じゅんむし日記

心は急いでいる。それなのに、何も思い通りの形にはなっていかない。がまんがまん。とにかく、今できることから始めよう。

クリムト展、素晴らしい

2019-05-03 | アート




東京都美術館で「クリムト展」が開催されています。

やはり何と言っても《ユディトⅠ》でしょう。
その素晴らしさったら!

パンフレットの表紙にも使われているこの作品…

金色の美しさ、
品のある青、
訴えかける目、口許、その表情…

あの瞳の中の、白い絵の具の“点”が1ミリずれていたら…
白い“点”が右目にも入っていたら…
あの表情にはならないのでしょうね。

本で(印刷で)見てもすごいけど、
生で見るとドキッとします。
まるでその中に生命があるような感じです。

危うさを感じながらも、自分の内なるものが刺激され引き込まれます…。


4月29日の16時頃入館しましたが、
割とスムーズだったとは思います。それでもまぁ混んでいましたね。

みなさん前列で観たいので、
スタート地点ではだんご状態になって順番を待っている状態です。

係員の方は「順番に並ぶ決まりはありません」
と言って、先へ先へと進ませようと必死でした。
(そりゃ、効率よく進んでほしいわね)

絵画の前を、だいたい2列から3列くらいで、
ノロノロと人の波に乗って進んでいきましたので、
自分の加減で観ることは不可能でした。

1列目でじっくり止まるわけにはいかないし、
後ろで観ようとすれば(人で隠れて)作品の全部は観ることができないし!

作品にじっくり浸れることができないのは残念でした。

それでも、
良い作品は「おお!」と思いますね。

油絵が多くて見ごたえもありました。

《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》
《女の三世代》

これが東京で観られるんですよ!
海を渡ってきたんだね。(しみじみ)

壁画の複製《ベートーヴェン・フリーズ》も見事です!
(複製って言われなきゃわかんないし^^;)

ブログを書いていたらもう一度観に行きたくなりました。
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