城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

自治会の活動も残り1ヶ月 20.2.29

2020-02-29 19:22:34 | 地域のこと他
 今日はジャガイモの植え付けをした。ジャガイモも今話題のウィルスにかかっているイモがあることから、昨年収穫したイモは使えない(このウィルスを媒介するのはアブラムシということだ)ので、ウィルスフリーのイモを買ってこなければならない。昨日は小学生の地区分団児童会が開かれたが、4月からの新入生はわずか1名、6年生まで合わせても10数名しかいない。揖斐祭りの子ども神輿は中学生が中心となり、この年代は多いのでなんとかつることができそうだ。


 庭のクリスマスローズ、植えたのは黄色、あとは鉢のクリスマスローズの種をばらまいた
 自然と交配するのもありそうで変わった色の品種が出てくる

 一方で高齢者の数は増えるばかりで、高齢者のみの世帯がどんどん増えてきている。問題はやはり80歳以上の一人暮らしの方で、日頃の買い物、医者通いにも困るし、ましてや災害があったときに自力で避難することは難しい。このため、当地区では支援が必要だと思う方に申し出ていただいて、その方の近隣に住まいの方に支援をしてもらう制度を作った(社協や区長会の指導もある)。近隣の方と当該者が日頃からお付き合いがある方はすぐに支援者が見つかるが、お付き合いがあまりない方はそうはいかない。仕方がないので、当面の措置としてその班の班長や社会福祉推進委員に支援者になってもらうことにした。

 その支援制度を作る中で、地区全体の災害に備えた防災計画が必要だと感じた。しかし、この防災計画だが、作っても実際には動かないことが多いことから、その必要性を感じていなかった。しかし、今回災害時等の高齢者の支援体制を作ったことから、地区の防災計画について班長会の議題としてあげた。残念ながら、それに対する意見はほとんど出ずに、私の案がそのまま4月から実施されることとなった(この地区は比較的災害の恐れが少なく、住民に防災意識が薄いのだと思う)。東北大震災特に原発事故の時、自治会は機能しなかったと聞いている。日頃からの防災意識を高めることをしていかないと災害時には機能しない。引き継ぎで次期の区長に強調しておきたいところである。


 普通種が自然に落ちて、小さな苗が出てくる。しかし、この手前の黒は小苗ができない

 2月22日の最終の班長会でこんなことがあった。消防団団員のなり手(かつては20代、30代が中心であったが、今や40代がどんどん増えている)が少なくて、私の地区でも40代後半ですでに団員を10数年やっている方と昨年入団した方の2名(定数は4名、かつて6名出している時もあった)となっている。そうした現状を班長会で説明した。たまたまある班長の息子さんが20代ということで息子さんに消防団のことについて話していただけないかとお願いした。しかし、その返事は否定的で話してもムダ、なるくらいなら息子は町外に転出すると。彼は消防署があれば十分と思っているのかもしれない。もちろん消防団は強制ではないが、非常時に地域を守るのは消防団をおいてほかなく誰かがその役割を果たす必要があると思う。


 これももとは採取した種から育った

 職場では上司の命令に逆らうことは難しいので、命令一下で所属の者が動くし、会議でも結論が早く出る。しかし、自治会では基本は対等の関係であることから、異論がでるとなかなか物事が進まない。かつての肩書きなどはなんの役にも立たない。とにかく、気長に説得するしかない。ここでこそ人間の力量が少し試されるのかもしれない。

 
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徳山ダム西側の山・ミノマタに登る 20.2.27

2020-02-27 20:23:29 | 山登り
 徳山ダム西側にあまり知られていない3つの山がある。地形図に名前がある上谷山(「うえんたに」1083m、徳山会館あたりから登る)と鏡山(1086m、上谷山から往復できる)そして最も南にあるのがミノマタ(1100.9m、三角点の点名は「三ッ又」)であるがこの山は地形図に名前がない。予報では今日の天気は晴れ、ところが西高東低の冬型の気圧配置の影響を受けて揖斐の山の方は風が強く、しかも小雪がちらつく天気となった。
 現在休業中の藤橋歴史民俗資料館に車を停め、まずは巡視道を登っていく。

 現在休業中、4月からオープン

 巡視道入口
すぐに高圧線の鉄塔に達する。ここから痩せ尾根の急登が三角点「西杉原」630mまで続く。

 三角点「西杉原」
三角点からは一旦下る。藪を心配したが、ほとんどない。しかし、痩せ尾根がどこまでも続いている。

 痩せ尾根上の大木
900mを超えるようになってやっと雪の道を登っていく。鹿の登った足跡を忠実にたどる。うまく藪を避けているのに感心する(考えれば当たり前の話で、彼らはおそらく何回も往復している。登山中に何度も鹿の鳴く声を聞く。この時期彼らは何を食べているのだろうか。灌木の皮を食べた後があった。)ただし、背は人間の方が高いので上のクリアは少し問題がある。振り返ると花房山、小津権現山が見えてくる。

また右手(北)の方角には鏡山と上谷山も見えてくる。

 山頂がちかくなってきた
 やっと山頂かと思ったが、山頂は200m先にあった。藪が濃くなり、右側は灌木、左側は笹がびっしり、その境目が最も歩きやすかった。11時30分待望の山頂、三角点に到達した。

 山頂の三角点「三ッ又」

 蕎麦粒山と小蕎麦粒山

 花房と小津権現

 右鏡山、左上谷山

30分足らずの昼食の後、下り始める。標高差875m、登り約4時間、下り2時間とにかく疲れた。疲れた体を癒やすのは温泉だが、生憎木曜日は藤橋温泉は休業。そこで家内を誘い、谷汲温泉に行ってきた。

コースタイム 駐車地7:40→三角点「西杉原」8:50→山頂11:30~12:00→駐車地14:10

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新雪の中のスノーシューに大満足・貝月山 20.2.23

2020-02-23 19:58:50 | 山登り
 今日は6人で貝月山に向かうはずだった。朝食を済ませ、6時40分家を出ようとすると結構な風と雨。昨日までの予報では今日は晴れのはずと予報に恨みごとを言いたくなる気持ちで待ち合わせ場所に行くと既に皆さんお集まりだった。何となく答えは明らかだよねということで7時開店の喫茶店に向かうことになった。しばらく会っていなかった二人のOさんも交えた世間話が大いに弾んだ。1時間後、そのOさんと三人目のもう一人のOさんはご帰宅、私、Eさん、Yさんは未練がましく、まずは現地まで行ってみようということになった。しかし、北の方は真っ暗、小島山には新雪のあとさえ見えた。現地に近くなるにつれて、雨から雪に変わってきた。貝月ゲレンデの管理事務所を過ぎ、林道を進み避難小屋がある所まで行ってみようと登っていったが、リフト終点の登り口を過ぎると道路は一面の雪に覆われてきた。だんだんと深くなり、Eさんも車がスリップしている感触を得ていると言い、車を停めたらもうスリップして登れない。しかも、少しUターンもできない状況に陥る。男二人が車を押し、なんとかその苦境から脱出し、管理事務所前まで戻った。

 時既に9時、行動を12時まで出来れば小貝月山までと定め、強風が吹きすさぶ雪のないスキーゲレンデ斜面を登っていく。私が貝月山を好きなのは、急な登りがほとんどないことと、道がこのあたりでは一番整備されているからで、毎年のようにここに来ている。Eさん、Yさんとは昨年の3月にここに登っている。避難小屋からのルートと合流するあたりから積雪は徐々に増えてくる。駐車場にあった他県ナンバーの登山者のつけた足跡が残っている。西からの強い風がやむことなく吹き付けるが、気温自体はそれほど低くはない。

 登りから約1時間、まだ雪は浅い

 吹きだまりは結構な積雪で、新雪の下に前に降った少し堅い雪を足で感じる。

 雪は深くなってくる
ザックにはスノーシューが付けてある。まだ壺足で登れるが、折角のチャンスであるということで、スノーシューを履いた。

やはり壺足よりこちらの方が気持ち良く登ることができる。

 慣れていないので少しぎこちない我が歩き Eさん提供

すぐに他県ナンバーの二人組に遭遇した。私たちよりも随分若い、聞きもしないのに明日もどこかに登るとか。また私たちがラッセルしときましたよと言ってきたので、いや風のためにほとんど消えていたよと余計な答えをしてしまった(「助かります」とでも言っておけば良かったかなと少し反省)。スノーシューを履いてから30分で小貝月に到着、時間も12時近い、ここで引き返すことに衆議は一致。

 小貝月山到着、山頂は右上
お昼は快適な避難小屋にしようということで来た道を戻った。合流点から少しで小屋に到着、快適な小屋でゆっくりお昼をとり、林道からゲレンデを下る。

 避難小屋

コースタイム 管理事務所前9:15→小貝月山11:40→避難小屋12:54~13:50→管理事務所前14:15



 少しここから山の話とは外れる。登山後、自宅で読みかけの本を読んでいると登山中にYさんから聞いた話が頭の中で本の内容と少し重なった。読んでいる本は、堀内進之介著「善意という暴力」。ここにこんな一節がある。私たちは、他人を思いやることのできる、共感できる利他的な人ほど、医療や公的な仕事に向いていると考えがちだが、本当だろうか?たとえば、他人のことを自分のことのように感じる、共感する傾向の強い純粋に利他的な人と、他人の役に立っていること自体に価値を見いだし、他人の役にたっている自分が好きだというタイプの人では、どちらが看護師に向いているだろうか?答えは後者の方だそうだ。理由は前者は往々にして、個々の患者に入れ込んで振り回されてしまい、燃え尽きてしまうからだ。

 よく「その人の身になって考えてみろ!」と言われる。しかし、過度に考えると先の後者のようになってしまいかねない。AIの登場もあって、介護や医療、様々なサービス業で個人個人に関わらなければならない仕事の比重は増す。そうすると、今以上に燃え尽き症候群の人を生み出してしまいかねない。幸い?私自身は前者は苦手で後者だったらなんとか出来るかなと思う。前者はもちろん賞賛すべき性格だと思うが何でもそうだがやり過ぎは危険だということである。私たちは安易に「その人の身になって考えろ!」なんて偉そうに話しているのではないだろうか。
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聞くのが嫌い 20.2.17

2020-02-17 19:45:52 | バラ、クレマチス等
 人間いろいろな性格を持っている。バラやクリスマスローズを育ているのだが、アマチュアの域を出ることができない。例えばご近所の人から、クリスマスローズ上手に育ててみえますねなどと褒めていただくことが多い。失敗を繰り返しながら、本やネットで仕入れることができる栽培法はすでに試みているから、かなり詳しい。しかし、これ以上上手くなることはおそらくない。バラも同じで、15年以上も育てているのに、最近鉢のバラを枯らすことが多くなった。一体バラさんに何が起きているのだろうか。ここ数年続いている夏の猛暑という理由もあると思うが、それ以外にも原因があるかもしれないがわからない。

 上達しない理由の一つとして、熟達者からその栽培法について聞くことがないからではないかと思うことがある。私は、道がわからなくなった時も人に滅多に聞かない。この点についてよく家内に文句を言われるが、聞きたくないのである。バラの栽培を長くやっていると、ノウハウ本では出てこない場面に遭遇する。特に鉢に押し込められたバラの管理は難しいと最近感じる。突然勢いを失い枯れてくる。この時点ではもう遅い。熟達するには、やはり師匠が必要であると思う。山でも同じで、師匠を持つか山岳会等に入り、先達の教えをうけるのが、上達の早道である。聞くのが嫌いなのだが、何故か山については素直に聞くことが出来ていると思う。現在、その最高の師匠がE氏である。ただ、できが悪いので進歩はなかなかしない。


 ウィンタームーンビーム(冬の月の光) 既に10年以上のつきあいである

 パステル混合? 写真だと上のと花がよく似ている!

 黒のクリスマスローズ

もし、クリスマスローズに興味がある方は、昨年2月28日のブログ記事「今盛りのクリスマスローズ」を見てください。

今日、バラの大苗が届いた。一つはイングリッシュローズ、もう一つはデルバール(フレンチ)ローズで、早速庭に植えた。

 おのおの約4000円 これくらいの値段だと枯らさないようにしなければという心が働く
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やっと土蔵岳に登頂 20.2.15

2020-02-15 20:03:15 | 山登り
 歳を重ね、ますます鈍足に拍車がかかった身には、ヤブ山は遠くなる一方。しかも、今年は少雪とあって、買って以来あまり出番がないスノーシューは使えない。ヤブを覚悟しての土蔵岳(1008m)の挑戦となった。7時20分、珍しく総勢4名での挑戦が始まる。かつての棚田から登山開始、いきなりの急登に息が弾む。

 登山口、左の方を登る
ヤブはさほどでもない。使われていない猪の檻の側を過ぎ、尾根を忠実に登っていく。

 ヤブは薄い
600mから700mあたりヤブがやや濃くなり、通過に手間取る。800m付近に池が現れる。

 池
ここから885mのピークを目指す。ピークからは山頂と大ダワ(1067.5m 二等三角点「川上」昨年2月11日に登り、ブログにも書いた)が見えてくる。大ダワの方が土蔵岳よりも標高が高い。大ダワから土蔵まではなだらかな道のように見えるが、意外に細かいアップダウンがある。

 885mにあった境界標識
ここでワカンを着用したが、その後下り、雪がなくなってしまった。ワカンを外して登り始める。ここまで来るとブナの大木を見ることができる。快適なブナの道を進みたいのだが、時にヤブとなり、喜びは半減する。885mからの道のりは傾斜は緩いが意外と長かった。

 快適な道 真ん中右に山頂が見える
最後に急な道を登り切ると先頭から着いたよとの待ちかねた声、ヤブ山登山が止められない理由の一つ。

 1008mとある

 ブナの木に刻まれた土蔵岳 無残の一言(刻まれた後から登る人には。自然のままが良い!!)

昼食後登頂の喜びに満たされながら、下山。

 登りの途中も秀麗な姿を見せてくれていたが、この位置の蕎麦粒山が最高!
ゆっくりと下ったが、やはり下りは楽ちん、ヤブも登りほど苦にならない。

コースタイム 登山口7.20→885M地点9.30→山頂11.20~11.50→登山口2.35


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