<福島民友ニュースより>
「年20ミリシーベルト以下影響なし」提言方針で各首長憤り
年間の被ばく線量が20ミリシーベルト以下であれば健康に大きな影響はないとする見解を原子力規制委員会が放射線防護対策の提言に盛り込む方針を固めたことを受け、双葉郡8町村長でつくる双葉地方町村会は8日に広野町で開いた会合の席上、事前に説明がないことなどに不快感を示し、各首長がそれぞれ国に対して説明を求めることを確認した。
同町村会長の山田基星広野町長は「これまで1ミリシーベルトとして除染などを進めてきたのに、住民にどう説明するのか。安全の基準が不透明になってしまうし、除染や支援策などを打ち切りにされれば復興の足かせになる」と憤った。来春に帰還を判断する松本幸英楢葉町長は「一方的なやり方に疑問を抱く。『1ミリシーベルト以下が安全』ということは町民に刻まれている。基準を上げる理由をしっかりと説明してほしい」と語った。
(2013年11月9日 福島民友ニュース)
*年間の被ばく線量が20ミリシーベルト以下であれば健康に大きな影響はないという見解は、「避難指示解除準備区域は、除染の必要性はない」ということなのか。また、「大きな影響はないが多少の影響はある」ということなのか。
国の除染目標は、長期的に年間被ばく線量1ミリシーベルト以下だったはずなのに。
今後、松本町長が言う通り、「基準を上げる理由について納得のいく説明をしてほしい」ものです。
先日の帰還困難区域の4人世帯で賠償の受け取り額平均9000万の報道同様、今回も「意図的に」と思ってしまいます。浪江町内の酒田地区では、ようやく本格除染が始まったのに・・・・・。