神エホバに穀物の捧げ物をする場合には上等の麦粉に、その麦粉に油を注いで乳香を加え、祭壇で焼き煙にするように指示されていました。次に穀物の捧げ物として、鍋で作ったものを捧げる場合の指示内容が次のように記されています。
「(神エホバへの)穀物の捧げ物として、鍋で作った物を捧げるのであれば、それは上等の麦粉と油で作ったものであるべきである。こうして作った穀物の捧げ物をエホバのもとに持って行く。それを祭司に差し出すと、祭司が祭壇の近くに持って行く。祭司は穀物の捧げ物の幾らかを、覚えてもらうための分として取り、祭壇で焼いて煙にする。火による捧げ物であり、エホバにとって心地よい香りとなる。穀物の捧げ物の残りは、アロンとその子たちのものとなる。それはエホバへの火による捧げ物のうち極めて聖なる部分である。
エホバに差し出す穀物の捧げ物は、パン種が入ってはならない。酸味のあるパン生地や蜜をエホバへの火による捧げ物として煙にしてはならない。
酸味のあるパン生地や蜜は、初物の捧げ物としてエホバに差し出すことができる。しかし、心地よい香りのために祭壇に載せてはならい。
どの穀物の捧げ物にも塩を加える。あなたの神の契約の塩が欠けてはならない。どの捧げ物も塩を付けて差し出す」(レビ記2:7~13)。
上記の聖句に記されている通り、神エホバへの穀物の捧げ物として、鍋で作った物を捧げる場合も、最初に指示された穀物の捧げ物を捧げる場合と、同様の指示内容となっています。
さらに穀物の捧げ物にパン種を入れてはならないこと、パン種の入ったものを焼いて煙にしてはならないことも規定されています。
しかし、どの穀物の捧げ物にも、塩を加えるように指示しています。これは酷物の捧げ物の一部が祭司たちの食べ物に供されるための、塩の味付けとなっています。塩の味付けは当時から重要であったことが分かります。
初物の穀物の捧げ物や、供食の犠牲として牛を捧げる場合の指示内容を、引き続きモーセは記していますので、次回にお伝えします。
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白い花 ハナキリンあり 珍しや 今日の一句
珍しい白い花のハナキリン