神が宿るところ

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城神山稲荷神社

2015-11-11 22:29:24 | 神社
城神山稲荷神社(じょうしんざんいなりじんじゃ)。
場所:秋田県雄勝郡羽後町足田字城神巡り62。「羽後明成小学校」から東に進み、国道398号線を南へ、約90mのところを左折(東へ)約260mで写真1の石鳥居。そこから北へ、約150m。駐車場有り。
当神社は創建時期等不詳ながら、「足田遺跡」(前項)が「雄勝城」跡であることを前提として、「雄勝城」前面の城輪神であったとする。「日本三代実録」貞観7年の記事に、出羽国の「高泉神」(現・秋田県秋田市の「古四王神社」?)と「城輪神」が従五位下の神階を授与されたことが見える。ただし、この「城輪神」は現・山形県酒田市の「城輪神社」とするのが一般的である。その当否は不明だが、当神社境内を含む「城神廻り遺跡」は平安時代の遺跡で、住居跡、窯跡、井戸跡などが発見され、「神」・「供」などの文字が書かれた墨書土器も出土していることから、古代にも神社があったと推定されているという。


秋田県神社庁のHPから(城神山稲荷神社)

秋田県教育庁のHPから:秋田県遺跡地図情報(城神廻り)


写真1:「城神山稲荷神社」の石鳥居と社号標。


写真2:同上、境内入口の鳥居


写真3:同上、社殿。祭神:豊受姫大神


写真4:同上、境内にある「城神廻り遺跡」の標柱
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