城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

花を求めてオーレン小屋・天狗岳・硫黄岳 23.6.26

2023-06-26 20:19:12 | 山登り
 昨日今日とオーレン小屋に泊り、昨日は天狗岳、今日は硫黄岳とめぐってきた。梅雨の合間という好運に恵まれたうえに、信州割という思いがけないプレゼントをもらったうえで、高山植物を愛でながらの山行を行うことができた。今回この山行を企画していただいたE氏、そして一緒に楽しんだ山仲間のYさん、Kさんに感謝を申し上げる次第である。どちらかというと初心者でも登れるような山であったが、体力の衰え激しく、迷惑をかけてしまった。
 この時期に比較的高い山に登ることは少なく、どんな高山植物が楽しめるのかわからなかった。事前に調べていったが、名前を間違えて告げたり、学習効果もほとんどなしのていたらくであった。


 今回登ったコース いずれもオーレン小屋から4時間程度(花の写真を撮るので少し時間がかかるうえ、おじさんの鈍足)

コースタイム
 25日 桜平中駐車場8:30→夏沢鉱泉9:17→オーレン小車10:02~10:25→東天狗岳12:19→西天狗岳12:40→夏沢ヒュッテ   →オーレン小屋14:56 
 26日 小屋6:00→夏沢ヒュッテ6:27→硫黄岳7:36→赤岩の頭8:01→峰の松目8:55→オーレン小屋9:41~10:00→駐車場10:59

◯25日
 揖斐を4時半に出、桜平駐車場に8時過ぎに到着。最初、正規の駐車場にとめる場所がなく、路側に停めたが、たまたま帰る車があり、中に停めることができた。ここのところ日曜日、月曜日の山行を行うことが多く、土曜日から山に入っている登山客のこともあり、駐車場は一杯で、停める場所を探すのが一苦労である。

 8:30 駐車地

 8:40 駐車場付近にはシャクナゲの木が多い

 8:45 ベニドウダンもたくさんあった

 8:50 ゲートの前の案内板
 ここから夏沢鉱泉までの道はコンクリート舗装で帰り足に負担がかかった

 8:51 硫黄岳が見えてくる

 9:17 夏沢鉱泉
 鉱泉からは整備された広い登山道が続いている

 9:31 シロバナノヘビイチゴ 登山道周辺はこの花が特に多かった

 同上群生地

 9:55 小屋手前の登山道

 10:02 オーレン小屋到着
 ここで宿泊手続きを行うと「信州割」で宿泊費(1200円)の2割引きと2000円のクーポンがもらえることがわかった
 天狗岳を往復するために不要な荷物をここに預ける

 10:25 天狗岳に向かう

 10:37 ミツバオーレン この花も森林の中いたるところに見られる

 10:49 八ヶ岳に多いシラビソの樹林帯

 11:11 ツガザクラ この花も多い

 11:13 イワカガミ

 11:15 箕冠山

 11:15 案内板
 ここにいた女性にウルップソウが根石小屋付近にあると聞く(結果的に見つけることができなかった)

 11:18 西天狗岳(左)、根石岳(右)

 根石岳一体はコマクサの保護区になっている中で見つけたコマクサのつぼみ 11:25

 11:31 根石岳 ここで昼食

 11:47 硫黄岳付近にガスが流れる

 11:47 西天狗岳(左)、東天狗岳(右)

 12:13 東天狗の少し手前の橋

 12:19 東天狗岳
 途中で若い親子4人と話をする、子どもがいるとつい声をかけたくなる 親は30代前半との我々の見立て、子どもは小二が上の女の子、今日中に唐沢温泉に下りるとのこと 

 12:40 西天狗岳

 12:40 西天狗から東天狗

 13:16 ハイマツの中に一輪咲く花 名前不明

 13:36 イワウメ 稜線上にツガザクラ、イワヒゲとともに良く咲いている

 13:37 イワヒゲ

 13:59 イワカガミ群生

 14:07 咲いていないシャクナゲ 花芽がどれだかわかるだろうか

 14:07 ミツバオーレン群生

 14:33 夏沢ヒュッテ 休業中

 14:44 オサバグサ
 オーレン小屋に3時到着、早速桧風呂(山小屋で風呂があるのは少ない。おじさんの入ったことがあるのはお隣の赤岳鉱泉、裏剣の仙人池ヒュッテ、五色ヶ原山荘くらいだ)に入る。風呂のふたが何枚もあり、入る前と終わった後その重いふたを明けたり、閉めたりする必要がある(非力な女性はどうするのだろうか)。もちろん石けん類は使えないので汗を流すだけだが、気分は一新できる。そして小屋前のベンチでミニ宴会 定番の話題が多いのはいつものことだ。
 5時半小屋の夕食、この小屋の人気メニュー桜肉のすき焼き
 夕食後早くも就寝、夜中に何度も目が覚める

◯26日
 朝食5時半、出発6時

 夏沢ヒュッテから硫黄岳の登りが始まる 6:38 急な登り

 7:04 登る

 7:10 キバナシャクナゲ

 同上 アップ

 7:36 硫黄岳 

 7:36 左から横岳、赤岳、阿弥陀岳

 7:41 硫黄岳火口

 7:45 阿弥陀岳と南アルプス

 7:50 キジムシロ?

 7:50 天狗岳

 7:52 タカネシオガマ

 8:01 赤岩の頭

 8:06 ナナカマドの花

 9:02 峰の松目 何の展望もない 三角点があり、地形図に名前が載っている

 オーレン小屋に到着後すぐに桜平に向けて出発

 10:17 オーレン小屋の水力発電設備

 10:20 ここに発電設備?
 小屋は自家発電、部屋の外の明かりも明るい トイレは水洗(紙だけ別途保管)

 下山後、小屋でもらった買い物券(2000円)がどこで使えるのかわからない。スーパーのツルヤで使えないか聞いてみたが、使えないとのこと。早速サービス専門の女性を紹介してくれて、BICで使えることが判明(親切な店員さんだった)。そこで各自お買い物(おじさんは少しお金を足してビール一ダースを買った)。
 
 花を求めての山旅はこれにて終了となった。

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ノリさんのガーデンノート⑧・6月のバラ 23.6.21

2023-06-21 19:50:00 | バラ、クレマチス等
 今日は夏至、梅雨の中休みといったところである。昼間は30度を超えるような暑さだが、夜になると20度前半となり、極めて過ごしやすい。(雨がここのところ降らないので、水やりの心配はある。少し油断をしていたら、サトイモが葉焼けを起してしまった。)雨が降らずに、夜が涼しいためか、いつもなら期待できないバラが美しく咲いている。

 全てが二番花であり、カルトナージュを除くと既に何回も登場するバラが多い


 カルトナージュ6月21日 5月では蕾が完全に開くことがなく半ば蕾のまま終わっていた やっとこの花本来の藤色を見ることができた

 カルトナージュ

 レイニーブルー6月21日 花数は少ないがこの季節のバラ

 エブリン6月21日 花は相変わらず大きい

クィーン・オブ・スェーデン6月21日

 レディ・オブ・シャーロット6月21日

 レディ・オブ・シャーロット6月21日

 チャールストン6月21日

 タッチ・オブ・クラス6月21日

その他

 アルストロメリア6月21日

 シロタエギク6月21日 

 バラの作出国であるイギリスやフランスなどの6月のバラは日本のように梅雨や高温というのがない分、「ジューンブライド」という言葉があるくらいだからきっと素晴らしいのではないかと想像をたくましくしている。
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西ウレ峠近くの山・火山に登る

2023-06-19 20:29:27 | 山登り
 岐阜県の山を登る人にとって、「ぎふ百山」はいわばバイブルのような存在だ。しかし、登る場合に参考になることは非常に少ない。発行されたのが、昭和50年であり、道路事情が当時とは大きく変わってしまったことと当時の林道や登山道(踏み跡も含む)がヤブになってしまっていることなどからである。また、この本は地元の伝承なども多く、関心がない者にとって、とても読みにくい存在となっている。それでも、ここに取り上げられた山(二つの山が紹介されていることもある、例えば不動山・千回沢山)124の完全踏破を目指す山好き(私の知人にも完登を果たした方が多くいる)が結構いることは、バイブルとしての地位を失っていないことであろう。

 さて、今日の火山(ひやま、1379m)は先の本では111番目に紹介されているのだが、なぜ「ひやま」と呼ぶのか分からないようだ。そして登るルートは旧荘川村(現高山市)六厩(むまや)からで所要時間も登り3時間半となっている。しかし、今はせせらぎ街道の西ウレ峠のすぐ北の金山谷から登るのが普通(林道が近くまで通じているので短時間で登れる)のようだ。私たち3人もそのルートで登ってきた。せせらぎ街道は東海北陸道の全通により、高山への一時のような人気のあるルートではなくなったが、新緑や紅葉のシーズンにはお薦めのコースである。

 
 火山は、往復2時間足らずのコースで最初のうちはヤブは少ないが、山頂に近づくにつれヤブが濃くなっている。ヤブ山入門としてはまさしくふさわしい(少し遠いのが難点)と思われる。以下は写真で紹介する。

 最初ゲートのある道が火山に至る林道だと勘違いし、ゲート前に車を停めた 8:17
 間違いに気づき、右の林道に車を入れ、全体の2/3くらいのところで車を停め歩き出した

 8:43林道終点 終点までジムニーなら来ることができた
 ここから尾根に取付き、登って行った
 作業道のような踏み跡が上まで伸びている

 9:08 ヤブがやや濃くなるが、前は見えている

 9:29 山頂
 至る所に踏み跡らしきものがある
 大したやぶではないのだが、時には尾根筋を外してしまう
 Eさんのつけた赤布に助けられながら下る(もちろんスマホを見れば分かるが、意外と面倒なので、間違える)

 10:16駐車地到着

 西ウレ峠手前にニッコウキスゲの群落があるのを発見

 10:41 ニッコウキスゲ

 同群落

 ハナニガナ

 アカツメクサ レッドクローバーで隣に白いクローバーがあった

 コンロンソウ

 パスカル清見で昼食、バイクライダーが多い、中には女性でイギリス製の1200CCに乗る人も
 昼食後、明宝温泉で一風呂浴びる
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ノリさんの畑ノート⑤・6月 23.6.16

2023-06-16 19:23:13 | 野菜作り
 今日は天気さえ良ければ温見峠から能郷白山に登る計画であった。当日の揖斐川町の天気が悪くなかったので、あまりチェックもしないままだった。今回のリーダーであるEさんから、前日の午後3時頃、テンクラによれば「C」となっていると連絡があった。確かにテンクラの能郷白山の山頂付近の天候をチェックすると下記のとおりであった。

 風も強く雨も降るとの予報

 岐阜県民である私たちからすると、能郷白山は岐阜の山という意識が強いのだが、実態は岐阜と福井の県境の山で、天気は岐阜というより福井の嶺北地方、大野市の天候を参考にした方が良いというのが山仲間の常識である。これは岐阜と福井県境の山に共通した傾向でもある(例えば三周ヶ岳、冠山等)。能郷白山行を急遽中止し、大野アルプスに行き先を変更した。集合は運動公園トイレ横に9時集合となった(この山行の報告については省略)


 朝時間ができたので、いつものように畑に出かけた。まずすることは、スイカの授粉である。ほとんどがこの時期に授粉が行われる。人間(おじさんだが)の手による授粉(雌花を見つけ、雄花を切り取り、合体させる)と昆虫による授粉。人工授粉が全て成功するわけではない。おじさんの感覚では天気の良い朝(午前9時頃まで)の授粉は成功するが、それ以外は成功しないように思われる。今授粉を行っているのはミニのスイカ(飛行船ラルク、ミニというものの大きい物は4kgにも達する。もちろん甘い。)で、約30日で食べることができる。

 スイカ 手前が大玉と中玉、その先が小玉 最初に植えたのが枯れたので植替えしたこともあり、成長に差がある。

 6月15日授粉との目印をつけたが、成功しているかどうか? 成功していない場合は大きくならないのですぐにわかる
 この授粉が7月頃まで続く

 次はキュウリなどの収穫。やはり美味しいのは朝採りの野菜であるが、今日の収穫はキュウリ2本のみ。まだ、キュウリが沢山とれる時期ではない。

 親ツルはおじさんの背以上に伸びてきたので、これは摘芯した
 長く収穫するため追肥を一週間から10日毎に行う必要がある


 ナス 今株を充実させている 昨日2個収穫 米なすができるようになるとおかずが一品増える(これはステーキナスと言うくらい美味い)


 枝豆 花が咲き出している 先日追肥と摘芯(5節目)を行った 収穫は7月中旬以降

 このあとに植える予定が黒豆で、これも枝豆として食べる。一部は別の場所で黒豆とし、正月などに食べる。


 昨年から少し変わった方法で苗を作っている
 5日ほど前に苗床に豆を並べ、その上に不織布を敷き、土をかけた。今回雨が良く降ったので少し伸びすぎとなってしまった
 一日陽にあて、そのあと土をかける
 そこから出てきた芽、根の部分を切り、上部を摘芯し、ポットに挿し芽(ユーチューブを参考にした。こうすれば摘芯はする必要がない。)

 サトイモ、親イモ(食べるのは小イモで親は捨てていた)を使ったところはその成長が著しい 

 真ん中の列が親イモを使ったところ 他はまだ芽しかないところもある

 そのほか

 ニンジン 収穫時期は7月だが、雨が続くようであれば収穫した方が良いかもしれない

 ブロッコリー 今回は失敗 

 カボチャ まだ雌花は出ていない

 トマト 雨よけ以外にタバコガの食害を防ぐため防虫ネットも設置
 ミニトマトが少しづつ収穫できるようになる

 6月7日にジャガイモ収穫 例年より豊作か?

 それにしても草取りが全く間に合っていない。野菜が植わっている畝はできるだけ草を取っているが、他は写真のとおりで畝と畝間の区別がつかない。大きくなれば草刈り機の出番となるが、そこまでいかないとあとは人力となり、難しい。毎年繰り返される場面だが、体力の衰えもあるので、この傾向に拍車がかかりそうである。
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ノリさんのガーデンノート⑦・梅雨の花 23.6.15

2023-06-15 19:38:26 | バラ、クレマチス等
 梅雨の時の代表的な花となるとアジサイがある。アジサイの名所が近くにもあるが、あまり行ったことはない。アジサイそのものにあまり興味がないし、家の庭の管理に忙しいということもある(雨が上がると花柄の処理とか落ちている葉などの掃除、草取りなどに忙しい。もちろん山にも行きたいし。畑の管理もあるし。)。

 挿し木で随分大きな株となった 我家唯一のアジサイ

 バラ、これだけ雨が続くといよいよ黒点業にかかるバラで出てくる。最低でも10日に一度は薬剤散布をするのだが、それでも病気が出てくる。そもそも雨続きではうまく散布できない。なるべく秋まで葉を落とさないようにすることが、秋のバラの花を充実させることにつながる。今頃(二回目の花)の花は春の花よりもやや小さく、気温が高いので日持ちもしないし、雨にうたれてかわいそう。それでも旺盛に蕾を上げてきている種類も多い。
 この時期のバラ

 随分背が高くなった モナコ

 春と比べると花数は少ないが良い色 レディ・オブ・シャーロット

 タッチ・オブ・クラス

 半ツル性なので随分上の方で咲いている ペッシュボンボン

 次はクレマチス

 白万重

 クレマチス

 上のとよく似ているが微妙に違う

 その他

 ストケシア

 へメロカリス 和名ワスレグサというらしい

 今回初めて名前を知った(随分前に知人からいただいたもの)のは、グーグルのおかげ
 トウキョウチクトウ(スタージャスミン)
 先日山の帰りに寄ってくれた女性が良い匂いがすると言っていたが、あまり感じないのはわずかな匂いだからか?

 少しアップした

 木立ベゴニア 葉焼けするので寒冷紗が必要

 ベゴニア 毎年年を越させている やっとここまで充実してきた

 ハナトラノオ バラの中に植えてある

 キキョウ これもバラの中に植えてある

 庭木の花

 夏椿

 夏椿 花をアップ

 小クチナシ 毎年咲くのは10輪以下 これでは良い匂いは届かない

 シモツケ
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