鍵がない
2005
山田英治
鍵をなくしてから見つけるまでの一夜の物語を描いた本作。
邦画っぽい邦画です。
映像をを文芸の様な手法で結末させようとしたような本作です。
今までこつこつと積み上げてきた文脈を、一気に解決させるために無理矢理な空想を入れ込んで方向転換を図っているということで。これが悪いというわけではありません。
ホラー映画の手法もちょっと入っているかもしれません。
83分という短尺の中にいろいろな手法が入っています。
監督がCM監督ということもあるんでしょう。
いろんなことをやりすぎて何をしたかったのか伝わらない。
これはCM監督として致命傷ではないでしょうか。
トーンとしては地味めで淡々とした嫌いではないトーンなんですが、なんかそれが嘘っぽい。
主演のつぐみのせいでしょうか。彼女のカワイイ女の子的芝居が鼻につく。袖口で手のひらを隠す様にシャツを着る女がどうも好きではないと言うだけかもしれません。
大森南朋はハマってます。こういう感じ、という感じ。
映画として決して嫌いではないはずなんですが、そこにスジが通っていない軽い感じがします。
同じくCMを手がける監督で石川寛監督の「トニー滝谷」、市川準監督の「好きだ、」と同じトーンを感じて観てみたんですが、どうも本作は別物と感じました。
何故かイライラさせられる映画でした。
そういう気分だっただけかもしれません。
2005
山田英治
鍵をなくしてから見つけるまでの一夜の物語を描いた本作。
邦画っぽい邦画です。
映像をを文芸の様な手法で結末させようとしたような本作です。
今までこつこつと積み上げてきた文脈を、一気に解決させるために無理矢理な空想を入れ込んで方向転換を図っているということで。これが悪いというわけではありません。
ホラー映画の手法もちょっと入っているかもしれません。
83分という短尺の中にいろいろな手法が入っています。
監督がCM監督ということもあるんでしょう。
いろんなことをやりすぎて何をしたかったのか伝わらない。
これはCM監督として致命傷ではないでしょうか。
トーンとしては地味めで淡々とした嫌いではないトーンなんですが、なんかそれが嘘っぽい。
主演のつぐみのせいでしょうか。彼女のカワイイ女の子的芝居が鼻につく。袖口で手のひらを隠す様にシャツを着る女がどうも好きではないと言うだけかもしれません。
大森南朋はハマってます。こういう感じ、という感じ。
映画として決して嫌いではないはずなんですが、そこにスジが通っていない軽い感じがします。
同じくCMを手がける監督で石川寛監督の「トニー滝谷」、市川準監督の「好きだ、」と同じトーンを感じて観てみたんですが、どうも本作は別物と感じました。
何故かイライラさせられる映画でした。
そういう気分だっただけかもしれません。
さすがjuraky君、だよねえ。
なんでもそうなんだけどさ、娯楽に対する感想って、その日の
機嫌と体調にもの凄い左右されるものですものねえ。
いや、それ以上のものは凡人には基本的に望めないかも。
小林秀雄みたいに一日中旅館の庭園眺めながら
「今日も一日も書けなかった」
っていう世界じゃないですものね。
そのことをちゃんと分かっているjuraky君は信用できる人だなあ、とガツッと思ってしまいました。
誰もが観ている映画の気持ちで観ているだけ。
それを増幅させるために酒に頼ったりしてますし。
普遍的なことを言おうとしている訳じゃないし、このブログなんて自分のメモ帳みたいなものだけれども、多少なりとも参考になればとおこがましくも公開している訳で。
あわよくば、映画を観るきっかけになってくれれば良いかな、という邪願。
私は批評家じゃないから、公平なジャッジなんてそもそもなくて「気分次第で責めないで」の責める側なのですよ。
自他共に認める気分屋なので、あんまり信用しない方がいいかも。
常に話半分でお願いします。