博文(ひろぶみ)通信

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平成25年浪江町議会第1回臨時会

2013-01-31 14:57:55 | 日記

昨日は、平成25年浪江町議会第1回臨時会が開催されました。議案は以前にお知らせしました、24年度一般会計補正予算(第7号)です。

歳入・歳出それぞれ268,808千円を増額し、区域再編に向けた防犯対策などの補正予算で、原案通り可決しました。詳細は、次の通りです。  

 

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 ・歳入(単位 千円)              
                   
    国庫補助金   72,798   消防防災施設災害復旧費補助金 34,631
          消防防災設備災害復旧費補助金 38,167
   浪江町復旧・復興基金繰入金 196,010   補正後の基金残         4,039,509
                   
 ・歳出の主なもの(単位 千円)              
                   
     仮設浄化槽設置工事設計委託料    1,365        
  役場、休憩所として利用予定の貴布祢(きふね)、浪江警察署のトイレを一時的に使えるように
  するための工事。ただし、貴布祢は除染や通電作業が必要で早くとも夏頃に利用可能に。
  (その間、サンシャイン浪江を休憩所に予定)        
                   
     浪江町防犯管理業務委託料   17,265        
  防犯を強化するため、通行者の確認や車両2台によるパトロールを警備会社に委託。  
                   
     外部被ばく線量測定業務料   108,871        
  立ち入りする町民の外部被ばく積算線量を測定するガラスバッジ17,281人分を3月中旬に配布。
                   
     職員宿舎借り上げ料     260        
  4月より、役場に職員3~4名が常駐するため、職員用の宿舎を南相馬市に借り上げる。  
                   
     仮設トイレリース料     6,272        
  消防屯所や集会所に60基(避難指示解除準備区域に38基・居住制限区域に22基)設置。
                   
     防犯バリケード設置工事     14,326        
  町道35か所にH鋼、県道・国道9か所に開閉式を設置。(帰還困難区域は、国が設置)  
                   
     浪江町防災行政無線災害復旧工事   109,199        
  工事費の2/3は国の補助。津波で流出した6基は、整備に時間がかかる。    
                   
     応急給水栓     384        
  自宅清掃用の水を確保するため、消火栓から汲み上げる。      
  (給水場=役場、サンシャイン浪江、貴布祢)        

祝 春のセンバツ出場

2013-01-29 21:04:20 | 日記

<スポーツ報知より>

「“ちくしょう根性”が実りました」いわき海星が21世紀枠…センバツ出場校決定

 第85回記念センバツ高校野球大会(3月22日から13日間・甲子園)の出場36校が決定。東北からは、神宮大会枠と今大会限定の東北絆枠を合わせ、史上最多となる5校が選出された。東日本大震災で、津波により校舎などが壊滅的被害を受けた、いわき海星(福島)は21世紀枠で初出場。ナインの笑顔が“復興センバツ”を象徴している。

 グラウンドで待ちこがれる、いわき海星ナインに吉報が届いた。沢尻京二校長(54)がセンバツ出場を伝えると、歓喜の雄たけびがこだました。笑顔、笑顔、そして笑顔。あの大災害から2年、なにくそ、ちくしょうと困難に耐え続けてきた部員たちの努力が報われた。「震災から2年間は苦しかった。苦労してよかったなと思います。逆境に置かれた“ちくしょう根性”が実りました」と若林亨監督(46)は感慨無量だった。

 川と海で囲まれた水産・海洋系の同校は、津波により水没。まさに荒野となった。校舎1階部分はすべて流された。若林監督は「がれきの海。もう野球はできないと正直思った」という。県の意向でようやくグラウンドや校舎の改修工事が始まったのは、震災から1年8か月もたった昨年11月だった。

 グラウンドには30センチの土砂が積もり、ガラスの破片などが散乱。エースの鈴木悠太(2年)は「(埋まっていた)包丁が出てきたときはビックリした」という。現在は土砂などを取り除く作業を行っており、堤防設置工事もあり約1年間は使えない。トイレも水洗でなく、現在も仮設トイレを使用している。

 秋の県大会は、坂本啓真主将(2年)ら4選手が9月から遠洋航海実習で出場できず、12人で戦った。水産高校ならではのことだ。エースの鈴木らは、センバツ後の4月中旬からも約2か月の航海実習で米ハワイにマグロを捕りに行く予定だ。

 現在は、学校に面した砂浜で打撃などを練習する日々。指揮官は、津波で壊滅した体育館の鉄骨を譲り受け、適度な大きさに切断、溶接の技術を生かしてウエートトレーニングの器具を手作りした。打撃ケージもサンマ漁の網を譲り受けたハンドメードだ。

 夢に見たセンバツへ、ナインの意識は高まるばかり。坂本は「支援してくれた方や被災された方のためにも、元気や勇気を与えるプレーをしたい」と意気込む。鈴木も「目標は10奪三振で、1勝っすね」と誓った。逆境に負けなかった軍団は、甲子園という荒波を少しも恐れてはいない。

 ◆いわき海星 1934年創立の県立校。小名浜水産を経て95年から現校名。生徒数379人(うち女子65人)。野球部は60年創部。部員数16人。

私は高校野球の大ファンです。今年の春の選抜大会に聖光学院といわき海星の2校が県内より選出されました。

聖光学院は全国的に甲子園常連校として有名になりました。優勝目指し頑張ってもらいたいと思います。また、練習環境にハンディがあるいわき海星には、初勝利目指し楽しんでプレーしてもらいたいと思います。

ところで、甲子園に3回出場しているわが母校は昨年、単独でチームが組めないため、他の相双の2校と連合し、「相双福島」として試合に出場していました。今年はどうなるのか。母校のユニフォームが見れる配慮を県高連にはお願いしたいと思います。


浪江町遺族会

2013-01-28 18:53:10 | 日記

<福島民友ニュースより>

東電、慰謝料25万円提示 浪江町遺族会へ

 東日本大震災浪江町遺族会が、東京電力福島第1原発事故で行方不明者の捜索が遅れたとして、集団で行った原子力損害賠償紛争解決センターへの和解仲介申し立てで、遺族側が求めている1人当たり1100万円の慰謝料に対し、東電が大幅に少ない1人25万円を提示していることが26日、分かった。叶谷守久会長は「遺族の苦しみを逆なでする回答だ」と不満を募らせている。
 遺族会によると、東電は昨年11月に回答し、交通事故などのケースを挙げて、提示額の理由や正当性を説明しているという。遺族会は提示額が不服だとする総意を固めている。
 申し立ては昨年8月に行い、福島第1原発周辺で死亡した164人の遺族322人が参加。原発事故で震災翌日から捜索活動が中断し、適切な救助や対処が行われずに、遺体が放置され人間の尊厳が奪われたとして、その精神的苦痛に対する慰謝料を求めている。
 2月4日には同センター仲介委員が申立人の意見を聞く現地審問が福島市で行われる。遺族会役員約10人が出席し、代表2人が意見を述べる。
(2013年1月27日)

政府は2011年度から五年間で、国と地方を合わせて総額19兆円程度としていた東日本大震災の復興予算枠を6兆円程度拡大し、25兆円程度とする方針を決めたと今日の民報新聞のトップニュースでした。

津波に巻き込まれた被災者の捜索が、原発事故により遅れた事実を政府はどのように認識しているのか。また、ADRが交通事故などのケースを挙げて、1人25万円を遺族側に提示していることを承知しているのか。

復興予算の拡大も良いでしょうが、この提示に憤りを覚えます。近々、要望活動を予定していますので、精神的損害賠償の増額とともにこの件に対しても国が見直すよう訴えたいと思います。


追悼式

2013-01-27 17:15:35 | 日記

<福島民報ニュースより>

3月16日に浪江町「復興のつどい」 

 浪江町は東日本大震災から間もなく2年を経過するのに伴い「なみえ3・11復興のつどい」を3月16日に二本松市の安達文化ホールと安達公民館で開催する。震災を忘れず、古里を感じることができるイベントや、仮設住宅などに避難する住民が頑張っている姿などを紹介する。
 25日に町役場二本松事務所で初の実行委員会を開き、概要を決めた。仮設住宅の自治会長や住民グループの代表ら関係者約50人が出席した。町民が主体となって企画・運営する方針を確認し、委員長に安達運動場仮設住宅の佐藤秀三自治会長を選んだ。
 主なイベントとしてNPO法人新町なみえが進めてきた「なみえ復興塾」の成果発表、仮設住宅自治会の活動発表、仮設住宅のおばあちゃんが作るふるさと家庭料理の振る舞い、伝統芸能発表会などを計画している。また「失われた街」プロジェクトとして、神戸大の支援で津波被害を受けた請戸地区の街並みを再現し展示する。

 

*3月16日に「なみえ3・11復興のつどい」が開催されますが、「この5日前の3月11日にやるべきことがあるのでは?」と多くの方が思われるでしょう。町は、震災津波により犠牲となられた方々の慰霊のため「浪江町東日本大震災追悼式」を3月11日に執り行います。