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アサノヤブックスと『speedometer. “afterglow -残照-“ release party』の感想。

2023年08月30日 01時23分00秒 | 音楽
8月26日土曜日の夕方。
僕が4年ぐらい前まで近鉄奈良線とは線路の幅が違うことを知らなかった近鉄南大阪線の土師ノ里(はじのさと)駅に降り立ちました。
土師ノ里と言えば、実は何十年か前、河内国分に本社があった某写真屋(写真現像店)に勤めていた時に土師ノ里駅前にも店舗が一時期あり、1日だけ応援に行ったことがありました。店の裏の窓から見える古墳の濠が印象的でした。

そして、最終目的地は「アサノヤブックス」という場所。



2021年6月に開業された、ざっくり言えば古民家を利用した古本屋さんなんでしょうけど、それだけではない魅惑的なスペースです。
このお店の店主が今日のメインキャストである、speedometer.(スピードメーター)さんこと高山純さんです。

アサノヤブックスには開業当初から行きたかったのですが、このブログの読者の皆様にはご存知の通り、ほぼ同時にきた母の肺がんと新型コロナの影響でいわゆる「自主ロックダウン(仕事以外で在住市外に出ない)」をしていたので、ずっと我慢していたのです。
この5月、いろいろ議論はありますが一応コロナ禍は明けやっと来ることができたのです。
実際に来てみて、やっぱり予想どおりに魅惑的であり、そして予想以上に素敵な場所でした。
築160年以上の日本家屋に素敵な貴重本の数々。芸術作品、シンセ色々、気になったもの諸々。







(タテ位置写真ばかりですいません。)

そんな「和」のスペースで行われた、「speedometer. “afterglow -残照-“ release party」。
まず、
speedometer.さんのお名前をいつ知ったかは覚えていなくて申し訳ないのですが、でもかなり以前から知っている記憶です。
ルビオラさんはハラカミさん絡みで。
ヤベミルクさんやイルリメ(鴨田潤)さんはGEBOさんから教えてもらっていた記憶があって、結構ハッキリしているんですが、speedometer.さんは、気がついたら知っていた、という感じです。それだけお名前をいろんなところから聞いていたのかもしれません。
で、AUTORA(アウトラ)に参加されているということを知って、レイ・ハラカミ生誕祭「広い世界」で初めて生で聴いて、静然と卓のボタンを押す姿と、そこから出てくる音がカッコいいこと。
AUTORAの「エキゾミュージック」には本当にYMOぐらいに脳みそ掻き回された感があります。ちなみに、このブログで展開しているシリーズ「思い出す音楽」のその32とその33はAUTORAの曲です。
その後、slomos(スロモス)名義での作品を聴きます。
ジャケットの沖縄の「象のオリ」思わせる建造物の写真が自称社会派の僕の心をつかみます。
AUTORAと似ているところと違うところ、高山さんのソロの雰囲気を感じながら聴きました。

少し前置きが長いですが、今回20年ぶりと言われているアルバム「afterglow -残照-」。
リリースが前日でしたので、タイトル曲しか聴かずに他のは会場で初耳しようと思っていました。
そして、リリースパーティーが始まって、まずは個人的には初見のmetome(メトメ)さん。垢抜けた音の展開。ノリノリです。
次にイルリメ(鴨田潤)さん。ところどころにコミカルな音の展開を入れてくるのが好きですね。終わった後の動きもちょっと面白かった。
で、メインキャストの前にトイレに行っておこうと行って戻ってきたら始まっていたという…。
speedometer.さんはいつものキャップにたかじんさんを思い出させるグラサンでいつものように静然と機器を操作。
その後ろの障子で、catchpulse(キャッチパルス)さんのVJ。障子のマス目をうまく利用した映像の展開に心の中で静かに唸る。
演奏されている和室二間(6畳間×2で12畳ぐらいだったでしょうか)のこじんまりした空間で、こじんまりした人数の観客(僕含有)が静かにそして微少に音楽に合わせて体を動かしている。
このオツな感じが良いです。至福です。平和です。

(撮影時、AF補助光照射しており申し訳ありませんでした。後悔。深謝。)

和室の雰囲気とまわる扇風機の音が子供の頃の夏休みに行ったおばあちゃんの家の雰囲気を思い出させ、そのシチュエーションで好きな音楽を聴いているという不思議な感覚。何とも言えません。

今回のアルバムについてはもっと聴きこんでから感想とか書いたほうが良いような気がします。おそらくアルバム制作のきっかけも想像しながらそれも含めて、これまでの長きのいろいろな蓄積を籠めている感じがすごくするからです。
ビジュアルであるフォトブック買ったのですが観ていると、森山大道氏、中平卓馬氏らの「プロヴォーグ」や藤原新也氏がそのジャケットを撮影していたEP-4の「リンガ・フランカ1」、さらに言えば、その絡みでペヨトル工房の「夜想」まで想起してしまう僕の頭はイってしまっているクチでしょうか。
でも、音楽はまずは優しさと希望を感じています。

それと、当日早い目に土師ノ里に行って土師ノ里とアサノヤブックスを堪能しようと思っていたのですが、かなり暑かったので熱中症になるのも嫌だったので、イベント優先にしました。
なので、もう少し涼しくなってからゆっくりとじっくりと土師ノ里とアサノヤブックスを堪能する日をつくりたいと思っています。

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美空ひばり 「柔(やわら)」 =思い出す音楽 その137=

2023年08月27日 23時00分23秒 | 音楽

今回の動画も公式のものではありませんので観れなくなる可能性があります。
というより公式でここまでちゃんとこの曲をアップしているものがYouTube上でありませんでした。
それにしてもひばりさん若いです。このような男装をしても様(さま)になります。さすが一流!


今回も前回に引き続きまして美空ひばりさんです。
非常に極個人的な思い出のある曲「柔(やわら)」です。
リリースがなんと1964年11月。シングルでこの時代ですからレコード(アナログ)ですね。
作詞が関沢新一さん、作曲が古賀政男さん(!)、編曲が佐伯亮さん。
リリースされた1964年は、最初の東京オリンピック。
柔道が正式種目として採用されたことと、日本テレビ系ドラマ「柔」シリーズの主題歌となったこともあって、当時大ヒットとなりました。

この曲がなぜ「思い出す音楽」なのかというと、 
その昔、僕が子供の頃、家でよくカセットテープにラジカセを使って自分たちの声を録音したり、テレビの音を録音したりしていたのですが、その中で僕の母と叔母が会話している声のバックにテレビで美空ひばりさんが歌っているカセットテープがあるんですが、その時に歌っている曲がこの曲「柔」なのです。しかも途中バックでかけ声みたいなのが入っているので、今回あげた動画に近いバージョンです。
いやぁ、懐かしい。
そのカセットテープに僕の子供の頃の声も入っていたかと思うんですが、自分の声があまり好きではなく恥ずかしいぐらいの声なのであまりそこは聞きたくないんですよね。
今もそうですが、今よりさらに何も考えていない子供の頃の記憶がよみがえってきます。それだけ両親が僕を大切にしてくれたことと、今より日本と世界が平和であったことをも思い出します。

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原発処理水の風評と報道と事実の間で。

2023年08月26日 15時20分10秒 | 政治
「誰かが毒見をしないと…」
少し過激かもしれませんが、僕は最初そう思っていました。

東日本大震災直後に発生した福島第一原子力発電所の事故。
それによって溶けて固まった核燃料(燃料デブリ)は冷やし続けないといけませんし、周囲からの地下水の流入もあり、核燃料に触れた水は放射性物質に高濃度汚染され汚染水となりどんどん増える一方です。それをALPS(多核種除去設備)で処理しALPS処理水となります。
そして、それは事故後12年以上経った今も溜まり続けています。
ALPSで処理できなかったとされるトリチウムは半減期が約12.3年で、事故発生直後の頃に使われたALPS処理水はちょうと半減期がこの7月頃にすぎたことになります。
また原発敷地内をほとんど埋めた処理水タンクもそろそろ限界にきていることもあります。
それで、今、海洋放出という話になっているのでしょう。
そして、それに伴う風評の件。

冒頭の話に戻りますが、風評を根本的に解決するには誰かが毒見するしかないようにも思っていました。
もちろん毒見することによって安全性は科学的に証明されないとは思いますが、今問題にしているのは風評です。
いつぞやに誰かがかいわれ大根を食べたように。
モノが違いすぎるので一緒にはできませんが、それぐらいの覚悟がないのかと。

いや、覚悟なんていらないのかもしれません。
政府が言うように本当に毒ではない、問題ない、安全なのであれば。
また海水で希釈するので飲料水にはそもそも適さないとのことですが、であれば淡水あるいは水道水で希釈すればいいだけです。

岸田文雄総理
西村康稔経産大臣
もしくは東京電力の責任者でも良いかもしれません。
誰かが毒見をすれば、非常に説得力はあります。

でも、誰も毒見をしない。

しかし過去に福島第一原子力発電所の5、6号機に溜まっていた低濃度とされる汚染水を飲んだ政治家がいました。
園田康博氏です。
2011年10月、民主党菅直人改造内閣時に内閣府大臣政務官として、当時の政府・東京電力の共同記者会見で原発敷地内に散布している5、6号機の建屋地下水を浄化した水を飲んだとのことです。
当時、報道機関は福島第一原子力発電所での現地取材を拒否されており、報道機関と政府・東京電力との間の現地取材や事実をめぐる駆け引きの中での出来事のようです。
詳細はこちらの記事を。
この時の問題の本筋は、事実を明らかにする姿勢です。
つまり、この時の報道機関が事実を追及する姿勢は当然ですが、何よりも政府・東京電力が自分たちに不利な情報も含めて事実を明らかにする姿勢がなければいけません。


今回、政府は海洋放出される処理水についてトリチウムの濃度は、
 ・国の安全基準の40分の1
 ・WHO飲料水基準の7分の1
としていますが、これはあくまでもトリチウムの濃度です。
他の核種については実は取り除かれるのではなく、規制基準内もしくは規制基準外のものもあるとのことです。
共同通信「基準値超の放射性物質検出/トリチウム以外、長寿命も」(2018年8月19日配信時のX(旧ツイッター)のポスト・記事は削除されています。)
またこの希釈(薄める)ということ自体、よく考えると(考えなくても)放出する前に薄めるか、放出してから薄まるか、の違いだけで、結局処理水を海洋放出、すなわち海洋投棄していることに変わりはないのです。

政府・東京電力側はこのような具体的なことを言っていないし、忖度する報道もやたらと「トリチウム」の連呼です。
そして、放出後のモニタリング調査もトリチウムのみ。
もちろん、モニタリング調査は他の核種についても調査しているのかもしれませんし報道でそこは触れていないだけかもしれません。

取れなかった言われているトリチウムを取り上げるのみ。(真面目に書いています)

そしてそのトリチウムは自然界にも存在するという…、原発事故当初にも聞いた話。
しかし自然界で生成される放射性物質と原発で人工的に生成された放射性物質は微妙に違うという話もそれに伴って聞いたことがあります。

挙句の果てに…。
ちょっと細かいこと書きますが、下記の動画。


開始26秒前後に画面下部に出る注意書きに「ALPS“飲料水”…」とあります。(近日中に訂正されるかも)
おそらく「ALPS処理水」の間違いなんでしょうが、言葉の扱いに自分たちも混乱しているのでしょう。それぐらいテキトーなことをしているのです。
そもそもこのような動画やポータルサイトを制作するのであれば、「みんなで知ろう、考えよう」と言うより「安全です」と言い切る証拠や事実を紹介する動画やポータルサイトを制作してはいかがでしょうか。

国民が考え始めるとどこまでも尽きない不安や疑問に、政府・東京電力側は正しく理解されるように努力しているのでしょうか。それをしているように見えず、自分たちに不利な情報でもつまびらかに明らかにするどころか隠蔽している姿勢が風評が起きる最大の原因と考えます。
そして、事実追及をせず、政府・東京電力側にその努力を促さず批判もせず、忖度する報道を行う報道機関も風評を広める一端を担っており政府・東京電力側と同罪です。このまま忖度報道を続けるのなら、処理水を淡水で放出する濃度に薄めたものを彼らも毒見してはいかがでしょうか。

要するに風評を作り出しているのは、政府・東京電力側がいつまでも国民に寄り添わず事実をつまびらかに明らかにしない姿勢そのものです。

「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」
2015年に政府・東京電力側が福島県漁連に伝えた言葉。実質これを裏切るかたちで海洋放出は行われてしまいました。
僕はこれを福島の人たちはもちろん、日本や世界中の人たちへの2回目の大きな被害と考えています。

そして、こんなにも大切なことで裏切るからこそ、日本の政治不信はいつもでも収まらないのだと思いました。

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美空ひばり 「愛燦燦(あいさんさん)」 =思い出す音楽 その136=

2023年08月20日 23時03分33秒 | 音楽

今回も公式の動画ではございませんので観れなくなる可能性があります。
そして前回同様、第15回広島平和音楽祭の動画となります。
信じられないぐらいの声が出ており感心してしまいます。すごい精神力だと思います。


前回、美空ひばりさんを取り上げましたので今回も美空ひばりさんの曲を取り上げます。
今回はこのブログでも何度か引用しています「愛燦燦(あいさんさん)」です。
リリースがシングルで1986年5月29日。
5月29日は美空ひばりさんの誕生日でした。
「味の素」のCM曲として制作されましたが、今でも美空ひばりさんの有名な曲としてロングヒットとなっています。


個人的には、2011年にレイ・ハラカミさんが生前、東日本大震災とそれに続く原発事故の被害に遭った福島で行われた「DOMMUNE FUKUSHIMA!」で、ユザーンさんとお二人で美空ひばりさんのこの曲をカバーしていたことが思い出す音楽になったきっかけです。


このブログではこの件で何度かこの曲に触れさせていただいております。

今回も前回同様に第15回広島平和音楽祭の動画をあげさせていただいたのは、これも前回書きましたが、出演されたこの年がお亡くなりになる前年であり、歩くのもやっとの状態で楽屋では運び込まれたベットで点滴を打ちながら、ステージではこの素晴らしい歌声と笑顔を披露していたわけです。
その精神力は凄いとしか言いようがなく、その話を背景にこの動画を観ていただきたいと思ったからです。

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原子力政策と地方振興政策と…。

2023年08月20日 00時48分48秒 | 政治
今週一番気になったのがこのニュースでした。

東日本大震災直後の福島第一原子力発電所の事故後は、それまであまり関心のなかった僕までもが原子力発電の日本での問題性について関心を持つようになりました。
いわゆる「神話」は崩壊し、建屋も崩壊し、放射性物質は拡散し、世界に迷惑をかけ、自然災害によって原発事故が発生することを知り、原発事故が発生すればどうなるのかも知りました。

そして、それ以前から日本で原子力発電が行われていることの問題性を指摘されていた方がおられたこと。
それは、阪神淡路大震災後、「原発震災」という言葉を使って、地震国日本で原子力発電が行われていることに警鐘を鳴らしていた石橋克彦さん。
 
また、国会で2度に渡り自然災害による原子炉冷却への影響など、そのバックアップ体制に警鐘を鳴らしていた日本共産党の吉井英勝議員(当時)。

そういったことも知る中で、やはり原子力発電というもの自体が人類の英知を結集したものでありながらも非常にデリケートで制御が難しいものであるかを知るわけです。

そして結果として、自然災害(地震)によって原発事故は起きたわけで、それを承けてドイツはメルケル氏は脱原発に舵を切ったわけです。
原発事故当事者である日本は昨年末、岸田総理が「脱炭素社会」を口実に原子力政策の大きな転換をまとめ、それまでの方針とドイツとはまったく逆の舵を切りました。
この内容には驚きました。簡単に言えば、長い時間はかかっても最終的に日本から原子力発電はなくなる方針だったのが、逆に「原発を最大限活用する」として将来的にも原子力発電はなくならない方針に転換したわけです。

福島第一原子力発電所での事故はいったい何だったのか?
また原発事故によって被害を被った人たちの気持ちを踏みにじる方針転換です。
さすがに僕も、これはない、と思いました。
それまで、どちらかと言うと穏健的脱原発派だったと言える僕ですが、これは急進派に変わらなければならないと思いました。

40年以上経った原発から確実に廃炉していけば良いと思っていたのですが、これではいつまで経っても原発はなくならないし、原発事故も起こるだろうしその心配はいつもでもつづくわけです。

なぜなら、原発に絡む懸念はいくらでもあります。
  • これまでにも安全にかかわるトラブルが幾度となく起きていること。
  • 未だに原発事故の際の避難計画が策定されていない原発周辺の自治体があること。
  • 未だに核燃料サイクルが計画どおりに進まず行き詰まっていること。
これを踏まえた上で、
やっと今回の本題に入るのですが、今回の山口県上関町のニュースは上記に挙げた3つめの核燃料サイクルが行き詰まっていることに関連しているのだろうと思います。
元々は原子力発電所の計画地だったのですが、40年間国の政策に翻弄されて迷走していたのですが、このタイミングで中間貯蔵施設の話が持ち上がっているわけです。
核燃料サイクルがうまくまわっていれば、つまりいわゆる「核のゴミ」の最終処分場が決まれば、使用済み核燃料は溜まっていかないのでしょうけど、現在、全国津々浦々の原子力発電所の使用済み核燃料貯蔵プールで留め置かれていて、特に関西電力は貯蔵率が80%を超え、福井県から今年末までに中間貯蔵施設の県外計画地点提示を求められています。

そういったことから、おそらく今回の中間貯蔵施設の話は中国電力というよりは関西電力のほうがノリノリ・イケイケなのでしょう。
別のニュースでは今回の中間貯蔵施設は中国電力の使用済み核燃料より関西電力の使用済み核燃料の貯蔵のほうが多くなる可能性について言及されており、上関町の町長もそこには関与する立場ではないとしているそうです。

どちらにしても、山口県上関町は愛媛県伊方町の伊方原発の場所の近くと言えますし、もし周辺を震源とする地震があって大きな被害が出た場合、今回の上関町に中間貯蔵施設ができれば、その懸念が伊方原発だけでなくこの中間貯蔵施設にも向くわけです。
放射性物質が拡散する場合はおそらく風は西から東に吹く可能性が高く、関西に住む僕としても、中間貯蔵施設入る使用済み核燃料が関西電力のものが多くなる可能性も含めて、非常に高い関心を持ってことの成り行きを見なければならないと思っています。

また、忘れてならないのはこれによって上関町にもたらされる交付金についても地方のかかえる数ある問題のひとつとして、よく例えられることかもしれませんが、地方に飢えるだけ飢えさせて毒まんじゅうを食べさせるやり方のような気がしてしまいます。
地方振興策としては別の方法を取ってもらいたいところで、本来であれば国と各地の自治体が一緒に考え解決しないといけないことですが、それも難しく、原子力発電関連施設を誘致する方法は他のところでもニュースになっていて、これが一発逆転的で簡単な解決方法に見えますが、実は根本的解決にならないことは目に見えているはずで「現実を直視して」いないのは町長なのではないか?と思ってしまいます。

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X(エックス)じゃなくて、×(バツ)だったのかな?

2023年08月19日 20時12分12秒 | デジタル・インターネット
非常に気になったので少しだけ。
上記の記事を読んで、「意味がないと言って、ブロック機能をなくすと、X(エックス・旧ツイッター)自体を利用する意味のほうがなくなってしまう。」
と思いました。

X(旧ツイッター)については、利用者数も膨大で使い方も人それぞれです。
自治体などの公共性が高いアカウントや芸能人などの有名人などのアカウントなどで情報を発信する方に重点を置いた使い方であれば、そんなにブロック機能を使う頻度は少ないのかもしれません。しかし、こんな世の中ですのでそれでも必要であったりもします。
ましてや、そのようなアカウント以外のアカウント、特に一般の個人アカウントは、ブロック機能がなくなると、自分の発信するポストの到達先のコントロールができなくなり、すなわちそれは発信自体が気軽にできなくなることを示しており、であればそもそもXの利用価値自体がなくなってしまうことを示しています。

イーロン・マスク氏については以前から、「自分がやることに対しての周りが受ける影響が想像できない人」という印象をもっていて、今回もそれが顕著に出た印象があります。 
そもそも最近、他者への想像(存在も含めて)ができない人が多く、生れ出てから一人で生きてきたと思っているようで、そういう人はときどき自身の親の存在自体も否定することがあるようで、それは=(イコール)自分の存在を否定していることすら気づかない人がいて、さらに言えば、先日世界は自分が生まれてから始まっているというぐらいに思っている人がいて、そういう人は世界の過去の歴史というものがフィクションと思っていて何かの物語とでも思っているようで驚愕するのですが、いったい何がそのようにさせるのでしょう?

さて、話を戻しまして、今回ブロック機能がなくなって、Xが使いにくくなり、Threads(スレッズ)もいまいち使いにくい中で、SNS自体が使いにくくなり使わなくなり、そして、なくなったとしても人間としては生きていけるわけで何ら困ることはないのですし、むしろなくなってもらったほうがブロック機能云々以前に世の中にとって良いことなのかもしれません。

そんな風にまで考えてしまうわけですが、それにしても特にXについては、これまでのイーロン・マスク氏による経営に移ってから、「Twitter」から「X」への名称の変更など、その他いろいろ話題に上ったことでユーザーが振り回されているところを考えると、

「X(エックス)じゃなくて、×(バツ=使えない)だったのかな?」

とも思いました。
僕は個人的にビジュアル系に興味はありませんが、あえて、そして、むしろ、もう「X」とは「X JAPAN」のことと強く認識したい気分です。
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あいみょん 「愛の花」から感じる、愛と死。

2023年08月17日 00時27分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

最近は朝ドラは観ないほう、いや、仕事の関係で観れないのですが、母が観ておりまして、ときどき話は伝え聞いています。

そして、先日何かの拍子で音楽番組だったか、初めて今の朝ドラの主題歌ということであいみょんさんがこの曲を歌っている姿を観ました。
字幕で歌詞も出ていました。

「なんて素晴らしい曲なんだ!」

僕は涙が止まりませんでした。
おそらくここ半年ほどに知った何人かの知人の死を想わずにはいられなかったからでしょう。

人は死ぬのです。
そのことをこの歳ですから十分わかっていたはずなのですが、どうもそうではなかったようです。
僕は長らくの間ショックから立ち直れませんでした。
さすがにそれからしだいに元に戻っていってますが、この曲を聴いてどれだけ癒されたか。

歌詞の内容ばかりではなく、曲調やあいみょんさんの歌い方、声質など、すべてがマッチしている素晴らしさを感じるのです。

お盆でした。
あなたの天の上の人は逢いにいらしてましたか。

憚りながら僕も祈っていました。
言葉足らずになってしまった、あの人へ。

 
 
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台風も戦争もどれだけ自分事として捉えるか。

2023年08月15日 22時21分20秒 | 日記・エッセイ・コラム
大阪では台風はいったん小康状態です。
交通機関も再開したところがあります。

しかしところどころで被害が出ているようです。
我が家も自分の家のものかどうか不明なものが飛んできて屋根に引っかかています。
完全に雨がやんでから状況を確認したいと思っていますが何が何やらわからないので困っています。
どちらにしても明日以降ですね。

台風7号自体は暴風圏がなくなり日本海に抜けていますが、今現在、鳥取市に大雨特別警報が出ていますので、まだ油断はできないですね。

今日はもちろん外へ出ていくこともできずに家にいて、ずっとテレビを観ていたのですが、ずっと台風情報と8月15日ですので戦争関連の番組でした。

どちらの番組も共通して伝えていると感じたのは、「自分事として捉える」ことでした。
台風の被害も初めて被害に遭った人が「(被害が)初めて身近に起こって自分事と認識した」とその体験を電話でマスコミに答えていたり、
また戦争体験を実際に体験をした人から聞いた学生がそれこそ「どれだけ自分事として捉えるかだと思う」とインタビューに感想を答えていました。

どちらも起こったことを伝えることの重要性。
それを伝え聞く・受け取ることの重要性。
些細なことに感じられますが、どちらも重要でやめてはいけない。

伝え聞く・受け取る側が多い僕らの世代ですが、
遠い場所で起きたことなのか。
遠い時代で起きたことなのか。
どちらも、それは自分の身の周りで絶対に起きないことなのか?
そんな想像力を持って伝え聞き受け取りたいです。
そして、やがてそれを自分が若い世代に伝えないといけない。
それが、世界が未来が続いていくということになる。
誰もが責任重大です。

自然災害と戦争では根本的に起きている出来事の意味が違いますが、結局どちらにしても市井の人々は困るのです。

なので、
戦争はしない・させない。
自然災害に常に備える。
そんなことをあらためて思った一日でした。
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大阪的台風情報2023。7号。

2023年08月14日 15時55分00秒 | ニュース
今年もこれを書かなければならない時期がやってきました。

大阪的に見れば、先に6号の影響が懸念されていて、「それたな。」と思っていたら、すでに7号が発生していた、という感じでしょうか。
それと、完全にお盆休みと重なって、お休みの予定も大きく天気に振り回されている方も多いですよね。物価も高くなっている中で余計な出費も重なり、心中お察し申し上げます。
どちらにしてもご無理なさらずご安全に。

それと、お盆休みで普通に家に居らっしゃる方、おうちの備えも明るいうちに。
屋外に置いている物は屋内に入れておくなど、台風の強風で飛んでいき誰かを、誰かのおうちや車などにケガや損傷を与えないようにしましょう。
ほかに、
  • 側溝や排水溝などの掃除。
  • 物干し竿や植木鉢は屋内に。
  • スマホの充電とモバイルバッテリーの準備。
  • 水・食料の備蓄、非常持ち出し袋の確認。
など、明るいうちにご対応を。


さて、台風のほうですが、大阪では明日午後までは警戒が必要です。また雨も多いところでは明後日16日午後まで注意が必要です。
ピークは今夜から明日にかけて。
線状降水帯が発生し、場所によっては平年8月一か月分の雨が一日で降ってしまう可能性があるようです。

ご注意ください。

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◆鉄道運行状況

●JR西日本

●阪急電鉄

●阪神電車
阪神電車(トップに運行情報)

●京阪電鉄

●南海電鉄

●近鉄

◆航空運航状況
JAL 運航情報【公式】(X 旧ツイッター)

ANA運航の見通し情報(X 旧ツイッター)

◆高速道路

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美空ひばり 「一本の鉛筆」 =思い出す音楽 その135=

2023年08月13日 22時01分01秒 | 音楽

公式の動画ではございませんので観れなくなる可能性があります。
しかしながら、今回この動画にしたのは美空ひばりさんがお亡くなりになる前年のいわば魂のこもった歌声での平和への想いを感じていただきたいと思ったからです。


明後日、敗戦記念日・終戦記念日を迎えます。
それに伴い今日は美空ひばりさんの「一本の鉛筆」を取り上げます。
リリースは、1974年10月。シングルでのリリースでした。
1974年に開催された「第1回広島平和音楽祭」に出演するにあたって制作された曲です。B面の「八月五日の夜だった」とともに広島の原爆について描かれた作品であり、ともに作曲:佐藤勝さん、作詞:松山善三さんです。

今回の動画について、YouTubeでいろいろなこの曲の動画を観た(聴いた)のですが、この動画がいちばん美しい歌唱に思えたのです。
そして、Wikipediaを調べたところ、下記の記述がありました。
1988年、ひばりは第15回の「(広島平和)音楽祭」に2度目の出演を果たした。当時、ひばりは大腿骨骨頭壊死と肝硬変で入退院を繰り返しており、歩くのがやっとの状態で段差を1人で上ることさえ困難な状況だった。ひばりは出番以外の時は音楽祭の楽屋に運び込んだベッドで点滴を打っていた。しかし、観客の前では笑顔を絶やさず、ステージを降りた時には「来てよかった」と語ったという[3]。翌年の1989年6月24日、ひばりは死去した。
あらためて動画を観る時、美空ひばりさんの平和への想い、それへの魂の叫びのような、もう言葉では表しにくいものが直接伝わってくるような想いでした。

美空ひばりさんと言えば昭和の名歌手であり、子供の頃の僕の記憶に鮮烈に残る有名人の一人であり、多くの美空ひばりさんの歌が記憶に残っています。
そんな中での名曲・名歌唱のひとつでしょう。

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