ダメだ・・・、RICOHのGR DIGITALを買ってしまいそうだ・・・。
もう、発売から1年も経つというのに。
先日、友人が買ったばかりのGR Digitalをひとしきり触らせて思ったことです。
写真のアガリを見ないでこの感想。完全にカメラオタクです。
しかし、持って楽しくないカメラなんて何の価値があるのか。ATのTVRに乗って誰が喜ぶか。クォーツのスピードマスターを誰が欲しがるか。
唯一気になったのはレリーズタイムラグ(シャッターボタンを絞ってからシャッターが切れるまでのタイムラグ)がどうしてもコンデジ(コンパクトデジタルカメラの略)。体感で0.5秒はあるんじゃないかしら。
大学生くらいから今までは殆ど一眼でしか撮っていないのでもの凄い違和感を覚えます。
でも慣れれば、体で覚えれば。
シャッターボタンの軽さは改良できるとのこと。知らなかった。これで一気に火が付きました。
はっきり言ってしまえば実用的ではないGR Digital。
今まで「デジカメ何買えば良い?」という相談に対してもGR Digitalとはなるべく答えないようにしていました。なぜなら28mm単焦点は下手すると「写ルンです」写真。特にブツ録りをする友人には絶対勧めません。それは今でも同じく。レンズ交換ができない単焦点は相当惚れ込まないと買えません。
暫く借りて使っていたミノルタのTC-1も結局買わなかったなぁ。あれはレンズのキレが良すぎたし、ネガで撮ってもリバーサルかと思うほどのキツさ。派手な写真が出来上がりました。
今では回り回ってソニーに吸収されてしまっています。「ソニー TC-1 Digital」なんて出ても買わん。買わん?出たらもの凄く欲しくなりそうですが。
デジタル一眼(内角全般)で安打を量産し、フィルムカメラでもF3(外角低め)で長打を狙い、とポラロイド690(内角高め)を使ってホームランを狙う身としてコンデジは外角高め。とりあえず振っておいて損はない被写体。長打は狙えないかもしれないモノの振らなければ当たらない。
今までに持っていたコンデジは8年くらい前に買ったIXY Digital。アレは当時ろくなルックスのデジカメがなかったのでやむを得ず、でした。しかし、デジカメ市場のルックス度外視は何なのか。単純に企業としてののセンスが悪いのかどうかは知りませんが、ろくなデザインのものがありませんね。
意外とPanasonicが頑張ってます。ライカがOEMするだけはありますが、デザインはマシでも操作性が無茶苦茶。何を考えてあのインターフェースなのかしら。
私は現在Nikon D70というデジタル一眼をメインで使用していますが、さすがに毎日は持ち歩けない。重いしデカイ。
冬になり、ポケットに余裕ができた今こそコンデジ。オマエでプラス0.7補正で昼過ぎの第三京浜を順光で撮りてぇ。
この感覚、たとえて言えば、
『隣のグラウンドで練習している部活のマネージャー。凄く可愛いわけでもないけど嫌いじゃない。たまに大したことでもない軽口を聞いたりして、あまり深くは知らないけど気の置けない関係。特に気にしていなかったけれども、ある日のある瞬間の横顔を観た時からもの凄く気になってしまい、それがだんだん恋心らしきものに発展するも、その思いを自分で認めない。でも、その娘を観る視線を友人から「オマエ、あの娘のこと好きなんだろ?」と言われて初めて認識するも、フラれたら今までの関係が壊れてしまうことを恐れて一歩を踏み出せない』そんなハチミツとクローバー。
カメラに対しての例えとしては適切ではないかも知れませんが、こういう感じです。
多分、私変態ですね。
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