城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

今年一番の天気に恵まれた美濃俣丸 22.3.30

2022-03-30 20:10:31 | 山登り
 良く聞く話に年寄りの病気自慢というのがある。お互いにかかっている病気(比較的軽いものばかりだと思うが)の数を自慢し合うものだが、いよいよおじさんもその仲間になってきたかなと思うようになった。腎臓の機能が落ちてきて、最近腎臓内科にかかっている。当面薬を飲まなければならないということではないが、尿酸値が少し高く、これが腎臓の機能を弱めるとかで、薬を飲み出した。耳も悪くなった(耳鼻科にかかると年のせいだということになる)し、少しふらつくようにもなった。山登りを趣味とするおじさんにとって、一番厄介なのがときおり訪れる足や手の関節の炎症で、足に発症すると山登りどころではなくなる。足に加えて最近は手にも出るようになった。霊仙山(3月24日)登山の当日にその症状が左手に出たので、軽めの鎮痛剤を飲んで何とか登ることができた。ところがなかなか直らない。28日夜には痛み出して、30日の美濃俣丸はお断りするしかないと思われた。しかし、この山は長いこと登りたかった山だったし、やっとEさんを始めとした3人の仲間の参加を得ることができたものだった。幸い29日にはその症状は治まり、まだ一部に痛みがあるもののなんとか登れることができたのだった。

 美濃俣丸(1253.8m)は岐阜と福井の県境にある山だが、岐阜県側から登るとなると門入の金ヶ丸谷経由で登るくらいしかなくて、沢登りの熟練者しか登れない。一方福井県側からは今庄町広野ダム付近から比較的容易に登ることができる。ただし、容易に登れるのは雪がある時期ということで登山シーズンは3月、4月に集中する。ところが、今年は雪の量が多く、登山口となる二ッ屋導水堰堤までの除雪が30日の時点でも終了していない(始まってもいない)。このため、ダムサイトが現時点の登山口となる。3月14日、3月27日に計画するもののいずれも天気が悪く断念(テンクラでC)したので、今日が3回目の試みでテンクラのA(近くの三周ヶ岳)を受けてのことだった。揖斐を朝4時に出発、木ノ本経由で北陸道の今庄で降り、広野ダムに6時前に到着。最初、右岸側を進むもすぐに雪のデブリに行く手を阻まれたので、夜叉ヶ池に通ずる道(現在通行できない)手前に車を駐車し、左岸側を歩き出す。左岸はまだかなり雪が残っている。二ッ屋導水堰堤まで約1時間、堰堤の上を通り、鈴谷川に沿って延びる林道を進む。その林道の終点手前から左手斜面に延びる荒れた林道を登り、その途中にある赤布地点から急斜面に取り付く。その斜面を登るといよいよ尾根の登りとなる。すぐにアイゼンを着けて登っていく。800m付近から左手に笹ヶ峰が見えてくる。さらに登ると今度は右手に三周ヶ岳が見えてくる。そして正面には美濃俣丸の形の良い山頂が見えてくる。あまりの景色の良さに至るところで皆さん写真を撮りまくっている。いよいよ最後の急な登りとなるが、固い雪の斜面ならどうかしらないが、今日のような雪であればアイゼンとストックで十分と思われた。登り切ると細い尾根、さらにブッシュが顔を見せ始めており、山頂手前にはかなりブッシュが出ていた。

 山頂からの眺めはおそらく今年一番と思われた。近くの三周ヶ岳、烏帽子岳、蕎麦粒山はすぐわかる。この方角から見たことがないので、東の方角の山がなかなか特定できない。笹ヶ峰(美濃俣丸山頂からは見えない)、金草山、冠山に続く県境稜線の先にあったのはやはり能郷白山だった。意外だったのは花房山が堂々とした山容をしていたことだった。不動山や千回沢山はあまり目立った山容でないことも今回発見したことだった。無風、微風で山頂でゆっくりと昼食をとった。参加した4人全員が大満足の山行だった。70台3人の高齢者チーム、なかでもおじさんは後から少し遅れ気味に登っていく。それを温かい目?でご寛恕してくれた3人には感謝、感謝。ただし、下り、特に雪道の下りはおじさんも結構速い。予定していた時間よりも1時間ほど早くダム堰堤に着いた。以下は写真で説明する。


 6時16分出発

 7時11分二ッ屋導水堰堤

 7時56分 林道から急な斜面に取り付く 赤布がある

 8時10分 尾根に出、アイゼンを着ける

 8時34分 636m 遠くに山頂が見えてくる

 9時23分 888m付近 笹ヶ峰方面を望む

 9時39分 923m付近 正面に山頂が見える 皆さん写真を撮るのに忙しい

 9時51分 952m付近 同上

 9時51分 1112m付近から見る三周ヶ岳

 10時33分 広野ダム湖を望む

 11時12分 山頂

 山頂から大河内岳

 大河内岳の左には白山が見える

 不動山の後方には能郷白山

 烏帽子山

 12時 下りこの後急な斜面あり

 12時25分 ブナの木の周りは雪が融け始めている 積雪量2m

 12時52分 この辺りで1m弱

 15時 駐車地の近くで見つけたフキノトウ

コースタイム 広野ダム6:12→二ッ屋導水堰堤7:11→美濃俣丸11:12~11:50→広野ダム14:46


 登りは廃林道から急斜面に取り付いたが、下りは林道の下の方に降りてきた 
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霊仙山・柏原道 22.3.24

2022-03-24 19:33:48 | 山登り
 今日はまだ残雪たっぷりの霊仙山を柏原から登ってきた。このルートは、昨年の12月5日に登っており、通算3回目となる。この時期だと福寿草を求めて、西南尾根を登ると近江頂上の先に福寿草の群落地がある。福寿草も年々減っていくばかりだと思われる。今年は大雪のあたり年なので、雪に覆われているか、寒さのせいか開化が遅れているのではないか。

 この福寿草は、⒉年前の3月31日に同地で撮影したものである この時は西南尾根を登り、下りは榑ヶ畑に降りた

 今日のメンバーは4人、うち名古屋の山ともOさんはこのコース初めてということだった。ただし、テンクラの予報ではCで登山不適、かなり風が強いとのことであった。このためおじさんとEさんの了解事項として、避難小屋を目標として、ダメなら途中で引き返すことにした。養鶏場の少し先に車を駐車し、林道を歩き出す。林道終点の手前から残雪が出現し、沢に沿って登る道の至る所に雪が残り、歩きにくい。二本杉まで1時間弱かかってしまう。四合目のコンテナ小屋は雪に埋まっていた(入口は開いていた)。北の方向を見ると降ったばかりの雪を抱いた伊吹山が見える。この先を進んで行くと夏道はほとんど雪に覆われ、正確な位置はわからない。全員が何度もGPSを出しながら、進路を確認し登って行く。このコースでは普段尾根の一番高いところから外れたルートを取ることが多いのだが、巻き道はわかりづらいこともあり、私たちは尾根を忠実に登っていくことにした。ところどころ足跡はあるが、少し前のものらしくて、不鮮明だった。動物特に鹿の足跡は至る所に付いていた。雪は固かったので、ワカン、アイゼンとも使用することはなかった。

 出発 7:40

 二本杉 8:35

 四合目小屋 9:20

 小屋から伊吹山

 避難小屋が遠くに見えてきたが、まだ距離は随分ある。四合目くらいまでは汗をしっかりかいたが、途中から風が出てきて、脱いだ服を再び着ることになった。

 避難小屋が見える 10:08

 同上 10:10

最後の上丹生への分岐にいたる道も右斜面のトラバースではなく、できるだけその上の斜面を進んだ。分岐から最後の急斜面を登り、やっと避難小屋に到着。風はさほどこの付近では強くない。

 避難小屋到着 11:25

 経塚山(右)、最高点(左)

我々の中で誰も山頂に行きたいという人はいなかったので、小屋の中に入り昼食、皆3時間45分の登りでシャリバテの状態。おじさんは今回キーマカレーと最近常食のベーグル、甘い紅茶を用意する。カレーは随分味が濃く、疲れている者にはぴったり。辛口とあるから余計食が進む。帰りは、上丹生からは夏道のとおり左の斜面を巻いたが、あとは自分たちの足跡をたどりながら下っていった。赤布を3箇所付けたが、GPSがあるとはいえ安心材料となると思う。霊仙山は全体にブッシュも少なく、尾根の道も積雪期を中心に使われているようだ。雪の道を歩くことは例えGPSが使えても、普段経験することのできない山登りをすることができるので、経験者を同行すれば初級者でも面白い登山ができると思う。

コースタイム 駐車地7:40→二本杉8:35→四合目小屋9:20→避難小屋11:25~11:45→四合目13:10→駐車地14:25


 2021年12月5日のルート 今回は巻き道はほとんど通らずに尾根の最も高いところを進む
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思い出深い涌谷山に登る 22.3.21

2022-03-21 19:17:07 | 山登り
 この冬涌谷山(1079.6m、三等三角点点名「涌谷」)に登る計画を何回かたてたが、大雪が降ったり、風が強かったりして、なかなか実現できなかった。その計画をやっと今日実現することができた。実はこの山には苦い思い出があるからであった。(もう時効になっているし、その時のグループも解散しているので書いても良いと判断した。)前回登ったのは2013年3月23日だから時期的にはほとんど同じである。今回のルートではない通常の広瀬側のスキー場跡から登ったのだが、今日よりは雪は少なかった。あまり明瞭ではない登山道、ところどころその道には雪が残っていた。その時代表者は年配の参加者の面倒を見る必要があったので、私たち数名は先行して登っていった。途中からは雪の残る斜面を登り、山頂に着いた。下りにかかり、丁子山まで来ていた代表者と合流した。その後おじさんが先頭で雪の斜面を軽快に降りて行った(この行為が一番問題だった)。この時、参加者の間にかなりの間隔が明いてしまった。スキー場の上部に着いたとき、一人の女性(山登りの経験が少なかった。ましてや雪のある時の経験は0だった。)がいないことに皆が気づいた。代表者が登り返したり、携帯電話で連絡をとり、その女性が登山道から外れた沢に入り込んでいることがわかった。その女性がいるところからスキー場のハウスが見えていると言う。さらにその女性は家にいた夫に電話をかけ、迷っていることを告げた。その夫はすぐに県警に電話し、山岳ヘリが当地に飛来した。また、県警から連絡があった地元の消防団がすぐに動き出した。ヘリが女性を救出したことから、消防団は解散した。この事故を起した我がグループは、揖斐警察署でしっかりお灸を据えられた。誠に恥ずかしいような事故の顛末だった。そうグループで行動する以上、一団となって行動しなければならないというのは登山の鉄則であることを忘れてはいけない(参加者の力量が離れているときが最も問題)。その女性はその後我がグループに顔を見せることはなかった。別のグループでも同じように先頭と最後尾との間が明いて(おじさんは真ん中あたりにいた)、事故の一因となるという経験をした(現段階で詳細を語ることはできない)。

 前置きがおじさんは長い(年寄りだからこのような思い出を語りたいのだと思う)。早速、今日の山行を簡単に報告しよう。広瀬側からではなく、川上側(南側)から登ることを提案したのは経験豊富なOさん、今回の他の参加者6人の誰もこのルートで登ったことがない。1月23日にオオダワに登った時と同様、夜叉龍神社に駐車し、左岸側からかつての田んぼに出る細い道を進む。左手に平な空間(かつての田んぼ)、右手は植林された急な斜面が延びている。早々にワカンを着けて、登り始める。このところの暖かさと雨で随分雪は融けてきた。この斜面の雪は足を乗せると時に深く沈みこむ。雪と地面との間に空間があるせいだ。地図上で「518m」の表記のある小ピークに出る。ここからは尾根を忠実に登って行く。尾根では雪のないところも多く、また段差のある場所、細い尾根の通過は手間がかかる。800m付近からやっと全面雪の斜面となり、ブナ等が多い中を登って行った。1000m付近に達すると進む方向が東南東から北東に変わるともう山頂は近い。最後の緩やかな斜面を登ると涌谷山山頂だ。山頂からは北に蕎麦粒山が見え、そのすぐ右が小蕎麦粒山、どちらも端正な形をしている。当初4時間の登りを予想していたが、雪は意外に少なく、固めであったので1時間早く着くことができた。帰りは800m付近でワカンを外した。以下写真で紹介する。


 7時14分 夜叉龍神社前からこれから登る斜面

 7時21分 登山口

 8時20分 山頂方面を望む

 9時13分 木の枝が進路をふさいでいたり、雪がないところも歩く

 9時21分 やっと前が見晴らせるようになった

 9時48分 

 9時58分

 10時14分 山頂はすぐそこ

 10時22分 蕎麦粒山

 10時23分 丁子山方面

 10時28分 お昼風景

 11時31分 川上集落

 12時37分 夜叉龍神社と夜叉ヶ池方面からの水を集める川上浅又川雪どけで水量が多い


 地形図
コースタイム 夜叉龍神社7時14分→登山口7時21分→山頂10時20分~10時54分→夜叉龍神社12時37分


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能郷白山登山口情報 22.3.19

2022-03-19 19:10:25 | 山登り
 この冬の寒さと雪の量は最近の温暖化の中では厳しかったと思われる。近くの池田山や伊吹山も例年になく雪が多いことはこのブログで書いたとおりである。去年の今日雪の能郷白山に登った。この時はあわよくば能郷白山の南西にあるピーク磯倉(1541m)にまで行ってみたかったのだが、ペースが遅く時間切れで断念した(「能郷白山からの眺め」21.3.19)。それから一年、登りたい気持ちはあるが、今の自分に登れるだろうかという自問の繰り返しを続けてきた。そんな弱気なおじさんをEさんは挑戦へと背中を押してくれる。そのための準備としてまず能郷白山の登山口の状況を調べなければということで、今日朝から能郷谷に出かけた。能郷白山神社を過ぎると、丁度牛さんが牛舎からとなりの畑へ移動するところだった。牛は見たところ飛騨牛と比べると随分スレンダーだった。冬の間の栄養不足かなとも思った。ひょっとしたら、生まれたばかりで別のところで肥育して肉牛として出荷されるのかもしれない。おじさんがいたので聞いておくべきだったとブログを書きながら思ったところだ。

 大幅に脱線してしまった。牛舎の先で沢を渡るとすぐに雪が現れた。雪があったり、なかったりの道を進んだが、去年雪でスタックしたことがあったので、その先で車を停車。この先車のわだちはついていない。まずは駐車場まで歩いてみることにした。同じように雪があったり、なかったり、道路の石や木の枝をのけたりする。持っていたストックで雪の深さを測ると一番深い所では50cmくらい。Eさん曰く、この程度の雪なら所有の軽トラで来れるとのこと。駐車場は深くはないものの一面の雪に覆われていた。その先の状況も調べてみた。すぐ先に雪とともに土砂も斜面から押し出され来ていて、雪が融けても、土砂があれば進めないと思われた。一番上の駐車場まではまだ20分~30分かかるだろう。この状況だと能郷白山に達するだけで結構な時間がかかるというのが私たちの出した結論だった。あと20日待って、4月10日頃チャレンジしようということになった。

 停車場所

 駐車場 この先に雪のデブリがあった

 帰りに根尾川の眺めが良いことで知られる喫茶店「みはら」に寄る。昨年3月7日の能郷白山登山口調査(21.3.7「日本経済の行方」の前段で書いた)の時に立ち寄ったのと同じところである。昨年この喫茶店の川側の河津桜が満開であった。今日、その桜をチェックすると、開花もちらほら見られるが、大部分はまだつぼみの状態だった。このことで今年の寒さを知ることができるだろう。

 河津桜

 喫茶店 モーニングの食パンの厚さにびっくり この喫茶店オムライスが美味しいとの評判だとか

 家に帰り、お昼に焼きそばと団子(お彼岸仏壇に供えたもの、賞味期限が一日しかない)をいただく。その後かみさんとお墓参り、そして日課の城台山散歩。一心寺の納骨堂を開けて、ご無沙汰の父親(あと8年で父親の年に追いつく)の小さな室に向かい六字の名号を唱える。それに関連して昨日読んだ碧海寿広「考える親鸞」について少しだけ書いておこう。我が家は真宗大谷派なので親鸞はわが宗の開祖にあたるから、他の宗派に人に比べて親鸞上人は慣れ親しんでいると言える。もちろん、だからといって上人の説いたところに詳しいわけではない。「悪人正機説」など色々な本を読んでその時は納得しても、すぐに分らなくなる。「絶対他力」というのも難しい。全く自力が入らないことなど常人には難しい。この本の説くところ、親鸞ほどその信じる宗派に関わらず人を引きつけて止まない人物はいないということが書いてある。親鸞に魅了された人々は私たちが知る思想家、小説家などの中に大勢いる。梅原猛、吉本隆明、家永三郎、鈴木大拙などなど。興味があるのなら是非読んで欲しい。


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バラ3月の管理 22.3.16

2022-03-16 19:06:28 | バラ、クレマチス等
 10日過ぎから気温が急に上昇し始めた。これにつれ、今まであまり動きがなかったバラやクレマチス、シャクヤク、ボタンなどの芽が動き始めた。バラについては、1から2月にかけて冬剪定をし、さらに元肥を施した。3月に行うバラの管理の中で主な作業としては、芽欠きがある。元気な株では、株の茎から赤や緑の芽が出てきて、大きく伸びようとしている。これをこのままにしておくと、葉が茂りすぎてしまい、当然風通しが悪くなり、病気や害虫の被害を受けやすくなる。そこで芽欠きという作業を行う必要が出てくる。まずは、下部(地上30~40cmまで)の芽は基本的に取る。理由は、ここから出てくる葉は、雨が地面で跳ね返り、その跳ね返った泥が葉に付き、黒点病の被害を受けやすくなるからである。上部の方の芽は、太い茎だと2~3、細い茎だと1の芽を残す。その時、成長すると他の茎にあたったり、他の茎の芽から出る葉とぶつかる可能性のあるものは、とっておきたい。

 芽欠き作業が終了した株

 つるバラ芽欠き前 つるバラは沢山の芽がでているので、混み合わないように芽欠きする(取り過ぎると花が少なくなるので注意)

 以上が3月の作業である。まだ葉が茂っていないので薬剤散布は必要がない(4月から必要)。

 ここからは、バラに興味があり、是非買い求めてみたいと思っている方への情報提供(あくまでもおじさんのケース)である。かつて岐阜県北方町に「ローズオブローゼス」というバラの苗を販売する会社があった。結構立派なパンフレット(有料だった)を作っていて、これを見ながら何回か注文した。今から約20年前だと記憶しているが、この頃購入したイングリッシュローズのうち地植えにしたものだけが今も庭にある。イングリッシュローズは英国のデビッド・オースチン社からのパテントのもと、日本のバラ園が育種している。このため現在一株4千円程度する。ローズオブローゼスは倒産し、それを大野町の河本バラ園が引き継いだのだが、ここでもイングリッシュローズの取り扱いを辞めてしまった。河本バラ園は、現在自身作出したバラ及びフランスのデルバール社などのバラを扱っている。ここのバラも4千円以上はする。ネットで注文できるが、送料がバカにならない。大野町のバラ祭りにも出店することがあるので、この時に買い求めるか、河本バラ園を直接訪問して購入すれば送料は必要ない。

 もう一つ「日本バラ園」というところがある。ここは、イングリッシュローズだけでなくハイブリッドティやフロリパンダやオールドローズ、つるバラ、ミニバラなども扱っている。ここの最大の特徴は、すべての苗が新苗であることである。見た目その株は貧弱であるが、適正に育てていれば、一年すれば大きく育ってくる。イングリッシュローズの値段は1980円で他のバラ園(通信販売)の半額である。扱っているバラの品種はネットで見ることができる。そして最近買うことが多くなったのは、コメリである。イングリッシュローズの場合、値段は4千円だが、送料がかからないのでその分お得となる(お店に配送されるので取りに行く)。そして、店で売れ残ったバラなどは少し安くなっていることもある。

 2月に購入した日本バラ園のイングリッシュローズ 下のと比べると随分弱々しい

 コメリ揖斐川店で通常より値引きされたイングリッシュローズ 家にはない色だったので購入

 おまけとして目が動き始めた花たち

 シャクヤク 赤い芽

 ボタン 赤い芽

 クレマチス二種 左の品種は冬越で地上部が全て枯れ、新たに芽が出てきた 右の品種は前年の茎が残り、その茎から芽が出てきている
 クレマチスはバラ同様に沢山の品種があり、少しづつ剪定の方法が違う 咲き始めたらまた紹介したい
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