notation

MacPower

2005-03-26 02:13:16 | 侃々諤々
ここのところ泊まりだ終電だが続いていたのだけれど、久しぶりに駅前の本屋が開いている時間に帰ることができたので、ちょろっと寄って立ち読みなど。
自宅最寄り駅前の本屋は割と遅くまで開いているので重宝します。
品揃えは貴方の街の商店街にあるナントカ堂という本屋さんと同じ程度。雑誌とコミックと僅かな新刊文芸と背表紙の色あせた文庫本が並び、レジには文学青年であったであろう疲れ切ったオッサン。そういう本屋さんです。
立ち読みするのはMac関連雑誌やカメラ雑誌。まぁ色気の無いこと。

MacPowerを熟読しようと開いてみると、いきなり辻川幸一郎。買ってしまいました。家に帰って読むとただのHDの宣伝だったんですが、他のコラムもとても面白い。メイン特集はわりとどうでもよい感じ。巻頭の川崎和夫先生のコラム、エッジが効いてて面白かった。デジタルステージの平野さんのも毎回面白い。

この雑誌、大分前にリニューアルしたんですが、それ以降は単なるMacオタク雑誌ではなくなりつつあります。もちろん、専門誌ではありますのでテクニカルな内容が多いのですが、Macをハブとしたテキスト雑誌に向かっています。他に良くあるごちゃ混ぜパソコン雑誌とは確実に違うモノになっています。現在は休刊になってしまったMacLifeという雑誌があったのですが、今思えばあちら寄り。連載コラムを読んでいると、あまりの共感に鳥肌が立つことも。
Macを使う人たちの全てがそうではないと思いますが、その中の大勢が納得できる雑誌になりつつあると思います。
来月号は更にフルリニューアルだそうです。楽しみ。

こういうものをぱらぱらと呼んでいると「紙」の機能はまだまだ必要だなって思います。文芸とか写真集とは違った、モノとしての機能を持っています。
必要な情報はネットで十分なんて思っているとぶっ飛ばされますね。

イカス

2005-03-23 01:08:14 | 侃々諤々
今朝からさっきまでノンストップ作業。
技術屋さんを会社に呼んで作業してもらったのだけれど、あの方たちはホントにノンストップ。私は脇でチョロチョロ仕事したりしつつ眺めたり。
こちらの準備不足とマシンの不具合やら相性やら、そもそも無茶なことをお願いしているやらで無駄に時間がかかってしまい、こんな時間までです。しかし、花粉症と欠伸を噛み殺し、イヤミ一つ言わずに最後まで黙々と。

アシスタントの女の子が帰り、ディレクターが帰り、二人で片づけをしつつ話している時も愚痴一つ言わず。
そして帰り際に「やれるだけのことはやりましたので」
カッコイイ。
技術屋最高。

寝る

2005-03-18 01:16:04 | 侃々諤々
寝ないとダメです。ホントにダメ。
「オレ、昨日も寝て無くてさー」なんて聴くと「ウザッ!」と思いますが、反面、本気で凄いと思います。なぜ貴方は寝なくても平気なのか。それは嘘なのか。果たしてそれは格好いいのか。

以前は「おなかが減ると機嫌が悪くなる」と言われたものですが、最近では食べなくても割と大丈夫。寝ます。寝なければ、たいして回らない頭が全く回らなくなります。
睡眠が少ないと暴言を吐きます。

仕事が忙しくなれば会社に泊まることもよくあるのですが、それも寝るため。通勤時間の2時間を睡眠に充てるためです。幸い会社には粗末な寝床とシャワー完備。

あと、寒いのも大嫌い。寒いと寝られない。
今日はあったかかったなぁ。嬉しい。このまま右肩上がりでお願いします。
目黒川の桜の樹も心なしか色っぽい。

買ってきた

2005-03-15 01:57:14 | 侃々諤々
今日は夕方から表参道付近でダミー撮影で、そのまま会社に帰るのもしゃくなので渋谷HMVに寄って「誰も知らない」のDVD買ってきました。
さらにホワイトディ買い出し係に任命され恵比寿アトレでゴディバをオッサンにまみれて買う。チョイスが既にイタイですね。
帰りを待っていた担当営業のMさん、ごめんなさい。


実はこの映画、まだ観てません。劇場行きませんでした。
好きな映画なのは間違いなく、トレーラーで既にゾクゾク来てしまっていた。
当時の私は確か「みるもの全て素敵病」にかかっていたためこの映画を今観てはいけないと思い今まで自粛。もうボチボチ抜け出してきたので買ってきました。
多分、近々では観る時間無いんですけど。

あんまりDVDは買わないのですが、是枝監督。「ワンダフルライフ」大好きです。さらに、この映画のスチールが川内倫子さんです。ポストカード付き。それは凄く欲しい。で、買いました。

あー、観たい。今観たい。でも、観たら大変なことになる。
明日の撮影全部バラしてゼロから仕込み直したくなる。
また自分の書いたクソみたいな脚本達をまとめてゴミ箱へ入れてしまう。

過度な期待は禁物ですが、うずうずします。


そして、HMVポイントカードがついに満タン。初めてシルバーへ。
500円で1ptで、100ptで満タンってことは5万円。意外とたいしたこと無い金額でした。
iPod+iTunes生活ですっかりCDを買うことから離れてしまっているのでゴールドは無いでしょう。
先日お話ししたPenguin Cafe Orchestraのボックスの様なものも発見。コレも欲しい・・・。買うな、コリャ。

もう、半年ですよ。

2005-03-14 01:43:02 | 侃々諤々
ブログ持ちの皆さんが思うことを私も思います。
やたらと書き散らしてきました。最初は映画感想文、そして本の感想文、現状は落書き。

つきあってくれている方、ありがとうございます。
コメントとか頂けると、ホントに嬉しいんですよ。

で、思ったことなんです。
多くの同世代と同じく偏った知識を持ちつつそれほど多くの経験を持つわけでもなく、誰かに声高に押しつけられる文言もなくダラダラとまき散らしています。

「友達ができた!」とか「生きる道を見つけた!」とかではありません。
ただ、言葉を紡ぐという習慣ができたというだけです。
ダラダラと映画やら本を読み音楽を聴きつつ何かがポフッと出てくる瞬間って多分誰にもあると思います。以前はそれをそのまま漠然とした感覚としてしか捉えなかったんですが「コレを引用や抽象的な架空ではなく、実感としてのテキストに起こしたら自分の言葉はどういうものか」という思考が生まれました。今更ですが。
多分、鉛筆ではなくキーボードで叩くということもあるのでしょう。なおさら素直です。たまに邪魔にも感じるのですが。
そして、テキストあるいは言葉というのは誰かに何かを伝える記号だというのはご承知の通り。思っていることをなるべく正確に伝えようとするためにはいろんな言葉を使います。増して、自分を知らない人達に向けたときにはなおさら。知っているということを前提としない。
こういう気の使い方が常にできれば良いのですが、なかなかできません。

会話というのはそのときに出てくる言葉達の踊りであって、その一言一言に意味があるわけではなくそこにいると言うことが最も重要になります。
この、ブログというものとは真逆。真逆を入り口とした人たちと会ってみたいものです。

以前からの友達でこのテキスト達を読んでくれている人と会うのが面白い。
恥ずかしさももちろんあるので、軽く流してください。

ペンギン・カフェ・オーケストラ

2005-03-13 02:58:34 | 侃々諤々
たまには好きなレコードの話でも。

中古盤屋でたまに見かける不思議なペンギンのジャケットのレコード。
Penguin Cafe Orchestra
既にリーダーのSimon Jeffesは亡くなっており事実上解散してしまっています。残念です。

この人たちを知ったのが大学4年生のとき。バイトの友達と久石譲ネタで話しつつ「jurakyさん、多分好きですよ」と勧められ、いざHMVへ。発見するものの変なジャケット。クリムゾンとかピンク・フロイドやリトル・フィートを彷彿とさせるチープかつ意味不明なジャケ。
一番安くて沢山曲の入っているCDを半信半疑で買って聴いてみると、コリャ凄い。好き。現代音楽とかチルアウト系とかというのでしょうか。今まで聴いたことのない様な音楽。
エロくない優しい坂本龍一と小山田圭吾と久石譲とが宮崎駿監修で作った何かの映画のサントラの様。トトロのサントラのノリです。

これまた春っぽい。
聴いたことなければ、この時期オススメなのでamazonかなんかで検索してみてください。私のブログを定期的に読んでくれている様な方には多分気になるレコードですよ。
渋谷HMVでは6Fのイージーリスニングコーナーにあります。こないだまで3Fにあったんですけど。

以前、ホントにペンギン・カフェというカフェがあったそうです。こんなサイトがありました。食器、良いなぁ。買ってしまいそうだ。
他にこんなところも。この灰皿が凄く欲しい。

家だとこんなのばっかり聴いてます。
意外と平和なんですよ、私。

Macたくさん

2005-03-12 23:33:19 | 侃々諤々
わがままを言って次の映像の編集用にPowerMac G5 1.8GhzDualと22"のシネマディスプレイを借りてもらいました。今の会社のマシンはG4/1.25Ghz。2台でAfterEffectsのレンダリング競争で速度を試してみたら、同じレンダリングでG5は倍以上のスピード。もうちょっと行くかとちょっと期待はずれでしたが、やっぱり早い。
業者からのレンタルで、期間からすると買えてしまいそうな金額になるとおもうのですが・・・。

ディスプレイは現行品のアルミのガワのではなく、前のアクリルのです。デザインはこっちの方が好き。
でも、HDの編集するのにこれ借りて意味があるのかしら。
でかいディスプレイってのは良いです。でもでかすぎて今までの距離だと全部が見渡せない。贅沢な悩みです。現行最大の30"なんてどんな操作感なんでしょう。一ヶ月の限定です。17インチに戻りたくない・・・。

撮影用やらなんやらで、ここ最近やたらとMacに触ってます。メインマシンのPowerMac G4に借りてきたiBook G4PowerBook G4を3台、iMac G5、そして編集用G5。家に帰っても3台。
セッティングにアホみたいに時間かかりましたが、イヤー、楽しい。コレ全部くれ!
当然ですが、やっぱり全部カッコイイ。
うちの会社、LANが遅いのでファイル移動にiPodが随分活躍してくれました。小さいけど、頼りになります。

楽しいおもちゃを買って貰ったガキと同じ気分です。嬉しい。

HD(ハイ・ディフィニション)

2005-03-11 02:21:57 | 侃々諤々
現在、次の仕事のため遅ればせながらHDVについて勉強中。
SDやらHDだけでもいろいろあるのに、さらに新しいフォーマット・・・。

昨日、次の物件のフォーマットがHDVと言うことが判明したため付け焼き刃で制作フロー図を作成して懸念事項を洗い出し。

どんな業種でも同じだと思いますけど、こういったテクニカルに新しいモノが生まれたときに如何に迅速に対応できるかということが重要です。
それがプロフェッショナルたる所以ではないでしょうか。クライアントに「分かりません」とは言えないし。最終納品形態でミスすることほどダサイものはありません。

フォーマットを作る方もメリット考えてやってるんでしょうけど、せめて下位互換確保してください。特にSONYさん。

こういった知識を吸収し続ける体力というのはいつまでつづくのか。
その体力が尽きることと自分のクリエイティブの終局が同時であると思うのは私だけでしょうか。
映画を観ながら「いまやったらここはこうできる」ということを閑雅ながら見るのはつまらないモノですけど、どうしようもありません。

新しいモノを作るために旧来のシステムだけではダメ、ゼッタイ。それを含めてのクリエイティブ。常に情報にアンテナを張らねば。
無駄な知識が収束してくるタイミングってあるものです。今回特に思いました。
「弘法筆を選ばず」とか言っていつまでも古いマシンやら手法やらでやっていることを良とする貴方であったら、先ありませんよ。制作にかかる時間や労力なんてクライアントには全く見えないんですから。見積もりは何のために出してるんですか?
粗利の計算しかしない経営なんていらん。
いつまでも旧来のモノに縛られるというのはやっぱりナンセンスだし、非効率的です。

ま、手書き一発でドーン!という程の奇天烈さがない私です。


愚痴なんですけど、今回の物件、昨年半ばから対策を取っていればスムーズに提案できたし、もっと利益が上がったはずです。思いついたときに提案はしたんですが「今はまだいい」と一蹴。で、今回のバタバタ。つい一週間前にHDについて提案したときも「うちには必要ない」。
後手後手で、しかも自転車操業。こう言うところでモチベーションを下げられる。新しいモノは指をくわえて見ている。ダメだコリャ。

ムナカタキング

2005-03-09 01:11:34 | 侃々諤々
3/19の土曜日に友人達がライブやります。

ムナカタキング
・ムナカタ(Sax) aka ハーレー
・トキシゲ(G) aka 新婚・元カーリー
・一平(Key) aka 霞町ファンク
・ふうちん(Dr) aka 東大
・たつろう(B) aka 8留

多分、グダグダなジャズファンク寄りなので、興味があれば是非。
場所が微妙な東横線反町駅より徒歩10分のNo Borderというお店です。チャージありません。
詳細はこちらにて。

フライヤー作らされました。
ちなみに、フライヤーの男、私と同い年です。

ネオアコの春

2005-03-09 00:11:42 | 侃々諤々
今日は随分暖かかった。帰りはコートの前を閉めないでもオッケー。鼻の奥の粘膜に当たる空気が気持ち良い。
ボチボチ春ですか?まだですか?

春と言えばネオアコ。
毎年、春になるとキチガイのようにネオアコ。寒い間は聴いても切なくなるだけのネオアコ。何を以て言うか未だに分からないネオアコ。女の子にミックステープを作ってあげても意外と喜ばれないネオアコ。
ネオアコと言えばAztec CameraのHigh Land Hard Rain。コレ。名盤。セツネー!
他にもOrange JuiceやらLa'sやらEverything But the Girlやらベルセバやら、いろいろあるんですが、コレを通っていない人はいないでしょう。
挙げるレコードで歳がバレる頃になって来ました。

しばらくは渋谷HMVよりZESTの日々。最近は、行っても男しかいない。POPに「キラキラしたギターと切ないホーン」とか書かれると理性に反して指が止まる。やはり、ソレを聴くのは90%男。
やっぱりそう言う音楽なんだな、と。