じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

どこかで差別する心、たぶん私も

2023-03-07 | 想うこと
Eテレで、
日曜午前8:55~午前9:00の5分間
「no art,no life」という番組があります。

何らかの障害を持っている方のARTを紹介しているのですが、

先日3月5日の番組内で、

ほんとう…そうなんだよなぁ

と思う言葉がありました。

人付き合いが苦手。職を転々…。
知的障害と診断されたのは33歳の時だったという本田正さんの紹介でした。

畑から帰ると創作の時間が始まります。

撮影は、
「ルーティーン」という言葉から発想したオブジェの創作場面でした。
カレーを10個制作で、「ルー ティーン」というシャレで、カレーのオブジェ。

その時の言葉です。

障害ある人のルーティーンだと問題行動と言われ、
「やめろ」「こだわり捨てろ」と言われる。

健常者の人がルーティーンやると、
逆に「こだわりがある」「毎日すごいね」

何が違うのかなぁ~


社会の矛盾を鋭く指摘されています。
それを言った人の「決めつけ」があるんでしょうね。
一種の差別ということになるでしょうか…。

同じことを言っても、言う人によって感じ方が変わってしまう…
ということはよくあることですが、

それと似ているようで、でもなんか違うと思いました。

また、別の番組のことですが、
チャンネルを変えようと思ったら、ピアニストで現在21歳の紀平凱成(カイル)さんという方が出てきて、興味を引かれそのまま見てしまいました。
(番組名忘れました)

(名前を書くために検索してみたら、自閉症と診断されたと出ています)

ピアノの生演奏をしたのですが、
とても表現が素晴らしく、
自作の曲も、独特の雰囲気を醸し出しながらも流れるような旋律で、いつまでも心に残響が残る感じがしました。

演奏の後で、
ひな壇にいた芸能人の方が紀平さんに質問をしたのですが、
「・・・なの?」という感じで丁寧語を使ってなかったのが気になりました。

(ここで例を出して恐縮ですが)
将棋の藤井さんなんかは若干二十歳ですが、
十代の頃からみなさん敬意を払って敬語を使って質問しています。

何が違うのかなぁ~
どちらもスペシャリストなのに。

「no art,no life」のナレーションは内田也哉子さんです。
すごくいいです。
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