博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

H26.9月定例会行政報告その11

2014-09-29 08:54:04 | 日記

25日の続きです。

 

○次に、教育行政について、ご報告いたします。 

 学校教育関連事業では、7月中旬から8月上旬にかけて各小中学校で児童・生徒、保護者、教職員の参加のもと集いを開催しております。

大堀小が7月19日に「パレスいわや」において89名の参加者のもと実施、又、津島小・中学校合同の集いは7月19~20日「フォレストパークあだたら」で57名の参加者で開催しております、さらに8月2~3日には請戸小が「ヴィラ・イナワシロ」で90名の参加者、幾世橋小学校も「安達太良高原リゾート」で25名の参加者のもとそれぞれ開催しております。久しぶりの再会に参加者全員の笑顔が見られ楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 7月27日には国指定無形文化財である相馬野馬追い祭りの一環である相馬流れ山踊り伝承公開が行われ、浪江町相馬流れ山踊り保存会が総勢83名で平成20年度以来6年ぶりに出場をいたしました。久しぶりの出場と避難により練習時間が取れない中で会員が一丸となり復興を願いながらの踊りを披露しました。

 次に生涯学習関連事業では、町長杯ゲートボール大会を6月26日に二本松市郭内屋内ゲートボール場で開催したところ、県内から21名の参加がありました。大会には津島地区出身者の二本松市民の方々も応援に駆けつけてくださり、楽しい雰囲気で終始し、「カモメ」チームが町長杯を獲得して終了しました。

 双葉郡8町村が古里の名誉を懸けて戦いを繰り広げた町村対抗交流野球大会が7月27日、楢葉町ならは球場で開催され決勝戦での追い上げ虚しく準優勝となりました。8月3日には第67回福島県総合体育大会県民スポーツ相双地域大会が開催されて相馬光陽ソフトボール場での壮年ソフトボール競技に参加し、前半のリードを守り切れず初戦で惜敗いたしました。

 また、11月の第26回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会を控えて少しでも上位を目指すため8月2日から3日にかけて選手、駅伝スタッフ及び応援する会のメンバーの総勢33名が参加し、鏡石町営鳥見山陸上競技場で強化合宿と駅伝コースを試走し現地の感触を再確認したところであります。

 次に子育て支援関連事業では、4月から消費税率が8パーセントに引き上げられたことに伴う子育て世帯への影響を緩和し、子育て世帯の消費の下支えを図る観点から臨時的な給付措置として支給される、子育て世帯臨時特例給付金の申請受け付けを行っております。児童手当受給者1,200人に案内を送付し、申請期間は平成26年8月4日から12月26日までとなっております。

 

 

以上で、9日に町長からありました行政報告を終わります。


H26.9月定例会行政報告その10

2014-09-25 21:18:30 | 日記

昨日の続きです。

 

○次に、町民交流事業について、ご報告いたします。 

 県外に避難されている町民の再会の場として、8月28日木曜日、新潟県新潟市の食育・花育センターを会場に新潟県に避難している町民を対象とした交流会を開催し、参加者同士の絆を深めることができました。交流会では、町からの現状報告とともに、国道114号線沿いの津島から浪江までの最近の風景や震災前の町内でのイベント等の写真をパネル展示し、町の様子を見ていただきました。

また、この交流会には、群馬県在住の復興支援員3名も参加し、避難されている町民の方々と意見交換することが出来ました。

 今後につきましては、11月29日土曜日に東京国際フォーラムにて東京、千葉、埼玉、神奈川県等に避難している町民を対象とした交流会の開催を予定しており、この交流会にも、復興支援員11名が参加予定となっております。

 次に、1府9県に配置した復興支援員による活動状況ですが、それぞれの拠点から近隣の都道府県に避難している町民の訪問活動を中心に、集まる場づくり、各地域に合わせた情報発信、また、先ほど申しました交流会への参加等、町民一人ひとりに寄り添った支援を行っております。

 

○応急仮設住宅の入居状況について、ご報告いたします。 

 8月末現在、建設戸数2,893戸に対して入居戸数が2,126戸、入居人数は3,974人、入居率は73.5%となっております。

また、県内の特例借上げ住宅の状況につきましては、会津地方が110戸274人、中通り地方が2,117戸4,515人、浜通り地方が1,317戸2,493人、合計3,544戸7,282人となっております。

 平成26年5月28日に東日本大震災に係る応急仮設住宅の供与期間が、平成28年3月31日まで延長なることが決定されました。この決定により、建設型応急仮設住宅においては、7月上旬から9月末まで福島県において点検が進められており、修繕が必要な箇所については随時作業に入ることになります。

また、借上げ住宅においても、平成27年4月1日からの再契約に向け、今後事務が進められることとなります。

 

○避難指示区域への立ち入りについて、ご報告いたします。 

 8月21日現在、浪江町通行証9,328件、車や同乗者の変更892件、浪江町臨時通行証4,326件を発行しております。

 また、8月15日から17日の3日間のバス立入りにつきましては、50世帯69名から申込みがあり、実績は41世帯56名の立入りとなっております。

 なお、10月1日から6ヶ月間有効となる浪江町通行証は、9月19日から発送を予定しております。

 更に、公益立入りは、4月849件、5月455件、6月528件、7月530件、8月473件の実績となっております。

 

 

今日は、ここまで。

 

 


H26.9月定例会行政報告その9

2014-09-24 21:53:29 | 日記

昨日の続きです。

 

○医療費助成の状況について、ご報告いたします。 

 加入している医療保険が、東日本大震災に伴う医療費の免除措置を取りやめたことにより、医療費の免除を受けられなくなった方に対しては、本年度から、町独自で医療費の助成を行っております。平成26年7月末現在では、111世帯を助成対象として登録しており、このうち、延べ60世帯、270件に関し、118万2千円の医療費助成を行っております。

 

○次に、災害関連死について、ご報告いたします。 

 災害関連死につきましては、現在、双葉地方災害弔慰金審査委員会において、関連死の可否について審査をお願いしているところでありまして、8月25日現在、申出受理件数が440件、うち審査件数が421件、うち認定件数が336件であります。

 

○津波被災者見舞金について、ご報告いたします。 

 今回、津波被災者見舞金として7月から各世帯へ20万円を支給いたしており、8月25日現在で607件を支給しております。

 

○臨時福祉給付金について、ご報告いたします。 

 この事業は平成26年4月の消費税率の引き上げに際し、所得の低い方々や子育て世帯への負担を緩和する目的で支給されるもので7月中旬から順次受付を開始、8月上旬から支給をしているところです。8月28日現在の支給件数は677件であります。

 

○義援金について、ご報告いたします。 

 去る7月23日、国及び県より第2次義援金の追加配分がありました。町民の皆様への配分につきましては、国の分が8千600円、県分が3千400円で1人あたり1万2,000円となります。支給につきましては9月中旬より順次振込を開始する予定となっております。

 

 

今日は、ここまで。


H26.9月定例会行政報告その8

2014-09-23 21:15:38 | 日記

昨日の続きです。

 

○次に、津波被災地域の復興事業について、ご報告いたします。 

 津波被災者の生活再建のため行っております「防災集団移転促進事業」につきましては、現在、移転元の土地買取りのため、権利関係の整理等を行っております。

 また、復興まちづくり計画に示された町内3ヶ所の「集団移転先候補地」につきまして、対象約600世帯へ、移転意向確認のため、2回目の意向調査を行い、現在集計作業を行っております。今後、集計結果を基に、具体的な整備計画の検討を行ってまいります。 

 町営大平山霊園の整備につきましては、工事に必要な資機材の調達が困難な状況が続いており、やむなく工事の工期を10月末まで延長したところであります。現在、整備工事を急ぐとともに、354区画の抽選を終え、墓地の改葬手続き等を行っていただいているところであります。

 

○次に、災害復旧事業について、ご報告いたします。 

  町道災害復旧工事は、避難指示解除準備区域及び居住制限区域おいて9箇所の災害査定が終了しました。今年度は、5箇所について工事を発注する予定であります。さらに道路災害1箇所、橋梁災害2箇所について災害査定を受ける予定であります。

 上水道につきましては、平成26年8月31日現在で津波被災地を除いた地域の27.6%の復旧が終了しております。

 公共下水道につきましては、今年6月に災害査定が終了し、現在復旧工事発注の準備をしている段階です。浪江浄化センターは平成27年度に復旧工事を完了する予定です。また、幾世橋地区の管渠を今年度復旧の予定であります。

 

○次に、応急仮設診療所の利用状況について、ご報告いたします。 

 本庁舎内には、平成25年5月から応急仮設診療所を開設しておりますが、8月22日現在、救急搬送による5人(うち本年度2人)を含めて延べ136人(うち本年度75人)の方が、ここで受診をしております。

 先日は、一時帰宅者の方が草刈り中に蜂に刺されるという事故が発生いたしましたが、応急仮設診療所における応急処置により事なきを得るなど、一時帰宅者等の安心・安全の確保に重要な役割を果たしております。

 

 

今日は、ここまで。

 


H26.9月定例会行政報告その7

2014-09-22 18:35:07 | 日記

19日の続きです。

 

○次に、浪江町内の除染等の進捗状況について、ご報告いたします。 

 酒田行政区における除染の進捗状況でございますが、8月下旬に除染工事が終了し、現在は、不動産所有者の皆さまへ除染の結果報告を行っております。

 次に、高瀬行政区の進捗状況でございますが、仮置場の造成工事が8月末で終了し、除染廃棄物の搬入が開始され、並行して大型施設、生活圏の山林、宅地等の除染を実施しております。

 次に、立野下行政区の進捗状況でございますが、現在、仮置場の造成を行っております。8月中旬には一部、仮置場への受け入れが可能となり除染廃棄物の搬入が開始され、並行して生活圏の山林、宅地等の除染を実施しております。

 次に、帰還困難区域の除染モデル事業についてでございますが、赤宇木地区エリア、大堀地区エリア、井手地区エリアの全ての除染が終了しており、環境省からそれぞれの箇所における除染前と除染後の空間線量を比較した低減率の報告があり、各エリアの低減率は、赤宇木地区エリアが14%~55%、大堀地区エリアが22%~71%、井手地区エリアが16%~55%でした。しかしながら、除染後の線量が低い所でも3μSv/h程度であることから、その結果等も踏まえて、今後の帰還困難区域の除染への対応を国に強く求めて参ります。

 次に、除染の同意取得についてでございますが、9月上旬より川添北、上ノ原、川添南、田尻、小野田、谷津田、立野上、立野中、加倉、苅宿行政区の順で同意取得に関する説明方法の意向確認の書類の発送をしております。

 次に、本格除染の発注状況でございますが、『幾世橋3行政区』及び『藤橋行政区』並びに『北棚塩行政区』の本格除染の施工業者が8月29日に安藤・間、戸田建設、不動テトラ、淺沼組、岩田地崎建設JVに決定しましたので、今後、関係区長さんと相談しながら、環境省と一体となり丁寧に進めて参ります。

 最後に、仮置場の確保状況でございますが、現在、西台行政区に設置予定の仮置場について、仮置場の確保に向け用地借用の契約交渉を行っております。まだ確保されていない行政区につきましても、引き続き仮置場の確保に向け関係行政区長さんと相談をしながら進めて参ります。

 今後とも、対象住民の皆様へ丁寧な説明をし、「仮置場の確保」及び「除染作業」へのご理解、ご協力をお願いしたいと考えております。

 

○震災ガレキ処理等の進捗状況について、ご報告いたします。 

 危険家屋の解体・撤去の現在の状況でございますが、危険家屋8棟の解体・撤去の施工業者が決定し、所有者の立会いをいただきながら工事を進めております。今後も優先的に危険家屋の解体・撤去を進めて参ります。

 また、7月15日より環境省による被災家屋等の解体申請の受付センターが浪江町役場二本松事務所敷地内東側に開設され、受付が開始されたところでございます。

 次に、津波被災地の面的な災害廃棄物の選別、収集、運搬業務の進捗状況でございますが、7月中旬から請戸小学校及びマリンパークなみえ内に集積されている残りの廃棄物の選別に着手いたしました。

 また、8月上旬には、請戸・中浜共同墓地の墓石、墓誌の集積及び整理が終了いたしました。

 ガレキは単なる災害廃棄物ではなく、津波の被害に遭われた皆さまの思いが詰まっている大事な物でございます。津波被害に遭われた皆さまの気持ちになって丁寧に作業を行っており、作業の中で見つかった写真やご位牌等の思い出の品については、双葉ギフト店舗を借用し、8月より「思い出の品の展示場」を開設し、一人でも多くの所有者に引き渡しできるよう取り組んでおります。

 次に、災害廃棄物仮置場の造成工事の進捗状況でございますが、施工業者が決定し、現在、除草及び造成工に着手いたしました。10月以降には、「不燃物」及び「粗大ごみ」の仮置場への受け入れが可能となる予定ですので、事前に町民の皆さまに広報等で周知を行って参ります。

 最後に、仮設焼却処理施設整備についてでございますが、7月31日に「日立造船、安藤・間、神戸製鋼所JV」に施工業者が決定し、現在、工事施工に向け準備中でございますが、準備が整い次第工事に着手いたします。

 

今日は、ここまで。