城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

自転車ミニツーリング 21.6.30

2021-06-30 15:46:40 | 地域のこと他
 今日は6月30日、2021年も半分が過ぎようとしている。コロナの収束は全く目処が立っていない。ワクチン接種率が高い国でも、再び患者数は増大しているようなので、先は長いと観念するしかない。幸いここは人口が少ないところなので、不特定多数の人と接触することはない。さらに趣味は山登り(ここのところ回数が減ったが)、野菜づくり、花の育成、読書なので感染の確率は低い。その趣味にさらに自転車が加わりそうである。もともとは登山の際の林道歩きに活用しようと4月に購入したものだ。以来、城台山一心寺を含む2~3kmのミニミニツーリングを週に2回ほど行ってきた。あるときは、1時間程度だったが、自宅~小野坂~牛洞坂~松山トンネル~自宅を走ってきた。今日のような暑くはないが、少し蒸し蒸ししているような時には、自転車に乗り、風を切って走るのは非常に爽快だと感じるようになってきた。

 今日は、日課の城台山散歩をやめ、横蔵寺まで往復することを考えた。自宅を出発し、まずは小野坂の登りだが、一心寺の登りよりもえらくない。

 自宅を出発 少しへこんでいるあたりが峠 トンネルはこの下

 小野坂を登る ギアを何回も切り替える トンネルまで標高差100m

 小野坂トンネル このトンネルは相当古い(物心ついたときにはもうあった)

ここを過ぎるとしばらくは割と平坦な道となる。 
 
 華厳寺門前入口
 道の駅を過ぎると二回目の長い登りとなる。岩坂トンネルへの登りである。かつてはトンネルがなかった。

 長さ600m以上あり、中は暗いが広い歩道が設置してある 松山トンネルは新しいので明るかった

 旧横蔵小学校 現在は樹庵 高校の同級生K氏が経営 派手なネオンサインもあった

 横蔵寺がある神原地区に達した。家のまわりの菜園ではおばあさんたちが何かしら作業をしていた。やることがあるということは高齢者にとって実に有難いことだと実感する。約1時間で横蔵寺に到着。まずはアジサイが出迎えてくれた。



 アジサイアップ

 同上

 新しくなった橋 手前におじさんの愛車

 帰りにどのルートを選択するか考えた。出来れば登りの少ないルートが良いので、ここから旧久瀬村乙原に出ることにした。そして長い北山トンネルを避け、揖斐川を渡り、揖斐峡の右岸側を走るのが良さそうだった。

 久しぶりに見た揖斐峡

 やがて西平ダムが見えてくる。川口橋で対岸に渡る。森前やなは営業していない。コロナの影響だろうか。揖斐の中心部入ってきた。知り合いのMさんがいたので、声をかけた。「殿様」用水の管理のお手伝い(流れてくるごみの除去など)をしているとか。さらにMさんも自宅の近くで菜園を営んでいるのだが、今年は猿が来ていないので、夏野菜が好調だそうだ。
 終着点は三輪神社、昨日、今日と夏越しの大祓が行われている。私たちは「知恵の輪(茅の輪)」として昔から親しんでいるものだ。

 まずはブログ用の写真を撮り、自宅まで戻り、家内と再び参拝


 今日走ったルート図 緑色の線 右の中に伸びているのは横蔵寺 
 データ(私が使っているのは登山用のフィールドアクセスなのだが、今はサービスが提供されていないので、文字化けや一部の機能が不全。ただし、使いやすいので使い続けている。このアプリはアップル用で、これを使っていた多くの人がデータの移し替えができなかったと聞く。幸い、icloudのおかげか2回の移し替えができている)によると距離29.7km、標高差186mとある。高低図も出ている。
 
 古くからの山とものM氏も自転車愛好家(彼のはロードバイク)だが、彼によると山で使う筋肉と自転車で使う筋肉は違うとのこと。しかし、膝を痛めた場合は自転車が良いだろう。また、おじさんの自転車はクロスバイクとマウンテンバイクの中間のようなものだから、機会があればロードバイクにも乗ってみたいと思っている。
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再度貝月谷へ 21.6.24

2021-06-24 19:35:14 | 山登り
 昨年6月21日に貝月谷に登り、その模様をこのブログで紹介した。既に何回も報告している名古屋のOさん(今年から沢登りを始める予定で飛騨高原川の沢上谷(ソーレ谷)にいく予定があったので、その前哨戦で貝月谷を薦めていた)につれて行きたいと思っていた。そこにEさんのお友達のHさんが新しく沢シューズ等を買ったこともあり、初心者二人を初級の貝月谷に案内することを考えた。生憎Oさんの都合が悪く、今日はおじさんとHさんとEさんの3名で登ることとなった。気になるのは、もちろん天候で前日雨が降っていれば、沢は増水し、難しくなる。増水していれば、登山道から山頂を目指すことにして出発。

 幸い前日の降雨はなかった。当日は午後から一雨きそうな予報だったが、午前中は天気も持ちそうだった。3名だったが、車2台で出発し、1台は貝月避難小屋にデポ、2台目を貝月谷に沿って伸びる林道の終点まで進み、ここに駐車。入渓は8時30分、やはり水量は多い。

 すぐに現れた小滝

 この谷は段差のある滝はないので初級者向けとされている
 それでも水量が多いので、醍醐味を結構味わうことができる



 マルバウツギ
 
 標高1000m付近でルートを間違えた(左の方ばかりを見ていた。水量が急に減ったので気づくべきだったと反省しきり。)記憶にない段差や滝が現れたので、昨年の軌跡を確認した。その結果、本谷の左の支谷に入り込んだということが分かった。そのため本谷との出合まで戻ることになった。

 支谷の滝 この谷の中では最も立派だった 増水しているが故に出現している谷だと思った


 少し段差のあるところを登るHさん、Eさん

 本谷 見覚えのある「く」の字の樋 ここは3人とも直登した

 水はいつまでも流れている。意外と遠い水源地だった。取り付きやすい尾根を見つけて、あとは木につかまりながらぐいぐいと高度を上げていく。江美池の少し下あたりの登山道に飛び出した。山頂に12時20分到着、出発から約4時間かかった。昨年は約3時間だったから、1時間も余分にかかった。その理由はルートを間違えたこと、そしておじさんのペースが遅いことによると考えた。

 さて、沢登り初経験のHさんであるが、本人によればとにかく楽しかったと言っていた(水遊び大好き?)。おそらく彼女は沢登り大好きな山ガールになるのかもしれない。決められた登山道を登ることとは違い迷惑さえかけなければどこを登っても良いのが沢登りだが、やっぱり年寄りには結構しんどい。9月頃までが沢登りのシーズンである。

 貝月谷のルートは昨年9月21日のブログに載せておいたので参考にして欲しい。
 Eさん、まだ病み上がり、3ヶ月のブランクは想像以上に大きい。しかし、焦ってはいけない。絶対に前の状態に戻ることをとにかく信じよう。

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野菜作りの楽しさ 21.6.23

2021-06-23 20:04:52 | 野菜作り
 キュウリ、ナス、ピーマンなど夏野菜は成育中で、毎日のように早朝収穫している。そして朝できなかった作業を昼から行っている。良く言われるように、野菜作りは毎年初心者のような心構えで行う必要がある。何故かというと毎年の気象条件は違っているし、植える場所も変わってくる。買い入れる苗も出来の良いのと悪いのがあるだろう。もちろん、おじさんの場合既に10数年野菜作りをしているので、それなりの知識は蓄積されてきている。しかし、その知識は本やネットからのもので、やはり専業農家の持つ知識とは随分差があることであろう。こちらは趣味の域を出ていないけれど、専業は生活がかかっているので、同業者から得る知識と自分なりの工夫をしなければ生き残っていけない。

 いままで作った中で、野菜作りの面白さの番付けをすると、一番はやはりスイカということになる。うまく出来た年もあったけれど、ここのところ苦戦している。二番はニンジン、発芽が難しく、売っているようなニンジンにすることはなかなか難しい。三番目はスナップエンドウで11月に種まき、年越しをして4月~5月に収穫するのだが、生育途中で枯れてしまうことが多い。落花生も数年作ったことがあるが、9月頃の天候に雨が多いと、悲惨な結果(蒔いた種より収穫した豆が少ないとか)となる。これら4種類の野菜は要するに土質が大きく影響していると思っている。我が畑は粘土質で土粒が固まっていて、水はけが悪い。堆肥をできるだけ使ったり、有機肥料にしたりしているが、なかなか良くならない。もともと我が家の畑はそれほど広くないので、多くの品種を作ることは不可能であることもあり、落花生は今や作っていない。しかし、他の三つについては、がっかりすることも多いが、作る過程が面白く(実は慰めなのだが)、毎年チャレンジしている。

 スイカ、作り始めた頃は、大玉も結構収穫できていた。しかし、ここ数年梅雨明け頃にツルがしおれてきて、思うような成果が上がらない。それでも毎年今年こそはと思って、チャレンジし続けている。今年はユーチューブの画像を随分参考にさせてもらった。すなわち実が手前側になるようにすること(つるを手前側に誘引する)、追肥は実がピンポン玉くらいになってから(このため6株中の3株のみ追肥済み)を実行している。また、脇芽(孫ツル)をできるだけ取り除く(栄養を小ツルに集中させる)ようにしている。その現況を報告する。


 スイカ畑を囲った。収穫時期になると小動物が侵入し、食い荒らす。特に昨年は酷かった。回りを囲み、さらにネットで鳥の侵害を防ぐ。さらにもう少し大きくなったらプラスチックの篭をかぶせるつもり。
 我が畑はいまだ猿の侵害はない。猿が来るようになったら、かなりの野菜はあきらめざるを得ないだろう。

 授粉させるとテープに日付を書いておく。ミツバチも飛んでいるようなので、彼らもお手伝いしてくれる。
 しかし授粉させても必ずしも成功しない。着果していれば急速に実が大きくなるが、着果していないときは数日後実がぽろりと落ちる。

 ここまで来るとやっと収穫の楽しみが湧いてくる。これはミニだから収穫時期は7月15日頃となる(着果から35日後)
 大玉はまだピンポン玉の大きさに達したものはない(着果から45日)が、8月上旬に収穫できれば万々歳

 ただいま生長中(これもミニ) 

 
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6月の庭 21.6.19

2021-06-19 13:17:16 | バラ、クレマチス等
 早朝の畑での仕事、ほとんどが夏野菜の収穫と気になるスイカの生育状況の確認は雨のためお休み、もちろん城台山への散歩もお休みとなった。昼からも外の仕事ができないので、これを利用して6月の庭の花と作業などを紹介したい。

 まずは、最新の状況から

 ダリアとユリ(膨らみが随分大きくなったので近日中に咲くだろう) 本日朝

 昨日6月18日小クチナシの花を2輪見つけた 我が家ではいつも10輪程度しか咲かない 何故だろうか?
 肥料はやっていないが、花後剪定はしている

 ナツツバキ 6月17日

 クレマチス 6月13日

 カンパニュラ 6月3日

 この花名前不明 「Picture This」というアプリだとスタージャスミンになるが、全然におわないので違っているのでは?

 バラについては6月初めに追肥を行った。ぼちぼち二番花が見られるようになった。そしてこれからが黒点病の蔓延の時期を迎える。葉に黒点が現れ、落葉する。我が庭でもこの落ち葉拾いが大変。鉢植え(特に軒下で雨がかからない場合)はまず黒点病にかからないが、地植えは余程消毒をしない限り防げない。

 ジーンレックスとクレマチス 6月7日 このクレマチスとにかく花が一杯である

 つるバラ 6月18日 一番花は既に剪定し、その後これだけツルが伸びてきた
 このツルは先端30cm程度花後剪定する 来年度の重要な枝となる

 つるバラ 6月18日 勢いよくシュートが伸びてきているのがわかるだろうか
 このシュートがバラ栽培においては非常に重要である
 
 二番花 6月18日 クロッカスローズ

 同上  6月18日 タッチ・オブ・クラス


 ブルーベリーの木 全部で鉢植えが5本あるうちの最も収穫が遅い一本
 鳥が来るようになったので、糸を張った

 6月9日に収穫したもの

 さてこれは何か?  既に収穫が終わった苗からランナーが出てきているので、そのランナーに付いている子株、孫株を固定して来年の親株となるようにしている
 本によると一番目の子株ではなく、二番目、三番目を使うのが良いと書いてあるが、ランナーがそこまで伸びない

 さて、次は庭木の手入れについてである。花が咲く庭木はその直後が剪定の時期となる。だから、サツキは今が適期となる。

 剪定前

 剪定後
 これくらいの高さのであれば作業も楽だが、低いサツキは作業が大変(十分咲きもしないサツキを手入れするのもね・・・)

 松の春芽 これをとっておくと秋の作業が楽になる

おまけ
 昨日、ニンジンの収穫を行った。そう昨年はネキリムシの被害にあってほとんど収穫できなかったニンジンだ(昨年のブログ参照)。今年はばっちり対策を行ったので、比較的順調に育ってくれた。しかし、我が畑は水はけが悪く、このまま置いておくと先の方が腐ってしまうこともあるので、小振りではあるがすべて収穫した。

 こんなのもある
 食べきれないので、4軒にお裾分けした。家内は実よりも葉っぱ(天ぷら、ごま和えが最高)が好きだそうだ。
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百名山の花・南アルプス北部編 21.6.16

2021-06-16 19:33:54 | 過去の山登り記録
 貴方はキタダケソウを見たことがあるだろうか。この花は北岳とその親戚が夕張山地(キリギシソウ)とアポイ岳(ヒダカソウ)にしか見られない貴重な花で、北岳では6月下旬から7月上旬までの極めて短い花期であるため、なかなか見ることが難しい。この時期は一般には梅雨のど真ん中であって、天候には恵まれない可能性が高い。長年見たいと思っていたので、昔の山仲間M氏を誘って出かけた。

◯北岳 2017年7月1日~3日

 登山口近くに宿をとり、翌日広河原から白根御池そして小太郎尾根経由で宿泊予定の北岳肩の小屋に到着。明日の天気が不安ということもあり、当日中に北岳山頂を踏み、キタダケソウも見ておこうと行動時間を3時間と決め出発した。出発後すぐにガスが出てきて、展望は全く利かない。その上キタダケソウがどのあたりに咲いているのか勉強不足であった。小太郎尾根付近で私たちに先行した単独のテント泊の人や八本歯のコルの方から登ってきた人などに聞いたりして探した。ほどなくしてM氏が見つけた。実はこの花は北岳山荘寄りの斜面で群生しているということだが、そこまで下る余裕はなかった。私たちが見つけた花は少し遅いのか、花びらが落ちたのも混じっていた。
 

 広河原ビジターセンター

 白根御池小屋 きれいな小屋だった

 小屋の先がこのルート最大(500m)の登りで草すべり(大学生の時にここを登りバテてしまった)で足下には高山植物が多く咲いている。

 シラネアオイ

 タカネスミレ

 シナノキンバイ
 
 タカネザクラ

 富士山が見えた

 キバナシャクナゲ

 シナノキンバイの群生

 肩の小屋 後方は山頂方面


 お待ちかねのキタダケソウ

 同上

 同上 花びらが整っていない 落ちてしまったのもある

キタダケソウ以外にも山頂周辺は花が多い

 ハハコヨモギ

 ハクサンイチゲ キタダケソウに似ているが、花も葉も違う ハクサンイチゲは花期が長い

 オオヤマノエンドウ

南アルプス北部であるので、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳もついでに紹介する。なぜ「ついで」なのかというと期待した割にはひどく花が少なかったからである。花の代わりに、私たちの前に現れた雷鳥夫婦に心を癒やされた。この山行についてはブログで報告しているので、良かったら見て欲しい。

◯仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳 2019年7月24日~26日

 ゴゼンタチバナ

 ミヤマダイコンソウ

 雷鳥のつがい 子どもたちもいたのだがすぐにいなくなった 仙丈ヶ岳から小仙丈にいたる登山道で人を怖れる様子もない
 このあと朝北沢峠を出発した大勢の登山者が登ってきたので、雷鳥が再び現れることはないだろう

 仙水小屋の前の小屋のおじさんが植えた ミヤマオダマキ

 朝の甲斐駒と摩利支天


もし貴方がキタダケソウを見たいのなら、八本歯コルを経由して登り、山頂を経て、肩の小屋に宿泊するか、北岳山荘に泊まり、翌日キタダケソウを見、その後山頂を踏むのが良いであろう。天気予報では6月下旬の天気はほとんど良くない、雨も覚悟して登るか、7月の始め頃に計画するしかない。
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