに集合し、二本松市の安達高校を避難所に設定した、広域避難訓練を実施いたしました。

 私も訓練に参加いたしまして、浪江から二本松市まで、訓練をひとつひとつ確認いたしました。

 今後も引き続き、今回の訓練の検証を行う等、万が一に備えた態勢を構築できるよう、改善に努めてまいります。

 

○次に、帰還困難区域の復興再生に関する取り組みについて、ご報告いたします。 

 改正福島復興再生特別措置法に基づく、特定復興再生拠点区域復興再生計画案を策定し、国に計画認定の申請をいたしました。

 この計画は、苅野、大堀、津島各地区の帰還困難区域内に復興拠点を設け、除染及びインフラ復旧・整備を行い、5年後を目途に避難指示解除を目指すものであります。

 帰還困難区域全体の避難指示解除に向けた第一歩として、着実かつ迅速に取り組みを進めてまいります。

 

○次に、町営住宅の整備状況について、ご報告いたします。 

 幾世橋地区に整備を進めてきました町営団地につきましては、6月に完成した幾世橋住宅団地第1期工事分は、全22戸への入居が決定しております。

また、9月に完成した幾世橋集合住宅につきましては、11月末現在で80戸中38戸が入居しておりますが、11月10日に幾世橋住宅団地第2期工事分と幾世橋集合住宅の残室分の入居抽選会を行い、高齢者向け住居の7戸を除き、入居が決定したところです。

現在、集合住宅については12月中に入居できるよう手続きを進めており、幾世橋住宅団地第2期工事分63戸についても引き続き工事を進め、帰還に向けた住環境の確保に努めてまいります。

 

○次に、飲料水等安全確保支援事業について、ご報告いたします。 

避難指示解除区域で帰還を希望する住民の安心安全な飲料水を確保するため、井戸設置工事を進めており、11月末現在で1箇所の工事が完了し、5箇所の施工を進めております。

 引き続き、住民の帰還促進のため、積極的に取り組んでまいります。

 

○次に、津波被災地の復興事業について、ご報告いたします。 

防災集団移転促進事業による宅地等の買い取りにつきましては、契約手続き中を含め、面積比92.7パーセントの契約状況となっております。

また、移転先住宅団地の整備につきましては、町営住宅以外の分譲地整備について幾世橋地区7区画は工事が完了し、申し込みを受け付けております。

請戸地区16区画については、造成設計に基づき、用地取得を進めております。

 


今日はここまで。