junzirogoo!!!

日々勉強。〈COPYRIGHT © 2004-2024 KANGAWA, ALL RIGHTS RESERVED.〉

「君たちはどう生きるか」

2023年07月15日 23時59分59秒 | 映画
 
何気に観てきました。

本当に思いつきでした。
予定が変わって、ネットで上映映画館を調べたらその場で席が予約できて、まだ空いていたので。

で、
何の事前予備知識もなかったので、誰がどの声をやっているのか、さっぱりわからなかったのですが、やはり冒頭から戦争のシーンから始まって、そこは予想通りだったので、もう宮崎駿さんがどのようなことを伝えたいのか、大雑把ながらわかったような気がして、そんな泣くような映画ではないのですが、その想いがガツガツ伝わって冒頭からずっと泣いていました。年甲斐もなく。

いや歳なんて関係ないのかもしれません。
とにかく、あの人もこの人も僕も大嫌いな戦争が、今まことしやかに現実味を帯びてきている日本で、いやウクライナではもう起こっていて、ひとつ間違えれば世界大戦な状況で、ウクライナが負ければ次は日本で戦争が起こるかもしれない、そんな状況で誰もマスコミもそれはまだ言っていなくて、けれどまだ日本人は浮かれていて、でもわかっている人はわかっていて、常識より良識。それを持った者が人の上に立たないと。このまま悪意の世の中が続けば確実に日本は火の海になるのは見える。そうなるのであれば今はまさしく戦前。

そんなある種シリアスな状況を、たっぷりとしたユーモアをこめて描き切る。

82歳でいまだ現役を見せつけた宮崎駿さん。
我々も負けていられない。頑張らないといけない。

いや、それこそ彼の意志(石)を受け継ぐ者はいないのか?
受け継ぐ者は同じ考え方を持った者に限られる。
それが育っていないとも言えるのでしょう。
安心して後進に託せないのかもしれません。
それはますます危機的な状況が深刻化することを指すのかもしれない。
世界の日本の後進すべての者が奮起しなければならない。
自分にも言い聞かせながら。

まさしく「君たちはどう生きるか」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とうとう、

2020年12月01日 23時58分58秒 | 映画

とうとう、のび太まで結婚しちまうのかよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いまさらー、ラストエンペラー。

2020年11月15日 13時05分23秒 | 映画
 
上記、「ラストエンペラー特別版」というのが、来週18日(水)に発売されるようです。
確認したところ、全体の再生時間、なんと、10時間38分!

「そんなん、観る時間あるのか?」

と思ってしまいました。

でも、映画ファンの皆様方は、おそらく観る時間を作られるのだと思います。
今年は新型コロナの影響もあり、なかなか難しかったのかもしれませんが、本当にマメに時間を見つけて映画館へ足を運ばれます。
お休みの日はもちろん、仕事帰りなどは連日で映画館に足を運ばれていることもあるそうです。僕からすると、すごいです。
しかしながら、過去の作品は映画館で観賞することは難しいですし、コロナ禍の巣籠需要で、おうちで映画鑑賞となることもあるでしょう。

さて、話を元に戻しまして、
この「ラストエンペラー特別版」。
30年以上前の作品ですが、「超」がつくほど有名な作品です。
監督が、ベルナルド・ベルトルッチ 。
主演の溥儀役が、ジョン・ローン 。
そして、坂本龍一が音楽担当に参加もしつつ、甘粕正彦役として出演もしていて当時話題でした。

そして、何よりもこの作品を有名にしたのは、アカデミー賞の受賞でしょう。
1987年第60回アカデミー賞の作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞を受賞。
音楽担当だった坂本龍一が日本人初めてのアカデミー賞作曲賞受賞だったため、当時の日本でニュースなどで大きく取り上げられたことも、この映画がヒットした要因のひとつだったでしょう。

また、中国清朝最後の皇帝・溥儀の一生を通じて、背景にある第二次世界大戦中の中国・満州国や日本の歴史上の出来事が具体的にストーリー上に出てくることも日本でヒットした要因でもあると思います。


このような、映画史的にも、社会的にも、歴史を学ぶための参考という意味においても、意義深い作品が30年以上たって、ふたたび発売されます。

確か、当時僕が見た印象では3時間前後で時間を聞くとそれなりに長く感じますが、非常に内容の濃いおもしろい作品なので、あっという間にラストシーンでした。
それぐらい観ることに没頭してしまいます。

今回のこの商品は、説明を読むと、
劇場公開版本編約163分+オリジナル全長版本編約218分+日本語吹替版本編約142分+映像特典約115分

【映像特典】
●メイキング・オブ・ラストエンペラー
●イアン・ブルマインタビュー
●デヴィッド・バーンインタビュー
●オリジナル予告編 ・日本版予告編(ともに劇場公開版用)
●日本語吹替版本編(約142分)
とな!
3つの違うバージョンを3つとも収録しているではないですかっ!!
(wikiを読むと、日本での劇場公開に際してカットされた部分がいくつかあるそうなので、それを知ることも結構重要ですね)
それに【映像特典】も、こういうのに「お約束」な当時の予告編やらメイキングやらあるうえに、今回特別に撮ったのでしょうか?イアン・ブルマさん、デヴィッド・バーンさんのインタビュー!

もともと濃い内容の映画に、さらに内容を濃くしたブルーレイディスクの発売!
30年もたっているのに、結構びっくりな内容だったので記事としてアップいたしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大林宣彦監督のことをネットでしらべていたら。

2020年04月19日 00時30分00秒 | 映画
ネットで大林宣彦監督のことを調べていたら、AKB48のこんなMVが出てきた。

【MV full】 So long ! / AKB48[公式]

最後まで見終わって、口を突いて出てきた言葉が「やっぱ、凄い!」
やはり、持ち続けている表現へのモチベーションの強さやポリシーに普遍性があれば、歳をとっていても若い世代と仕事をして、良いものを作り出せるんだな、と。
ちょっと、意外でした。

それと気になったのがこの本。
 
ネットで少しかいつまんで読んだだけでも、かなり大切な話が書かれていると感じました。
あの話口と同じように優しい語り掛け方で文章が書かれており、戦時中に幼少時代を過ごした人間としての心意気が語られているようでした。これは購入しそうです。(また積読本が増える…)

昨日、テレビで、原田知世さん主演の映画「時をかける少女」が放映されて、先ほど、そのまつわる雑感をアップしましたが、その勢いで続けてこの記事も書いています。

いかに、「金に溺れていない」か?
そんな生き方が大切なような気がします。
こんな時だからこそ。

あらためて、大林監督のご冥福をお祈り申し上げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「時をかける少女」に関する雑感。

2020年04月18日 23時11分19秒 | 映画
今日は4月18日ということで、夕方、テレビでは原田知世さん主演の「時をかける少女」が放映されていたらしい。
(大林宣彦監督への追悼とストーリーの設定が4月18日の「時をかけた」からか)


観ていなかった。
(関西ではやってなかった。)


ちなみに、
僕が原田知世さんを最初に知ったのは、この「時をかける少女」ではなく、確か記憶が正しければ、アニメ映画化された「幻魔大戦」で声優をやっておられた時だったと思う。


映画のパンフレットに載っていた原田さんのショートカットの髪型の写真がメッチャかわいかった。
下の名前「知世」が読めなくて、「ちよ?」とか言っていたら、父が「ともよ、や。」と教えてくれた。
当時、わたくし、小学校5年生(たぶん)
それから、何年間かファンでした。


それからしばらくして、歌手活動をされているのを知って、「ロマンス」というタイトルの曲が良かった。


tomoyo harada 「Romance」



さらにしばらくして、おどろきだったのが「pupa(ピューパ)」。
高橋幸宏さんが中心となって、原田知世さんをボーカルに、高野寛さん、高田漣さん、堀江博久さん、権藤知彦さんで結成されたバンド。


pupa - Anywhere (Live) [2008年11月30日@渋谷CC LEMON HALL]



当時、幸宏さんと知世さんが一緒に何かをやるなんて、昔に想像できなかったから結構おどろいたんです。


現在でもご活躍されていて、その存在感は大きいですが、その礎となったものが「時をかける少女」と考えれば、大林監督の功績は大きいです。坂本龍一さんの大島渚監督みたいな感じでしょうか。
長く実験的作品を制作され、少年のようなみずみずしさを大切にし、明確に平和を希求していたアーティストがまた一人いなくなったわけです。
訃報を聞いた際は、かなりショックでした。


最後になりましたが、大林監督のご冥福をお祈り申し上げます。


関連リンク。--------
「pupa(ピューパ)」高橋幸宏、高野寛、高田漣らに原田知世も。 - junzirogoo!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイケル・ムーア「世界侵略のススメ」感想。

2016年06月08日 13時50分00秒 | 映画
【ネタバレ注意】
めずらしく今年は早くも2本目の映画鑑賞です。
そして、久しぶりのマイケル・ムーアの作品です。



ネットでいろいろなバージョンの予告編が公開されており、観る機会があったのですが、面白そうと思う反面、今回もしかしたらテレビ番組っぽい内容かも?との危惧もありました。

しかし、結論から言うとその危惧はおもいっきり裏切ってくれました。
単純に、そのいろいろなバージョンの予告編をつなげたものでは、ありません!

いちいち深いです。いちいち驚きです。よくもこんな事実をたくさん調べてきたものだと、まずそれだけでも感心。
そして、笑ってしまうもの、呆気にとられるもの、感動してしまうもの、などなど。世界はすごいなぁとあらためて思い知らされます。

例えば、



この動画、フィンランドの教育制度については、僕は「人を育てる。」ということについて普遍的な重要性を若い時から感じ、ことあるごとにこのブログでも強く主張させていただいていますが、ふと気がつけば涙が滲み出ていたぐらいに感動。想いをさらに強くしました。

ほかにもいろいろな「世界のジョーシキ」が映画で披露されます。
そのどれもは大切な理念に基づいてできうる限りその国や自治体や企業が率先して非常に良心的に具体化し実行しているという事実です。
そしてその理念は何から?と、たぐりよせてみると………。

もうこれ以上は書きません。
とにかく映画を観てください。
このブログを読んでいるより、観たほうがいいです^^;


結論の部分で彼はベルリンの壁を引用します。
絶対になくならないと思っていたものが突然なくなる。世の中、先のことなんてわからない。
だからこそ、行動を起こすことが重要だと彼は言います。
そして最後の「落し物係に聞けばよかった。」という言葉は胸にしみいるものがあるし、この言葉に至る結論的物言いは名言・名セリフの感があります。
またこの映画のメッセージ性はほぼアメリカ国民に主に向けられたものであることを認識する時、彼は祖国アメリカがとっても好きなんだなぁ、とも思いました。

今回も全編に渡って彼の全世界民への愛が滲み出ていて観て良かったです^^
また、個人的には日本はアメリカよりヨーロッパの国々をお手本にするべきだと普段から思っていますが(特に社会保障に関連する部分)、そのことについてさらにもう一歩理解を深くすることができたことも良かったと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想田和弘「牡蠣工場」感想。

2016年03月24日 23時41分52秒 | 映画
【ちょっとネタバレ注意!】
非常に遅ればせながら、2月27日、大阪・十三の第七藝術劇場にて公開が始まった、ドキュメンタリー映画監督・想田和弘さんの新作「牡蠣工場」を観てきました。


関連リンク。--------


想田監督については、2年ぐらい前からツイッターなどでその発言の内容を注目していた方のお一人でした。
それも最初は特にフォローしていたわけではなく、僕がフォローしている方が想田監督のツイートをリツイートしていたのがその存在を知るきっかけでした。
その存在を知った後しばらくした頃、以前よりダムタイプ関連で注目している舞台芸術のアーティスト・高嶺格(たかみねただす)さんの「ジャパン・シンドローム~ step3. “球の外側”」を観賞したのですが、その作品に出演されたいたバレエダンサー(でいいのだろうか)・柏木規与子さんがこの舞台の観賞後しばらくしてから、想田監督の奥様であることを知り、驚いていたのでした。
「ジャパン・シンドローム」は東日本大震災とそれに伴った原発事故後の日本と世界をテーマにした社会的訴求が強い作品のシリーズであり、それに参加されていた柏木さんと、ドキュメンタリー映画の監督である想田さんと、ともに社会的なことをテーマに芸術活動をしているご夫妻ということで、「すげぇ!」と思ったのでした。

という経緯で、奥さんの出ている作品を観て、旦那さんの作品を観ない選択肢はない!と思い、ぜひ劇場で新作を観たいと思っていて、今回の機会となったわけです。

想田監督の作品はその手法から「観察映画」と自ら仰っていますが、
これはドキュメンタリーの一つの方法として、台本、ナレーション、字幕、BGMなどを排したものを、自ら「観察映画」として提唱し実践している作品です。
今回の作品は、「選挙」、「精神」、「PEACE」、「演劇1・2」、「選挙2」につづく観察映画第6弾。

前置きが少し長いですが、今回の「牡蠣工場」。
その柏木さんの母親の故郷である岡山県・牛窓にある牡蠣工場が舞台。
岡山県は広島県に次ぐ牡蠣の産地ですが、近年、ほかの地方都市と同じく、少子高齢化、過疎化の問題や第一次産業の後継者の問題、労働者不足の問題、それに伴う移民の問題など。そして、東日本大震災の影響も垣間見え、今の社会の数々の大きな問題が、牡蠣の栄養の豊富さと同じようにこの「牡蠣工場」には含有し訴求されています。

はじまりは猫です。
そして、この猫、途中でちょくちょく出てきて観客をほっこりさせます。
このあたり、今の流行りの猫で今の観客の気持ちをつかむことに成功しているように思いました。

あらすじは今も上映されている劇場もあり、また公式サイトなどで調べていただきたいので、ここでは触れないようにします。
それよりもこれはあくまでも僕の理解の話になりますが、
とかくドキュメンタリーというものはそのシリアスさゆえに一定の観客層が敬遠してしまう傾向があります。
しかし、ドキュメンタリーで扱われる多くのテーマは当然のことながら現実社会で起こっている何かしらの問題を取り上げており、その問題は同じ現実社会に生きる世の中の人々に何らかの形で関係があるはずで、大概の場合、重要であり、多くの人々に考えてもらわないといけない問題であることが多いです。だからこそ、その問題が重要なほど多くの人々に観てもらわなければならないはずです。
この矛盾した状況は、今の日本では慢性的な風潮で、おそらく今後も続きそうなものですが、想田さんの「観察映画」はこの風潮にうまく入り込み、徐々に観客を増やしていこうとしている「努力」が感じられます。それはやがて問題を一緒に考える人を増やし、社会を良くする風潮になるかもしれません。そんな希望を感じました。

はじまりの猫は、想田さんたちが取材のために借りていた家に入り込むのを狙っており、そんな夫妻との「せめぎあい」の場面を時折挟んだり、
その猫に餌をやることに関して夫婦の議論の場面もあったり、
工場の方から逆インタビューを受けている場面や
偶然遭遇した海に落ちてしまったおじさんが救出される!場面も挟んであったり、
最後のほうで工場の方から「撮影中止」を要請される場面では、想田さんがカメラを持つ手が震えていたのか、映像が何分間かブレ続けていた映像をそのまま使っていたり、他にもあったと思いますが、
そういう主題の要素に直接関係ないことや内実はシリアスなのにどこか和かな場面が所々に挟んであることで、今の観客を引き込む、観客の気持ちをつかむ「努力」しているように思われました。
そして、その直接関係ないように見えることも実はまったく関係がないわけではなく主題に何らかの関係があり、逆に予定調和を求めない「観察映画」の主旨にもかなっているようにも思われました。

映画は2時間30分ほどもありましたがグダグダではなく、あまり疲れなかったです。
ただ中途半端なところで終わっていた印象が拭えなくて気になっていたのですが、上演後のトークショーで、実は本編でもあった「撮影中止」を要請された場面の撮影の後日、あらためて「撮影中止」の要請が正式にきたためで、それは撮影の同じ年に起きていた広島の牡蠣工場での中国人労働者による殺人事件の影響もあり牛窓でも神経質にならざるをえなかったこともあったのでしょう、と想田さん。
終わり方も現実に則って行き当たりばったりで予定調和を求めないやり方で「観察映画」を突き通しているんだと理解するに至りました。

このブレないやり方で6作品。
これまでの作品も観てみたいと思うと同時に今後も注目していきたいと思いました!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Merry Christmas Mr. Lawrence」

2011年12月25日 01時39分19秒 | 映画


まぁ、毎年、同じようなことをするけど、結局、これしかないのね、僕には。
クリスマスなんて、人並みの思い出とかない代わりに、この映画なんですよ。

カッコつけてるんじゃなくて、メリークリスマスで、世界平和を願う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「昭和八十四年 1億3千万分の1の覚え書き」感想。

2009年10月19日 01時57分03秒 | 映画
「昭和八十四年 1億3千万分の1の覚え書き」


先週の土曜日。
渋谷・アップリンクというシアターで、先日も「気になる映画」としてエントリーしていた、上記のドキュメンタリー映画を観てきた。


チラシから察するに、おそらくほとんどの映像がインタビューの場面であることは想像できたので、もしかしたら、途中から飽きてくるかもしれないと思ったのだが、まったくそんなことはなかった。
語られている内容が、まさしく「昭和」という時代に翻弄された、ひとりの男の生き様であり、真実であるからだろう。
最初から最後まで、いや、話が進むにつれ、意識がどんどん映像に釘付けになる。
それは、この映画の主人公である、飯田進さんが、「昭和」という時代に翻弄されながらも、されるだけでなく、前向きに、そして精力的に生き続けている点だろう。
その当時に話題となった、様々な社会的問題に対峙させられる運命になりながらも、飯田さんは決して絶望することなく、前向きに対峙していく。しかし、僕は、飯田さんの息子さんが生まれ、そして死んでしまう境遇の真実が語られた時には、さすがに、「そんなこと、あっていいのか!」と思ったし、その息子に対する飯田さんの親としての想いを聞いた時には、涙を我慢できなかった。
それでも、飯田さんは絶望していない。

僕達若い世代は、ときどき先陣の人たちに、「こんな社会を遺しやがって。」と思うことがあるが、このような、前向きで精力的に生きる人生の先輩の存在を知るとき、「まだまだ、この社会は捨てたモンじゃない。」と考えを改めることができるだろう。
そして、その飯田さんが、いま現在も、「昭和」という時代を後生の人たちに伝える作業を続けてくれていることも、有り難いことだし、僕達の若い世代が、それを受け止めて、飯田さんに負けないぐらい前向きに生きることを心に刻まなければならないのではないか、と思うのでした。

非常に見応えのある、良質なドキュメンタリー映画でした。
この文章で、この映画の全貌を紹介なんて、もちろん、できていません。ぜひ、観てください。
今月、23日まで、渋谷・アップリンクで公開中です。

関連リンク。--------

TB。--------
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「昭和八十四年 1億3千万分の1の覚え書き」

2009年10月12日 21時08分56秒 | 映画
気になる映画。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする