城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

ノリさんのガーデンノート⑫鉢植えクリスマスローズ植替え 24.9.29

2024-09-29 18:42:43 | バラ、クレマチス等

 猛暑は人間だけでなく、自分で動けない野菜や花にも当然のことながら厳しい。
 
 例えば7月11日に種蒔きし、9月下旬に収穫した枝豆が全く不良だった。実が十分いらず、膨れていても中は空洞のものが多くあったし、充実しているものでも全く美味しくない。このようなことは枝豆を作り出してから、初めての経験だ。


 今日は鉢植えのクリスマスローズの植替えを行った。猛暑が続いたので、少し遅めの作業となった。

 まずは、地植えの状況から



   昨年バラの花壇の一画に作った

 

 さほど猛暑の影響は見られない。この後施肥(油粕中粒)をする

 問題は鉢植えの方で

 葉が枯れていたり、完全に枯れてしまったものもある

 これらの鉢から株を抜き、古い土に腐葉土を混ぜる。鉢底の方に油粕を入れ、その上に古土をかぶせ、最後に株を入れ、残った土を入れる。通常であれば鉢から抜くときに、根がしっかり張っていれば、苦労するはずである。ところが、今回そんな株は全くなかった。猛暑で水やりを行いすぎたせいか、根腐れ寸前の株もある(この時期の水やりは難しい)。


 随分根が傷んでおり、根張りしていない

 葉が少し枯れているが、根張りは上に比べると良い

 今回は残っていたハイフレッシュの粉を活性のために土に混ぜ込んだ

 本来であれば新しい葉がこれから一杯出てこないと花が咲かない

 9月10日頃、夏剪定・追肥を行ったバラ、新葉が随分出てきた





 剪定で残したつぼみから花が咲いている チャールストン

 今の時期、庭の花は少ない

 クレマチス アラベラ

 ダリア 夏とは違いいい色になってきた

 ムラサキシキブ

 いよいよ10月、気の早いバラが咲き出す。作業として庭木の剪定も始まる。
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再びアケボノソウ 24.9.27

2024-09-27 19:57:57 | 山登り
 再びアケボノソウを見るために池田山に大津谷コースから登った。

 今回はアケボノソウが好きだと言っていた山ともと一緒だった。

 前回から一週間しか経っていないので、まだ花の数は少ないが、十分楽しむことができた。

 花を眺めていたら、蝶々が飛んできて、アケボノソウにとまった。蜜かおしべかよく分からないが食事しているようだ。
 
  蝶々はツマグロヒョウモンのようだ

 持ってきたマクロレンズ(50mm)を取り出し、何枚か撮った。

 マクロ特有の写真となった


 アケボノソウとヒメアザミ?のコラボ


 山頂にもアケボノソウがあった


 大満足の山行でした!!
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やっとアケボノソウに会えた 24.9.21

2024-09-21 19:31:13 | 山登り
 今週、偶然から城ヶ峰に2回登ることになった。

 最初は山ともの二人が三輪神社~城ヶ峰~大谷山を19日に登ると聞き、城ヶ峰まで一緒に行った。

 2回目はYさんから、21日すなわち今日どこか近場に行きませんかというお誘いに、では城ヶ峰に行きましょうと答えて登った。

 2回の城ヶ峰で発見したことが、この時期ホタルガがたくさん飛んでいるということだった。6月には大谷山と比べるとあまり見かけなかったのだが、今回はたくさんいた。


 キノコも見つけた。

 タマシロオニタケ

 
 そして今日は、城ヶ峰のあと、車で池田山に行く計画でYさんからも同意を得た。もちろん、池田山にもアケボノソウが沢山あると聞いていたからだ。Y氏はなんとバイクで後をついていくという。

 ハンググライダーの手前の駐車場から歩き出した。昨年のヤマップの記事で手前付近にもたくさんあると書いてあったが、全く見つからない。

 名前を知らない大柄の花で既に花柄だけを残す草は多くあったが、これではない。

 そこに登山者が通りかかったので、「アケボノソウを探してます」と言ったら、ここにはなくて、有料の登山道の右にある林道(ここにも池田山山頂へと書いてある)にあると。池田町の方で花が好きで色々な山に出かけていると。お薦めは、横山岳、大日岳、アカヤシロの咲く時期だけの納古山。

 ゲートを越え、林道に入るが、なかなか見つからない。半分を過ぎ、山頂への階段がある地点が近くなったとき、ここにあると指さした。

 まだ、咲き始めたばかりという感じ

 二段(スマホのカメラが不調)

 アップ

 同じく不調 花びらが6枚ある(花びらが多いのが結構見つかるらしい)開きかけ

 やっと念願叶い、池田の人にはお礼を言った。彼によれば、熊の目撃情報が多くあるので、最近は車で途中まで来ているとのことだった。


 明日はお彼岸、朝防災訓練もある。一心寺(明日は地獄絵図がかかる)の納骨堂に母の遺骨を納める。

 最後に今は栗の時期で池田山にも沢山落ちていた。おじさんは城台山に登るたびに男坂と女坂が分かれるあたりに落ちている栗を拾ってくる。山栗よりは、大きいが、それでも剥くのが大変。
 
  大きいのは買うか親戚からいただく これで2日分
  かみさんは栗ご飯が大好き
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貝月山(旧坂内側から) 24.9.18

2024-09-18 19:30:57 | 山登り
 毎週金曜日城台山で会うOさんから、アケボノソウについて聞いたのは夏前か?

 その花が9月頃池田山や貝月山で見られるという。

 グーグルやヤマップで調べると確かにあるみたいだ!!

 そこで今日貝月山のいつもの日坂側(貝月ゲレンデ)ではなく、坂内広瀬に通ずる道からかつて岐阜市の市民休養施設があった場所から貝月山に登る最短のルートを登った。

 今日のルート ここを時計回りに登る


 7:54 車止め 十数年前は岐阜市の宿泊施設も使われないまま残っていた


 ドングリ


 トリカブト


 8:11 歩道入口

 ここから急な階段が続く(標高差約400mを約1時間)


 マスタケ?


 9:08 貝月山山頂 もちろん誰もいない


 9:20 日越峠方面へ下山


 9:46 日越峠

 10:16駐車地着
   
 結局お目当てのアケボノソウは発見できないまま登山終了となってしまった。見落としたのか?それらしい株もなかったような。もちろん、登山道から離れた見えないところにあれば見落とすだろう。


 ⒉年前の9月29日に登った敦賀市の岩籠山の写真

 
コメント (2)
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高齢者問題 24.9.15

2024-09-15 17:24:42 | 地域のこと他
 家内との間で終活が時々話題となる。もちろん、短いし、きちんとした結論が出るわけではない。

 わたしは、一人になっても自立できている間は自宅にいたいと言う。これに対し、家内は適当な施設があれば入りたいと言う。

 わたしは現在料理をしない(家内が働いていて、わたしが無職だったたった一年間だけ自分と母のために簡単な昼食を作った)。二人の妹の旦那はどちらも料理をするので、家内からたまには作ったらと言われる。

 「適当な施設」を見つけることはなかなか難しい。まして、自立が出来ている間に探した方が良いと言われても、どうして探したら良いのか分からない。有料老人ホームだと、入居費が高い上に介護状態になる、あるいは病気になると出て行かなければならない(入居金は戻って来ない)

 約3年前に「我が家の介護問題」(21.12.20)と題して記事を書いた。

 介護問題は実は自分の問題でもある。ある日、身体が思うように動かなくなり、誰かから介護を受けなければならなくなる。きっと私たち世代の多くは子どもに頼ることはできないであろう。一方、日本の現状は公的な介護に頼ることができなくなりつつある。できれば「ぴんぴんころり」でできるだけ人様のお世話にならずに人生を閉じることができたら最高だろうと思っている。掛け合い漫才のように。連れ合いとは「俺が先だ、いや私が先だ」などと言い合ってはいるが、そんなことわかるはずはないのである。ただし、足腰の鍛錬だけは怠らないようにしようというのが今の心境だ。足が衰えると寝たきりになる、そうすると不本意に長生きしてしまうかもしれない。死ぬ一日前にも歩いていたと言われたい。

 それから約3年経ち、母親は特養入所を経て昨年8月に亡くなった。

 いよいよ自分たちの番がきたのである。もちろん時期は不明である。だからなかなか真剣な話し合いとはならない。話し合いは夫婦だけでは足りない。離れて暮らす息子や娘との話し合いも必須であろう。

 
 県図書館で何気なく見つけた本が森田洋之著「うらやましい孤独死」である。
  著者は一橋大学を出てから宮崎医科大学にすすみ医者になった。研修医を経験し、財政破綻した夕張市で4年間村上智彦医師(破綻前171床の市民病院が19床の診療所となった時の運営責任者)のもとでプライマリーケア(一次医療)について学んだ。

 書名から見ると、一体どんなことが書いてあるのかとても興味を惹いた。「孤独死」って「うらやましい」ものなのかってね。

 この本のエキスはほとんどまえがきに書かれている。
 「孤独を美化するものでない」
 「それまでの人生が孤独ではなく、いきいきいした人間の交流がある中での死であれば、たとえ最期の瞬間がいわゆる孤独死であっても、それはうらやましいとも言えるのではないか」
 「さらに言えば、孤独死を過度に恐れるあまり、独居高齢者が容易に施設に収容されてしまう風潮にも一石を投じたいとも思っている」
 「人間がかかる最も重い病気は「孤独」である
 「万一何かあったら心配、一日でも長生きして欲しいといった本人に良かれと思ってだれもがとる行動が、じつは高齢者を孤独に追いやっている」
 「好きなものを食べたい、自由に外出したい、死ぬ前にもう一度自宅に帰りたい、そんな人間として当たり前の希望を願っても仕方がないと口に出すことも出来ない、そうした高齢者を数多く見てきた。安全、安心の呪縛から高齢者の生活を解放する、いわば現代の医療システムへのアンチテーゼがうらやましい孤独死」

 この本にはうらやましい孤独死を実践した普通の高齢者が大勢いる。その中の一つの例をあげる。夕張市内に住む90歳を超えたおばあちゃんで足腰の衰えはあったが、頭脳は明晰。腎臓が弱ってしまい通常なら人工透析の対象となる。その場合入院しての治療が必要となるが、市内には病院がない。おばあちゃんには、ご主人がやはり人工透析を受けながら次第に寝たきりとなり病院で最期を迎えた経験があった。おばあちゃんは人工透析を拒み、在宅ケアを受けることになった。水分を排出することができないので、次第にむくんできたが、彼女自身苦しんでいる様子はない。食事も少しずつ食べられるし、ゆっくりとしかもにこやかに会話することができた。こうして最期まで自宅で生活しながら2週間後亡くなった。

 「医学的正解(人工透析)」と「その人の人生にとっての正解」、この二つをどうすり合わせるかが現場で悩むことと著者は打ち明ける(科学的正解を優先したばかりの失敗例が数多くある)

 夕張市では病院がなくなった。その影響で何が起こり、何が起こらなかったか。高齢化率は50%を超えた(破綻とは関係ない)が総死亡率は変わらなかった。病死が減り、その代わり老衰死が増えた(病院に入院すると何らかの病名がつく)。救急出動が半減し、一人当たりの高齢者医療費も減った。夕張市の医療の責任者の村上医師の努力(それまでなかった24時間対応の在宅医療、訪問介護の創設、24時間随時対応の訪問介護などなど)がなされた結果であるが。

 著者の医師人生⒉回目の衝撃があった。すなわち多くの研究の結果「病院の存在や非存在」と「住民の死亡率」との間に因果関係はないという事実だった。
 病床数にこれだけ違いがあるが、病院が多い県ほど死亡率が低いわけではない。


 日本は、人口当たり世界一の病床数(米英の5倍)、CT、MRIの保有数も世界一(米英の5倍)、外来受診も世界2位。ふくれあがる医療費が問題なら、世界一と言われる日本の病院、病床数を減らせばいい。
 ※世界一の病床数、新型コロナの患者数も少ないのに病床逼迫の危機に陥った。また、高齢者医療が高騰しているからと、75歳以上の患者負担を増やそうとしている。
 世界では日本よりも病院、病床が少ない代わりに、地域密着の医療が根付いている。

 日本の医療は、在宅医療はもちろん、救急医療でさえ、患者の大半は高齢者であり、もはや医療の大部分は慢性期医療という名の「高齢者ビジネス」となっている。これが本当に高齢者のためになっているのか。

 まえがきでも触れたが、日本では社会的孤立度が高く、孤立は喫煙と同じくらい健康リスクがある。日本の高齢者(75~79歳)は、地域の活動に参加する人の割合がドイツ、スウェーデンの半分、同居の家族以外に頼れる友人がドイツ、スウェーデン、アメリカの半分以下となっている。この孤立が健康を阻害するだけでなく、最期の迎え方にも大きな影響を与える。うらやましい老後に続く「理想的な死」を迎えるための必要条件が地域社会とのつながりであると考えている。イギリスの医療では、患者の医療的な問題が孤独や社会的孤立から発生していることが予想された患者を地域のコミュニティにつなぐ処方箋を医師が発行する(日本でも病院ソーシャルワーカーが自宅や社会とつなぐ機能を持っているが、プライマリーケアの医師ではない)



 在宅医療は今や日本でもかなり普及してきている。しかし、個々の地域を見ると安心できるような体制にはなっていない。地域医療に懸命に取り組んでいる医師等の例を本やテレビで見るたびに気持ちは揺れている。 地域とのつながりは様々なイベント、老人会などのクラブの活動も減ってきている感じがする。


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